気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

織田君とモロゾフ、契約解消(追記あり)

2010-03-30 01:24:00 | 男子選手
このニュースもありました。

織田君とモロゾフ、契約解消→スポーツ報知
<フィギュアの世界選手権(イタリア・トリノ)男子でSP28位に終わった織田信成(23)=関大=が、今季限りでモロゾフ・コーチとの師弟関係を解消することが28日、分かった。モロゾフ氏が「ノブ(織田)との契約は終わった」と明かしたもので、同氏は女子4位の安藤美姫(22)=トヨタ自動車=と共に母国のロシアに拠点を移すことも明らかにした。
 織田は昨季からモロゾフ氏に師事してきたが、五輪はフリーの演技中に靴ひもが切れるアクシデントで7位。今回はSPのジャンプがすべて回転が抜けるミスがあり、フリーに進めなかった。モロゾフ氏は「今回の演技は全く関係ない。ノブは才能のある選手」と評価する一方で、「コミュニケーションの面で問題があった」と明かした。
 また、モロゾフ氏は「政府に呼ばれており、ロシアに行くことは決まっている」と説明。安藤もロシアに帯同する方向で進んでおり、「ミキはメダルを取れる選手。来季の(プログラムの)アイデアもある」と、指導継続に意欲を見せた。>

モロゾフがロシア政府に呼ばれてロシア行きを決めていたのと美姫ちゃんが着いていくのは知っていて、織田君に関しては報じられないと思っていましたが、こういうことだったのですね。
織田君のSPの後、あの失敗の仕方は余りに衝撃だったので、思わず何度も「織田君どうしたんだろう」と事ある毎に呟きました。
その度に横から「モロゾフに捨てられたんだよ」と平然と答える娘。
12歳児の娘は適当に言っただけだし、「捨てた」という言い方はひどくどちらから契約解消を言い出したのか真実はよくわからないのですが、当たらずとも遠からずといったところでしょうか。
このことに関して、キスクラにいなかったお母さんコーチとの間で何かあったのかもしれませんしね。

でも世界選手権の織田君のSPは、失敗だけでなく、彼の雰囲気も異様に感じました。あれだけの失敗をしながら、彼が意外と冷静なのにものすごく違和感を感じました。自分でも跳べないことが最初からわかっていたみたいに見えました。
怪我などの体調不良でないことがわかったときに、もしかして誰かへの何かの抗議としてあの演技をしたのかと一瞬思ってしまったほどです。
日本の代表としての自覚が少しでもあるならそんなことをするわけはないので、織田君に対して失礼ことを一瞬とはいえ思ってしまったのですが。
きっとモロゾフとのことが試合の直前で、メンタルをうまくコントロールできなかっただけですよね。
今後のコーチなどをどうするのかは注目ですね。彼にもメンタル面でも強くなってほしいと思います。

・・・しかし大ちゃんファンとして言わせてもらえば、あれだけの波風を立てながら、短い師弟関係でしたね。あれは大ちゃんにとってはよかったと思うけれど、彼にも辛い思いをさせたのだし、お互いに根性を出してもう少し師弟関係を続けてほしかった。

4月2日追記
本日関西大学で大ちゃんと織田君の学長表彰があり、ブースポにその模様及び彼らのインタビューがありました。その中で織田君はモロゾフについて語っています。→ブースポ

<ニコライ・モロゾフコーチとの契約解消が伝えられたが「モロゾフ先生からは、1月の五輪前に、拠点を移すかもしれない、という話があった。ロシアという話は全然聞いていなかった。コーチがやりやすい環境で、ぼくたちはそれに帯同していく形になる。そのあたりは何もわかりません。まだ何も話し合っていないので…」と視線を下にやった。>

モロゾフは契約解消と語っていましたが、織田君の中ではまだそういう形になってないのでしょうか?
2年前と同じく、今回も噛み合ってないことが多いですね。
国民性や言葉の違いによる齟齬があるにせよ、モロゾフは人間関係を混沌とさせる名人かも。(汗)

