気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

四大陸に向けて明子ちゃんインタビュー

2009-01-28 23:51:56 | 女子選手
今日のチュッキョフィギュアは鈴木明子ちゃんのインタビューでした。「四大陸に向けて」という言葉を聞いて、そうか、来週は四大陸なんだと気付いた抜けた私です。最近パン作りがマイブームで、フィギュアよりもパンのことを考えている時間のほうが長かったのです。(汗)
ちなみに今日はベーグルを焼きました。ホームベーカリーの説明書のレシピで作ったら普通においしかったけれど、目指す味にはほど遠かったので、悔しくて今レシピ本を買おうか検討中です。

明子ちゃんインタに戻ります。
本田恵美アナウンサーが邦和スポーツランドに入ると、入口には明子ちゃんの大きなポスターと横断幕、そしてガラスケースの中には数々のトロフィーなど、明子ちゃんコーナーができています。

長久保コーチが毎日付けている練習ノート、厳しいコメントが並びます。そんな中、全日本直前に書かれた言葉は「追込めました。」、長い選手生活で初めて書かれたそうです。

「私自身も練習をとにかくやりきったという、やれることは全てやったというふうで長野入りしたので。」
にもかかわらず、SPで思いがけないジャンプミスが続き、大きく出遅れてしまいました。
「でも先生が追込んだって言ってくれたのに、ここまでしかできないってのがすごい悔しくて、ここで終わるわけにはいかないって。」

気持ちを切り替えられたわけ
「多分それは病気があったから、これで死ぬわけじゃないって思ったら、人生終わるわけでもないし、これによってキャリアは変わるかもしれないけれども、スケートやめなきゃいけないわけじゃないし、そこで吹っ切れたのはすごいよかったなって。」

気持ちを切り替えてのフリーで素晴らしい演技。四大陸の切符を手にしました。現在、全日本でミスのあったジャンプを中心に最後の追込みをしています。

四大陸への思い
「カナダのお客さんは多分(私を)見たことがないと思うので、ジャッジやお客さんを含めて、まだ(日本には)こんな選手いたんだっていうふうな驚きを感じてもらえたらいいかなっていう。」

四大陸での目標順位
「四大陸選手権でエキシビションに出たいです。四大陸選手権でタンゴが滑りたいっていうのが一番の目標。出るからには表彰台を目指したいなっていう気持ちはあります。」

今回印象に残ったのが、長久保コーチが毎日付けている「練習ノート」。どのコーチもこうして選手の日々の状態を記録しているのでしょうか?

それと明子ちゃんの最後の言葉。
「カナダのジャッジやお客さんに、まだこんな選手いたんだって驚きを感じてもらえたら」
これは日本の観客でも、NHK杯のときにこの驚きを感じた人がかなりいたのではと思います。テレビ観戦していたうちの母も、こんな選手がいたんだねってびっくりしていましたから。

四大陸、ぜひ明子ちゃんには表彰台に乗って、リベルタンゴをカナダのお客さんに見せてほしいと思います。
フィギュアこぼればなしにもまだまだ色々なエピソードが載っていて、読み応えあり、です。

ところで、紹介はしませんでしたが、先週のチュッキョフィギュアは小塚君の成人式でした。
成人式が小塚君の壮行会と化していました。(汗)
そして彼のスーツがプラダだというのが、妙に印象に残りました。全日本の後にバーゲンで購入したそうです。以前はおしゃれに興味なかった彼(Cutting Edge 2007)ですが、人前に出る機会も増えたし、成人式を機会にいいスーツを用意したのですね。バーゲンで買うところが堅実です。

浅田姉妹写真展も番組の最後とこぼれ話で紹介されていました。
「浅田舞・真央写真展 ~ふたりのキセキ~」
1月28日(水)~2月9日(月)
松坂屋名古屋本店南館1F「オルガン広場」
プライベートショット、衣装の展示もあるようです。

全米選手権 男子&選手派遣

2009-01-27 00:39:35 | フィギュアスケート大会
やはりアボット君が優勝しました!おめでとう!SPのアダージョはとにかく美しく、彼の演技がここまで胸にせまってきたことってなかったな・・・というぐらい感動しました。FSはミスが目立ち、本人もかなり納得いかないようでしたが、それでもFS1位、総合1位なのですね。彼の総合1位に文句は全くないのですが、見た目の印象だとFS1位は本当はムロズ君のものだと思う。アボット君は4回転を入れていないけれど、PCSが高いんですよね。

