やっつけ映画批評!

主に映画を
あらすじを1行で!
ネタバレ無しで!
簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

女は二度決断する 60点 2018

2018-12-17 18:33:12 | 映画


#女は二度決断する 2018
60点

エンタメ的法廷劇期待は外れ
あくまで主人公の心の動きを丹念に描く

一見、常軌を逸した行動も女の立場の''やむを得なさ''がわかるのが痛く辛い(親ェ...)

淡々と続く現実に押し潰されまいと下した幾つもの決断は、わかっちゃいるけど、胸を撃たれました

ライフオブザパーティー 45点 2018

2018-12-15 10:39:23 | 映画



娘と同じ大学に通うことにしたお母さん...





デンジャラスバディや
ブライズメイズに出ていた
メリッサマッカーシーが主演です

今回も代わり映えない
セリフ回しによるコメディ役に徹していました

お母さんと娘の
キレの良い世代間ギャップコメディ
または
母の知らない娘の悩み解決モノ
または
母の結婚により失われた青春取り戻しモノ

なんかを期待してたんですけど
どれも特になく

ただ
面白気なセリフの応酬
メリハリ、脈絡のない学校生活
娘含めた友人らとのどんちゃん騒ぎ
頭おかしい、あたおか男子とのイチャイチャ
都合のいい偶然


あまり乗れませんでした

おばあちゃんが勉強たのしい〜
とか言ってなにか気付きかあるのかなと
思いきや
前半に言わせただけで
特に勉強する描写もないし


さすがにやりすぎの
即逮捕レベルの
器物破損シークエンスは現実味が無くて
興ざめだし


困ったらパーティーっていうワンパターン展開にも飽き飽きしていました



全体を通じても
セリフに依存した狙った笑いが多くて
しかもどれもあまり面白くない
むしろすべってる印象すら覚えました



どっかで見たことあるオチにも
心底がっかり

スルー推奨のおばさんコメディ映画でした

ウインドリバー 75点 2018

2018-12-14 01:15:00 | 映画



極寒の地ウインドリバーで起きた殺人事件を捜査するFBIのエリザベスオルセン...




ボーダーラインの脚本家
テイラーシェリダンが監督脚本をつとめます


極寒の地で起きた殺人事件を入口に

閉塞的なその地で暮らす人々の
閉塞的な人間関係、生活を
浮かび上がらせるのが
非常に美味かったです

主演のジェレミーレナーは
言葉数少なめながら
時にユーモアな
時にシリアスな
セリフ運びが良かったです

彼演じる雪国のハンターのディテールも
よくて

こう、
懐中電灯で洞窟照らしたり
けもの道探ったり
暖炉の温かさ確かめたり
スノーモービルのこなれた乗り方だったりと

とにかく色々と細部まで
こだわられていました


相棒になる
綺麗すぎるFBI捜査官
エリザベスオルセンも

一見、観客にも合理的に見える捜査が
非人間的だったり
めちゃくちゃ危険だったりするあたり

街を知らない
何も知らない
観客と同様の立場だからこそ

毎度毎度ひやひやさせられました



そんで
アクションも色々フレッシュで

催涙スプレーあびたあとの戦闘だったり

なんと言っても
中盤のドアのノックからはじまる
あのシーン!

あのシーンからはじまる
一連の流れにおける
緊張感はすさまじいものアクションも
良かったですし



被害者がどんな想いで最後を迎えたのか
そして
残された家族はどう悲しみと向き合うのか
という懐の深さ

さらには
映画の外に横たわる原住民差別にも
触れられる社会性と


地味ですが
地に足ついた秀作サスペンス映画でした〜

blank13 65点 2018

2018-12-11 00:24:55 | 映画



13年間失踪していた父の葬式に集まった
斎藤工と高橋一生と松岡茉優...





昼顔のクソうらやましい男こと
斎藤工が長編初監督をつとめます

色々と難点もありましたが、

とても丁寧に作られているなという
印象を受けました


父の失踪する前の生活を
説明セリフに頼ることなく

(ちょっとコテコテ、ベタすぎもしましたが)

タバコなどの小道具や何気ないセリフで
的確に
映画的に観客に伝えるのは
とても、好感を覚えました


過去の回想に入る時の
黄色いチャカチャカが少し
やりすぎ感もありましたけれど、ね



動きのない静かな画面も
役者の演技を信じて託している
の良かったですし

盛り上げ過ぎない地味な音楽
金子ノブアキ担当の、
音楽も映画に馴染んでいて良かったです



ただやっぱり
展開力不足は否めなくて
中盤のあの展開は

大して笑えるわけでもなく、
正直退屈でした


もっとふざけてよかったですし
盛り上げて欲しかった気もします


ただ、
色々と不満もありましたが
エンドクレジットに流れるあの曲で
この映画の勝ちです。はい
やられました

音楽の力もですし
歌詞の力もですし

そんでなんと言っても
映画の中に散りばめられたヒント

人間の行間を読む力によって


なんかいい映画見たなと、
なってしまいました

70分という上映時間
でさくっと見れるいい映画でした


恋は雨上がりのように 60点 2018

2018-12-05 00:14:40 | 映画


恋は雨上がりのように 2018
60点



小松菜奈がファミレス店長大泉洋に恋をする...。




まゆづきじゅんの同名漫画が原作です

監督はジャッジ、帝一の國の
ながいあきらさんです


ポルカドットスティングレイの
テレキャスターストライプにのせた
切れ味のいいオープニングシークエンスは
疾走感が気持ちよく期待もしましたが

この内容で1時間52分というのは
やっぱり長くて

小松菜奈の
薄手のパジャマ姿、
ファミレス店員姿、制服姿
そしてダサい私服姿が見れる

アイドル映画の枠を
正直、出てないよなというのが
感想です


ファミレスバイトディテールが
無駄に多いのに、店長の激務感はなかったり
(僕、むかしガストで働いてましたので)

逆に
陸上部ディテールは薄すぎたり
(才能だけで走ってる感じとかなんだかなあですし)

家庭の経済状況、
生活感もよくわからなかったり

と結構、首を傾げる所は多かったです



それでも
小松菜奈の
奥行きのある
かげりのある美少女っぷりは
存分に活きていて

尊さに溢れて潤いますし
あざとさも感じながら
衣装チェンジには萌えてしまいました

そんで
そんな小松菜奈の恋心をどう扱っていいのか
わからない
性欲どこいった大泉洋の
ひたむきに困っちゃう感じも
良いんですけど


同じシーンを工夫なく2回見せちゃったり
リハビリのしんどさ省略したり
登場人物達の消化不良感あったりと


色々と難癖もつけたくなる
小松菜奈アイドル映画でした〜