真央ちゃん新体制へ&SPのルール改正提案

2010-03-30 01:20:10 | 女子選手
世界選手権が終わると、色々なニュースが出ますね。

真央ちゃん、新体制6月めどに新コーチ決定→サンスポ
<浅田真央(19)=中京大=は来季以降、日本に拠点を移す。
 来季以降のコーチなど、真央の新体制は6月をめどに正式決定する見通し。新プログラムの振り付けを5月までに依頼しなければいけないため、まず振付師を人選。その後、コーチを決め夏前から本格練習を行う。真央は30日に凱旋(がいせん)帰国し、高橋とともに都内で会見する予定。>

何一つ心配のない磐石のチーム大輔に対して、チーム体制に関して真央ちゃんは見ていてハラハラすることが多かったです。
もっと彼女が力を発揮できる体制が作れるといいと思います。

真央ちゃんといえばトリプルアクセルですね。ルール改正関係の気になるこんなニュースも。

3回転半をSPの課題へ 日本が提案→スポーツナビ
<フィギュアスケートで浅田真央(中京大)が武器とするトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)がより正当に評価されるよう、日本スケート連盟が6月の国際スケート連盟(ISU)総会(バルセロナ)で女子ショートプログラム(SP)のルール変更を提案することが29日、分かった。採用されれば、女子で唯一3回転半を武器とする浅田に有利となる可能性が高い。
 日本連盟の吉岡伸彦フィギュア強化部長がイタリアのトリノで明らかにしたもので、「2回転半ジャンプ」となっている現行の必須課題を男子と同じ「2回転半、または3回転半」と変えるよう要望する。吉岡部長は「できる選手がいる以上、許すべきだ」と根拠を示し、得点アップへ「可能性も広がる」と期待感を込めた。
 提案が認められれば、浅田は今季3回転半-2回転で跳んだ連続ジャンプを、基礎点がより高い2連続3回転ジャンプに置き換えることができ、大技の3回転半と合わせて男子のトップ選手に匹敵する構成が実現する。
 また、3回転半に失敗して2回転半となり、後に跳んだ2回転半が規定違反で0点になった、昨年10月のロシア杯のような事態も回避できる。>

これは認められるべきルール改正だと個人的には思っています。跳べる選手がいる以上、男子と同じようにSPの必須要素であるアクセルを、女子は2回転に限定するのではなく3回転を認めるのは当たり前でしょう。
スポーツの進化という点からも、女子のアクセルが2Aに限定されているのはおかしいとずっと思っていました。
うまくISUの内部に根回しするなどして、連盟には頑張ってもらいたいと思います。

スロージャンプ?他いろいろ

2010-03-30 01:10:06 | 高橋大輔その他
昨晩のすぽると!で見たEXのリハーサルの真央ちゃんとのスロージャンプの練習は、かわいすぎました。当たり前だけど、体のラインが大ちゃんと真央ちゃんでは全然違いますね。練習着姿だと体格の差がわかりやすく、大ちゃんががっしりと男っぽく見えました。
その後動画でリハーサルでペアのジャン・トンの指導を受けているかわいい姿も見られました。ペアスピンってシングルの選手がいきなりやろうとしても難しいんですね。
こんな様子も、31日夜のフジのEXの放送でまた見られるのでしょうか。
スロージャンプもいきなりはできませんよね。大ちゃん、一応投げたのかな?真央ちゃんが自分で勝手に跳んだのかしら?

大ちゃん5月に右膝のボルト除去→スポニチ
<高橋は世界選手権2連覇を目標に掲げ、5月にも右ひざに埋め込んでいるボルトの除去手術を受ける意向を示した。その場合、リハビリのため1カ月ほど氷上練習から離れることになるという。>

ゴールデンウイークのPIWまでこなしてから、ボルトの除去手術をするのですね。
正直、4回転の本格練習など、来季のことを考えたら少しでも早く手術を受けてもらいたいのですが、自分の立場に対する責任感から、その前にアイスショーに出てくれるのでしょうね。日本のファンに、五輪銅メダリスト、世界王者としての自分の滑りを見せたい気持ちもあるでしょうし。

大ちゃんはすでに帰国途中なのですね。→日刊スポーツ
<29日、イタリアを出発して、帰国の途に就いた。トリノ空港では日本人女性ファンの見送りを受け、写真撮影などのファンサービスにも気軽に応じていた。「長かったです。日本に帰ったらゆっくりしたい」と笑顔を見せていた。30日に日本に到着し、女子優勝の浅田真央とともに記者会見を行う予定。>

帰国後も忙しくて、中々ゆっくりできないかもしれないけれど、元気な姿を見せてね!

