気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

動画

2014-05-07 23:53:43 | 中村健人
関西学院大学のフィギュアスケート部のHPに四大学定期戦の写真と動画が上がりました。→こちら
動画が上がることを望んでいたので、すごく嬉しいです。
関西学院大学のフィギュアスケート部の皆様、どうもありがとうございました!



健人君の引退試合

2014-05-04 17:00:07 | 中村健人
昨日の大阪、臨海スポーツセンターの四大学定期戦に行って参りました。
正直言うと、全日本までは続けてくれるんじゃないかと勝手に期待していたので、この試合での引退はショックでした。でも就職活動と平行して練習を続けるのは大変なことだろうし、本人が考え抜いて出した結論だから、見送りに行かないわけにはいかないです。

臨海スポーツセンターに足を運ぶのは2回目で、それは2008年5月13日の「臨海スポーツセンター存続のためのイベント」以来のこと。あれから6年も経っていて、多くの方の努力と協力の末にリンクが存続したのだと思うと感慨深かったです。(当時のレポはこちら。→ 
あのときは大ちゃんのHipHopスワンを見たのですね。すごく昔のことに感じます。

定期戦は立教、慶応、同志社、関西学院の4大学で行われます。
私は開会式から見ようと思っていたものの、家を出るのが遅れて見られず。でも試合は最初から見られました。
A~Dの4つのカテゴリーで行われ、Dクラスの選手は大学生になってからスケートを始めた選手が多そうな感じでした。ジャンプも半回転や1回転だったりで。試合というより、発表会を見ているような感じです。
こういうレベルから見ていくと、全日本ならどの選手も当たり前に跳ぶ3回転ジャンプというのが、いかにすごい技なのかということを実感します。

健人君はほとんどの時間をリンクサイドで、仲間達と談笑しながらリラックスして過ごしていました。アップしたり、たまに音楽に合わせてリズムを取ったり。
リンクサイドには全日本でおなじみの近藤眞樹君がずっといました。彼は滑らず、関西学院のOBとして見に来ていたのでしょうか?
木原龍一君や村元哉奈ちゃんも来ていました。

そして花を持ったいい男が歩いている、と思ったら、重松先生でした。健人君の前コーチ。元教え子の引退にこちらも駆けつけてくれたようで、重松先生のその姿を見ただけで感動してしまいました。客席の後ろで健人君とお話していました。

立教ジャージを着てずっとリラックスして笑顔で過ごしていた健人君ですが、6分間練習で衣装を着て現れたときには雰囲気が変わっていました。
鋭い試合のときの顔付きに変わっていて、皇帝衣装と相まってすごいオーラを発していました。リンクサイドに現れてから氷に乗って練習し、またリンクにサイドに戻ってバックヤードに消えていくまで、全日本と同じように集中していてにこりともしず、完全に競技者の顔でした。この辺りから他の選手とは違いました。
頬がそげているなと思っていたのですが、体も絞り込まれていました。

6分間練習ですが、そこまでの選手とはレベルが違いすぎていて、スケーティングからしてものすごいスピードと美しさでした。全日本の最終グループで滑ってきた選手ですものね。
ジャンプは最初ルッツが調子悪いかなと思ったものの成功させて、3A、3A-3Tも成功させて拍手をもらっていました。
それでも本人の気が緩むことはなく、バックヤードに去っていくときには厳しい表情をしていました。その表情で無言で後輩に持たせていたエッジケースと上着を受け取る姿は、いかにも先輩というか、皇帝様という感じでした。(笑)

自分の出番のときにリンクサイドに現れたときには、表情が柔らかくなっていて、リンクサイドの選手達数人に握手を求めていました。恐らく仲間達の握手から力をもらっていたのでしょう。
氷に立ったあとも、リンクサイドの全員とハイタッチしてからスタートポジションにつきました。

演技は圧倒的でした。まず3A-3Tを成功させて大きな拍手をもらい、その後のジャンプもきれいでした。3Aを後半にも成功させ、コンボのタノも優雅で美しい。なぜかトゥループが2本ともダブルでしたが、そんなのは気になりませんでした。
最後までスピードがあって動きにキレがあり、スピンの回転速度もあり、本人の気持ちと気迫のこもった見ていて失敗する気がしない演技でした。(実際は2本パンクアリですが)
細部まで繊細に表現していて、最後のコリオの柔らかい表情と表現の多彩さが素晴らしかった。
少し悔しさもありながら、やりきった演技と言えるのではないでしょうか。
フィニッシュの後に氷に触って、挨拶のときには涙していました。
観客は総スタオベで彼の雄姿を見届けていました。

