気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

雑誌と真央ちゃんフィギュア&世界Jr.開始

2012-02-27 23:02:43 | フィギュアスケート雑誌・本
プルシェンコの表紙で、ワールド・フィギュアスケート 52が3月3日に発売されますね。→新書館

ヨーロッパ選手権のプルシェンコは強かった!世界選手権でもやはり強いのかしら。

バンダイから真央ちゃんのフィギュアが発売されますね。フィギュアが発売されるのにも驚きましたが、余りにリアルで本人にそっくりなのにもびっくり。けっこういいお値段ですが。→バンダイ
バンクーバーの「鐘」の衣装ですね。真央ちゃんが直接監修していますが、彼女にとってこのプログラムと衣装は特別な想いがこもっているものなのでしょうね。
当時はあのプログラムが勝つことよりも芸術性に拘りすぎていたように思えていたのですが、今振り返るとタラソワさんと真央ちゃんの組み合わせでしか出し得ないあの独特の世界観が懐かしく、あれで正解だったのだろうと思ったりします。

そのうち、大ちゃんでもフィギュアが発売されたりするのでしょうか?

世界Jr.は予選が始まっています。→エントリー リザルトページ
日本の選手は全員予選なしで本戦に出場できますが、昨年の刑事君のように、予選から調子がよく、そのまま本戦でも調子を維持して銀メダルをとった例がありますから、予選に出るのがマイナスとは限らないのかもしれません。
日本の選手も海外勢も頑張ってほしいです。

世界Jr.テレビ放送
地上波フジ系列では3月4日(日)25:05~25:55放送です。どれだけ放送してくれるかしら。深夜だし、煽りはいらないから1人でも多くの選手の演技を放送してもらいたいです。→フジテレビ番組表
Jスポーツでは、3月19日からペアより順次放送されます。→Jスポーツ

健人君の記事

2012-02-24 15:34:45 | 中村健人
立教スポーツ編集部に健人君の記事があります。→ここ

SPのフガータでは、腕の中の女性に目線を送っていたのですね。
実際に誰かと踊っているかのような振付なので、ホールドされているのはどんな女性で、2人の間にはどんな物語があるのだろう、なんて想像してしまっていました。

この前の全日本は随分悔しかっただろうけれど、来季の全日本にその経験が生かせて納得のいく演技ができるといいなと思います。

今週末は四大陸のEX放送が嬉しいですね。

四大陸 男子FS

2012-02-13 23:49:17 | フィギュアスケート大会
録画してだけど、ちゃんとその日のうちに見ていたのに、またもや書くのが遅くなってしまいました。(汗)

アダム、練習では色々な種類の4回転を成功させているのでしょうね。今回は4Sに挑戦したのに驚きました。彼は3Aを試合で成功させられるようになったのが遅く、今でも苦手としているようなので、難易度の高いジャンプは苦手というイメージができてしまっていました。
他にもミスはあったものの、演技は素敵だったし、ジャンプもよく頑張っていたなという印象です。同じアメリカのマイナーの活躍で表彰台を逃したのは悔しかったでしょうね。

レイノルズは得意なだけに4回転に振り回されている印象があります。勝つためだけなら、一番得意なサルコウのみを2本入れたほうが点数が出る気がしますが、3種類の4回転を入れたいとか、4回転ループを初めて成功させる選手になりたいとか、色々なこだわりがあるのでしょうね。
いつか彼のジャンプ構成表そのままの神演技を見てみたいと思います。

今回いいなぁと思ったのが、ウズベキスタンのミーシャ・ジー。SPの白鳥もよかったけれど、FSのエネルギッシュなコリオステップに目が引き付けられました。
3Aが苦手なようなのでSP11位、FS8位、総合9位という成績ですが、これからの演技を楽しみにしたい選手になりました。

町田君はSPが良かっただけに、ミスが多かったのが惜しかったですね。本人も演技しながらきつかったことでしょう。こういうところに大ちゃんとの経験の差が出たと書きそうになりますが、高地だったことも影響しているかもしれません。
ナン・ソンも辛そうだったし、コロラドスプリングスのような高地で大きな国際試合を開催するのはもうやめてほしいです。