世界選手権女子

2010-03-28 23:45:38 | フィギュアスケート大会
昨日の夜はJスポで女子SP、FSと続けて見ました。SPでの乱れっぷりはすごかったですね。バンクーバーでの男子のよう。
そんな中、SPとFS、両方で素晴らしい演技をして優勝した真央ちゃん、本当におめでとう!真央ちゃんの凄さを再び実感しました。
大ちゃんとアベック優勝したのも嬉しいです。

ただ演技は本当に素晴らしかったんだけど、3Aの回転不足をSPでもFSでも取られてしまったのは残念でした。3Aを1つの試合で3回入れられるのは本当に素晴らしいんだけど、3Aはやはりリスクが高すぎるので回数を減らして、3-3とかルッツを復活させられたらと思います。
もちろん選手とコーチが決めることでファンがごちゃごちゃ言うことじゃないってわかってるんだけど、毎回複雑な気持ちになるんですよ。
SPもFSも2位でしたし。DG判定がなければ両方とも彼女が1位だったはずでしたが。ただ他の選手がSPとFSを揃えてきたら、いかにまとめてもDG判定を受けたら勝てないし、毎試合回転不足なく調子よく3Aを跳ぶのは本当に難しいことだと思うので。もちろん大切な試合にさえ合わせればいいというのはあると思いますが。
でもそれ以外はミスのない素晴らしさ、いざというときの彼女は本当に強いです。

2位のキム・ヨナのSPではミスの連発に驚きました。オリンピック金メダリストとしてのプライドか、FSでは持ち直して1位でしたが、それでも3Sの転倒と2Aのパンクの2つの大きなミス。でもSP、FSの両方で3Lz-3Tを成功させた彼女の強さにも驚きました。
でもオリンピックで優勝しながらその後の世界選手権に出ることの難しさというのを、彼女を見ていて痛感しました。

3位のレピスト、SPもFSもジャンプミスがありましたが、どちらも演技そのものはよく、素敵な演技が見られました。

4位の美姫ちゃん、バンクーバーに続いて惜しかった。調子は悪くなさそうなのに、SPでルッツを転倒。FSではミスらしいミスはなく3位でしたが、表彰台に乗ることはできなくて。
何かを大きく変えたほうが、もっと素敵な美姫ちゃんが見られるのではといつも思うのですが。例えば彼女の競技プロを宮本さんで見てみたい。EXナンバーのボレロをSPに手直しして使ったりしたのを見てみたいなぁ。あれは本当に素敵なプログラムだったから。

5位にファヌフ、ここに彼女が入ってくるとは思ってなかったので、素晴らしいです。SPでは小さなミスがありましたが、FSにはミスらしいミスはありませんよね。

6位はカロリーナ。ミスはありましたがいつもより少なくて、彼女の魅力がよくわかるいい演技が見られたと思います。SPでもFSでも転倒がありませんでしたしね。
地元の歓声を受けて伸び伸びと滑っているのが素敵でした。FS演技後は涙も。

7位は未来ちゃん。この大会の女子で一番引き付けられたのが、SPの彼女。躍動感があって生き生きと滑る喜びが全身から出ていて、表情も豊か。スピンの速さ美しさは絶品だし。
でもSP1位でFSは緊張しちゃったみたいですね。FSは残念なことになりましたが、世界選手権をSP1位で折り返すなんて滅多にない経験。次に繋げてほしいと思います。
来季は最も注目すべき女子選手のうちの1人になりそうです。

8位はマカロワ。基礎力に加えて、ミスが少ないいい選手ですよね。1試合毎にうまくなっているので、彼女も来季が楽しみです。3T-3Tは跳びますが、他のジャンプ構成は高くないので、トップ選手の仲間入りをするために、その辺りをどう変えてくるかも気になります。

9位はレイチェル・フラット。この大会にうまく合わせられなかったのか、本来の力は出し切れなかった感じ。でも大きく崩れなくてミスを少なくまとめられるところがさすがです。

