気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

全日本女子FS&MOI

2008-12-31 19:42:55 | フィギュアスケート大会
今更ですが、テレビ観戦の感想を簡単に。

【女子FS】
鈴木明子ちゃん、リンクに出てきたときからいい表情をしていました。やる気と集中力がバランスよく合わさったいい演技で、次々とジャンプを跳んでいき、成功する度に笑顔がこぼれました。2A-3Tのセカンドジャンプと3Sがダウングレードされてしまったのは残念です。
何よりも表現力の凄さに圧倒されました。普段の彼女はほんわかした雰囲気の普通の女性。それなのにこのプログラムを演じているときの彼女はなんて色っぽいのでしょう。スパイラルで自分の体をすっと撫でただけで強烈な色気が出てきます。誘惑する大人の女性を演じた彼女には女の私でさえ惑わされてしまいました。そしてストレートライン前の滑る喜びの溢れた笑顔と観客からの大きな歓声。テレビで観ても本当に感動的な演技で、観客のスタオベがすごかったですね。

村主さんも集中していい演技をしていました。でも小さなミスがところどころ目立ったような。真央ちゃんを抜かしてFS1位というのは少々納得がいかない思いです。でもこの2年の彼女と比べるとよくここまで立て直すことができました。モロさん、コーチ業はがんばっているようですね。でも美姫ちゃんに付きっきりで村主さんのキスクラに現れないモロさんって・・・

友加里ちゃん、SP1位が大きすぎていつもなら集中しきった演技を見せてくれる彼女なのに、3Aを回避したにも関わらずミスが目立ってしまいました。最後まで笑顔の素敵なジゼルでしたが、この成績。コメント欄に何度か書きましたが、彼女が世界選手権はともかく四大陸にも行けないのは、本当に悲しく納得がいきません。

武田奈也ちゃん、怪我しているにも関わらず、SPに続き落ち着いたいい演技。体調を考えて演技構成は低めに抑えたそうですが、笑顔で本当に今彼女にできる精一杯を出し切りました。

美姫ちゃん、6分間練習で村主さんと接触して足を痛めての演技で転倒したりミスがあったりで実力を出し切れませんでした。それでも総合で3位を保ったのはさすがです。ダウングレードがループに集中しています。ループってそれだけ回転不足を取られやすいジャンプなのでしょうか。しかし、リンクサイドの熱すぎるモロさん、村主さんへの態度と余りにも差があるのでは・・・

真央ちゃん、今回は3Aを2本だけでなく、3-3も入れてきましたね。確かに素人目にも回転が怪しいかなと思うジャンプもありましたが、まさかその高難易度ジャンプ全てがダウングレードされているとは。(泣)国内選手権だから甘めの採点なのかと思っていたらそういうわけでもないんですね。サルコウはパンクしたものの、ここまでの演技をしてまさかFS2位だなんて。
彼女はアスリートとして、他の選手(国内だけでなく海外でも)とは別格だと思います。インタビューもアスリート!という感じでかっこよかった~。真央ちゃん、これにめげず攻め続けるのよ!怪我だけは気を付けてね。(祈)

女子         合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 浅田真央  182.45 65.30(2) 117.15(2)
2位 村主章枝  178.59 57.32(5) 121.27(1)
3位 安藤美姫  174.09 65.02(3) 109.07(4)
4位 鈴木明子  173.98 57.02(6) 116.96(3)
5位 中野友加里 172.60 67.26(1) 105.34(6)

公式リザルト

表彰式後の選手の派遣のときのあいさつ、小塚君からは、今の日本の男子シングルは自分が背負うという自負と責任感のオーラが強く立ち上っていたように思います。

【MOI】
美姫ちゃんのボレロ、何度見てもいいなぁ~、素敵だなぁ~と見とれました。ジャンプなしだったことに演技後のインタで気付いたぐらいです。(汗)謝らなくてもいいのに。こんなところが美姫ちゃんのよさであり、不器用さであり・・・まぁなんだか目が離せない感じがする子です。

ランビエール、このナハーロさん振付の「ブエノスアイレスの秋」は今季のFSをショー用に作り直したものなのでしょうね。彼の競技用のプロをショーで見せてもらえたらと思っていましたが、実現して嬉しいです。ジャンプも3回転をきちんきちんと跳んでいて、一時期よりかなり怪我もよくなったのでしょうね。
しかし、衣装がイマイチだわ。彼は身体の線がセクシーで美しいから、それを活かせる衣装にしてほしいと思いました。

今年の1月に始めたこのブログを、ここまで続けることができました。これも読んでくださった皆様、そしてコメントしてくださった皆様のお陰です。よいしょではなく、心からそう思っています。どうもありがとうございました!
年末年始のお忙しい時期、体調など崩されないように元気でお過ごしください。そしてまた来年、フィギュアスケートや大ちゃんの話にお付き合いくださると幸いです。
皆様、よいお年をお迎えください!
そして来年、再来年が大輔君にとって最高の年になりますように!!!

全日本レポ 26日男子FS

2008-12-31 01:52:13 | フィギュアスケート大会
昨年の全日本2日目は女子が終わったら帰っていく人が多かったのですが、今回はそれほどでもありませんでした。男子を見てくれる人が多いのは嬉しいことです。第3グループ前の整氷時間、お花を買いに行ったら田村岳斗さんを見掛けました。宮本さんといい、この日は大人のイケメンさんをロビーで見掛ける率が高く、眼福でした。(笑)

中村健人君、全日本Jr.では高くてきれいだった3Aをこの試合ではパンクさせてしまいました。残念!他もミスが多かったです。でも高2と思えない表現力があります。この年齢で不思議なねっとりさ加減。(笑)今後の活躍を期待します。