スピード、体のキレ、ジャンプ、表現、総合的な美しさ、どれをとっても私が見た彼の演技の中で最高のものでした。
こんなにも素晴らしくて、22歳とまだ若くて、余りにも最後にいいものを見せられたので、正直言うと引退が余計に惜しくなってしまいました。

その後は本人はずっと柔らかな笑顔で、重松先生や仲間やファンから花やプレゼントを受け取ったりして過ごしていました。
競技の終了後、氷上で健人君のあいさつがありました。
今日は自分だけの大会ではないけれど、主役だと思っている、まだ現役を続ける人は悔いのないように、というような内容で、ユーモアを交えて堂々と話していました。詳しくはツイッターでレポしてくださった方がいます。
それを見て本当に大人になったな、成長したなと感慨深いものがありました。
その後彼の希望で選手や関係者も氷に乗って記念撮影。もうスケート靴を脱いでいたり、最初からスケート靴を履いていない人もいるので大変そうでしたが、楽しそうでした。

その後リンクサイドに再び戻ってきたのをしばらく見ていた後、ホテルまでの帰りの電車が気になったので、私は帰りました。

もうこれで彼のスケートを見ることはできないのだと思うと、とても複雑な気持ちが渦巻いていて、今日になっても気持ちの整理は完全についていませんが、行って良かったとだけは言えます。
彼の最後の素晴らしいスケートが見られ、以前からブログを拝見していた彼の熱心なファンの方にお会いして貴重なものを見せて頂くことができ、会場からの帰り途にはプルシェンコファンの方にも親切にして頂きました。

最後に、健人君、今まで本当にありがとう!!!!!
ずっとあなたのスケートを忘れません。

健人君の記事

2012-02-24 15:34:45 | 中村健人
立教スポーツ編集部に健人君の記事があります。→ここ

SPのフガータでは、腕の中の女性に目線を送っていたのですね。
実際に誰かと踊っているかのような振付なので、ホールドされているのはどんな女性で、2人の間にはどんな物語があるのだろう、なんて想像してしまっていました。

この前の全日本は随分悔しかっただろうけれど、来季の全日本にその経験が生かせて納得のいく演技ができるといいなと思います。

今週末は四大陸のEX放送が嬉しいですね。

Japan Skatesの健人君インタビュー

2011-12-16 16:05:07 | 中村健人
今日発売予定のCutting Edge、うちにはまだ届いてなくて、多分明日になると思います。
でも一足先にネット上で嬉しいインタビューが読めました。

Japan Skatesでの東日本選手権のときの村上君や健人君や佐々木君などのインタビューです。
Japan Skates 東日本

中でも健人君は、カフェにて行われたロングインタビューやビデオメッセージもあり、彼のファンには嬉しい内容となっています。
ロングインタビュー
ビデオメッセージ

このインタビュー、ロングロングインタビューです。スケートだけでなくこれまでの勉強に対する姿勢や大学で学んでいることについても詳しく語っています。
健人君の真面目さや何事に対しても真摯に取り組む姿勢に圧倒されました。
学業とスケートの両立に取り組んでいて、大学に入ってからかなり大変だったようです。今はスケートのほうに力を入れているようでスケートのファンとしては嬉しい限りですが、後ろめたいような気持ちもあったりします。

フリーの振付も宮本さんなんですね。このプログラムはまだ動画でしか見たことがないので、現地やテレビで見られる日が楽しみです。
衣装はお母様とドレスメーカーさん。選手のお母さんは大変ですね。

インタビュアーさんはかなり個性的な方のようです。乳酸とか、ふわふわドームとか、言葉の使い方や話の持っていき方がおもしろい。
実はこのインタビュアーさんは男性だなと思っていて、最後にインタビュアー名を見たら女性だったので驚きました。(笑)

ビデオメッセージはこれまでより大人びていて、そして相変わらずイケメンです。むしろイケメンすぎて引いちゃいました。(笑)
全日本のフリーで4回転に挑戦するらしいのですが、これでもうショートはともかくフリーは平常心で見る自信を失いました。(汗)

インタビューは全体的に話している内容がすごくしっかりしていて、大人びています。過去の試合の内容やよくなかったところもきちんと分析して、今につなげています。すごく成長を感じました。
私もチキンなファンを返上して、4回転挑戦をきちんと見届けるしかありませんね。試合内容と順位も期待しています!

