気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

NHK杯レポ 1日目

2008-12-01 23:58:49 | フィギュアスケート大会
28日、会場に着いて一番最初に向かったのが「NHK杯フィギュア30年記念展」です。村主さんや荒川さんの衣装を見て次に見たのがオペラ座の衣装!お衣装で肩幅や胸の厚みをしっかりと確かめられました。細いウエストもね。
PIWのときはせっかく目の前に大ちゃんが来てくれてもそんなこと観察できないから、代わりに衣装で大ちゃんの体格をチェックする私・・・。(汗)
そしてなぜか試着してみたくなりました。私、大ちゃんよりもちっちゃいからちゃんと入ると思うんだけどな~。でも胸は確実に余りますね。(汗)
本当にラインストーンがぽろぽろと取れているんですね。しかもラインストーンの跡に黄色い接着剤がシミになって残って。思わず新しいラインストーンを貼り付けたくなりました。でもそんなことをしては骨董的価値?がなくなりますね。袖口に糸が1本ほつれているなぁとか、右胸のファントムの顔は布用染料で描いてある部分もあるんだとか、通称ババシャツ部分の布地は思ったよりも粗い布を使っているなとか妙なことばかり観察してしまいました。(汗)
友人達とおしゃべりしながら見ていたせいか、感傷はゼロでした。よかった。1人で見ていたらしんみりしていたかも。

織田君の理髪師衣装をけっこう重そうだな、若いときの衣装だからか大ちゃんよりも華奢に感じるなとかさらっと見て、次のジョニーの衣装にびっくり。おっきい。大ちゃんや織田君に較べたらずっと背があるのはもちろんのことだけど、肩幅と胸の厚みが迫力です。彼がアスリートらしい鍛え上げた身体をしているのは知っていたけれど、これほどとは。隣の衣装が織田君だから余計に感じるんだろうけれど、すごいな~、迫力だな~と思いました。

アイスダンスの今年のCDはフラメンコ。同じ音楽、ステップで滑っても、細かい振付に工夫が凝らしてあったりします。地味だけど奥が深いんですね、CDは。
この日の席は北側SSのド真ん中。キスクラ方面がよく見えます。モロさんを双眼鏡で観察してしまいました。その後も恐いもの見たさ?(笑)なのか、モロさんがリンクサイドに現れるたびに双眼鏡で覗いてしまいました。でもカメレンゴさんのこともしっかりと見てしまったから、気になる人を見てしまうだけのようです。
選手も日本の選手だからリード姉弟と、大ちゃんのレッスンメイトかもと思ってカメレンゴさんの教え子のイタリアチームを応援することにします。
カメレンゴさん、髪をすっきりとカットして見栄えがよくなりましたね。「道」の練習映像の長髪はやめてほしいと思っていたのでした。大ちゃんと同じで、髪型がシーズンモードに入ったのでしょうか。(笑)

ペアSPは怜奈ちゃんとジョンのチームは完成度の高い、それでいて心情にぐっとくる演技でした。会場では完璧に思えたけれど、サイドバイサイドのジャンプ、ジョンが2回転になってしまったんですね。1つ1つの技が高まるたびに会場の熱気が高まっていって、終わると同時にスタオベしました!ペアでスタオベしたの初めてって、ペアを観戦したのも初めてでした。(汗)
チン・パン&ジャン・トンはツイストの高さにびっくりでした。他のペアの2倍は高さがあるようではありませんか。スロージャンプも高さも飛距離も女子シングルではありえない(男子シングルでも?)迫力で見応えありました。これが世界トップレベルの技なんですね。ミスはあったけれど、1つ1つの技の難易度の高さに惚れ惚れしました。

ちょっと複雑な気分で見てしまったのが、男子シングル。大ちゃんが出ないからじゃないよ。それは完全に吹っ切れていたので。点の出方に微妙に納得がいかなかったりしたから。

無良君にもっとPCS出してほしい。前半グループで滑ったからかな?後半グループだったらもっと点が出たかも。70点は超えてもよかった演技だと思いました。無良君のジャンプすごかった!ステップも力強くてさらに男っぽくなっていますね。
ところで無良君はオールバックにしていましたね。全日本Jr.の村上君もオールバックだったけれど、この年頃の男子スケーターは一度はオールバックにするものなのでしょうか?少年スケーターから大人の男のスケーターになるための通過儀礼のようなものかしらん。

織田君、2年前よりも演技やスケートが大きくなって、うまくなっているように感じました。「仮面舞踏会」、振付が彼にすごく合っていると思います。振付がローリーさんだからね。(←ここ強調)でも点数は出すぎじゃ・・・彼の猫のようなスケーティングの姿勢はきれいじゃないと思うんだけど。