中庭君、昨季とは衣装を変えての「ブレイブハート」。4Tが3Tになりしかも予定になかったコンボにしてしまったようですが、前半は調子がよく、3Aも2本跳びました。1つ目はきれい。2つ目は着氷が乱れてお手つきになるも必死に1Tを付けました。コンボにしないとシークエンス扱いとなり0.8倍になってしまいますものね。よくがんばりました。その後も少しずつミスが目立ちましたが、「ブレイブハート」の世界観をじっくりと見せてくれました。
プレゼントをいくつも自分で拾って、リンクに一礼しての退場。悟ったような淡々とした雰囲気で、昨年の全日本とはかなり違った印象を受けた中庭君でした。

最終グループの6分間練習で、織田君が4-3を跳んでいました。小塚君は4回転に挑戦していなかったような気がしますが、私が見逃しただけなのかもしれません。

町田君は最初の3Aはきれいでしたが、次の3Aはコンボにできませんでした。他にもミスが多くて、前日の溌剌とした雰囲気はありませんでした。でも後半必死さが伝わってきました。

織田君は最初の4回転は転倒したものの、その後のジャンプは失敗する気が全くしないほど安定していました。以前よりジャンプの軸が細くなり、以前から持っていた着氷のうまさに加えて、ジャンプは格段に進歩したと思います。モロ風味の体の使い方もうまくなったでしょうか。
でも彼の演技は心に響いてきません。これだけまとめた演技をしてもスタオベや歓声が小塚君のときよりも少なく、恐らく立ったのは彼のファンだけという事実がそれを物語ってないでしょうか。
157.25の高得点に加えて、前日のSPでの9.05差。一抹の希望に賭けていた小塚君の優勝はこの時点できっぱりとあきらめました。でも覚悟はしていたので、残りの選手の演技を楽しむだけです。

南里君のアランフェス、これも心にじわりと来るプログラムです。私は昨年は彼の表現を何とも思っていなかったのです。でも今年は格段に表現がうまくなりました。パンクもありましたが3Aを2つ成功させてFS3位、総合4位に入ったのはベテラン選手の意地ですね。

村上君、4回転に挑戦しました!挑戦してほしいなと思いつつ、挑戦しないだろうと思っていたので、失敗はしたけれど感激して励ましの拍手を精一杯送りました。こういうチャレンジって大好きなんですよ。同じ気持ちの人は多かったとみえ、励ましの拍手が暖かかったです。村上君はそれまで特に応援していたわけではないのですが、この日は熱心に応援しました。
でもJGPSでも崩れたので悪い予感はしてたのですが、当たってしまいました。次の3Aでも転倒でまた励ましの拍手。その後も崩れてステップでも転倒してしまいました。

次の無良君も得意の3Aを2本失敗して崩れてしまいました。1つ目は転倒、2つ目はパンクしたので、トレードマークの3Aなしかと思ったら、見事に3A-2Tを跳んでくれました。
テレビ放送を見たら、リンクに出てきたときから男の顔をしていますね。高3ってこんなに男っぽいかしらと思いました。演技中の色気も出始めているように思います。

最終滑走は小塚君というドラマティックな滑走順です。コンピューターの不具合によってスタート位置に着いたのにやり直し。逆転は無理。でもせめてFSで1位になってほしいと思いました。
そして彼にお花を投げなきゃという緊張感。NHK杯のジョニーと同じく、小塚君は彼のファンだけでなく大ちゃんファンの(怨?)念をも背負って戦ってくれたのです。ずいぶん重かったに違いありません。それでささやかだけど感謝とお詫びの気持ちを込めて、彼の好きな赤い色の花を投げたいと思いました。
ただ問題は前日は1列目だったけれど、この日はS席でしかも両側にお客さんが複数座っていて、演技直後に通してもらうのを躊躇してしまうこと。でも2列あるS席の後列だったので、後ろのフェンスから抜けることにしました。でもなんだか緊張してしまいます。
小塚君の演技そのものとその後に待っているお花投げ、この2つで妙に緊張してどきどきしながら演技を見てしまいました。

奇跡が起こってくれるかもと期待したけれど、4回転は転倒。でもその後のジャンプは1つ1つ確実に決めていって、ただ後半のアクセルのパンクには思わずため息が出ました。でもスピンやステップ、1つ1つの仕草にも気持ちのこもったいい演技で、感動で胸が一杯になりました。
花を投げに行ったときには気分はすっかりジュリエット!(爆)彼の美しく端正なスケートに恋してしまったようです。
あ~、大ちゃんファンの皆様の冷たい視線が痛い!(笑)でも本命君の演技はしばらく見られないし、全日本に行く前は男子シングルを見るのが辛いなと思っていたほどなので、今シーズンの楽しみができてよかったです。NHK杯のときと違って、結果が出たあと落ち込まなくて済んだのは、小塚君のお陰です。

ところで、アクセルがパンクしてしまったにも関わらず、織田君のときよりもずっとスタオベが多かったんですね。私は自分が花を投げた後そのまま立って拍手を送っていたので、周りを見る余裕がなく気付きませんでした。友人に指摘され、その後テレビで確認しました。
会場には小塚君ファンや大ちゃんファンはそれほど多くなかったはず。女子ファンなど一般のフィギュアファンが主流だったのではないでしょうか。それだけ多くの人の心に届いた演技だったのですね。
この演技を振り返り、sportsnaviのコメントで、ジュリエットが「くるっと360度回ってしまって、振り向いてもらえなかった」と彼は語っていますが、観客というジュリエットには振り向いてもらえたのではないでしょうか。

ただね~、今日帰省した妹に小塚君の話をしたところ、昨年の全日本後には彼の名前も知らなかった妹も小塚君をしっかりと覚えてくれていました。全日本は観なかったけれどGPFは観たようです。でも演技はそんなによく思わなかったって。
小塚君のスケートのよさは、あのスケーティングあってこそ。スケーティングのよさは表現やジャンプやスピンと較べてテレビでは伝わりにくいです。もちろん彼はジャンプ、スピン、ステップ、どのエレメンツも得意ですが、よく言われるように演技全体が玄人好みで渋いというか、派手さや華やかさが足りません。
ライトなフィギュアファンや妹のようにたまにしかフィギュアを見ない人にも、テレビを通しても伝わるほどの表現力を身に付けることが彼の課題でしょうか。