大ちゃんの4回転は着氷が乱れましたが、回転は足りているし、転倒しなくてよかったです。次のアクセルのパンクが残念でしたが。後半、3A-3Tを成功(3Aは回転不足だったんですね)させてからは、会場が盛り上がっていくのがテレビでも伝わってきて嬉しかったです。もっとミスがあってもおかしくないのに、後半をよくまとめましたよね。
こういうところがさすがだなと思いました。今回パトリックに差を付けられたのは、慣れない高地だったことも大きいので、ワールドは期待しています。

パトリックの2本の4回転のきれいだったこと!彼の3Aよりずっと美しいですね。SPで失敗しても、FSでは成功させてしまう彼の強さには脱帽です。ミスは3Lzのランディングぐらい?
3Lz-1Lo-3Sに関しては、今回Jスポの解説を聞いてやっと理解できました。(汗)
流れるようなスケーティングとスピードも素晴らしかったです。

デニスは1本目が2回転になった後、再び4回転に挑戦しましたね。彼の4回転の確率なら1本しか跳ばなさそうなので、ガッツにちょっぴり感動しました。
他にもミスはありますが、4回転に2回挑戦した割にはまとめたほうではないでしょうか。元々いい選手だし、まだ18歳という若さなので、今後伸びてくると思います。

無良君は4回転を2本挑戦するかと思いましたが、今回は1本にしましたね。安全策を取ったのか、体調が万全ではなかったのか。
国体で今季一番のFSをやってしまった感じでしょうか。あの演技がここでできていたらというのは野暮ですね。
来季、SPとFSを1つの試合で揃えられるようになったら、世界のトップ選手のうちの1人になることも可能な気がします。

マイナーは4回転には挑戦しずに、手堅くまとめた印象です。
地元アメリカでの表彰台、嬉しそうでしたね。カナダ、日本、アメリカで仲良く表彰台を分け合ったような感じでした。

女子のほうがSP、FSの両方がいい印象の選手が多かったかもしれません。
アシュリーは本当に素敵で輝いていました。
真央ちゃんが3Aに挑戦できたのもよかったし、他のジャンプもかなりのところまでまとめられたのもよかったです。
キャロラインが完全復活という感じで、素晴らしい演技を見せてくれたのも嬉しかったです。
佳菜子ちゃんは表彰台を逃してしまったけれど、ミス少なめでよくやったと思います。
遥ちゃんは調子が悪くて残念だったけれど、柔らかな動きやスピンが美しかったです。来季は万全の体調で彼女本来の素晴らしいジャンプを跳んでほしいと思います。

さ、次はワールド、じゃなくて、その前に世界Jr.がありますね。日本の選手も海外の選手もいい演技ができますように!

四大陸 男子SP

2012-02-10 22:54:07 | フィギュアスケート大会
男子SPは日本の選手が2~4位を占めるというすごいことになりましたね。→公式リザルト

アダムは得意のルッツの転倒が惜しかった。

マイナーはミスのない品のある演技でした。アメリカ勢の中では一番順位が上ですね。

ナン・ソンはミスが多くて残念でした。GPSではあんなに調子がよかった4回転も不調。

パトリックは4回転の失敗以外はよかったけれど、彼にしては押さえ気味の演技に見えました。

4回転を入れなかった町田君は、ジャンプに余裕すら感じました。そして全日本と同じく熱演を見せてくれました。海外での大きな大会でも全く臆することなく、自分の世界を見せていたと思います。

レイノルズは4S-3Tを成功させたように見えたのに、回転不足を取られていて残念でした。点が出ませんでしたね。

大ちゃんは4回転転倒。安定させるのは難しいですね。3Aの安定感はさすがで、すごく簡単なジャンプを跳んでいるかのよう。3Lz-3Tはセカンドがつまり気味でした。
TESは伸びませんでしたが、PCSはパトリックとほとんど変わりませんね。これは全日本のSPのような演技をすれば、パトリックに勝つのは十分可能だということ。FSに期待します。
プログラムの最初から最後まで独特の世界感で、会場に異次元を作り出してしまうような演技。演技後に素の表情に戻ると、現実に戻されます。