11位は明子ちゃん。SPは全部のジャンプを失敗。本当にショックでしたでしょうね。バンクーバーの後というだけでなく、突然出場することになると、余計に合わせるのが大変なのでしょう。SP後に大ちゃんが励ましたというエピソードもありましたね。
FSではだいぶ彼女らしい演技が見られて、順位をぐんと上げてきてくれました。

公式リザルト

アイスダンスはバンクーバーと同じでバーチュー&モイア組が優勝、デイビス&ホワイト組が2位ですね。そして3位にファイエラ&スカリ組が!地元イタリアでのメダルよかったですね!

世界選手権男子 大ちゃん優勝!

2010-03-26 20:37:16 | フィギュアスケート大会
大ちゃん、金メダルおめでとう!!!!!
トリノって何かある地ですよね。何度も悔しい思いをしたトリノのパラヴェーラ競技場で、大ちゃんは日本人初の金メダルを獲っちゃいました!
「世界王者」とこれからは呼ばれるんですね。素敵な響き♪

まずはショート、24日の晩「すぽると!」の生中継でeyeを見ました。微妙に動きが重いかな?と思いましたが、ミスもなくSP1位の好発進。
小塚君と織田君はジャンプシーンのみのダイジェストでしたが、調子がよくジャンプが全部成功した小塚君とは対照的に、ジャンプが全部シングルでパンクした織田君にはかなりのショックでした。
下位の選手が不調のときでも、あそこまでの失敗は見たことがありません。てっきり怪我をしているか体調が悪いのだと思いました。

25日夕方のフジの男子SPの放送。「すぽると!」で見たときは大ちゃんの動きがやや重く感じたのに、順番に見ていくと大ちゃんはよく動いているなという印象に変わりました。重いと感じたのは大ちゃん比であって、他の選手と比べると、運動量が多くてよく動いているんですよね。
SP後のインタビューで、「4回転をどちらにするか、もしくは回避」と言っていたのにはびっくりしました。4回転の種類はどちらでもいいけれど、回避という選択肢が彼にあるとは思っていなかったので。これだけが今朝のFSを見るまで気になっていた点です。

小塚君は今季のSPで一番いい?と感じたほど素晴らしい演技。体がよく動いていて、キレがあり、ダイナミックでした。このプログラム、やはり彼に合っています。点数でもきちんと評価されましたね。

織田君は全体を通して演技を見るとちょっと異様な感じがしました。ジャンプが全部失敗してものすごくショックだろうに、表情も演技も淡々としていて、失敗することを自分で予期していたかのような感じ。ジャンプミス以外ではslstの途中で足が取られたかのようでした。
6分間練習では好調だったという本田さんの話だし、niftyの記事を読んでも怪我などはしていないとのことだし、メンタルが原因らしいけれど一体何だったのでしょう。

アボット、パトリック、ジュベール、放送された選手はみんなよかった。
ジュベールの4回転が見られたのは本当に嬉しい。本人も4回転のコンビネーションとルッツの成功の後ではガッツポーズで喜びを表していましたね。

夜は翌日の早起きに備えて早く寝るつもりだったのに、Jスポの男子SPを見てしまいました。気になるからフリーの前にやはり見たいですよね。
ミハル、アダム、デニスなどの若手選手の演技が良かったです。

ボロデュリンが最初の3Aを跳んだ後、動きがおかしくなり滑るのをやめましたが、右足のエッジが上下にヒビが入っていました。対処の仕様がなく、棄権しました。
こんなことってあるのですね。本人に怪我がなかったのは何よりでしたが、ボロデュリンの演技は楽しみだったので残念です。
これでロシアの枠はヴォロノフ1人の肩にかかりました。

大ちゃんは体重が2kg増えていたのですね。→スポーツ報知

今朝は4時過ぎぐらいに起きて、Jスポをメインにして所々フジを見ました。
アダム、3Aを1つステッピングアウトした他は素晴らしい演技で、その時点での1位。SPでも入れた両手上げルッツは目を引きますね。
ヴァンデルペレンの4-3-3も素晴らしかった!今季ずっと調子が悪かったのが、最後のこの試合になって彼本来のジャンプを見せられるようになりましたね。

ここから最終グループ。
アボット、4回転は転倒、2Aでも転倒してしまいました。実力はあるのに彼はプレッシャーに弱いのかな。キスクラに戻る途中、プレゼントを拾って「ありがと~」と言ったように聞こえたけれど、気のせい?