夜も遅くやはり結果に少々がっかりしていたので、表彰式は見ずに帰りました。

男子FS      TSS=TES+PCS-Ded.
1位 織田信成 157.25=80.05+78.20-1.00
2位 小塚崇彦 148.54=73.74+75.80-1.00
3位 南里康晴 128.54=64.24+64.30
4位 無良崇人 124.98=60.48+65.50-1.00
5位 羽生結弦 117.15=59.85+58.30-1.00

男子       合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 織田信成 243.70 86.45(1) 157.25(1)
2位 小塚崇彦 225.94 77.40(2) 148.54(2)
3位 無良崇人 200.48 75.50(3) 124.98(4)
4位 南里康晴 197.69 69.15(6) 128.54(3)
5位 村上大介 187.50 71.30(4) 116.20(7)

公式リザルト

全日本レポ 26日女子SP他

2008-12-30 23:55:16 | フィギュアスケート大会
寒くなるとの天気予報は当たり、この日は雪でした。でもちらほらで少し積もっているだけ。うっすら雪化粧の遠くの山々がきれいでした。
午前中、駅前のデパートで鈴木明子ちゃんとすれ違いました。会場内で選手や関係者とすれ違うのはすっかり慣れましたが、街中というのは初めてなのでもうびっくり。しかも女子選手の中では一番といってもいいぐらい応援している明子ちゃんだったので、硬直してしまいました。
明子ちゃん、顔小さくて、体細くてかわいかった~。一緒にいた友人がウエストが細くてびっくりしたと言っていました。
(ところで彼女の公式サイトに、今日付けで全日本の演技について彼女からのメッセージが届いています。読んでいて思わずうるっときました。ぜひ読んでみてください。)

会場に入ると、チュッキョフィギュアでおなじみの中京テレビの本田恵美アナウンサーが。小塚君と一緒に映るとそれほど変わらなく見えたので、もっと大柄な人かと思っていましたが意外と小柄でした。でも私よりは大きく160センチぐらいでしょうか?
この日の席はS席、でも会場が小さいので十分よく見えます。

まずはアイスダンスODでリード姉弟から。Money MonyeはNHK杯のときもそうでしたが、振付以前に私は音楽が受け付けません。でも2人は伸び伸びと滑っていて、NHK杯のときよりもいい演技だったと思います。
次は杉木奈々&水谷太洋組。太洋君がツイズルでつまずいたりと失敗が目立ち、前日のCDで絵己ちゃん達の上を行っていたのに逆転されてしまいました。(FDでは逆転し、総合で2位でした。)
平井絵己&湯澤綾人組はコーチが有川梨絵さん、振付が宮本賢二さんという元アイスダンスカップルの力が終結したかのようなチームです。ODのCheek to Cheekは正統派のかわいらしい振付で、ほんわりとした雰囲気の2人によく合っていました。元アイスダンサーの宮本さんがアイスダンスの振付もやるといいなぁと思っていたので、こんなに早くそれが実現して感激です。

次はシンクロSPで、こちらも昨年の2組から3組に増えていました。
整氷時間、ロビーで宮本さんを見掛けました。阿部奈々美さんとごあいさつしていました。

淀粧也香ちゃんは宮本さん振付の「ピアノレッスン(The Piano)」。このプログラムを観るのは3回目でしたが、これまでよりずっと表現力が上がり、脚を斜めに出すシットスピンがとてもきれいでした。

村主さんはここまでの選手の中ではスピードがありました。ミスが多く転倒もありましたが体が大きく使えています。声援や花の投げ込みも多く、古くからのファンがやはり多いですね。

鈴木真梨ちゃん、全日本Jr.のときは注目して見ていなかったので、世界Jr.代表の彼女をこの日はしっかりと見ていました。「白鳥の湖」をドラマティックに演じ、表現うまいですね。スパイラルやスピンがきれいで、特にビールマンが美しいです。これなら世界Jr.でかなりのところまで行けるかも。期待しています。

澤田亜紀ちゃんはジャンプが安定していてステップも上手、楽しそうに伸び伸びと滑り、最後もいい表情。昨年までジャンプに失敗して辛そうな姿を見ることが多かったので、はつらつとした彼女を見られてよかったです。
リンクサイドは本田さんで歌子先生は不在でしたが、どうしてでしょうね?大ちゃんは退院したばかりですが、あれだけ歩けるのだから日常生活の付き添いは必要ないでしょうし。

武田奈也ちゃん、ジャンプも全部よく、とても怪我をしていたとは思えません。表現もうまくなり大人っぽい雰囲気を出していました。ビールマンスピン、とてもきれいです。

第4グループは超豪華メンバーで、6分間練習に美姫ちゃん、友加ちゃん、真央ちゃんの順で出てきました。真央ちゃんは他の選手と比べても細くて動きがきれいです。
国内選手権でこれだけ世界のトップ選手が見られるのは、とても贅沢で幸せなことだと思いました。

美姫ちゃん、集中しきった、難易度も含めてこの日一番と言っていいほどいい演技。スタオベも起こっていました。3-3も決まった割には点数・順位が低いなと思っていたらやはりダウングレードされていましたね。

真央ちゃん、3Fのあとくるくるとオーバーターンをしてしまい、根性で2Loを付けました。他のジャンプはよかったのですが全体に固かったようです。演技後雨のように花やプレゼントが注ぎ、フラワーガールが大変そうでした。

友加里ちゃん、最初から最後まで女らしくしっとりとした情感のこもった演技で、思わず引き込まれました。真央ちゃんの点数を超えて1位の表示が出たときは会場がどよめきました。