デニス・テンも4回転転倒。GPSでは徐々によくなってきたようなのに。でも18歳という年齢を考えると、今後安定してきそうですね。
彼は随分早くからシニアで活躍しているので、まだ18歳というのが信じられない気分ですが。

無良君だけが4回転を成功させましたね。しかも4-3!あとのジャンプも見事だったので、会場が沸いていましたね。
ステップで少しバランスを崩したようでしたが、難易度のジャンプを跳んで全体をまとめていて素晴らしかったです。
無良君が大ちゃんの上をいって2位になるとは予想していませんでしたが、この演技だから当たり前だと思うし、きちんと評価されてよかったなと思います。
TESでは1位ですね。彼はPCSはが今のところあまり出ませんが、この部分が評価されるようになると、さらに伸びてきますね。

日本男子、層が厚すぎ!全日本の1、4、5位の選手が出場して、このメンバーの中でSP2~4位を占めてしまうなんて。
海外からも日本にはどれだけ選手が揃っているんだと思われたでしょうね。
明日のFSも日本の3選手とも頑張ってほしいし、海外勢にもいい演技をしてほしいです。

国体レポ 成年男子表彰式

2012-02-05 16:48:09 | フィギュアスケート大会
フリー終了後、ショートトラックの公式練習のためのマットをリンクのフェンス周りに設置していました。マット設置が終わってから表彰式です。
実は私は表彰式は氷上でやると思い込んでいて、マットで出入り口が塞がれたのを見て、どうやって出入りするんだろうと思っていました。
でも実際は表彰式はジャッジ裏側のリンクサイドでやるんですね。いつの間にか表彰台が設置されていました。しかもほぼ目の前。気付かないなんて間抜けすぎました。

優勝から8位まで、県名と選手名が順に呼ばれていきました。選手はもう私服に着替え、その上に県のジャージ(ウインドブレーカー?)を羽織っています。もちろん足元はスニーカーなど普通の靴です。

まず優勝した愛知が呼ばれ、小塚君と無良君が表彰台に乗って、2人で向き合ってがっちり握手。2人で表彰台の同じ位置に立つということ自体、シングルでは見ることができないので新鮮でした。
2位は岡山で大上君と坪井君。1位と握手してから壇上に。
こうして3位福岡の郡山君と山田君、4位東京の近藤琢哉君と健人君、5位兵庫の吉田君と近藤真樹君、と握手だけでなくハグしたり軽く握手拒否してみたり、と楽しそうにじゃれあって表彰台に乗っていきました。

おかしかったのが6位神奈川の彰生君と松村君が現れたとき。表彰台上の選手たちが、揃ってくるりと背中を向けて握手拒否をしたのです。これは彰生君の強烈なキャラによって起こったことなのでしょうね。観客にも大ウケでした。
仕方なく神奈川の2人は選手たちの背中にタッチしていきました。

次の7位大阪の神崎君と松阪君が現れると、表彰台上の選手たちは台上で揃って神崎君に土下座して平伏していました。元々大先輩だし、引退して5年も経ってからSP、FS合わせて3本3Aを跳ぶ選手には頭を下げたくなりますよね。
しかし滅相もないというような感じで、神崎君達のほうも正座してお辞儀を返していました。

8位は埼玉の堀之内君と小沼君でした。このときは特に何も起こらず。
しかし、選手達ってこんな表彰式でまで寸劇みたいなのをして、それが的を射ていておもしろいし、本当に仲がいいんですよね。

表彰式の後、1~3位の県の選手6人だけが愛知の2人を中心にして台上でかたまり、記念撮影をしていました。
それを見ていた4位以下の選手達、自分達もやろうということになり、4位の東京の2人を中心に5~7位の選手が囲み、写真を撮ってもらっていました。
このとき彰生君はずっと琢哉君の顔に手を置いて、邪魔していました。さっき表彰台上で選手達が握手拒否をして、彼に背中を向けたのも分かる気がする。(笑)
一方で入るように言われても、とても遠慮深い8位の埼玉の2人は入らないんですよ。結構ですというように手を振って、後ろに下がっていきました。