タンゴ!

2011-06-24 23:29:31 | 中村健人
今日のDOIの初日で、健人君は新SPを披露したようですが、タンゴだったようですね。今日行った方にメールで教えて頂きました。ありがとうございました!

昨年、健人君をミヤケンプロで見たいと思っていたら叶い、今年は健人君をミヤケンのタンゴプロで見たいと思っていたら叶いました。まだ見てはいないけれど・・・。
ファンレターにリクエストを書いたことはないので偶然なんだけど、偶然なだけに余計に嬉しいです。
見られる楽しみが倍に増えました。
FPはどうするのかしら?とそれも気になります。

大ちゃんのプログラムはいつもいい意味で予想を裏切ってくれるけれど。
でもずっと希望しているボレロ、いい音源を探してそろそろやってくれないかしら。

ぎっちょんさんが教えてくださいましたが、DOIのBS放送が7月9日にあるようです。放送予定時刻は19:00~20:55なので、選手の演技は全員分放送してくれますね。→BSフジ

「未来の星を探せ!ルーキーズファン!!」 2

2011-01-05 17:49:16 | 中村健人
続きです。

全日本Jr.の公式練習。ジャンプはかなり不調のようです。
樋口豊先生「自分へのプレッシャーを感じていると思います。大会になると弱いところが出てくる感じがするんですよ。あまりにもこう、真面目すぎる。自分を追い詰めすぎちゃう。全て完璧でないと気に入らないみたいな。そりゃね、完璧なのがいいけど、1つぐらい失敗してもいいからあきらめないで、やっぱり続けてやらないといけないということだと思います。」
樋口先生に見守られながら、健人君、ウォーミングアップ。スケート靴を履くシーン。
続いて健人君のSP、FSの演技を断片的に。電光掲示板が表示され、優勝が決まる。

飯星さん「優勝おめでとう。」
健人君「ありがとうございます。」
2人が握手をする。
飯星さん「演技的にはどうでしたか?」
健人君「演技的には、はっきり言って満足できるようなものはなかったです。」
飯星さん「厳しいですね、顔がね。」
健人君「はっきり言って僕は、演技が終わった瞬間はもう負けたと思ってました、はい。」

表彰台メンバー3人がジャージ姿で写真を撮られてたりインタビュー受けている場面が映り、切り替わって、最初と同じ赤と黒の上着姿でのインタビューシーンに戻る。

健人君「世界ジュニアでちょっとリベンジをして、ちょっとぎゃふんと言わせたいと思ってます。それがまず僕が今掲げている一番身近な目標というか、夢です。」

優勝が決まった後、控え室に戻る彼の目には涙があふれていた、とナレーションが入って終わっていました。
確かに後ろ姿の健人君、手にはティッシュを持っています。ミヤケンさんがポンと彼の肩を叩いて、健人君の横の樋口先生は笑顔でした。

Jスポさん、初めての健人君の特集をありがとうございました!Jスポは契約している一部の人しか見られないので、これから他局でもどんどん特集をしてくれると嬉しいです。
でもそのためには、健人君が成績を出していかないといけませんね。
テレビ局ってシビアで、イケメンってだけじゃ注目してくれなくて、あくまでも将来性に注目して若手選手を取り上げますよね。それは正しい取り上げ方なので、少しも文句はありません。選手のほうから注目させればいいことですよね。
他選手ファンからは異論があるかと思いますが、私は健人君は日本の男子選手のうちで、大ちゃんの次に踊れる、表現力のある選手だと思っています。ジャンプは今はちょっと苦しんでいるようですが、3Aを含む全種類の3回転ジャンプが跳べるし、4Tも練習では跳べているようなインタビューもあったし、基礎能力は高いと思います。
ステップは上手で、いつもどのプログラムでも本当に素敵ですよね。スピンはポジションはきれいだけど、キャメルのスピードとか、課題はちょっとあるかな。
崩れるときに大きく崩れてしまうという欠点はあるけれど、総合的にバランスのいい選手なので、うまく伸びれば将来日本のトップ選手のうちの1人になると思います。