鈴木明子ちゃん、2つのジャンプミスをし、表情もすぐれませんでした。この日は演技全体に覇気がなかったかも。キスクラで待っている間、中々点数が出ませんでした。

中村愛音ちゃん、ノーミスのいい演技だと思ったのに、SP13位と成績が出ませんでした。ルッツにエッジマーク、コンボは回転不足、スパイラル・ステップはレベル1と厳しい結果だったようです。本郷裕子さんと宮本さんの共同振付(?)の「レクイエム」は彼女にとても合った力強いプログラムだし、いい演技だったので残念でした。

ペアFS、高橋成美&マーヴィン・トラン組は「マダムバタフライ」で、成美ちゃんは胸に大きく蝶がデザインされた衣装。トラン君はベトナム系カナダ人でしたっけ?アジア系の2人によく合っています。
前日よりも調子がよく、スロージャンプも1つは成功しました。もう1つは両足着氷になってしまいましたが。キスクラでトラン君が成美ちゃんの肩を抱き寄せたので、外見的には大して変わらなくても行動は日本人離れしているなぁと思いました。

花束、プレゼントの投げ込みは女子選手へはやはり多いです。投げ込み風景は見ているととてもおもしろいので、NHK杯に続いてまたまたじっくりと観察してしまいました。
慣れている人は投げ込むタイミングまで見計らって、選手に拾ってもらえるように投げたりします。
①選手がこちらを向いてあいさつをしたときに、プレゼントを頭上に挙げて振り、アピール。
②選手が四方にあいさつし終えるのを待ち、リンクサイドに戻る途中に再びアピールして寄ってもらい、投げて直接受け取ってもらう。
選手の顔見知りだった可能性もありますが、ここまでやると投げ込みのプロ~という感じでした。(笑)

全日本レポ 25日男子SP

2008-12-30 01:19:05 | フィギュアスケート大会
次はいよいよ日本男子シングルの始まりです。イケメン率では若干アイスダンスよりも負けている気がしますが、実力では世界のトップクラスですからね。
第1グループは小塚君、無良君といきなり豪華メンバー。

今回は小塚君に優勝してもらいたくて、私は行く前から彼を応援していました。しかし今季あれほど安定していたのに、ジャンプは3Aはよかったものの、3Lzをミスし、3Fに3Tを付けてきたものの両足になってしまいましたね。既にGPFで結果を出し世界選手権への出場は決まっているにもかかわらず、チャンピオンになることを意識したときの全日本の恐さを思い知りました。
でも彼のTake Five、私は大好きです。美しいスケーティングで誘いながらも、つんと冷たくあしらうかのような振り付け、彼にはよく合っています。ジャンプミスをしていつもより固い動きながら、一際滑らかな伸びるスケーティングと回転の速いスピンには目が釘付け。いつまでも見ていたいような美しいスケートでした。
彼のスケートを生で観るのはこれで3度目です。昨年の全日本・MOI、今年のDOI、そして今回。昨年の全日本のときは何とも思わなくて、DOIのSave The Last Dance For Meでいいなぁと思うようになって、そして今回は彼のスケートに惚れ込んでしまいました。NHK杯のポンセロ以来、美しいスケーティングというものに目覚めてしまったからなのでしょうか?小塚君の今年の競技プロを生で見れただけでも、会場まで足を運んだ甲斐があったと思いました。

次は無良君で、元気のいい完璧な演技!小塚君の演技が失敗して残念な気持ちを吹き飛ばしてくれました。
NHK杯のときよりはジャンプがリンクサイドぎりぎりではなく、危なげなく見ることがでしました。そして高く美しい3Aに力強い演技。彼は見るたびに男っぽく力強くなっていきます。
新聞のインタビューを読むと、ジャンプを2回失敗した小塚君の下だったことが不満だったようですね。確かにTESでは勝っているのにPCSで負けるのは悔しいでしょう。無良君は小塚君と同じくスピンでも3つともレベル4が取れていますしね。
言葉に出してしまう彼の負けん気が頼もしいです。PCSで負けたのは実績の差ではなく、素人目にも明らかなスケーティングと表現力の差。悔しさをバネに、何が自分に足りないか、どこを伸ばしていけばいいかを考えると、この後の成長につながると思います。
この日ただ1本だけ買ったお花は、リンク手前で墜落することもなく、無事彼のところへと飛んで行きました。お花の投げ込みって一度やると快感でくせになります。残念なのはお金がなくて余り買えないこと。本当はたくさん買ってお気に入りの選手、いい演技をした選手全員に投げたいです。

第2グループの初っ端は中村健人君。全日本Jr.で見て以来、彼もお気に入りの選手のうちの1人です。まだ高校2年生なのに表現力があり、ねっとりとした動きをします。ジャンプも成功すれば軸が真っ直ぐで高く見応えあります。惜しいのは失敗が目立つこと。成績が出せるようになれば長身で彫りの深い顔立ちなので、人気もかなり出るのではないかと思います。

第2グループはジュニア選手が多く村上大介君もこのグループ。3Aは見事でした。4回転を跳ぶだけあって、ジャンプ得意ですよね。コンビネーションは1つ目の着氷でバランスを崩したので3-2になってしまいました。
無良君と同じ高校3年生。ジュニアでSP4位は見事です。「禿山の一夜」、プログラムは顔撫で多すぎますね。(汗)

この日はS席の一部が関係者席だったようで、私の席からそれほど遠くないところに演技後の中村君、村上君が並んで座っていました。
第2グループと第3グループの整氷時間中のロビーでは中村愛音ちゃんと村上佳菜子ちゃんを見掛けました。すっぴんの彼女達は小柄ということもあってとても幼く見えました。
その後彼女達も並んで関係者席に。ちゃっかりと愛音ちゃんの隣に中村君が移動して来て、女の子達と話していました。彼は明るくて社交的な性格なのでしょうね。
中村君(高2)は年よりも大人びて見え、女の子達(中2と中3)は幼く見えるので、お兄さんと妹達みたいなほほえましい光景でした。