写真撮影の後は女子選手やコーチ達も一緒に、名残り惜しそうにそれぞれ話したり、自分達の携帯で写真を撮り合ったりしていました。
いつまでも選手達はリンクサイドにいるようでしたが、係員に促されたし遅くなるので、この辺りで私は帰りました。

国体レポ 成年男子FS(2)

2012-02-04 23:26:03 | フィギュアスケート大会
最終グループです。
まず郡山智之君。そういえば彼は第2グループと第3グループの間の整氷時間に、2階のロビーを何周もジョギングしていました。
入念にアップしたためかミスが少なく魅せる演技で会場を湧かせ、本人も満足そうでした。福岡の応援は熱かったし、郡山君はSPもFSもこの国体を心底楽しんでいる感じがしました。

大上偉才君、プログラムはパイレーツ・オブ・カリビアンでした。神崎君に続き、彼も3Aを2本成功させました!この引退した2人組は、本当にすごいです。3Aは一度習得すると、現役を引退して数年経ってからも跳べるジャンプだったのですね。
彼はSP4位64.48点、FS4位126.22点、総合3位190.70点の素晴らしい成績でした。上位には現役日本のトップクラスの小塚君と無良君しかいないのですから、これ以上ない順位です。彼が現役時代の全日本よりもいい演技が見られた気がします。

佐々木彰生君、ちょっと転倒が多かったです。私が最近見た彼の試合は、SPはいいのですが、FSで崩れるというパターンを繰り返している気がします。今回はSP3位でFS11位、総合8位ですからね。
それでも会場は盛り上がりますが、来年はFSで崩れない彰生君が見たいです。

吉田行宏君、3Aを成功させました!ポンと真上に上がって、トンと真っ直ぐ降りてくる独特の3Aでした。加点ももらっています。私は彼の3Aを初めて見ました。彼が3Aで苦しんでいることをずっと知っていたので感激しました。これで3Aがコンスタントに跳べるようになるといいなと思います。
パンクしたジャンプもありましたが、やはりショートと同じくスピードある情熱的な演技でした。

最後の2人が小塚祟彦君と無良祟人君とはいい滑走順ですね。
小塚君の演技のときに、次に滑る無良君が衣装の上にジャージを羽織った姿でリンクサイドから見ていました。私は大ちゃんがジャンプのタイミングがうつって狂ってしまうから自分の直前に他の選手を見ないという話を思い出して、無良君は大丈夫なのかしらと思ったけれど、彼は大丈夫だから見ていたのでしょうね。
その姿は同じ愛知代表としてチームメイトを応援するというよりは、ライバルの演技を見て闘志を燃やしているというふうに見えました。

小塚君、4回転を2本と3Aを2本成功させました!後で4回転は2本とも回転不足だったと知りましたが、それにしても凄いです。サルコウだけがパンクしましたが、よく集中して他のジャンプも成功させていました。
もちろん会場は熱狂的に盛り上がっていましたよ。難易度の高いジャンプをこれだけ跳んでくれると、いいもん見た!という満足感がありますね。

次の無良君の演技のとき、小塚君はジャージも羽織らず、汗をかいた衣装のまま見ていました。体が冷えてしまうのではないかと、私はついまた余計な心配。
無良君は明らかに小塚君の演技に触発されたようでしたが、闘志が空回りせず素晴らしい演技となりました。4-3をきれいに成功させて、会場は再び大興奮。すごい試合になりました。
やはり4回転2本と3A2本を成功させて他のジャンプにも大きなミスはありません。3Aのうち1本はステッピングアウトでしたが。
彼の4回転は回り切っていたので、技術点では1位です。でもプロトコルを見るとコンビネーションジャンプを2回しか跳んでないので、まだ点を上げる余地があるということですね。
最後はさすがに疲れ果てたのでしょう。フィニッシュの片ひざを立てて両手を前に差し伸べるポーズをとったと思ったら、そのまま後ろに倒れました。ディダクションで-1が付いているのはこの転倒のためだと思います。本人苦笑い、観客も笑いながらスタオベしていました。
キスクラでは無良君が小塚君を呼んで、2人仲良く座っていました。

