人は踏みつけ通り過ぎるけど
信じようと信じまいと
ある事が語られていた
風は強く吹き荒び
掃き溜めに彼を運んだ
蹲って小さくなったら
そう 忘れてくれた
こんな事を呟いた
・・・・ワーテルローの戦いの時
嬰児まで殺めた
続く声
・・・・わ わからなくなった
それからは付録なのさ
純日本を知っていますか
いにしえの貧しかった頃をです
人は今日という日をありがたみ
ただ 明日を信じていたのです
曙と山野の国
草木と語らい 心を重ねました
うっとりとした空気の中で
言葉は生まれ 育ちました
あざやかな移り変わり
例えようのない形容
故に沈黙に
綺麗な我が祖国
大切に大切に守ろうと
守ろうとするのです
別れの曲は流れる
空は涙を零す
すべては止まって名残りを惜しむ
時は空白になる
一人の女性
コンスタンツェは駆け出す
彼女は人で無くなる
追いかける 魂を
風は旋律を運ぶ
大気は振動する
木の葉は後を
刹那を繋ぐもの
音と光の饗宴
ともに 消えようと
ネリーは可憐な少女でした
夢見る目を持った
それはそれは愛おしく
健気な光でした
ネリーの最期の言葉を
あなたは知っていますか
小さな声で言ったのです
繰り返し 言ったのです
汚れないままの魂は
すぐにでも登ろうとするのです
光の楽園へ
雪の中の一つの影
そして向かうネリー
静かにと それは
喜びだ
さあ みんな集まれ
手を叩け
輪を作って踊るんだ
ヴァイオリンよ響け
この喜びを伝えよ
涙だ
みんな嬉しくて泣いている
時は加速した
我らの勝利だ
ようやくに ようやく
私は描く
母なる大地 ロシアよ
ああ ウラーの声が・・・・