2位のムロズ君、4回転もきれいに跳んだし、SP、FS共にミスのない素晴らしい演技でした。GPSで見たときはジャンプは得意だけど、表現がイマイチな選手だと思って興味が沸かなかったのですが、ごく短期間でシニアの水に磨かれたのか、表現もぐっとうまくなり魅力的な選手に成長していました。
SPではPCSが出なくて、解説の本田さんが残念そうでしたが、FSではその点も評価され、PCSもアボット、エヴァンについで3番目に出ていました。
アボット君と共に、この大会で彼は私のお気に入りの選手のうちの1人として登録されました。(笑)

3位のエヴァン、今季は3番続きの彼、毎回表彰台に乗れているだけでもいいか・・・。表現のエレガントさではアボット君に、ジャンプの正確さでムロズ君に負けているので、2年連続全米王者の彼でもこの順位は仕方ありません。FSでは4回転に挑戦したものの転倒。それ以外にもジャンプミスがありました。
FSの衣装はパーティー会場から抜け出てきたような、体にぴったりとしたタキシードに変えていました。タラソワさんの着せ替え人形のエヴァン君も、モモちゃん衣装をあれ以上着続ける忍耐はなかったようです。

ブラッドリー、FSでは大いに会場を沸かせ、本人もフィニッシュで雄たけびを上げる力のこもった演技。でもダウングレードにやられました。25歳の彼もまだまだやるじゃん、と嬉しかったのですが。

ジョニー・・・(泣)まさかSPでもFSでもアクセルがパンクするとは。FSでは2本目の3Aは成功したので、2Aを3Aにしないかなと思ったのですが、そんな無茶はしませんでした。転倒もありました。
ジョニーが世界選手権に出られないなんて・・・と思いますが、彼は昨年銅メダルを獲っておいて本当によかったですね。彼の大ファンってわけじゃないからあきらめが付きます。大ちゃんのジャンプ跳びすぎは人助けでしたね。(汗)

ジュニアGPSでもがんばっていたオイ君はSP6位、FS8位、総合6位。ジョニーの次で、彼の下にアダムやキャリエールがいることを考えると、これってかなりすごい順位ですよね。
演技そのものは今回は私はそれほど印象に残りませんでしたが、今後いつ彼がアンテナに引っかかってこないとも限らないので、注目はしていきます。

アダムはSP12位、FS6位、総合7位。SPは放送されなかったので観ていません。(泣)FSは3Aを2回入れて両方とも着氷が乱れましたが、他はきれいにまとめて本人も納得の表情でした。

キャリエール君、SP8位、FS11位、総合9位です。(泣)私は地味な彼を地味に好きなので、本当に残念です。昨季は安定感が売り物だったのに、今季は調子が悪いですね。今後に期待します。

男子           合計点 SP(順位) FS(順位)  
1位 Jeremy Abbott  241.89 86.40(1) 155.49(1)
2位 Brandon Mroz  229.70 74.88(4) 154.82(2)
3位 Evan Lysacek  229.10 83.59(2) 145.51(4)
4位 Ryan Bradley   221.40 74.05(5) 147.35(3)
5位 Johnny Weir   203.99 70.76(7) 133.23(5)

リザルト

大会の選手派遣も決まっていますね。→アメリカスケート連盟
世界選手権・四大陸は男女とも上位から順番に選らばれています。こういう単純な選考の仕方は、気持ちがいいですね。

世界選手権・四大陸
男子 ジェレミー・アボット、ブランドン・ムロズ、エヴァン・ライサチェク
女子 アリッサ・シズニー、レオチェル・フラット

四大陸
男子 ジェレミー・アボット、ブランドン・ムロズ、エヴァン・ライサチェク
女子 アリッサ・シズニー、レオチェル・フラット、キャロライン・ジャン

世界Jr.
男子 Curran Oi、アダム・リッポン、Ross Miner
女子 ミライ・ナガス、アシュリー・ワグナー、キャロライン・ジャン

世界Jr.代表を見ると違和感があります。これまでシニアの大会で活躍していた選手達が派遣されます。しかも既に世界Jr,チャンピオンの称号を持っている選手達も。もちろん年齢的にはOKなのですが、全米の出場カテゴリといい、日本とはずいぶんシステムが違うのですね。
アダムの世界Jr,は違和感ありすぎだし、アシュリーは昨年は世界選手権に出場しているし、この女子3人は一昨年と同じメンバーだし・・・。

