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Weekend Strummer

ウィークエンド・ストラマー。
世間知らずのオジサンが脈絡無く語る、ギター・アフリカ・自閉症。

サッ、サッ、サッ、サイクリング・ブギ♪

2009-11-27 01:30:00 | 自閉症
ラオスの乾季は気持ちの良い季節です。
どこか透明感の増した空気をすぱすぱ吸いながら運動をすると、とても健康的な気分になります。

最近は自転車で移動する機会が増えています。特に休日は娘を荷台に乗せて、散歩や買い物に出かけます。
日本では自転車の二人乗りは禁止されていますが、ラオスでは大丈夫。お咎め無しです。先日購入したタイ製の自転車にも最初からタンデム・ステップが付いていましたし、ありがたいことに荷台もけっこう大きめで頑丈です。
荷台にくくりつけた座布団に娘を座らせ、父ちゃんはエンヤコラとペダルを踏む。
別の自転車で後方を伴走する母ちゃんが娘に注意を向けるというのが我が家のフォーメーション。

こういう機会を増やして娘を自転車の二人乗りに慣れさせ、ゆくゆくはタンデム自転車(二人で漕ぐタイプの自転車)に乗れるようになることを目指します。
将来、天気の良い日に無理のない旅程でサイクリング旅行が出来たら、きっと楽しいことでしょう。

乗り始めた当初は少々不安そうだった娘も最近はすっかり慣れて、さほど早くないスピードでの移動を楽しんでいるようです。
でも、できれば頭を振るのはやめて欲しい。父ちゃんはバランスを崩しそう。
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あどけない君の笑顔に

2009-10-31 16:59:41 | 自閉症
親バカ全開で書いてしまいますが、自閉症児の我が娘は知的に幼いせいかとても可愛い。無邪気な笑顔は100万ドル。彼女に笑顔を向けられると、こちらも無条件で笑顔になってしまう、という凄いスマイルです。

以前、クルマを運転中にスピード違反で白バイに停車を命じられことがありました。
免許証の提示を求める警官の表情は非常に厳しいものでありましたが、助手席の娘のニコニコ顔を見た途端に破顔一笑。なぜかそのまま無罪放免してくれた、というほどの威力を持つ笑顔なのです。

更に機嫌が良いときは頭を振ります。嫌々をするように顔を横に振るのではなく、首を支点にして頭を右に倒し左に倒し、メトロノームが拍子を取るように笑顔でカッチコッチ。
こちらと視線を合わせて無邪気な笑顔で頭を振られると、とても楽しそうで、ついこちらも同じ動作をしてしまいます。ニコニコしながら二人でカッチコッチ。連動する親子メトロノーム。
自宅でやっている分にはかまわないのですが、時に外出先で二人の世界に入り込んでカッチコッチしてしまうことがあり、周りの好奇の視線に気づいた時のバツの悪さ。
赤面する親メトロノーム。
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タイの病院で健康診断

2009-10-11 03:06:47 | 自閉症
家族三人で隣国のタイへ行き、健康診断を受けてきました。
自閉症児の娘はこういうのすごく苦手です。病院が怖いんです。
でもタイの国際病院はすごく明るい雰囲気でした。ロビーの天井が高くて開放感があり、看護婦さんのブルーの制服もどこかの航空会社のキャビン・アテンダントのようで、華やか。
タイの私立病院はサービス面の強化に熱心で、「すごく楽しいところ」だと聞いたことがありましたが、なるほどホントだ。どうも娘はショッピング・モールか何かと勘違いしていたみたいです。楽しそうにスキップしてました。

受付を済ませ、検査室に向かいます。検査室のカーテンが開かれて、内部が見えたとたん、娘の顔色が一変。その表情が「うそ! ここ病院だったの?!」と言っておりました。
にこやかに手招きするのですが、なかなか検査室に入ってくれません。
ようやく覚悟を決めた娘に、これから何をするのか、少しでも理解させるために我々両親が先に立って検査を受けます。それが功を奏したのか、身長・体重の測定は特に問題無し。血圧も測らせてくれました。胸部レントゲン写真も撮りました。でも、息を吸ってーハイ止めて、が理解できないので、きっとかなりブレた写真になっているはずです。