第3グループには町田君が。3Aはきれいでしたが、コンビネーションの着氷が乱れました。全体の動きがよく表情にも迫力があり、全身でPeachを表現していました。腕時計を見る仕草、胸元に風を入れる仕草、コミカルな動きの中に町田君本人と等身大の青年を感じました。
その後町田君もコーチと共に関係者席に現れました。若い女性のファンがやってきて握手してもらったり、話し掛けたりしていて、町田君、嬉しそうでかわいかったです。

第4グループには最年少の羽生君と最年長の中庭君が。
羽生君、回転が足りていたかは分かりませんが、6分間では3Aを成功させていました。でも本番では失敗。彼の3Aにしろ、小塚君や織田君の4回転にしろ、本番で成功させるのがいかに難しいことかと実感します。

中庭君、腰の調子を心配していましたが、SPは小さなミスはあっても調子はよさそうでした。いつも彼の切ない表情の演技にはハートを掴まれます。すっきりしたハンサムさんですらりとしていて、かっこいいですよね。ファンからの声援やお花も多かったです。

最後のグループには、今回小塚君と共に注目を集める織田君が。小塚君のように伸びるスケートじゃないけれど、スピードはあります。ジャンプは本当に安定していますね。
ファンからの声援がとても大きかったです。この日の会場は空席も多く、行くのをやめた大ちゃんファンも多かったのかなと思っていましたが、会場に押し掛けたのは織田君ファン中心だったようですね。彼のファンだけが盛り上がっているような感じもしました。
テレビではSPのときのみ織田君を「貴公子」と呼んでいましたが、ファンでさえ吹いてしまうのではないでしょうか。私、大ちゃんが「貴公子」と呼ばれたら吹くよ~。(笑)

小林宏一君の宮本さん振付のSPEEDWAY、PIWでも使われていた曲です。スピードスケートとフィギュアのジャンプがエキサイティングに絡んでいましたっけ。
このプログラムを彼のコーチの樋口豊さんは好きではないようですが(いかにもですね。分かる気がします)、HipHopの要素を取り入れた、小林君に合ったおもしろいプログラムに仕上がっていたと思います。こういうの、彼は似合います。

最終滑走は南里君。月光、表現力が付いて昨年よりも格段によくなりました。こんなにいいプログラムだったんだと、改めて動きの1つ1つに引き込まれました。3Aと3F-3T、とてもよくて。ここまでが良すぎて緊張が緩んだか、それとも緊張しすぎたのでしょうか、大きな音を立ててルッツがパンクしました。
それで動揺したのでしょう、その後の2つのスピンが乱れました。でもテレビではそれほど目立たず、1つ目のスピンはレベル4が取れていますね。

小塚君を熱く応援していた私ですが、9点という大きな点差が付いてしまったので、この時点でかなり覚悟は決めました。
SPはジュニア世代の選手の活躍が目立ち、ちょっとお兄ちゃんズに元気が足りないようでした。昨年の3位争いでは闘志むき出しの印象を受けましたが、今年はずっと静かな雰囲気。自分の演技だけに集中しているような。
SPの結果から、気が早く、世界選手権の結果の心配までしてしまった心の狭い私でした。

男子SP     TSS=TES+PCS-Ded.
1位 織田信成 86.45=47.40-39.05
2位 小塚崇彦 77.40=40.40-37.00
3位 無良崇人 75.50=42.30-33.20
4位 村上大介 71.30=41.20-30.10
5位 町田樹   70.33=39.98-30.35

公式リザルト

全日本レポ 25日アイスダンス・ペア

2008-12-29 22:51:35 | フィギュアスケート大会
特急「しなの」で長野まで3時間半、行く前は大雪が降って列車の運行が遅れたら、と今思うと笑い話にしかならないようなことを心配していましたが、山を縫うように進む途中の車窓からは雪は片鱗すら見えず無事到着。駅を出て歩き出して軽いショックだったのは、私が住んでいる街よりも暖かく感じたこと。来る前の私の心配は何だったのでしょう。(笑)
ホテルに荷物を置き昼食を食べ、長野駅から会場のビッグハットまでシャトルバスに乗りました。シャトルバスが出ていることは私はそのときまで知らず、友人が調べておいてくれました。

NHK杯の代々木の印象が残っている身には、ビッグハットはこじんまりとしたきれいな会場で、トイレがたくさんあるのが嬉しかった~。(笑)
バナーが1階席や2階席に吊るされていましたが、1階席に吊るすのは禁止で2階席に移動するようにとの放送があり、移動していました。一番多かったのは織田君のバナー。でもNHK杯のときのように大ちゃんのバナーもありました。
今回不便だったのは、滑走順の紙がもらえなかったこと。昨年の全日本もこの前のNHK杯もたくさん用意されていたのに、今回は掲示されていただけでした。連盟、経費削減でコピー用紙をケチったのかしら?

誰かと待ち合わせでもしていたのか、ロビーを小塚パパがうろうろしていて何度も遭遇しました。
それとロビーをジョギングする柴田嶺君とすれ違いました。いかにもまさに美少年!という風情でした。20歳過ぎても、彼には美青年というより美少年という言葉が似合います。
開始時刻が迫ってきたので、お花を1つ購入して席に着きました。席はアリーナの4列目との表示でしたが、実際は1列目でした。ただし、リンクとロングサイドの1列目との間はかなり開いていました。

まずアイスダンスCD。今年はリード姉弟だけでなく、平井絵己&湯澤綾人組、杉木奈々&水谷太洋組と3組の出場で華やかです。この3組中だと、リード姉弟は外見的にも技術的にも圧倒的に華やかで映えました。
でも他の2組も美男美女のカップルばかりで素敵です。プログラムを見て、杉木奈々ちゃんが中3だというのに驚きました。全日本Jr.でも彼らの演技を見ましたが、大人っぽくてとてもそうは思えません。
絵己ちゃんのパートナーの湯澤君は彼女より2つ年下で、とてもかわいらしい顔立ちの男の子です。太洋君はきれいな顔立ちだし、同じ純日本人でも、アイスダンスのほうが男子シングルよりもイケメン率高し、です。