ケヴィン君、SPから4回転を跳んでくれましたね!しかも4S-3T!これをさらっとやってしまうのはすごすぎです。しかもさらっとやりすぎて観客それほど盛り上がらないという。18になっても15くらいの少年にしか見えない彼。いつになったら大人の雰囲気のスケーターになるのでしょう。

ポンセロ君も4回転を跳んでくれました!今回の大会で最大のヒットは彼です!もう大(?)ファンになってしまいました。(笑)4回転は跳ぶし、正統派の伸びるスケーティングは美しいし、演技は小粋でうまいし、スピンでも楽しませてくれる。去年まで地味な選手だと思って彼にチェックを入れていなかった私は見る目がなかったな~。スケーティングの美しい選手は、生だとよくわかりますね。

反対にキャリエール君がなぜ地味だとあちこちで言われ続けるのかが、生で見て初めて納得がいきました。スケートが伸びないからか、遠くから見ると本当に地味。(汗)テレビで見ると、時々凝ったおもしろい振付が入っていたりするから、おもしろいなって思って結構好きだったんですけれどね。いや、でも地味な彼をこれからも地味に応援し続けます。笑顔がかわいいしね~。(笑)

ジョニー、SPは小さなミス以外はよかったように見えたのに点が伸びなくて、風邪を引いていたんですね。今回は彼に優勝してほしいなと思っていたから、80点を超えられなくて2位発進になったのはショックでした。でも78点台出ているし、PCSは織田君より高いからきちんと評価されているんですよね。
しかしジョニーの人気はすごかったな~。

男子SP                TSS=TES+PCS-Ded.
1位 織田信成(JPN)        81.63=45.78+35.85
2位 Johnny WEIR(USA)     78.15=41.70+36.45
3位 Yannick PONSERO(FRA)  74.39=42.04+32.35
4位 無良祟人(JPN)        69.70=39.30+30.40
5位 Stephen CARRIERE(USA) 68.99=37.24+31.75
8位 南里康晴(JPN)        63.87=35.72+28.15

女子SPは未来ちゃんやキム・ナヨンがうまくいきませんでしたね。この時期の女の子は色々と辛そうです。
今回生で見て好きになったのが、カトリーナ・ハッカーです。これまではグラマーすぎるように感じていたし、スピードがないので余り好きな選手ではありませんでした。でも生で見ると柔軟な彼女のスパイラルは本当に美しい。あれを見られるだけでも彼女の演技を見る価値はあると思います。ジャンプも確実に跳んでけっこう決まっているんですよね。

明子ちゃんの「ラ・カンパネラ」素敵でしたね。元々ステップはうまいのに、そこに女性らしい動きが加わって。フリップがパンクしちゃったから心配したけれど、4位だったからこの時点ではこの順位でも嬉しかったです。

アシュリー・ワグナーは動きが優雅で美しくなっていてびっくりしました。さすがジョニーを育てたプリシラさん。この日のプリシラさんの衣装(服というよりは衣装)は赤紫で、ぎょっとするほどド派手でしたね。翌日は黒でシックと両極端でした。跳べる選手なのに3-3回避は残念です。

ラウラ・レピストは日本でも人気がありますね。スケーティングがきれいで上手だし、日本人好みの清楚な容姿をしているし。ジャンプの種類が少ないのが残念だなと思うけれど。きれいに演技をまとめました。

友加里ちゃんのコンビネーションジャンプは2-2で残念でした。一番点数が稼げるエレメンツなのに、ほとんど点数になりませんものね。スピンはやっぱり速くて美しいな~。股関節と足首を痛めていたと後で知りました。

真央ちゃんの「月光」衣装はテレビで見るよりもきれいな紫でした。実は彼女のときが一番緊張して見てしまいました。だから3-3を見てヒートアップ。大きなミスなく滑り終えた彼女に感激でした。心配させてくれたかと思うと、こうしてやるときにやってくれるのが真央ちゃんです。もちろんスタオベしました~!でもセカンドループはダウングレードされていたんですね。ループはトゥループよりも難しいからダウングレードされやすいのでしょうか?
お花やぬいぐるみの投げ込み、すごかったですね。真央ちゃんの足元はお花畑のようでした。

さらっと書くつもりだったのに、いつもながら長くなりました。(汗)

昨晩はアイスダンスODのことをころっと忘れていたので追記です。
ODは1920~40年代のダンスがテーマでしたっけ。リード姉弟の「money money」、私は音楽からして受け付けなかった。テレビで見ればそれほどじゃなかったけれど、氷上ではあの音楽が下品に響くように感じて。振付もあの2人に合っていなかった。コミカルが悪いんじゃなくて、「money money」とあの2人の上質な雰囲気が合っていない。総合ではCDの8位をキープしたけれど、ODだけの得点は最下位だったし。
もっと素敵なプロを作ってあげないと、怪我を押してがんばっているクリスとそれを支えるキャシーがかわいそう。今年のモロプロでいいなと思うの、今のところ1つもないな~。

大会リザルト