この日は思いもかけないほど素晴らしい演技をたくさん見ることができました。自分にできる演技構成での最高のパフォーマンスが見せられた選手が多かったと思います。
お目当てだった健人君はちょっと不調だったけれど、投げキッスという貴重なものも見られたからいっか。このときはジャッジ裏に座って本当によかったと思いました。

表彰式も全日本とは全然違っていておもしろかったので、明日続きを書きます。

国体レポ 成年男子FS(1)

2012-02-03 23:41:19 | フィギュアスケート大会
30日は成年男子の公式練習→成年女子SP→成年男子FS→表彰式というスケジュールでした。
もちろん成年男子の公式練習から見ましたよ。予定より遅れてしまって、着いたのは開場時間の10分後でしたが。
席はジャッジ側かジャッジ裏かどちらに座るか前日から随分考えたのですが、この日はジャッジ裏にしました。

公式練習は8人ずつでした。SP9位だった健人君の練習も途中からですが見ることができました。
前日に続きルッツの調子がよくなくて、ダブルになったりしていました。彼はルッツは得意なほうでアクセルと共に得点源にしているので、これはきついかなと思いました。4回転にも何度も挑戦して転倒していました。
曲かけではプログラムを省略したりせずにきちんと演じていました。私はいつも本番では彼のときは緊張してしまって演技をあまり味わえないのですが、練習はリラックスして見ることができるので、プログラムそのものを楽しめました。
「オルガン付き」は「フガータ」のようなインパクトはないけれど、繊細で優美な振付が健人君のよさを引き出したプログラムだなと思いました。練習着姿のせいもあるのか、本人が緊張せずに滑っているせいか、色っぽかったです。
でも本番ではこういうふうに感じることはあまりないんですよ。見ている私の気持ちが違うからか、演じている本人の気持ちが違っていてそれが演技に出るからか、どちらなのでしょうね。

女子は簡単に。
鈴木明子ちゃんが3T-3Tを軽々と跳んでいました。安定感があります。3Lzはステッピングアウト、2Aで67.02という断トツの首位。
石川翔子ちゃんは3T-3T、3F、2Aでノーミスで3位でした。
高山睦美ちゃんは3Lz-2T、3F、2Aでやはりノーミスで2位でした。小柄なのにルッツがすごく高くてジャンプに迫力がありました。会場が盛り上がっていて、本人も感激していたようでした。
後藤亜由美ちゃんはジャンプの調子が悪くて転倒が多くて残念でした。キスクラでは同じ愛知県の明子ちゃんが隣に座っていて、揃って手を振る様子がかわいかったです。

男子は愛媛の河野元君のとき、同じ愛媛代表で怪我のためにFSに残れなかった玉田君がキスクラに座っていました。選手同士のキスクラは国体ならではでいいですね。

堀之内雄基君、3Aに挑戦していました。残念ながら転倒でしたが、彼の3A挑戦はあまり見たことがないように思うので、いいチャレンジが見られました。

山田耕新君、調子が悪かったSPとはうって変わり、ミスが少なくいい演技でした。スタオベも起こっていました。

この日はスタオベが多かったです。
宮崎勇人君もパンクはありましたが、いい演技をしてスタオベが起こっていました。明子ちゃんのブログによると彼は大学4年でこの試合で引退らしいですね。現役最後の演技でスタオベをもらうなんて最高です。

小沼裕太君はこの前の全日本で覚えました。けっこうお気に入りの選手です。ビールマンができたりと個性あるし、全日本でプレゼントをもらったときの反応がかわいすぎたので。
この日スケーティングがよく伸びていました。まだ大学1年なので、今後に期待したい選手です。

神崎範之君は引退したシーズンのプログラム、オペラ座の怪人でした。大ちゃんの「名古屋のファントム」のとき、彼も別の「名古屋のファントム」を滑って、しかもそれが最後の全日本だったんですよね。
ショートに続き3Aを成功させました、それも2本!凄すぎないですか?他のジャンプでダブルになるなどのミスはありましたが、感動しました。もちろんスタオベしましたよ。
演技後にリンクサイドの選手達とハイタッチしていました。

