世の中にはいろんな形のギターがあります。
鉄弦を張るアコースティック・ギターで最も一般的な形は、この分野のパイオニアであるアメリカのマーティン社製ドレッドノート(=Dタイプ)のそれだと思います。
この形は多くのメーカーによってコピーされ、また多少アレンジもされ、広まりました。
その中で私が一番好きなのはヤマハのLタイプの形です。マーティンDタイプより曲線を少々強調したその形は、有名なギター・デザイナーであるテリー・中本氏による造型。私にとって完璧とも思える「くびれ」を描いており、更に言ってしまえば「セクシー」でさえあるのです。
以下、ちょっと脱線します。
タケウチ・クミコのエッセイで読んだのですが、女性のウェストのくびれはそのヒトの受精率に大いに関係しているんだそうです。
オランダの人工授精クリニックの統計では、ウェストがくびれている女性、つまりヒップに対してウェストが細い女性ほど妊娠し易いという結果が出ているんですって。その境目がウェストの対ヒップ値70%だそうで、例えばヒップ90センチの女性の場合、ウェストが63センチ未満では受精率が高くなり、逆にそれ以上になると受精率は著しく低下するんだそうです。
中年オヤジはヒップの大きい女性を好む、というのは巷の定説でありますが、性的にも下降期にあたる我々は、より受精能力が高いであろう女性、つまり妊娠しやすい女性に魅力を感じるようになっているのでありましょう。
人間の生理反応というものは、つくづく不思議だと感じます。
さらに発展させて考えると、このような中年オヤジの好みの傾向というものは、そのヒトのギター選びにも影響しているのではないか、と思えます(私だけかもしれませんが)。
前述したように世間で最も普及しているマーティン・Dタイプ(の国産コピー)と、私が大好きなヤマハ・Lタイプのくびれを比較してみると、そのウェストの対ヒップ値はマーティンが69%でヤマハが65%でした。
僅差ではありますがヤマハの方がくびれが強調されており、やはり、と思わせる結果です。
最近の私は同じヤマハのCJ(カントリー・ジャンボ)という、さらにくびれが強調されたケツデッカ・タイプにも強く惹かれるようになっており(ウェスト比60%)、好みの老化は坂を転がるように進行中であると思われる。
ちなみに、以前「ファット・ママ」と呼んだヤイリのバリトンギターはCJと等しいくびれ値でありました。
それなのに、いつぞやは「オバサン体型」なんて言っちゃってスマンスマン。
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ウチなんか8台。多すぎる。
って自分で言うな。