Don't Let Me Down

日々の雑感、引用。
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バベル

2011-08-12 14:08:41 | 日記


<黙殺された野村総研の“TV消せばエアコンの1.7倍節電”報告>
2011年08月10日16時00分 提供:NEWSポストセブン

「こまめに電灯を消そう」「エアコンの設定温度を28度に」――テレビのワイドショーでは、様々な節電方法が連日紹介されている。その一方で、黙殺され続けている一番効果的な節電方法がある。

 それはズバリ「テレビを消すこと」だ。

 興味深いデータがある。野村総合研究所が4月15日に発表した『家庭における節電対策の推進』なるレポート。注目したいのは「主な節電対策を講じた場合の1軒あたりの期待節電量」という試算だ。

 これによれば、エアコン1台を止めることで期待できる節電効果(1時間あたりの消費電力)は130ワット。一方、液晶テレビを1台消すと220ワットとなる。

 単純に比較しても、テレビを消す節電効果は、エアコンの約1.7倍にもなるということだ。

 この夏、エアコンを使わずに熱中症で亡くなる人が続出している。にもかかわらず「テレビを消す」という選択肢を国民に知らせないテレビ局は社会の公器といえるのか。

 自分たちにとって「不都合な真実」を隠しつつ、今日もテレビはつまらない番組を垂れ流し続けている。

※週刊ポスト2011年8月19・26日号








普通の人たち

2011-08-12 09:23:58 | 日記


<英国の暴動 首相、軍投入の可能性に言及>
日テレNEWS 2011年8月12日 7:59

 イギリスでは、先週末から続く暴動に対し、キャメロン首相が11日、軍部隊を投入する可能性に言及した。徹底的に抑え込む方針を示している。

 イギリス警察は、11日朝から監視カメラの映像などを基に各地で家宅捜索を行い、容疑者の検挙に力を入れている。また、キャメロン首相は11日、軍の投入もありうると暴徒らをけん制した。

 一方、メディアは「普通の人たち」が暴徒になっていると報じている。拘束された中には、11歳の少年、裕福な家庭の娘、小学校の用務員として勤める大人も含まれていて、今回の暴動はイギリスの社会全体が病んでいることをあぶりだしたと指摘している。また、メディアはその背景に「政府の進める大幅な予算カットにより、社会の崩壊が深まっている」と分析、「キャメロン首相にとって最大の試練」などと報じている。



<取り締まり強化へ―英首相が暴動防止策を検討>
ウォール・ストリート・ジャーナル 2011年 8月 12日 8:21 JST

【ロンドン】キャメロン英首相は11日緊急招集した下院で、今週ロンドンをはじめ英国の諸都市で発生した暴動・略奪を繰り返させないため、警察による群衆制御方法、ギャング(街のならず者集団)取り締まり方法、ソーシャルメディア規制に関して一連の対策を検討していることを明らかにした。

 ロンドンで6日、騒ぎが始まったあと過去数日間、英国の他の都市にも暴動が波及したが、この日は初めて比較的平穏だった。これまで全国で1200人の身柄が拘束されており、今回の暴動が既に足取りの弱い景気に打撃になるのではないかとの懸念されており、来年ロンドン・オリンピックを開催する主催国としての評判が損なわれるとの議論も出ている。

 また、野党・労働党のミリバンド党首は、膨大な財政赤字削減のため向こう5年間にわたって警察予算をカットしたキャメロン政権を批判した。
 これに対しキャメロン首相は、今回の暴動の原因は経済鈍化、政府支出削減、警察のまずい取り締まり手法にあるのではなく、混乱の機会に乗じた犯罪者にあるとの見方を繰り返した。同首相は「これは貧困をめぐる問題ではなく、カルチャー(社会の風潮)をめぐる問題だ」と述べ、「暴力を賛美し、権威に対する侮蔑姿勢を示し、権利についてはあれこれ主張するが、責任については何も言わないような現在のカルチャーだ」と批判した。

 そして同首相はこうした問題を一気に解決する妙案はないとしながらも、学校でのしつけ教育、社会手当制度、崩壊家庭に対する対策を検討すべきだと語った。

 また、より緊急の対策としては、街のならず者集団のメンバーに対するギャング・インジャンクション(ギャング行為差し止め命令)の積極活用などを挙げた。この差し止め命令は英国で今年1月に導入された措置で、ギャングのメンバーに対し一定の禁止措置を課すことができる。例えば、一定の地域への立ち入り禁止や、公衆の中でギャングと分かる色彩の服装の着用禁止などが盛り込まれている。以前は犬を攻撃用のいわば武器として活用する場合があったため、犬を連れて公衆の場に立ち入ることも禁止できる。
 この差し止め命令は現在、成人にのみ適用されている。しかしキャメロン首相は、政府はこれを未成人にも適用を拡大する計画だと述べた。

 さらに同首相は、「ソーシャルメディアが暴力の際に使われている場合には、これを阻止する必要がある」と述べた。警察当局は、簡易ブログ「ツィッター」などのソーシャルメディアサイト上で、あるいは多機能携帯端末「ブラックベリー」のメッセージ機能などを通じて暴力行為の一部が組織されていると述べていた。 記者: Alistair MacDonald



<英アマゾンで金属バットの売れ行き激増、暴動背景に>
CNN 2011.08.11 Thu posted at: 17:41 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 英国各都市で発生する暴動事件に関連し地元紙ガーディアンは11日までに、インターネット通販大手のアマゾンでアルミニウム製の野球バット、警官の警棒やほかの武器類の売れ行きが飛躍的に伸びたと伝えた。

暴動は4日以降、各都市に波及したが、同紙によると、英国のアマゾンのスポーツ・レジャー部門で1日での販売増加幅が大きい品目の上位5位は9日正午には野球バットや憲兵隊が用いる伸び縮みが可能な警棒がすべて占めた。特にバットの売れ行きは24時間で6541%増を記録した。

ただ、アマゾンは警棒を販売リストから外したとみられ、現在はクリックしてもエラーページにつながるという。アマゾンはコメントを出していない。

英国のアマゾン利用者は野球バットの使い具合について、暴動に絡めたブラックユーモアをにじませた感想も投稿し、重さも理想的で店を守るいかなる経営者にも最適の品などと指摘。「簡単な一振りだけで、狙った略奪者のひざ頭、頭蓋骨(ずがいこつ)やほかのいかなる骨も砕くことが出来る」などと続けている。