全日本Jr.で優勝しながらも悔しそうだった健人君、1ヶ月後の全日本ではいい演技を見せてくれましたね。
CS、BSではちゃんと彼のSP、FS、MOIを放送してくれました。FPのマラゲーニャを見ながら、うまくなったなと思いました。西岡アナも褒めていたコリオステップ、力強さや情熱が表現できるようになっていました。昨年のFPのポエタと同じ振付師、路線のプログラムだから進歩がわかりやすくて、表現がきれいなだけでなく、演技に男らしさが増してかっこよくなったなと思いました。
世界Jr.での彼の演技も楽しみにしたいと思います。表彰台に乗ってくれたら最高に嬉しいんだけど。
その前にインカレ、亜脱臼大丈夫かな?無理しないで、世界Jr.に調子を合わせてください。

全日本のプログラムに載っていた健人君の特技・趣味欄が前回のものと変わっていたので、プロフィールに追記しておきました。→ここ
「国内外を問わず友達をつくる」が趣味から特技に。すごいなぁ。この1年でさらに友達がたくさん増えたのでしょうね。
コミュニケーション能力が高い人ってマメだし、友達を増やすための地道な努力もしているのでしょうね。彼の特技・趣味欄は他のどの選手のものよりも充実しているんですよ。そんなところから会話がはずむこともあるでしょうからね。
元々あの外見だから人に好かれやすいだろうに、とこんなことにまで努力もしていることに感心します。
メールすら用事のあるときしか書かない不精な私は、見習わないと、と思いました。私もアピール。健人君ファン仲間、募集中です。彼のファンの方、コメント、メール、気軽にください。

「未来の星を探せ!ルーキーズファン!!」 1

2011-01-05 17:47:56 | 中村健人
Jスポーツの特集番組「未来の星を探せ!ルーキーズファン!!」、1月からJスポを契約したので、やっと見られました。
初めての健人君の特集番組なので、記念にこのブログに「中村健人」のカテゴリーも作っちゃいました。健人君のファンになった方がこのブログに辿り着いたときに、活用してくださるといいなぁと思います。

Jスポを契約している方しか見られない番組なので、レポしますね。
約1時間の番組で3人のルーキー(他2人は女子バレーとラグビー)のうち、健人君特集は14分半ほどでした。
ナビゲーターはタレントでエッセイストの飯星景子さん。飯星さんはヤグディンの大ファンだったそうです。飯星さんのセリフの一部やナレーションは割愛してあります。

舞台は昨年11月の全日本Jr.の会場。茨城県笠松総合運動場。
まずは関係者の健人君評から。言葉の端々、略してあります。
飯星さん「一言で言えば、超イケメン。華やかな選手。」
ライターの野口美恵さん「演技が始まったときに、空気感が違う選手ってのが一番大きい。」
振付師の宮本賢二さん「19歳って若いんですけど、昔の古き良き時代のスケートの美しさをホント持っていて。」
国際ジャッジの杉田秀男さん「非常にダイナミックな動きをしてますよね。これからの時代を担っていく選手の1人だと思いますね。」

飯星さんによる健人君インタビュー。
健人君の服装は、赤と黒のチェックの上着、黒のTシャツ、右手首に皮のブレスレット、左手首に大きめの腕時計、ネックレス(最近よくしているクロスのかな?)、下は黒のジャージ(かな?)。

飯星さん「(初めましてのあいさつがありましたが、そのあたりは略します。)勉強とか大変ですか?」
健人君「高校までは何とかなっていたんですけど、大学となると甘くはない。僕だけスケートやっているからってことで、さぼっていたり、そんなことはいけないなと思っています。」
飯星さん「真面目だね、健人君。真面目すぎるって言われることはないですか?」
健人君「まあ言われることもあります。もう少し遊びなよとか言われるんですけど。」
飯星さん「それについてはどう?」
健人君「もう少し遊びたいなとは思います。」
飯星さん「(略)きっかけは何だったんですか、スケートを始めた。」
健人君「水泳かスケートをやる選択肢があって、幼稚園年長ぐらいだったと思うんですけど、水泳よりも先にスケート場を見学して、やっぱりちょっと楽しかったらしくて、水泳をやる間もなく、そのままスケートをやろうって決めました。」
飯星さん「スケート場に言ったらすぐに決めちゃったんだ。」
健人君「楽しかったんだと思うんで、多分どっぷりはまっちゃったんだと思います。」
飯星さん「試合に出てみようって、自然な発想として出てきたんですか?」
健人君「いや、僕は先生にちょっといいようにやられたっていうか。」
飯星さん「気が付いたら試合に出なきゃいけなくなったっていうか?」
健人君「いや、何か発表会みたいなのがあるから出てみろよ、みたいな感じのことを先生に言われて。それで出たらメダルというか、トロフィーというか、順位が決まるというか、それも余り意識がなかったんで、とにかく楽しんでました。あの頃は。試合でさえも楽しんでました。」