坪井遥司君は大学1年で今シーズンはジュニアでしたね。今着々と力を付けている気がします。
3Aが2本成功して他もよかったと思います。最後少し疲れが見えちゃいましたが、今後ぐんと伸びてくる選手かもしれません。

中村健人君、SPでは演技後ひどく落ち込んでいる様子だったので、できればFSでは演技後の笑顔が見たいなと思っていました。それはある意味叶ったかも?(汗)
4回転は高く真っ直ぐに上がりましたが、転倒。3Aは2本成功しました。でもルッツは2本ともパンク。極め付けはループを跳ぶ前に転倒してしまったこと。ジャッジ裏から見ていたら、氷の上を体が滑りフェンスの影に隠れました。本人のショックはかなり大きかったのでは。
でも落ち込むとかを通り越して、突き抜けてしまったのでしょう。演技後がっかりした様子はありませんでした。ジャッジ側にあいさつした後、こちら側を向いてリンクサイドの仲間達に大きな投げキッスを送っていました。キスクラでもピースサイン。予想外の展開でした。(笑)
今季最後の試合らしいけれど、今まで積み重ねてきた努力はすぐには実を結ばなくても着実に力になっているはず。来季の活躍を待ってます。

近藤琢哉君、今回はSPに続きFSも調子がいいです。3Lz-3Tのような難易度の高いジャンプもこなすし、3Aにも挑戦。個性的な表現ができる選手なので、ジャンプの調子がいいときの彼は見応えありました。

夜遅くなってしまったので、続きは明日書きます。

国体レポ 成年男子SP(全米、ユーロ、全中)

2012-02-02 23:38:44 | フィギュアスケート大会
子供のことでまたもやトラブルがあり、というより長いものに巻かれて流されてやりすごすこともできたのに自分からトラブルに巻き込まれに行き、ぼろぼろになっていてスケートのチェックがおろそかになっていました。まだJスポを録画した全米とユーロも半分も見てないし。
でもそんな中でも名古屋の国体には行きましたよ。29日の成年男子SPと、30日の成年女子SPと成年男子FSを見ました。
随分遅くなりましたがレポしたいと思います。
公式リザルト
国体公式サイト

国体は初めてですが、随分全日本とは違いました。
まず県別対抗なので、会場内に貼ってあるバナーも、それぞれの県の連盟が用意したらしい県名の入った公式(?)のもの。ファンが用意する選手個人のものはありませんでした。
そして選手の演技時には、同じ県の選手団が県名の入ったお揃いのベンチウォーマー姿でリンクサイドに立ち、応援します。小さな旗を振っている県もありました。
緊迫感漂う全日本と違い、県対抗のお祭り試合という雰囲気もありました。もちろん出場する選手は演技時には真剣ですが、それ以外のときは仲間同士でいかにも仲がよさそうで楽しそうでした。

バッジテスト5、6級の選手も成年・少年男子には出場していました。だから全日本を見ても上下に差があるものだと感じるのですが、今回はそれ以上の差がありました。でもどの選手も自分ができることを精一杯演技していました。
各選手の級は300円で購入したプログラムに載っていました。ちなみに成年・少年女子では6、7級の選手しか出場していません。男女の競技人口の違いを感じます。

入場無料なので、観客が多すぎて入場できなかったらと2日とも会場時間を少し過ぎたくらいに行ったのですが、杞憂でした。観戦する席さえ選ばなかったら、2日とも終日席に余裕がありました。お陰でジャッジ側の中央寄りの比較的前のほうに座ることができました。
近場に住む熱心なスケートファン以外は行かないものなのでしょうか。

男子SPの第1グループには現役バリバリの山田耕新君、堀之内雄基君、無良祟人君の他に引退した大上偉才君、神崎範之君が入っていて、最初から注目です。
無良君は6分間練習で4回転を成功させていました。
しかしびっくりしたのは、大上君、神崎君の2人ともが練習で3Aを成功させていたこと!
特に神崎君は引退して5年経つのでしょうか。私がテレビとはいえ初めて見た全日本が2006年。場所はこのガイシアリーナ。彼はそれが最後の全日本だったはずです。