小塚君も4回転は転倒。その後もミスが多かったですね。動きそのものはよかったので惜しいです。

ジュベール、何だか4回転を跳んでくれそうな表情をしていると思ったら、2回成功させましたね!その後ミスがあって残念だったけれど。でもバンクーバーのあの状態から表彰台に乗れるところまで帰ってきてくれたのが嬉しい。彼は世界選手権ではメダルを落としません。

パトリック、流れるような滑らかな動きでしたが、ループの転倒と他にもいくつかミスがありましたね。それでも2年連続での銀は素晴らしいです。

ミハル、フリップが片手付きになったぐらいで、他は大きなミスなくまとめました。4位は素晴らしい!来季は表彰台に乗る気満々ですね。

大ちゃん、4回転はどうするの?と思いつつ、見ていて不思議なほど緊張しませんでした。そして4回転フリップ!両足だったけれど、成功まであと一息のかなりいい感じです。私はトゥループを跳ぶんじゃないかと思っていましたが、いつも大ちゃんは私の予測の上を行ってくれます。
その後もあまりの落ち着き方に失敗する気がしず安心して見ていました。流れるような美しい動きに、豊かな感情表現。3F-3Tの着氷だけ少し乱れましたが、あとはミスもありませんでしたね。最後のジャンプを2A-3Tにしたのは、4Fは回転不足かもしれないけれどパンクではないのにどうして?と思いましたが、最初から4Fの場合はそういうプログラム構成に決めてあったのかもしれませんね。SPには付かなかったのに、FSではルッツに「!」マークが付いてしまったのが残念です。
スピンもステップも全てレベル4!SP、FSで1位の完全優勝になっただけでなく、PCSだけでなく、技術点でも1位、文句なしの堂々たる世界王者ですね!
バンクーバーからの短期間でよくここまで強くなったものです。もう今の大ちゃんからは失敗しないオーラが漂っているかのよう。大ちゃんって凄すぎです!
100個目の金メダルを手にした大ちゃん、本当の本当におめでとう!

公式リザルト

ところで、日本、カナダ、アメリカは3枠を獲得しましたね。来季が楽しみ!

ペアはパン&トン優勝、サフチェンコ&ゾルコビー2位、悠子ちゃん&サーシャが3位。おめでとう!

雑誌「バンクーバー五輪フィギュアスケート」

2010-03-23 22:17:36 | フィギュアスケート雑誌・本
定番フィギュア雑誌以外はなるべく買わないようにしていますが、新書館の「バンクーバー五輪フィギュアスケート」だけは買いました。次号のWFSは世界選手権中心で、バンクーバー五輪はダイジェストですものね。
昨日届いたのですが、まず写真がいいですね。菅原さんはいつも大ちゃんの美しい瞬間を切り取ってくれています。他の選手の写真もどれも美しいです。

内容は思った以上に骨のある雑誌という感じでした。田村明子さんによる記事が多いのですが、4回転論争関連の記事やインタビューだけでなく、プルシェンコのトランジッションに関する疑惑のメール騒動や、ジョニーに対するカナダメディアの失礼な発言などにも触れられていました。
田村さんのジャーナリストとしての姿勢が出ています。正直言って、単行本ではなくバンクーバー五輪記念雑誌にここまで書くのかという驚きもありましたが、読み応えはあります。
3月31日に新潮社から発売の田村さんの著書「パーフェクトプログラム」も楽しみです。