次は高橋成美&マーヴィン・トラン組の1組のみ出場のペアSP。まだジュニアの彼らを全日本に出場させて、全国のフィギュアファンにお披露目してくれた連盟の心配りは中々のものです。
成美ちゃんはとても小柄なので、特別大柄というわけでもないトラン君との体格差はバランスがよく、見ていて安心感がありました。サイドバイサイド、スローともジャンプを成美ちゃんが着氷ミスしてしまったのが惜しかった~。

整氷タイム、2台のザンボニー君が出てきましたが、前面に顔が描いてありました。1本角と2本角の鬼コンビのようです。かわいぃ~。

12月31日にCSで放送があるため、BSではないかと心配していた全日本・MOIの放送、1月10~12日にBSフジでしっかりとありますね。フジさん、ありがとうございます!
地上波で放送されなかった町田君もきっと放送してくれますね。彼のSPのPeachは本当に素敵なプログラムで大好きです。全日本Jr.と全日本、共に素晴らしい演技でしたし。個人的にはFSの「白鳥の湖」よりもずっと好きだし、彼に合っていると思います。

大会リザルト

MOIの大ちゃんリハビリ映像

2008-12-28 23:54:45 | 高橋大輔その他
MOIの放送で大ちゃんのリハビリ映像を流してくれましたね。大ちゃんがリハビリしているところを撮らせるとは少し驚きです。彼はかっこ悪いところはあまり人に見せたくない人かと思っていました。でも半年ぐらい前からちょっと変わってきたかな?等身大の自分をファンに知ってもらいたい、一緒に戦ってほしいというように。
24日の大ちゃんの退院映像は笑顔で見ましたが、さすがに今日のリハビリ中の辛そうな様子には涙が出てきました。でも番組後は、その映像を平気でリピしてしまいました。娘にまた見てる~と非難されつつ、止まらなくなりリハビリ映像をリピし続ける私。やっぱりSなひどいファンだと自分で思いました。(爆)

病室に千羽鶴がかかっていましたね。1つは金色。ファンが送ったものでしょうか。
メッシュはかなり以前から入れていたようですね。手術前にメッシュを入れて、退院前に刈り上げた?
ナレーションが「世界王者は右膝を手術」と流れていました。まだですってば。その前に「未来の」を入れてください。(笑)

スケートしたいですか?の質問に、「スケートしたいっす」と明るく答え、そこで目をそらし「マジ、リアルにしたいです」のところに彼の気持ちが溢れていました。
24日の退院のときのインタビューはアスリートオーラが出ていましたが、リハビリ中のインタビューや言葉は22歳の等身大の彼。撮影スタッフが親しくなった人ばかりだったのか、無邪気で無防備でなんだかかわいかったな~。
私、リハビリと一口に言ってもどんなことをやるのか知らなかったのですよ。とても貴重な映像でした。流してくれたフジテレビさんと、撮影許可を出してありのままの姿を見せてくれた大ちゃん、本当にありがとう!!

静かなる闘志&大会選手派遣

2008-12-28 19:02:23 | 高橋大輔その他
昨日は午前中に善光寺を観光していたために、家に着いたのは夕方でした。荷物を片付け、夕食を作って食べて片付けたらもう7時で女子FSの時間。女子の結果に微妙にショックを受け、見終わった後は留守中録画しておいたものをちらほらと見て、結局PCは開けませんでした。
期待はしていましたが、BSの全日本Jr.の放送で地上波では放送してくれなかった佐々木君や中村君の演技も流してくれて嬉しかったです。FSだけでも今季の佐々木君映像ゲット!中村君も全日本Jr.以来かなり気に入っていたので嬉しいです。
今日はまじめにレポを書こうと思いつつ、時間の使い方が下手なので書きそびれそうです。この後はMOIを観たいし。年内には書き終えるので、遅れますがごめんなさい。

大ちゃん関連で新しいニュースが出ていましたね。レポさぼって大ちゃんについて書いている私って・・・。

毎日jp
<「見てください」。会見で高橋がウエアの両すそを上げると、現れた両ふくらはぎは右の方が細く、右ひざには装具も。ジャンプの着氷をするため、手術前は右のふくらはぎや太ももの方が太かったという。「左も細くなったのにこのサイズ。筋力が落ちて全然違う足みたい」
ただ、マイナス材料ばかりではない。入院期間は高橋に気持ちの変化をもたらした。
高橋は言う。「負傷前はあれもこれも取り入れた方がいいんじゃないかと選ぶばかりだった」。向上心の余り、迷いが生じていた。しかし、負傷後は「やることが(復帰という)一つに定まり、気持ちが一つになれた」と強調する。
さらに、女子の浅田真央(愛知・中京大中京高)や男子の織田、小塚崇彦(トヨタ自動車)らの演技をテレビ観戦し、競技意欲が強く沸くのを感じた。「普通にスケートをできたのがすごく幸せだったんだなと。滑りたい気持ちがたくさん芽生えた」
人生初の手術は五輪に向けてリスクがあった。それでも、高橋は冷静に決断した。「五輪までギリギリ(完調に)持っていける。(五輪は)100%の力を出さないと勝てない。自分も100%の力を出してメダルを狙いたい」。ひざを伸ばしきったり、深く曲げるとまだ痛みが残るが、入院中も1日7時間半のリハビリを続けてきた。
本格的な練習再開は来年5月以降の見通し。「メダルを狙う挑戦者の気持ちで、一つ一つの試合を大事にしたい」。五輪制覇を目標に、一歩ずつ進むつもりだ。>