全米選手権 女子

2009-01-26 23:51:01 | フィギュアスケート大会
ヨーロッパ選手権の後に全米を観ても、大会として全く見劣りしません。選手の層が厚い国というのはすごいですね。もちろん全日本もすごいのですが。国内選手権で3位以内に入ることの難しいこと!国際大会で上位に入ることのできる選手が、世界選手権や四大陸の代表になれないのですから。日本やアメリカには5枠ほしい・・・

優勝はアリッサ・シズニー。おめでとう!好きな選手だけど、まさか優勝するとは思っていませんでした。SPはすごくよかったのですが、FSでは崩れるかなって。転倒もありましたが、優勝しました。素晴らしく美しいので、高いPCSが出ます。

2位のレイチェル・フラットはSPでは3-3を入れずに無難にまとめてきた印象です。FSも集中していい演技をしていました。

3位はキャロライン・ジャンで彼女もまとめてきたという印象です。女子の最終グループはみんなミスが少なくていい演技が続いていました。

アシュリー・ワグナーはSP12位で、彼女が好きな私はかなりショックでした。3-3も跳ばなかったし。FSは鮮やかにジャンプを跳んでいって、彼女の意地を感じました。FS1位だけど総合で4位。ユーロのポンちゃんと同じパターンですね。でもポンちゃんは表彰台を逃しただけだけど、彼女は代表の座を逃したわけだから、きついです。
彼女は世界選手権に出てほしかったな・・・

SPでやはり調子がよくなかった未来ちゃん、FSの演技直前、闘志を秘めた表情をしていました。そしてほぼノーミスの演技、と思ったらダウングレードされて点数が出ませんでした。笑顔だったのに表情が曇ってしまいました。

女子          合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Alissa Czisny  178.06 65.75(1) 112.31(3)
2位 Rachael Flatt  173.78 60.19(2) 113.59(2)
3位 Caroline Zhang 171.08 58.91(3) 112.17(4)
4位 Ashley Wagner 165.33 50.28(12) 115.05(1)
5位 Mirai Nagasu  159.99 54.79(6) 105.20(5)

リザルト

ヨーロッパ選手権 女子

2009-01-25 21:09:30 | フィギュアスケート大会
ヨーロッパ選手権と全米が重なっていると、放送を観ていくのが大変ですね。何とか時間をやりくりして、寝不足になって・・・1週間ずれていたらありがたいんだけどな~。

ヨーロッパ選手権や全米は気楽に楽しめますが、中でも女子は男子以上にお気楽に観られます。男子はやはり世界選手権が気になるので、その前に選手の調子をチェックしておきたいという気持ちがありますが、女子は何も考えずひたすら楽しんで観ていました。

緊張感なくみんながんばれ~!と平等に応援していたのですが、寝不足もあってその分眠くなったりして。(汗)
そんな中、SPで眠気が吹き飛んで集中して観たのがレピストとポイキオの2人。いい演技は始まって瞬時に緊張感が伝わり、魅せられてしまいます。
FSもこの2人は地元フィンランドの応援を力に変えて、いい演技をして表彰台に上がりましたね。
コストナーを抑えて優勝したレピストは、これから益々注目を集めますね。美しい演技をする本当に魅力的な選手です。26歳で表彰台に返り咲いたポイキオも素晴らしいです。

フィンランドのもう1人の選手、コルピはSPではジャンプの転倒、FSではプログラム冒頭のバッククロスで転倒して演技を中断して合わせて3点もの減点をされたのに、演技再開後は動揺しながらもジャンプを懸命に跳んでいき、総合で5位とよくがんばりました。
表彰台に上がった2選手と共に、心に残る演技でした。元々いい選手が揃っているということもあるのでしょうけれど、とにかく地元フィンランドの選手の演技が印象に残った大会でした。

もちろんカロリーナは素敵でした。スピードのある魅力的な演技をします。SPはルッツのトゥを着くのに失敗してしまい、ジャンプ1つ分の点数を失いました。FSはかなりまとめてFS1位になりましたが、3連覇はなりませんでした。

それと印象に残ったのが、昨季はさっぱりだったロシア勢が4位と6位に入賞し、巻き返しつつあること。レオノワとゲルボルト、2人とも若く能力の優れた選手なので、今後のフィギュア王国ロシアの復活が楽しみです。ロシア男子もがんばれ~!

