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僕たちは希望という名の列車に乗った 2019
80点
1956年、ソ連の息がかかった
社会主義国の東ドイツの高校生たちが
ある目的のために黙祷をする...
1961年にベルリンの壁が出来ますが
その前の
社会主義の東ドイツ
資本主義の西ドイツの行き来が
わりと自由だった時代の話です
なんですが
そのわりと自由な
資本主義の縛られない自由な価値観を
感じてしまったがために
起こる些細な、けれど重大な出来事が
高校生たちに襲いかかる
高校の進学クラスで
2分間黙祷をしただけで
国家から目をつけられてしまう
親も過去も未来も巻き込んで
どえらいことになっちゃうストーリーは
タイトルから受ける堅苦しさとさ無縁で
社会主義国ならではの
出る杭はとことん打たれる感
国家権力には逆らえない感
未来は国の敷いたレールを走るだけ感
をベースとした緊張感
凄まじいものがありました
そんでこの映画
一貫して、
自分の選んだ選択肢を正解にしようとする
若者の力
VS
選ぶことをさせない大人たち、すなわち国家
という
選択肢を提示し続ける映画のようにも
感じました
「人生の選択に間違いはない。
ただ選んだ選択肢を正解にする努力をすればいい。」
みたいな言葉を
僕自身、座右の銘というか
指針にしているので
劇中で彼らが
自分の選んだ行動をなんとか正解にしようと
もがくのはとても響くものがありました
1953年 東ベルリン暴動
1956年 ハンガリー動乱
と
当時の社会情勢についての
予備知識も事前に知っていると
より楽しめるので
少し調べてみてからみてください
何かを選ぶことの
責任と決断
そして
自分の手で未来を作ろうとする
若者のエネルギーに溢れる
サスペンス映画でした〜