心電図は複雑な装置を怖がって駄目。ベッドに寝てくれません。検眼もできません。
血液検査が難関でした。採血を怖がるんです。正確には注射器を怖がる。
診察台に腕を乗せ、血流を止めるゴムバンドを腕に巻くところまではいいのですが、注射針が自分に近づいてくると怖くなって席を立ってしまう。
病院の担当者は「他のスタッフを呼んで手伝わせましょうか?」と言ってくれましたが、これは「大人数で娘さんを取り押さえて強引に採血しましょうか?」と言う意味なので、お断りしました。
せっかく雰囲気が良い病院なのに、ここで決定的に嫌な経験をさせてしまうと、病院的なものを金輪際拒否するようになってしまうのではないかと思ったんです。
というわけで、健康診断としては穴だらけの結果ですが、ま、今後何回か経験するうちに徐々に慣れるかもしれません。医師や看護師との相性の良さも大いに関係しますしね。

その後、問診を受けたのですが、担当医師に相当な好意を持たれたようです、私。すでに測定済みで、なおかつ測定値は理想的な値なのに再度血圧を測られました。その間、医師は私の二の腕を優しくさすり、膝を私の足の間に差し込み、ちょっとセンセー、そんなに接近しないでください、血圧上がっちゃうじゃないですかー。ってゆうか、あんたオトコだろーっ! 
ホモっぽい男性医師でした。さすがタイ。困惑するオジサン。あとで家内に聞いたら、彼女に対しては非常にそっけない接し方だったらしい。血圧測定もしなかったそうです。やっぱしね。
でも物腰が柔らかく優しく丁寧で、こういうお医者さんの方が患者にとっては親しみやすくていいかも、と思いました。でもオジサンは遠慮する。スマン。

検査が終了し、会計をするため、ロビーで座って待っていたら看護婦さんがコーヒーのカップとポットを載せたワゴンを押しながら近づいてきて、お飲み物はいかがですか? ですって。
本当にキャビン・アテンダントみたい。さすがタイ。
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自閉症児のこだわり

2009-10-06 09:36:44 | 自閉症
老化が進み、老眼鏡なしには細かい文字を読むことができなくなった私は、在宅中は机の上に眼鏡を出しっぱなしにしています。以前に増して使用頻度が高くなっているので、机の上に常時置いておけば、必要な時にすぐに使えて便利なんです。
ところが時々いつもの場所に眼鏡が見つからないことがあります。
おかしいな、ここに置いといたはずなんだけど。無いなぁ、どこに置いたんだろう。
自分が置き忘れそうな他の場所を探しても見当たらない。
絶対にここにしまってはいないはず、と断言できるけど一応確認しとこう、と机の引き出しを開け、眼鏡ケースを見ると、中にありました老眼鏡。

これ、娘の仕業なんです。
彼女にとって、家の中の物はいつも決まった場所にあるべきものなんです。
例えば食卓の椅子はすべてテーブルに向かっていなくてはなりませんし、下駄箱の中の靴はいつも同じ並び方で収納されてなくてはなりません。同様に、不使用時の眼鏡は眼鏡ケースの中に収納されてなければならないもので、出しっぱなしは許せない。他にも、読後に乱雑に積んでおいた雑誌などは、気がつくと角をそろえて積み直してあったりします。
家の中の物の場所については、たぶん彼女なりのルールがあり、しかしそれがどういうルールなのかを理解しない両親が好き勝手に物を置いてゆく。ルールに従って、そっと直して回る娘。

というわけで、色んなものが自分の記憶とは別の場所で見つかる我が家です。
それが娘の整頓癖によるものなのか、それとも私が自分でそこに置き忘れたのか。判断が難しくなりつつあるのは、視力に続いて記憶力の衰えを自覚できる初老の私。
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SF世代のオジサンが望むもの

2009-09-14 09:06:26 | 自閉症
東名高速道路が開通したのは1968年。開通後、ほどなくして「東名高速道路開通後初めての交通事故が発生しました」というニュースがテレビで流れました。
当時小学校2年だった私は、トーメイ高速で事故が起こるのは当然だ、と思っておりました。「透明高速道路」だと思っていたんです。
透明ですから、目には見えない高架道路です。
道路が見えないんじゃ事故も頻発するはずです。
小学校低学年でもそのくらい想像がつきます。
ですが、鉄腕アトムや鉄人28号などのテレビ番組を通じて、幼い頃からSFの世界に親しんでいた私にとって、トーメイ高速といえば当然「透明高速」であり、そこを走る自動車はまるで流星号が空を飛ぶように見えるであろう、カッコいいだろうなぁ、と、当時はまだ小さかったアタマをバカな妄想で膨らませていたのでありました。
後日、トーメイが意味するのは「透明」ではないことを知り、心底ガッカリすることになるのですが。
さて。
SF世代の一人として大いに期待しているのは、ロボット工学の更なる発展です。
そして障害児を持つ父として、特に障害者のサポーターとなるロボットの出現を心待ちにしております。
知的障害者の友となるネズミ型サポートロボット・アルジャーノンとか、開発されたらすごく嬉しい。
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