まだ全部読んでないのですが、選手のインタビューで気になった部分がいくつかありました。

エヴァンのインタビュー。ジャッジが4回転を跳んだプルシェンコよりもあなたを五輪チャンピオンに選んだことに驚きがあったかという質問に対して。
「今の採点方式だと、ジャッジは誰をチャンピオンにしようと選ぶだけではなく、1つ1つの技に対しての評価をしていくだけだと思います。そしてコンピューターが足し算をして、採集結果が出る。」
エヴァンがほぼパーフェクトに滑らなかったら、彼のチャンピオンはなかったわけですからね。
でもジャッジが「選んでいる」という印象を受ける試合はあります。エヴァンにしろ誰にしろ、自分に不利になることは言いませんよね。でもちょっとこの言葉は、建前すぎて納得いかないものを感じました。
48ページのメール騒動の話と読み合わせると、何ともブラックです。・・・悪いのはエヴァンじゃないけれど。

ジュベールのインタビューも載っていたのは嬉しいかぎり。
不調の原因を自分自身の生活や行動によるものと語っています。全部自分で出来ると過信し、家族や周囲の助言も聞かず、自分勝手に振舞っていた。具体的にはどういうことなのでしょうか?でも彼には原因がはっきりとしているなら、きっと自分で修正していけますね。

大ちゃんインタビューには、試合後にプルシェンコに「ユー・アー・マイ・ヒーロー」と言われたことが最後に載っていますね。
プルシェンコのインタビューを読んで、4回転への評価の低さへの不満だけでなく、ジャッジへの不信などもあったことを思うと、余計に大ちゃんに対する気持ちが理解できるような気がします。
北米の選手を勝たせようとしているのではないかというジャッジに不信感があって、孤立無援のような気持ちでいるときに、4回転なしでまとめれば優勝もできる実力があるダイスケが4回転に挑んだのですから、「ヒーロー」でも不思議はありません。SP後の4回転にまつわる記者会見でも、大ちゃんの発言には援護してもらったような気持ちになったでしょうし。

まだ読んでないところも読むのが楽しみです。

男子滑走順他

2010-03-23 21:18:10 | 高橋大輔その他
今日は歌子先生と本田さんのお誕生日ですね。おめでとうございます!コーチとして大ちゃんを支えるお二人が同じ誕生日ってとても不思議です。

男子の滑走順が出ましたね。大ちゃんは第7グループの最終滑走。同じグループに織田君と小塚君もいて、日本人3人が揃いましたね。フリーも仲良く3人とも最終グループに入るといいなと思います。

大ちゃんは4Fの話題を提供してくれていますが、フリーで本当に入れてくるのでしょうか?種類は何にしろ4回転を入れてくるのは間違いないので、ハラハラしながら楽しみにしたいと思います。
4回転関連の記事を貼っておきますね。

共同通信(22日)
<21日は公式練習が始まり、日本男子初の優勝が期待されるバンクーバー冬季五輪銅メダリストの高橋大輔(関大大学院)は、成功すれば国際スケート連盟主催の大会で史上初となる4回転フリップに3度挑戦したが、成功はなかった。>

スポニチ(23日)
<前日(21日)の練習で、成功すれば国際連盟主催大会初となる4回転フリップに3度挑戦した高橋は、この日も7回チャレンジ。すべて失敗だった21日とは一転、両足着氷の惜しいジャンプを見せるなど成功の予感を漂わせ「いい感じでできた」と手応えを得た様子。これまで試合では4回転トーループに挑んできたが「フリップにするかは五分五分」と話した。前人未到の大技で、エースが日本男子初の頂点を狙う。 >

スポーツ報知(23日)
<4回転フリップについて、長光コーチは「来季を見据えてのもの。限界は作りたくない。フリップは安定感があるので、様子を見て(今回跳ぶか)決めたい」と、来年3月に東京で開催される世界選手権を意識。>

サンスポ(23日)
<高橋はフリップとトーループの2種類の4回転ジャンプを確認した。成功すれば史上初となるフリップは前日より成功に近く「いい感触」と手応えを口にした。
五輪後は「練習に身が入らなかった」と集中力の維持に苦心した。「エンジンがかかったのはトリノに入ってから。試合の雰囲気に、気も引き締まってきた」と、ようやく本番モードになってきた。>

トリノ入りしてから、大ちゃんもエンジンがかかってきたようですね。
昨晩のすぽると!ではちらりと練習が映りましたが、今晩もやってくれるでしょうか?4Fの映像を見たいなぁ。