女子                  合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Laura LEPISTヨ(FIN)     167.32 56.62(1) 110.70(2)
2位 Carolina KOSTNER(ITA)  165.42 51.36(3) 114.06(1)
3位 Susanna PヨYKIヨ(FIN)    156.31 56.06(2) 100.25(3)
4位 Alena LEONOVA(RUS)   143.99 45.08(11) 98.91(4)
5位 Kiira KORPI(FIN)       139.01 47.60(7) 91.41(6)
6位 Katarina GERBOLDT(RUS) 137.05 48.62(5) 88.43(8)

公式リザルト

全米女子FSと全米男子SP、録画しただけでまだ観てないの。これから観てきます~。

ヨーロッパ選手権 男子

2009-01-24 15:43:47 | フィギュアスケート大会
先日は連盟についての記事にたくさんのコメントを頂いてありがとうございます!初めていらしてくださった方も多かったので、この問題に関して率直に語り合える場が少ないんだなぁと感じました。
私とは違う視点から見てらっしゃる方も多くて、お陰でより一層知識と理解が深まりました。途中で暗い気分になったりもしましたが、今は妙にすっきりとした気分で、皆さんと語り合えてよかったと本当に思います。どうもありがとうございました!

今年からJスポでリアルタイムに放送を見ることができるようになりました。去年はリザルトチェックして一喜一憂していたなぁ。放送前にはリザルトチェックはなるべくしないようにし、放送を見てから時間のある時に書くので、世間から遅れ気味です。(汗)

男子                    合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Brian JOUBERT(FRA)      232.01 86.90(1) 145.11(2)
2位 Samuel CONTESTI(ITA)     220.92 75.95(3) 144.97(3)
3位 Kevin VAN DER PERREN(BEL) 219.36 75.80(4) 143.56(4)
4位 Yannick PONSERO(FRA)    219.30 67.45(9) 151.85(1)
5位 Alban PREAUBERT(FRA)    212.22 73.50(5) 138.72(5)
6位 Tomas VERNER(CZE)      207.98 81.45(2) 126.53(7)

ジュベール、SPでは目一杯応援している自分に気付きました。どうも私は今季、彼のにわか「大」ファンになってしまったようです。優勝して嬉しかった。表彰式の目がうるんだ彼の表情、よかったな~。今年はヨーロッパ選手権に続き世界選手権でも返り咲いてほしいものです。

この試合、フランス、チェコ、ベルギー辺りの国旗が掲げられることになるかと思っていたら、フランス、イタリア、ベルギーでしたね。フランスからイタリアに移籍したサミュエル・コンテスティ君の大活躍です。もう彼は今後要チェックですね。
SP、FSとも軸がまっすぐないいジャンプを安定して跳んでいました。リンクサイドのコーチはずっとランビエールに就いていたピーター・グルターさん。FSの振付はカメレンゴさんです。

3位にはヴァンデルペレン、彼はいつも安定した演技を見せてくれます。昨年の世界選手権と同じで4回転を入れずに安定してまとめる作戦。衣装が悪趣味ですが、意外と彼の個性が好きだったりします。スケーティングがもう少しよければと思いますが・・・。

たった0.06差で表彰台を逃したポンセロ。ポンちゃん、FSだけなら1位でいい演技だったのに。SPは力が入りすぎていたのか、アクセルとルッツが2回転になっていました。でもSPでもFSでも4回転を成功させています。がんばれ、ポンちゃん、ずっと応援しているよ~!フランスは2枠でしたっけ?世界選手権代表はジュベールとポンセロの可能性が高いですね。

5位はプレオベール。Jスポのプリンス座談会によると、大会前彼はフランス勢の表彰台独占に自信があったらしい。彼もけっこうまとめた演技をしたと思うのですが、他の選手たちもがんばったということで、残念でした。

ディフェンディングチャンピオンのトマシュは6位、SPではコンボが3T-3Tになったものの、後はいい演技をして80点台を出して2位になったのに~。FSでは4回転は跳んだけれど回転不足だし、パンクが目立ちすぎ。(泣)

ヨーロッパ選手権は初めて見たけれど、これまでの試合では見られなかった選手を初めて見られる場でもあり、中々新鮮でした。今回初めて見た選手で注目したのは3人。2位になったイタリアのサミュエル・コンテスティはもちろんのこと、他の2人はジュニアの選手。

