全米選手権、男子の1~3位は、アボット、リッポン、ムロズの3人あたりかと予想していました。しかしかなり意外な結果になって、結果をチェックしずに録画を見ていてびっくりしました。→公式リザルト
女子はシズニーがSPもFSもミスのほとんどない素晴らしい演技で優勝しましたね。SP2位FS1位。つい昨シーズンまでは、表現もエレメンツも美しいけれど、もろい選手というイメージだったのがこんなに安定した演技が続くようになって、強くなった秘密を知りたいほどです。
3-3こそありませんが、ルッツやフリップといった難易度の高いジャンプも取り入れてますし、スピンやスパイラルの美しさは世界一といっていいほど。今後の活躍が楽しみです。
2位はフラット、SP3位FS2位。彼女もSPとFS、両方でいい演技を揃えてきました。SPのほうが迫力ある演技で、FSはミスもありました。
3位は未来ちゃん、SP1位FS3位。FSはジャンプミスだけでなく、スピンでもミスしてしまいました。
しかし女子は上位3人は強かったですね。全米女子はいい選手が揃っているので、3枠ほしかったと思います。
4位はザワツキー、SP4位FS4位。GPSでも活躍していた彼女ですが、この大会でもいい演技を見せてくれていました。上位3人との差はキャリアの差だけかも。世界Jr.に出場しますが、日本の選手にとっては強力なライバルですね。
5位のガオ、SP5位FS6位。3F-3TをFSでも跳んでいて、将来性を感じさせました。昨季より背が伸びて大人っぽくなったし、技術面や表現面でも大きな成長を見せてくれました。
6位はワグナー、SP7位FS5位。体調がよくなかったようで、両足着氷が多いなどで点数が伸びず残念な結果になりました。表現の美しさは相変わらず光っていたのですが。
男子、優勝はブラッドリー。SP1位の貯金と、アボットやムロズがFSで不調だったのが活きましたね。4回転を2回跳んだものの、どちらも質のよくないジャンプだったので、点数は伸びないかと思いましたが、3Aも2回跳んで1回は成功させ、4回転や3A以外のジャンプは全部成功させて、FS3位となって逃げ切りました。
27歳で初の全米チャンピオン。続けることの大切さ、みたいなものを教えてもらったような気がします。
2位はJGPFで優勝した19歳のドーンブッシュ。SPでは2箇所ミスをして7位、FSではノーミスの最後までエネルギッシュな演技で1位で、総合2位。彼のことをまだジュニアの選手だと思って見ていたのですが、立派にシニアで通用しますね。
3位は20歳のマイナー。NHK杯にも来てくれましたね。派手さはないんだけど、堅実な演技をする選手。SP6位FS2位。
4位はアボット。3位以内には入るかと思っていましたが、FSではルッツで転倒するなど、ミスが続きました。SP2位FS6位。東京に来てもらいたかったので、4位という結果は残念ですが、四大陸で頑張ってほしいと思います。
5位はアダム、SP9位FS3位。SPは3Aのミスの他、得意の両手上げのルッツで転倒。FSのミスは最初の3Aがステッピングアウトになり、次の3Aもコンビネーションにできなかったことぐらいでしょうか。大きなガッツポーズも出ていました。
6位のアーミン、四大陸に出場できてよかったです。
7位ムロズがこの順位になってしまったのは意外でした。力が入りすぎて空回りしたのでしょうか。
8位メッシング、FSでは4回転にも挑戦して崩れず、いい演技を見せてくれました。
今回の試合で私が新たに注目した選手は表彰台に乗ったドーンブッシュやマイナーじゃなくて、9位に入ったジェイソン・ブラウン。SP11位FS7位。
16歳とシニア出場の中では一際若いせいもあって、他の選手と雰囲気からして違っていました。髪を伸ばしていて後ろで1つ結び。身体付きも少年体型で華奢なので、一見女の子のようでした。
そして演技が始まっても柔軟性が高くしなやかな動きなので中性的。スパイラルは女子並みに足が上がっていました。なのにジャンプ能力や躍動感は男子選手の力強さがあって。スケーティングがきれいで表現力も16歳とは思えないほどあります。
今後どう育っていくのか楽しみなスケーターです。普通の男子選手って感じになるんじゃなくて、今の個性がうまく伸びていけばいいなと思います。
10位はラザーノ。4回転を得意とする選手で、上位に入るんだという気迫に満ちていました。
11位は昨年イーグルのダイナミックさで注目していたカッサール。SPは最初のルッツで転倒。演技終了後、何かが落ちていたとジャッジにアピール。FSは安定していたように思います。彼はベテランの味わいのいい表現力を持った選手なのに、難易度の高いジャンプがないのが惜しい。
男子FSはブラウン、アダム、ドーンブッシュ、アーミン、メッシング、ラザーノ、マイナーと7人いい演技が続いていて、大会のレベルの高さを知らされました。
エヴァンとジョニーの2人が抜けていても、層の厚さという点では日本よりさらに上かも。それほど見応えのある試合でした。
しかし、結果はかなり意外。実は世界選手権、この3人で3枠持って帰ることができるかなと思ってしまいましたが、杞憂であることを願っておきます。