ここで、子供の頃の試合の写真の数々。
小学1年生のときに、初出場の大会で4位。
小学6年生で日本代表に選出。

飯星さん「スケートを始めて試合なんだって意識し始めたのはいつぐらいから?」
健人君「大体小学4、5年生ぐらいのノービス。初めて出たノービスの予選のときに、落ちる人がどうしても出てきちゃうという試合だったので、そのとき試合がちょっと怖いという緊張の感じはありました。あの時から笑わなくなりました。試合は。ほとんど笑わなくなりました。」
飯星さん「勝ちたいって気持ちが生まれたのはいつぐらいからです?」
健人君「僕の中では小学6年生のとき。」
飯星さん「そんな小さいときに。やっぱり勝つって大きいんだね。」
健人君「はい、大きいと思います。」
飯星さん「1回勝つとやっぱり次も。」
健人君「はい、欲が出ちゃう時もあります。」
飯星さん「やっぱり勝ちたいと思うでしょ。」
健人君「はい、でもやっぱりまだ弱いと思います。勝ちたいってのが。強い意思を持ってこれからやっていきたいなってのが、課題にもなっています。その勝つ気ってのが。」

長くなると入力するとき重くなるので、2つに分けます。

全日本レポ 健人君編

2010-12-29 02:28:04 | 中村健人
男子SP、6分間練習の健人君は第二グループの最後の滑走。→公式リザルト
話はずれますが、昨年までが無差別に抽選で滑走順が決まったのに対し、今年の滑走順の抽選の仕方は不思議でした。だって、ワールドスタンディング又はベストスコア、又は昨年の全日本の順位などで、上位12人とそれ以外の選手を分けて、それぞれその中で抽選をしたっていうのならわかるんです。でも最後の2グループの中に上位12人とはちょっと違うんじゃないだろうかと感じる選手がいて、基準が分かりませんでした。女子SPも同じ方法で決めた滑走順でしたね。どういうシステムだったんだろう。

話を戻します。今季の健人君はインタビューや連盟サイトの強化選手ページの言葉、用意したプログラムなどからはすごく気合を感じるのに、いざ試合となると結果が出せず、新米ファンとしてはやきもきして試合の度に不安でした。
しかもここまでの今季5試合の中で、放送されてまともに見られた演技は全日本Jr.のFSだけだったし。
そんなわけで、6分間練習が始まる前から私はすごく緊張していました。

そんな私の心配をよそに、6分間練習の健人君はまずループをふわりと跳びました。次に3Lz-3Tのコンビネーション。体は軽い感じでファーストジャンプはきれいだったのですが、他選手が近づいてくるのを気にして、セカンドを失敗。もう一度コンビネーションを跳んで難なく降りました。次に跳んだ3Aは一度目はステッピングアウト。二度目はきれいでした。
3Aだけは百発百中とはいえませんが、他のジャンプは全く不安を感じさせないほど、調子がよさそうでした。
いいイメージで練習を終わりたいのか、全種類のジャンプを一度ずつ成功させると、その後は跳びませんでした。試合の直前に選手がよくやるシングルジャンプはしていましたが。