まずは大会前から注目していたチェコのミハル・ブレジナ君。総合10位、SP17位、FS8位。
SPではミスが多く、本人も辛そうな表情でした。FSはいい演技だったな~。彼を見ていると、何となくジェフにかぶって見える。上品で巧みなスケーティングと表現力、整った容姿。
今はまだ同国のトマシュに一歩譲る感じだけど、将来とてもいい選手に育つと思います。

もう1人はスペインの17歳、まだジュニアのハビエル・フェルナンデスで、総合11位、SP12位、FS11位。SPでは靴紐がほどけて中断し、2点の減点。でもその後で見事なフラメンコ調のステップを見せてくれました。FSもいい演技をしていました。彼は「初めて3Aを跳んだスペイン人」だそうです。黒い縮れた髪、顔立ち、名前といかにもスペイン人!って感じです。個性派の彼にも今後注目していこうと思います。

公式リザルト

悪い雲行き

2009-01-21 23:54:34 | スケート連盟
昨日の城田さんと連盟の話題にコメントありがとうございます!大ちゃんを守りたいという声が多くて頼もしい限りです。
でも実際は私達ファンにできることは、余りにも限られています。連盟に抗議のメールや手紙を送る、場合によっては署名を集めるといったところがせいぜいでしょう。
今のところ、私には具体的に何か行動を起こす予定はありません。ただ、なるべくきちんと事態を把握し、何が起こったのか、何が起こっているのか、そしてできることなら何が起きようとしているのかを知りたいと思っています。
そしてこの件について少しでもたくさんのフィギュアファンの方に知ってもらい、関心を持ってもらうために、ここでお伝えしていこうと思います。
いわば「連盟ウォッチング」ですね。(笑)連盟問題に関心を持つ方が増えれば、連盟も少しはよくなっていくと信じたくて。
とても消極的な方法で、大ちゃんを「守る」ための役には全く立たないのかもしれません。それでも何もしないよりはましだと信じています。
今後ずっと、連盟に関する情報やご意見、お待ちしております。

昨日は毎日jpに元フィギュア強化部長の城田憲子さんの記事がありましたが、今日は更に複数のメディアが取り上げたようです。

まず、朝に読売新聞を開いたところ、「城田氏が現場復帰へ」という記事が。

そしてYukkarさんからスポニチの記事を教えて頂きました。ありがとうございます!→スポニチ

<06年に表面化した日本スケート連盟の不正経理事件で、理事を引責辞任した06年トリノ五輪の監督で元フィギュア強化部長の城田憲子氏(62)が、連盟の役職に復帰する見通しとなった。

複数の代表選手が城田氏の支援を要請したためで、21日の同連盟の理事会で話し合われる。承認されれば、10年バンクーバー五輪の本番会場で行われる2月の四大陸選手権に同行し、3月の世界選手権(米ロサンゼルス)から支援スタッフとして派遣されるという。

不正経理事件で引責辞任した元理事らは、公的な活動を無期限で自粛しているが、同連盟は有罪判決を受けた元会長、元専務理事以外は、理事などの要職以外での活動再開を認める方向。辞任から約2年半が経過した城田氏の手腕を活用することになりそうだ。>

「複数の代表選手」とは昨日の毎日の記事と合わせると織田君と村主さん?と思っていたら、追加の記事が出ていました。→スポニチ

<日本スケート連盟にとって、約2年半前の不正経理問題で大きくイメージダウンした人物の国際大会派遣を認める決断は簡単ではなかった。城田元強化部長は刑事罰に問われておらず、昨年2月に活動自粛を解かれてからは個人資格で国際大会のジャッジも務めていたが、今回は強化現場への復帰で意味合いが異なる。

伊東秀仁フィギュア委員長によると、1年後に迫った五輪でメダル獲得を狙う男子の織田、女子の村主章枝(avex)らが、城田元強化部長のスタッフ入りを直訴した事実が背景にある。

伊東委員長は「過去の実績があり、織田や村主の復活の支えになってきた」と説明した。前回のトリノ五輪まで3大会連続でフィギュアの監督を務め、トリノで金メダルに輝いた荒川静香も育てた元強化部長に代わる人材が育っていないことも大きな要因だ。

林泰章会長代行は「世論もある。結果が駄目ならたたかれることは百も承知。ただ、選手が直訴してきたことは過去になく、五輪も見据えて選手が最高の演技をするため、連盟としては重く受け止める必要があった」と打ち明けた。組織としての体裁よりも現場の意見を優先し、不退転の決意で五輪に臨むことになる。 >