これは凛さんがお知らせしてくださった毎日夕刊と同じ記事でしょうか。退院後の大ちゃんの様子がわかる貴重な記事です。
全日本をきちんとテレビ観戦していたようで、彼の気持ちの強さと静かなる闘志を感じます。怪我をしたことすら前向きに捕らえるようにしているのですね。
ただリハビリをあれだけしても、筋肉はやはり落ちるものなのですね。私の大好きなししゃもが~。(泣)大ちゃん、大変でしょうががんばってまたししゃもさんを太らせてください。
ふくらはぎをししゃもと呼ぶのはすっかり我が家でも定着し、娘は「私のししゃもはオス?メス?」と聞きます。「オスだよ。」と私。これから年頃になる女の子のししゃもがメスだったら悩まなくてはいけません。「大ちゃんのは?」「メス」と答えるのが常でしたが、しばらくは「オス」と答えなくてはいけないでしょうか?でもすぐに「メス」に戻るよね?

こちらは今日のニュース。
スポーツナビ 世界選手権等の大会派遣について
<高橋選手の状態は?
バンクーバーを考えて手術に踏み切り、現在は退院をしてリハビリを行っているところ。来年の夏に国際大会に出られるようになることを願っています。連盟では「招待出場があれば」の話になりますが、国内開催以外でもGPシリーズに出られるようにISUに働きかけています。>

連盟、大ちゃんがGPS2試合出られるように働いてくれるようですね。実現したらGood Job!です。再来年までチャンスがないかと思われたGPF金への可能性が出てきます。大ちゃんなら呼んでくれる大会がありそうですね。連盟さん、どうかよろしくお願いします。

選手派遣を一覧にまとめておきます。

世界選手権
男子 織田信成 小塚崇彦 無良崇人
女子 浅田真央 村主章枝 安藤美姫
アイスダンス リード姉弟

四大陸選手権
男子 織田信成 小塚崇彦 南里康晴
女子 浅田真央 村主章枝 鈴木明子
アイスダンス リード姉弟

世界シンクロナイズドスケーティング選手権
東京女子体育大学クラブ

ユニバーシアード
男子 南里康晴 町田樹 大上偉才
女子 中野友加里 武田奈也 宮本亜由美
アイスダンス 平井絵己&湯澤綾人

南里君、学生じゃないのにユニバーシアードに派遣されるんですね。学生のみかと思っていました。

大ちゃん、退院おめでとう!!!

2008-12-24 22:32:48 | 高橋大輔その他
明日から全日本を観に行くので荷造りしていたら、嬉しいメールが。大ちゃんが退院したことをお知らせしてくれたのです。お知らせしてくださった方々、ありがとうございます!
大ちゃんからの最高のクリスマスプレゼントだね!
大ちゃん、退院本当の本当におめでとう!!!

YOMIURI ONLINE 写真付きって嬉しすぎます。髪短いねぇ。入院前に切ったのかしら。
<高橋は「リンクに立てるのは来年2月か3月になる。世界選手権には出られない」と、日本スケート連盟が代表選出の含みも残していた来年3月の世界選手権(米)出場が、絶望的であることを明らかにした。
高橋は10月31日の練習中、ジャンプの着氷時に右ひざを痛めて「右ひざ前十字じん帯損傷」と診断され、11月26日に腱(けん)の移植手術を受けた。通常なら移植する腱は1本だが、着氷でひざに負担がかかるため、2本を移植したという。
故障後初めて、報道陣の前に公式に姿を見せた高橋は、「ギリギリの時間しかないが、手術を受けても五輪までに挽回(ばんかい)はできる。100%の力でメダルを狙いたかった」とメスを入れた経緯を説明。「スケートが出来なくなって、普通に滑れることの幸せを感じた。今はすごく滑りたい」と思いを語った。
今後は同じ病院のリハビリ施設に通い、ひざ周りなどの筋肉が回復し次第、氷上練習に入る予定。本格的な練習は来年5月ごろになる見通しという。>

普通なら1本移植する腱を2本移植。大ちゃんったら欲張り、って冗談です。(汗)2本移植したからジャンプのときの不安もかなり減るのかしら?

jiji.com 別の写真も。こっちのほうがより精悍な感じ

毎日jp こちらの写真は普通に歩いているっぽいです

sponichi
<この日、松葉づえが必要なくなり、自力での歩行が可能となった。看護師らから花束を手渡され「入院生活から解放され、自由になってうれしい。関係者、ファンに『待っている』と言われたのが一番の励みだった」と笑顔で心境を述べた。>

「待っている」、私もメッセージに書いたけれど、そんな素朴な一言が嬉しかったりするんですね。

スポーツナビ

NHKニュース ニュースの動画がありました! ほぼ普通にすたすた歩いています!歩いている大ちゃんを見ただけでこんなに嬉しいなんて
<「悔しい気持ちをためた高橋大輔が爆発できるようになってると思うので、それを楽しみに待っていてください。」>

改めて悔しさが伝わってきますが、それだけに期待してしまいます。いい表情して語っていますね。

ニュース映像を集めた動画もありました。自分では2つしか録画できなかった私には貴重です。「道」の未公開部分もあってそれがすごく素敵です。しかも改めて言うのもなんですが、大ちゃんのジャンプの軸の美しいこと! 動画

大ちゃんの戦いはまだまだこれからだと思います。でも松葉杖も必要なくなったようで、とりあえず一安心しました。とても嬉しいです。明日からの全日本、とても気持ちよく観戦できそう。25日と26日の2日間観戦します。
では、行ってきま~す!!