本番は3Aが一番の気がかりでした。6分間練習で成功して終わらせることができたものの、得意なジャンプなのに今季はずっと不調で。調子はかなり戻ってきたようだったけれど、残念ながら転倒してしまいましたね。でもその後のジャンプは練習と同じように不安げなくきれいで。
ステップやつなぎの振付は以前とはだいぶ変更されて芸が細かくなっていました。大ちゃんファンの友人達が、健人君のステップ、楽しめたと言ってくれて嬉しかった。
実は私は最後まで緊張して見ていたので、楽しむことを忘れていました。ミスを引きずらず、ミスを最小限にできたことにほっとして、彼の演技後は脱力状態でした。もったいないことをしました。(汗)
ところで地上波で彼のSPが放送された地域もあったのですね。うちの地域ではカットされていたので、30日のCS待ちです。会場では表情はよく見えなかったので、どんな表情で滑っていたのか見たいです。放送は楽しもうっと。

FSの日は、ロビーで健人君を偶然見掛けました。黒の上下のシンプルな練習着がよく似合っていました。これは友人と神様に感謝の嬉しい出来事でした。彼の出番前だし、声を掛けたりはしていませんよ。
全日本Jr.に続きポエタ衣装で出てきた6分間練習は、A席からは表情は見えないのですが、動きからは前日よりもやや緊張しているように見えました。この時の練習で跳んだジャンプの種類と順番を記憶してないのですが、3Aは2度成功させていたと思います。それでも彼はアクセルが気になるような感じで確認していたりしました。

この日もグループ内の最終滑走。彼が出てくると、ファンからの声援以上に、観客席の選手仲間からの声援の凄いこと。野太い声(失礼!)の大声量で、「けんとー!」と必死な感じでスタート直前まで続きます。他の選手もこんなふうに仲間達から応援されていたのか記憶にないのですが、少し驚きました。社交的な彼だから仲間に慕われているのだろうなと微笑ましく思いつつも、こんなに激しく応援されて健人君大丈夫かなと思ってしまったり、いやいや、彼らも選手なのだからどう応援してほしいかほしくないかわかっていてやっていることだろうから大丈夫だろうと思ったり。

スタートポジションでの動きは全日本Jr.よりもなめらかでかっこよく、最初の3Aは成功!次のルッツもきれい。緊張しながら見つつも、健人君、大丈夫そうだと感じてきました。フリップは残念ながらパンクしましたが、エッジの矯正でもしているのか今季ずっと調子が悪いので仕方ないです。
2A-3Tは成功、情感のこもったサーキュラーは素敵でした。
後半の3Aは転倒。でもこの試合で3Aのパンクが1つもなかったのは、ここまでの試合と比べると大きな進歩です。3Lo(回転不足をとられていましたが)と3Sも成功させ、ミスを最小限に抑えた今季で一番いいフリーだったと思います。MOI放送でちらりと映ったフィニッシュの健人君の表情からは、自分の演技に満足してない様子が伝わりましたが、私は今季一番いいフリーを会場で見られた嬉しさで一杯でした。
テレビ、肉眼関係なく初めて見るコリオステップは、ポエタのようにトゥステップが入っています。健人君はこうした雰囲気のプログラムが似合うし、本人が好きなのでしょうね。これまでで私が一番好きな彼のプログラムはミッションなので、またああした路線のプログラムも見たいけれど。
キスクラの彼はにこやかで、キスクラ横の客席からプレゼントを受け取っていました。かなり人気が出てきましたね。

SP9位、FS9位、総合8位と、昨年よりも総合順位を1つ落としましたが、昨年は無良君と村上君が大自爆しましたからね。上位選手陣を見ると現時点では納得の順位ではないでしょうか。納得しているのは私だけで、本人は悔しいかもしれませんが。
SP、FSの両方でミスを最小限にしてまとめられたのは、今季の試合の中では大きかったなと思いました。それにジュニアチャンピオンらしく、ジュニア選手の中では1番の順位ですよ。

ところで、インタビューをまとめてあるページを見て驚きました。→SPインタビュー FSインタビュー

Q.4回転は挑戦しますか?
A.実は、今回は4回転を跳ぶはずでしたが、大会前に足を捻挫して断念しました。4回転トーループを用意していました。

健人君、4回転を練習していたのですね。しかもこの言い方からは、練習では跳べているようですね。練習映像でいいから、自分の目で確かめたい。
昨年のファイナルのインタビューでは4回転の練習をしていないと語っていたので、びっくり~!でも今季の不調の原因はこれだったのかなと納得しました。4回転の練習を始めると、それまで跳べていたジャンプが崩れる選手は多いですものね。でもフリップ以外のジャンプは戻ってきたようなのでよかったです。
健人君が4回転を跳ぶ・・・不安と嬉しさの両方が入り混じった複雑な気分です。
不安は、これまで以上に試合でどきどきすることになるから。
嬉しさは、これまで彼がどんな位置を目指してスケートをしているのかイマイチよくわからなかったのが、本気を感じられたから。