Jスポの田村岳斗さんのブログで、フィギュアスケートに関する読者の質問に答えてくれています。ここが知りたかった!というのがずばり解説されていて、その分かりやすいこと!バンクーバーで脚光を浴びた靴紐から、4回転を入れたSPのジャンプ構成まで、ずっと疑問だったことが氷解しました。
テレビの解説でも、田村さんの説明はわかりやすくて核心を突いていますものね。自分が元選手だったというだけではなく、現在コーチだから言葉で分かりやすく説明することができるのでしょうか?自分がスケートをできるだけでなく、言葉で選手に説明して指示ができないと優秀なコーチにはなれなさそうですものね。

SOIのチケット

2010-03-21 00:10:19 | フィギュアスケートその他
STARS on ICE東京公演のチケットが1枚友人の手元にあるので、お譲り致します。
日にちが近いということで、お値段はディスカウントしてあります。ご希望の方は私にメールにてご連絡くださいね。(決まりました。ありがとうございました!)

4月11日(日)SOI東京公演 開演13:00 B席1枚
定価10000円のチケットですが、送料・手数料込みで8000円です。

トリノに出発

2010-03-20 23:50:14 | 高橋大輔その他
今日大ちゃんが関西空港から出発しましたね。
サンスポ
時事ドットコム

本当に出場するのかしら?と思っていたプルシェンコも欠場。大ちゃんは優勝が期待されていますが、2年前のように金メダルを思いつめず(笑)、気楽に応援していようと思います。
男子は有力選手の欠場が多いのですが、その分伸び盛りの中堅選手が多く出場しているし、4回転を入れて完璧に滑った場合は怖い存在のジュベールやアボットもいるし、大会そのものを楽しもうと思っています。

<高橋を指導する長光歌子コーチは「五輪後はかなり疲れていたけど、ようやく持ち直した。演技構成は変えず、4回転も入れます」と話した。>

<高橋は空港で取材に応じなかったが、マネジメント会社を通じて「今は競技に集中している」とコメントした。>

プルシェンコの体調についてのニュースはこちら。→ロイター(Jスポ)
<プルシェンコは現在、両ひざに問題を抱えており、診察を受けた結果、少なくとも2週間は激しい運動を控えるように言われたという。>

バンクーバーにはよく合わせてきたものです。身体能力・精神力だけでなく、調整能力も素晴らしいです。調整能力には運も入るかな?

ところで小塚君が出国したときのニュースなのですが、表現について語っていたのが印象に残っていました。私にとってはかなり興味深い記事でした。→時事通信社(Jスポ)

<玄人好みのスケーターが、殻を破るつもりで23日からの世界選手権(イタリア・トリノ)に挑む。フィギュアスケート男子の小塚崇彦(トヨタ自動車)はバンクーバー五輪で4回転ジャンプを決めながら8位。持ち味の高いスケーティング技術も見せたのに点数が伸びなかった。
 原因を考えると、「内向き」だったことに突き当たる。今季は「音を取る」ことを主眼に置いてきた。派手な動きやパフォーマンスとは一線を画し、質の高いエッジワークで音を表現する。五輪の演技も関係者には受けが良かった。しかし、銅メダルをつかんだ高橋大輔(関大大学院)らと比べると、訴えかける力が弱かった。
 「自分の中だけで滑っていた」「無表情だった」と五輪を振り返る。ジャッジや観客にアピールするためのつくり笑いは好きではないが、採点競技だから「にやっとした表情や怖い顔、悲しい顔は必要かな」と考えることにした。3年連続の出場で初の表彰台も意識する世界選手権で試すつもりだ。
 五輪では、4回転を成功させながら銀メダルにとどまったエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)から激励の言葉とともに握手を求められ、「認めてくれたのかな」と感じた。その自信を胸に、また新たな境地に挑む。>

小塚君のスケートも今のプログラムも好きですが、点の出方とか見ていて歯痒いような気持ちになるようなことはありました。あれだけのスケーティング技術を持っていながら、ジャッジにはPCSで高く評価されてないんですよね。
その原因はやはり表現の仕方。もうちょっと表情とかで観客アピールがあればいいのにと思っていました。
できないはずはないんですよ。EXナンバーの「Save The Last Dance For Me」では、DOIのときに目の前で腕を広げてにっこりしてくれて、思わずときめきましたから。(笑)
あんな感じでどんどんジャッジにも観客にもアピールしてくれたらと思います。