そして本番。大上君のプログラムはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲でした。大ちゃんを始め、日本男子はこの曲を使う人が多いですね。
まず3Aが成功し、会場はどよめきました。そして3Lz-2T、3Fを成功させました。64.48の高得点でSP4位です。凄すぎ!引退して2年経ちますが、現役で十分いける成績ですね。

次の神埼君のプログラムはジャズナンバーでした。3A成功、会場はもちろんどよめきました。そして3F-2T、2S。20代後半で引退して5年も経っていて、どうして3Aが跳べるの?って感じです。全日本出場クラスの20歳前後の現役選手でも、3Aが跳べない選手は全く跳べないのに。

無良君は4回転は転倒でしたが、3Aは高さもあってきれい。そして3Lz-2T。
全日本のときも感じたのですが、無良君のスケーティングや表現力って格段によくなりましたよね。そして色っぽい。以前は無理に色気を出そうとしていた感じでしたが、今は自然ににじみ出している感じがします。

全日本ではシングルとアイスダンスの両方に出場していた玉田裕也君が、愛媛代表で出場していました。でも左腕を怪我しているようでした。ギプスか包帯で固定していたのでしょうか、ほとんど動かすことができなくて。
でもそんな状態でも棄権することなく滑ってくれました。ジャンプは全部1回転で流していましたが、ステップもスピンも右腕1本で表現した心を込めた滑りでした。会場の拍手も暖かく大きかったです。
彼は大学4年生でもう引退するんですよね。これが引退試合なのかと思うと寂しいです。でも忘れられない演技になりました。

佐々木彰生君は3Aが両足、3Lz-3Tがオーバーターン、3Fは両手を上げて。会場はやはり盛り上がっていました。SP3位という高成績でした。

中村健人君。6分間練習ではそこまで調子が悪そうでもなかったのに、2Lz-3T、1A、3F。キャメルではドーナツもできるようになったりと、スピンが上達しているようでした。
演技は素敵でしたが、ジャンプがこれでは凹みますよね。演技終了直後、観客へのあいさつ、キスクラと、ずっとひどくがっかりして落ち込んでいるのが見てとれました。感情がすごく表情や体全体に出るんですよね。2年ほど前の彼はこうじゃなくて、失敗してももっと淡々としていた気がしますが、勝ちたい気持ちが強くなったからでしょうか。

次は近藤琢哉君と東京勢が続きます。健人君はリンクサイドに残って手を叩いたりして応援していました。
近藤君のジャンプ、今シーズンや昨シーズンの全日本に較べると随分よかったです。3Lz-2T、3Lo、2A。軸はそんなに細くないのですが、安定したジャンプを跳んでいました。

小塚祟彦君、4回転は転倒でした。この日に4回転に挑戦したのは2人だけで2人とも失敗しちゃったのは残念でした。でも3A、3Lz-3Tと成功させて、83.41という高得点でSP1位になるのはさすがですよね。
スピード感あって素敵な演技でした。ファンはバナーを手持ちにして振っていました。ただし全日本のように派手に振るのではなく、控えめに膝の高さで。

吉田行宏君は3T-3T、3F、2A、高くてきれいなジャンプでした。全日本に続き、情熱的な黒い瞳を見せてもらいました。

郡山智之君は演技直前にリンクサイドに並んでいる福岡の選手団とハイタッチしていきました。その中にはコーチをしている中庭君と、その教え子の川原君もいました。この師弟、いかにも仲良さげです。中庭君は川原君がいかにもかわいくてたまらないという感じに見えました。小塚君もいて、もちろん彼とも郡山君はハイタッチしていきました。
3Lo、3T-3T、2A、リラックスして自分の演技を見せるのを楽しんでいるように見えました。彼はリバーダンス以来、観客を魅せるコツを掴んだような気がします。

成年男子SPの後は、少年男子FS、少年女子FSと続くのですが、成年男子だけ見て帰りました。

自分用の覚えに、全米、ユーロ、全中の公式リザルトへのリンクだけ貼っておきます。
全米 公式リザルト
ユーロ 公式リザルト
全中 公式リザルト
まだショートしか見ていませんが、全米はジャンやキャリエールなど、一時期不調だった選手たちが活躍していて嬉しかったです。
四大陸までにフリーの録画も見てしまいたいと思います。