でも厳しいことを言わせてもらえば、とりあえず今のジャンプ構成で完成度を高めてほしいです。1つのプログラムで3Aを2本成功させるところが見たいです。フリップもエッジの矯正をどうするかは本人の好きにすればいいけれど、エッジエラー付きでもいいから前のように成功させてほしい。
ついでにもう1つ注文を。来年は最終グループに残ってほしい。稀にしかない公式練習を見られる場で、健人君のスケートを見たいです。本人のためではなくそんな理由だなんて、本当にひどいファンだと自分でも思いますが。(汗)

でも4回転は予期していなかっただけに、やはりかなり嬉しいニュースでした。健人君、怪我しないでね!
今回は自分のヘタレファンっぷりが情けなかったので、私も応援にもう少し気合入れます。

健人君のバイオ更新

2010-09-08 23:58:03 | 中村健人
JGPS第2戦、ルーマニア大会始まりますね。→公式ページ
日本から出場するのは、川原星君、田中刑事君、国分紫苑ちゃん、西野友毬ちゃん。

中村健人選手のISUのBiographyが更新されました。→ここ

今シーズンの競技プログラムは、SPが“Bugle Call Rag”、FSが“Malaguena”のようです。
“Bugle Call Rag”はDOIとTHE ICEで披露したおなじみのプログラムですね。競技ではどんな衣装になるかが楽しみです。
FSは今年の四大陸のniftyのインタビューでは、ポエタを継続するつもりだったようですが、新しく作ったのですね。
ポエタも好きだけど、新しいプログラムのマラゲーニャ、これもとても楽しみです。

しかし、ここで1つ大きな疑問が。Biographyには、阿部奈々美、宮本賢二の順で振付師名が書いてあるのですよ。
ということは、SPが阿部先生で、FSがミヤケンさんってこと!?
私はずっと“Bugle Call Rag”を宮本さん振付だと思っていました。DOIの放送でアナウンサーがそう説明していましたよね?でもプログラム名のテロップには「マラゲーニャ」とありました。マラゲーニャっぽくない曲だなと思っていましたが、これはTHE ICEで正しい曲名が判明。
だから宮本さん振付の“Bugle Call Rag”が今季のSP(ジャンプの数、種類から)だと思い込んでいたんですよ。
でも阿部先生振付の可能性もあるの?
いつ真相は判明するのかしら?

それからコーチ変更ですね。
東伏見に移動した重松直樹先生の元を離れて、神宮で練習を続けていたようですが、コーチは樋口豊先生に変わったようです。
樋口先生は立教大のフィギュアスケート部のコーチでもあるので、健人君のコーチになったのかなと思っていたんですよ。
四大陸のJスポの放送の解説でも、樋口先生は健人君のスケートを褒めていて、それだけにとても残念そうでした。
樋口先生の下で、健人君、一回りも二回りも成長するといいなと思います。アイスショーの演技からは、すでに成長が感じられますけれどね。振付師の指導によるものも大きいかなぁなんて思います。

ところで重松直樹コーチのことを調べていたら、選手時代のインタビューを見つけました。よろしければどうぞ。→asahi.net
10年以上前ですからね、若い!
甘党なのは意外です。それで引退して30代に入っても細身だなんて羨ましいです。
私は重松コーチの選手時代の演技が見たいな~と思っているのですが、動画が見つからないんですよ。残念!

Biographyの変更点の他に目が留まったウケポイント。
身長 174cm→173cmに。日本のスケート連盟の強化選手ページでも、昨年も今年も173cmと記載してあったから、これで両方の記載が一致しました。
実際の身長は173.5cmとかなのかしら。上下どちらの数字をとるかってことなのかな?
大ちゃんも上下両方の身長を言って笑いをとったことがあったよね。(笑)

趣味欄も変更。movies, musicまでは昨年と同じだけど、studyingがartsに。
お勉強が趣味って、実際にそうだとしても趣味欄に書くのはなんかな~と思うので、このほうがいいよね。