振付師 樋口美穂子さん

2008-12-21 18:04:36 | 振付師
今日の読売新聞に振付師の樋口美穂子さんの記事が載っていました。毎週日曜に企画される「幸せの新聞」というページの「空を見上げて」というコーナーです。中部版のページだから地域限定ですが、WEB版が読めます。→YOMIURI ONLINE

私はフィギュアスケートのファンになって間もない頃から、妙に振付というものに惹かれます。完成した振付ではなく、振付師や振り付けていく過程というものに興味があるのです。
音楽と選手、2つの性質の全く異なる素材同士を組み合わせ、2つの無機物からプログラムという有機物を生成する触媒のような作用をするのが振付師、というのは既に芸術である音楽、人間としてもアスリートとしても優れた選手にとっても失礼な例えでしょうか。
でも私には無から有を生み出すとまではいかなくても、振り付けにはそれに近いぐらいのロマンを感じます。選手の魅力を引き出すのも殺すのも振付次第。素晴らしい振付を得て、わずかな期間に輝きだす選手を見るのは楽しいものです。
だからこの記事も興味深く読みました。

<曲が同じでも、同じ振り付けは一つとしてない。選手の技術と個性が違うからだ。ふだんの練習を見て、技量と特徴を頭に入れ、さらに1年後の成長を願って、プログラムを作る。曲が決まり、輪郭ができあがると、選手と一緒にリンクに立ち、試行錯誤を繰り返しながら、一つの「作品」へと仕上げていく。>

1年後の成長を見越して、少し高めのレベルの振付を与えるのでしょうか。練習や試合を重ねる毎に選手が振付をこなし、作品として磨いていくのを見るのは、原作者である振付師にとっても嬉しいことなのでしょう。思い通りに演じてくれないこともあるでしょうが・・・。

<手がけた振り付けは1000を超えたが、「まだ、最高でも70点」と自己採点は厳しい。将来の夢は、ラベルの名曲「ボレロ」に振り付けをすること。>

自分に厳しい方なのですね。選手にとって「ボレロ」は特別な曲であることが多いのですが、振付師にとっても特別な曲。
宮本さんの美姫ちゃんのボレロも素敵だったけれど、樋口さんのボレロも見てみたいです。問題は、どの選手に振り付けるかですね。
振付師がどんなに素晴らしいプログラムを創っても、その世界を余すことなく肉体で表現しているスケーターがいなければ、その振付は作品とは成り得ません。樋口さんのボレロを、その魅力を最大限に引き出せるスケーターが演じてくれるといいなと思います。普通とは反対ですね。普通は選手ありきで、選手の魅力を最大限に引き出すのが振付なのですから。でもたまには反対があってもいいと思います。

樋口さんは3年前に真央ちゃんがGPFを初優勝したときのSP「カルメン」も振り付けた方なんですね。オレンジ色の衣装のキュートなカルメン、数日前にも録画を観ました。今回JGPFの村上佳菜子ちゃんのプログラムも樋口さんです。
Daysのvol.1にも樋口さんのインタビューがあったので、読み返してしまいました。

ボクらの時代

2008-12-21 17:14:53 | フィギュアスケートその他
今朝の「ボクらの時代」は荒川さん、本田さん、井上さんでした。子供のときから知っている者同士の内輪話なんかも聴けました。大ちゃんが出演したときのように、初対面の異業種の同世代が語り合うのも、お互いに真剣に相手の話に聞き入っていて、共通点を探ったりしておもしろい話が聴けますが、仲良し同士の話も楽しいですね。かなり本音トークが聴けたと思います。

まず男の子がフィギュアスケートを始めた理由がわからないと女性陣に突っ込まれる本田さん。同じことをやっている女子からもそんな目で見られているんですね、男子スケーターは。
男子シングルファンの私から見ると、男子フィギュアはとってもかっこよくて、運動神経と外見のいい息子がいたら、ぜひ自分の子供にもやらせたかったところなのですが。もしかして母親の趣味でやっている男の子ってけっこういるのかな?
私は本田さんがスピードスケートをやっていたことを知りませんでしたが、とにかく跳びたくて転向したのですね。さすが2種類の4回転ジャンパー!跳ぶことが彼の遺伝子に組み込まれていたのかも。

フィギュアスケーターの性格評価。
井上さん「スケートの子っていい子が多くない?」
荒川さん「いい子ちゃんかぶってる子が多くない?」
本田さん「自己チューだって絶対」
フィギュアスケーターは性格がいい子が多いなと思ってましたが、かぶっているのですか。(汗)ホームスクーリングの影響などがあるのか、海外の選手は協調性がないという暴露話も。ショーの裏側とか練習の映像が流れると、いつもみんな楽しそうなんですけれどね。

トリノを楽しんだ荒川さんの秘話。それまでの試合で(オリンピックに出場するための)ポイントのことを言われ続け、もう何も言われないと思ってオリンピックが楽しかった。楽しかったの裏側はそれだったんですか。ポイントのことがよほど苦痛だったとも取れますね。代表争い、全日本一発勝負もきつそうですが。

真央ちゃんの能力の高さはみんなベタ褒めですね。トップスケーター達から見ても、真央ちゃんはすごい選手らしいです。

本田さんの怪我の話、3度の左足首の怪我。怪我は同じ場所をやりやすいのでしょうか。2005ワールド予選の話題が出て、これ、大ちゃんが1人で戦った試合ですよね。つい大ちゃんのほうに思いを馳せてしまいました。

旧採点方式時代の話で、荒川さんが「昔は自己解釈ができた」って。自己解釈か~、悪いところがあってもどこかよくわからないから、好きな方向性に伸びていって個性的な選手が多かったのでしょうか。
新採点方式になって、変なことをやる人がいなくなったとみんな残念がっていました。その代表としてサンデュと中国の選手が挙げられていました。

ジャッジの評価については、みんな言いたい放題です。たまっているものがあるんでしょうね。「(点数のつけ方は)好みだね」に意見が落ち着く。こんなトップスケーター達から見ても納得のいかない採点だもの、素人の私が少々ブーブー言ってもいいよね。(ダメ? 笑)

今夜のサンスポの鈴木明子ちゃん特集も楽しみです。お知らせくださったみっちいさん、ありがとうございました!