アメリカのように層の厚い国は、見たい選手が多すぎて男女ともに3枠ほしいですからね。もちろんアメリカ以上に日本も3枠を男女ともにキープしてほしいです。
女子はシズニーがSPもFSもミスのほとんどない素晴らしい演技で優勝しましたね。SP2位FS1位。つい昨シーズンまでは、表現もエレメンツも美しいけれど、もろい選手というイメージだったのがこんなに安定した演技が続くようになって、強くなった秘密を知りたいほどです。
3-3こそありませんが、ルッツやフリップといった難易度の高いジャンプも取り入れてますし、スピンやスパイラルの美しさは世界一といっていいほど。今後の活躍が楽しみです。
2位はフラット、SP3位FS2位。彼女もSPとFS、両方でいい演技を揃えてきました。SPのほうが迫力ある演技で、FSはミスもありました。
3位は未来ちゃん、SP1位FS3位。FSはジャンプミスだけでなく、スピンでもミスしてしまいました。
しかし女子は上位3人は強かったですね。全米女子はいい選手が揃っているので、3枠ほしかったと思います。
4位はザワツキー、SP4位FS4位。GPSでも活躍していた彼女ですが、この大会でもいい演技を見せてくれていました。上位3人との差はキャリアの差だけかも。世界Jr.に出場しますが、日本の選手にとっては強力なライバルですね。
5位のガオ、SP5位FS6位。3F-3TをFSでも跳んでいて、将来性を感じさせました。昨季より背が伸びて大人っぽくなったし、技術面や表現面でも大きな成長を見せてくれました。
6位はワグナー、SP7位FS5位。体調がよくなかったようで、両足着氷が多いなどで点数が伸びず残念な結果になりました。表現の美しさは相変わらず光っていたのですが。
男子、優勝はブラッドリー。SP1位の貯金と、アボットやムロズがFSで不調だったのが活きましたね。4回転を2回跳んだものの、どちらも質のよくないジャンプだったので、点数は伸びないかと思いましたが、3Aも2回跳んで1回は成功させ、4回転や3A以外のジャンプは全部成功させて、FS3位となって逃げ切りました。
27歳で初の全米チャンピオン。続けることの大切さ、みたいなものを教えてもらったような気がします。
2位はJGPFで優勝した19歳のドーンブッシュ。SPでは2箇所ミスをして7位、FSではノーミスの最後までエネルギッシュな演技で1位で、総合2位。彼のことをまだジュニアの選手だと思って見ていたのですが、立派にシニアで通用しますね。
3位は20歳のマイナー。NHK杯にも来てくれましたね。派手さはないんだけど、堅実な演技をする選手。SP6位FS2位。
4位はアボット。3位以内には入るかと思っていましたが、FSではルッツで転倒するなど、ミスが続きました。SP2位FS6位。東京に来てもらいたかったので、4位という結果は残念ですが、四大陸で頑張ってほしいと思います。
5位はアダム、SP9位FS3位。SPは3Aのミスの他、得意の両手上げのルッツで転倒。FSのミスは最初の3Aがステッピングアウトになり、次の3Aもコンビネーションにできなかったことぐらいでしょうか。大きなガッツポーズも出ていました。
6位のアーミン、四大陸に出場できてよかったです。
7位ムロズがこの順位になってしまったのは意外でした。力が入りすぎて空回りしたのでしょうか。
8位メッシング、FSでは4回転にも挑戦して崩れず、いい演技を見せてくれました。
今回の試合で私が新たに注目した選手は表彰台に乗ったドーンブッシュやマイナーじゃなくて、9位に入ったジェイソン・ブラウン。SP11位FS7位。
16歳とシニア出場の中では一際若いせいもあって、他の選手と雰囲気からして違っていました。髪を伸ばしていて後ろで1つ結び。身体付きも少年体型で華奢なので、一見女の子のようでした。
そして演技が始まっても柔軟性が高くしなやかな動きなので中性的。スパイラルは女子並みに足が上がっていました。なのにジャンプ能力や躍動感は男子選手の力強さがあって。スケーティングがきれいで表現力も16歳とは思えないほどあります。
今後どう育っていくのか楽しみなスケーターです。普通の男子選手って感じになるんじゃなくて、今の個性がうまく伸びていけばいいなと思います。
10位はラザーノ。4回転を得意とする選手で、上位に入るんだという気迫に満ちていました。
11位は昨年イーグルのダイナミックさで注目していたカッサール。SPは最初のルッツで転倒。演技終了後、何かが落ちていたとジャッジにアピール。FSは安定していたように思います。彼はベテランの味わいのいい表現力を持った選手なのに、難易度の高いジャンプがないのが惜しい。
男子FSはブラウン、アダム、ドーンブッシュ、アーミン、メッシング、ラザーノ、マイナーと7人いい演技が続いていて、大会のレベルの高さを知らされました。
エヴァンとジョニーの2人が抜けていても、層の厚さという点では日本よりさらに上かも。それほど見応えのある試合でした。
しかし、結果はかなり意外。実は世界選手権、この3人で3枠持って帰ることができるかなと思ってしまいましたが、杞憂であることを願っておきます。
アメリカのように層の厚い国は、見たい選手が多すぎて男女ともに3枠ほしいですからね。もちろんアメリカ以上に日本も3枠を男女ともにキープしてほしいです。