DOIの健人君

2010-07-07 17:00:25 | 中村健人
昨晩、CSでDOIを観ました。
今頃テレビの感想を書いても仕方がないので、思いっきり割愛して中村健人君だけ。

ところで私、健人君が宮本さん振付でハジけた感じのプログラムを滑ってくれないかなとMOI以来ずっと思っていたんですよ。
彼はきれいに表現するのが得意な選手だけど、まだ表現できるプログラムのタイプのバリエーションは多くない気がするので、引き出しを増やすためにも、一度これまでの端正な演技の殻を破るためにも、全く違ったタイプのプログラムに挑戦してくれないかしらって。
それには宮本さんが振付してくれるのが最適だなって。
それがこんなに早く実現したことに、驚くやら嬉しいやらでした。

心配していたジャンプと体調ですが、放送されたこの26日の1回目公演では、そんなに悪くなかったような。
確かにクリアに決まったジャンプはありませんでしたが、跳んだのが3A、3Lz、3Loだということを考えたら仕方がないのかもしれません。
元々彼は、ショーでジャンプを跳ぶのは得意ではないようですし。あの照明と狭いリンクでジャンプを跳ぶことにまだ慣れてないのではないでしょうか。試合だったらちゃんと跳べるのではないかと思いました。
オープニングではタイミングが合わなかったのかルッツがパンクしてしまいましたが、体調がかなり悪ければスピンにしたりすると思うので、体調も今はそこまで悪いわけでもないのだろうと思います。

スピンはシットスピンのバリエーションを増やしたような気がします。初めて見るポジションがあったような。

プログラムはあまクミさんのレポで健人君がコミカル?想像できない、なんて思っていましたが、健人君が始終笑顔で踊りこなしているのに驚きました。
今まで笑顔で滑るプログラムを見たことがなかったので、すごく不思議な感じで別人みたいでした。(笑)
いつもながら、指先や腕の動きにも気を配っていますね。
ところで宮本さん振付のこの「マラゲーニャ」(訂正:「Bugle Call Rag」というジャズのスタンダードナンバーです)は、SPなのでしょうか?解説で言ってくれればいいのに。競技会場で見たら、またかなり違った雰囲気かも。

演技後のごあいさつで転んでしまったのは、ご愛嬌ですね。転び方が振付みたいだったので、一瞬演出かと思ってしまいました。転びながらとっさにポーズをとったのでしょうか。
その後、自分の頭を軽く叩くところがかわいかったです。

変な話になりますが、衣装は丈の短いパンツとレポで読んでいたので、その下がどうなっているのか疑問に思っていました。
私の想像、①タイツ(町田君が昨季のEXで履いてませんでしたっけ)、②ハイソックス(ジョン・カーがキルトの下に履いてました)、③毛ずね(EXでスキーウエアを脱いだポンセロ)・・・
正解は③でしたね。いや、毛は全然目立ってなくて、単なるすねだったけれど。
Tシャツにジーパンみたいなカジュアルな衣装を見たいと思っていたけれど、想像の上を行っていました。
イケメンでスタイルいいので、何を着ても似合います。

大学生になったことだし、髪型は変えたのかな?と思っていたら、これも想像の上を行っていました。
これまでは手を加えていない髪型だったのですが、今回は今風にセットしていましたね。あれは宮本さん仕込みのセットかな?普段はもう少しナチュラルな感じなのでしょうね。

色々な面で健人君の新しいところが見られて新鮮でした。プログラムの雰囲気が違いすぎて比較できないけれど、私が最後に見たMOIから半年経っているし、大人っぽくなったでしょうか。(訂正:最後に見た演技は四大陸でした。)
半年振りに彼の演技が見られたので、嬉しかった~。
でも一番嬉しかったのが、新シーズンに向けて頑張っていることが伝わってきたこと。連盟の強化選手紹介ページでも伝わってきたし、今回のプログラムと演技からも伝わってきました。
少し前に故障のことを知って、体調そのものだけでなく本人のモチベーションとかも含めて心配していたのですが、大丈夫そう。
いい体調とスケートの調子が維持できることを願いつつ、一足先に来るジュニアのシーズンを待ちたいと思います。

追記:THE ICEに健人君の出演が決まったようです。日本人選手は愛知の選手中心のイメージのショーだったので、驚きました。ショーとかで無理してほしくないけれど、出るからには怪我なく無事に公演を終えられますように。