バンクーバーでは初出場の小塚君は得るものが大きく、特に大ちゃんからたくさんのことを学んでくれたようですが、表現の仕方でも影響を受けてくれたようですね。
バンクーバーでの大ちゃんの演技は、大ちゃんってここまで表情豊かに表現する人だったの!と驚くぐらいの演技でしたから。

実は表現について最近ずっと考えていたんです。
微妙に書きにくいんだけど(笑)、健人君ファンの私はこれから先彼に伸びていってほしいなと思っていたので、表現の点で大ちゃんとの違いを考えていたのですね。
健人君は腕や指先や上体の使い方がうまく、体を使っての表現はかなりできているけれど、表情で訴えかけてくる部分が弱いから、表現の点で全体の印象もちょっと弱いなって。
もちろん体での表現ももっと伸びる余地はあり、今後さらによくなっていってほしいと思っていますが。
でも健人君がバンクーバーでの大ちゃん並みに表情豊かに滑るところは、ちょっと想像しにくいですね。(笑)
他の日本人男子でも想像しにくい。でも町田君はかなり表情でも表現ができていると思います。
そういうわけで、この小塚君の記事にはかなり反応したわけです。この記事を読むと、日本人男子がバンクーバーの大ちゃんから受けた影響の大きさを思います。
きっとそのうち、日本の男子選手といえば、世界一表現力豊かな選手たちということになりますよ。本当になるかな?なるといいな。

小塚君は4回転を跳びほぼ成功させたことで、プルシェンコにも認められましたね。プルさんにしてみれば、4回転を跳ぶ選手はみんな自分の味方で4回転連合軍の一員みたいな感じなのでしょうか?(笑)

ショーに行くことになりました

2010-03-18 23:55:16 | フィギュアスケートその他
皆さんがアイスショーに行くお話をされているので、いいな~、でも競技費用を貯めるために我慢だ!と思っていました。
でも昨日名古屋フィギュアスケートフェスティバルに大ちゃんが出演するのを知ったので、行くことにしました。
関東や大阪のショーは、チケット代以上に交通費がネックなんですよね。でも名古屋にまで大ちゃんが来てくれるのなら、行かないわけにはいきません。

今日10時からの一般発売で、B席の端ですが2枚手に入れることができました。アイクリで申し込んでおけば、もう少しいい席が手に入ったのにとも思いましたが、チケットが手に入っただけでもいいですよね。
ダイヤモンドアイスなどのように外国人選手は出ませんが、国内選手だけなら大ちゃんを始めとする豪華メンバー。楽しんで来ますね~。

誰と行くのかというと、気軽に誘えるお値段の席なので、まだ会場に行ったことがないというフィギュアファンのママ友を誘うことも考えたのですが、彼女は今ご親族が大変なご様子なので、そんなときにこんな話を持ち掛けることはできずやめました。

それでまだ会場に行ったことがない母と行くことにしました。どうも母はバンクーバーからライトな大ちゃんファンになったようです。
バンクーバーのSP後も「大ちゃんよかったね~」と言って、なぜか私に握手を求めてきました。(笑)
前は大ちゃんを好きじゃないようなことを言っていたのに、「かっこいい」とも言うようになりました。でもDVDを見せようとしたら、断られました。試合を見るだけの本当に超ライトなファンですね。

チケットを申し込む前に、一度もまだ生でフィギュアを見たことがない母と行こうと決めていたので、チケットが無事に取れたのは、ささやかな親孝行の気持ちが通じたのかも、なんて自己満足しています。(笑)
娘はお留守番です。チケットは4枚まで申し込めましたが、娘がフィギュアに行きたがらないことはわかっていたので。
フィギュアの熱狂的なファンになられてもお財布が痛むから困るけれど、近場のアイスショーぐらい娘と一緒に行きたいんですけれどね。時々誘うのですが、絶対に行きたがりません。親子で観戦とか聞くと、ちょっと羨ましいんですけど。
ちなみに娘は一昨年に一度だけPIW大津公演に行っているので、食わず嫌いというわけでもありません。