やっつけ映画批評!

主に映画を
あらすじを1行で!
ネタバレ無しで!
簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

blank13 65点 2018

2018-12-11 00:24:55 | 映画



13年間失踪していた父の葬式に集まった
斎藤工と高橋一生と松岡茉優...





昼顔のクソうらやましい男こと
斎藤工が長編初監督をつとめます

色々と難点もありましたが、

とても丁寧に作られているなという
印象を受けました


父の失踪する前の生活を
説明セリフに頼ることなく

(ちょっとコテコテ、ベタすぎもしましたが)

タバコなどの小道具や何気ないセリフで
的確に
映画的に観客に伝えるのは
とても、好感を覚えました


過去の回想に入る時の
黄色いチャカチャカが少し
やりすぎ感もありましたけれど、ね



動きのない静かな画面も
役者の演技を信じて託している
の良かったですし

盛り上げ過ぎない地味な音楽
金子ノブアキ担当の、
音楽も映画に馴染んでいて良かったです



ただやっぱり
展開力不足は否めなくて
中盤のあの展開は

大して笑えるわけでもなく、
正直退屈でした


もっとふざけてよかったですし
盛り上げて欲しかった気もします


ただ、
色々と不満もありましたが
エンドクレジットに流れるあの曲で
この映画の勝ちです。はい
やられました

音楽の力もですし
歌詞の力もですし

そんでなんと言っても
映画の中に散りばめられたヒント

人間の行間を読む力によって


なんかいい映画見たなと、
なってしまいました

70分という上映時間
でさくっと見れるいい映画でした