過去にどういうことがあった人なのか、ということを無視して、自分達の利益になるなら連盟に戻そうと働きかけるのは選手としてどうなのかと思います。自分達が世話になったから・・・?もしかしたら城田さんに頼まれたとか・・・?
言い訳がましいのですが、連盟等には厳しい目を向けても、私はなるべく選手のことは悪く書かないようにしているのですが、これはさすがに厳しい目を向けざるを得ません。
選手生命は短いので、その間にできることがあればどんな手でも使うということなのでしょうか。その結果、連盟内部が再び腐敗し、長い目で見て他選手の不利益になったとしても構わないのだろうかと疑いたくもなります。当人達はそこまでは思ってないでしょうけれど、今の自分がよければ他のことは知らないという浅はかな行動にも思えます。

選手の名前を明らかにしている伊東さんは、いざとなったら責任を選手に押し付ける算段かと疑いたくもなるし。許可した時点で、城田さんを連盟に戻したことで何か悪影響が起きたら、選手以上に伊東さんの責任は重いのですけれどね。もちろん林泰章会長代行も同じことです。
選手を守りたい気持ちが少しでもあるなら、毎日の記事と合わせれば織田君・村主さんであることは誰の目にも明らかであっても、マスコミにはっきりと名前を明かすべきではなかったと思います。

更に言えば、伊東さんは選手の要望だったことすらも言うべきではなかったと思います。選手の要望だったと言えば、その選手は誰だということになるのは明らかなこと。城田さんを連盟に戻したことを責められたときのために、選手に責任をなすりつける自己防衛でもしたかのように思えてしまいます。
ま、いかにも伊東さんらしいです。伊東さんのことをよく知っているわけではないけれど、これまでのイメージとぴったり合います。反対に、GPS2大会の出場資格緩和の手際のいい鮮やかなやり口が、彼のイメージと合わないんですよねぇ。(汗)

この記事にはさらに続きがあり、JOCも認めざるを得なくなったようです。→スポニチ

その他の記事

サンスポ
<元フィギュア強化部長の城田憲子氏(62)を、来月の四大陸選手権(カナダ・バンクーバー)にアシスタントチームリーダーで派遣することを決めた。>

47ニュース
<同連盟によると、織田信成(関大)ら複数の選手から城田元強化部長のスタッフ入りを望む声が上がったためで、選手強化を優先した。理事やフィギュア委員長など要職への復帰は今後も認めない。>

「要職への復帰は今後も認めない」と言っていますが、辞任から2年半足らずで復帰ですから、今後そちらもどうなるかわからないような気がします。職名がなくても実権は振るい続けるでしょうし。

毎日jp
<しかし、昨年2月、背任罪で有罪となった松本充雄・元専務理事を除く7人の活動を一部容認。城田氏は同11月のロシア杯に審判として派遣されている。>

連盟から審判として派遣されていて、もう公に活動していたのですね。ロシア杯の審判だから、日本の連盟の代表として行ったようなもの。

何だか益々悪い雲行きですね・・・。連盟、なんて困った組織。

インターハイ

2009-01-21 20:47:41 | フィギュアスケート大会
広島ビッグウェーブでの第58回全国高等学校スケート競技選手権大会が終わりました。無良君がラクラク優勝ですね。おめでとう!JSCは欠場したけれど、一時的なものなのでしょうね。調子は悪くないようです。世界選手権もがんばってね!
中村君が2位です。彼も毎試合がんばっていますね。
佐々木君は全日本Jr.に続き5位・・・表彰台に乗れませんでした。(泣)

男子        合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 無良崇人  202.43 63.20(1) 139.23(1)
2位 中村健人  166.38 61.69(3) 104.69(2)
3位 板井郁也  144.47 53.09(4) 91.38(4)
4位 木原龍一  144.15 47.05(5) 97.10(3)
5位 佐々木彰生 143.65 62.05(2) 81.60(8)

無良君、最近SPではミスをあまりしないのに、珍しくルッツをパンクしています。
FSでは3Aを2つ入れ、両方とも一発で成功させたようです。よかった~。NHK杯、全日本と3Aを失敗してから再チャレンジすることが続いていたので、癖になったらマズイなと思っていたのです。しっかりと修正してきましたね。

中村君、ジャンプミスがあったようですね。3Aや3-3にも挑戦しています。以前はSPには3Aを入れてなかったのに、入れるようになったのですね。
FSもところどころミスがありますが、大きく崩れません。

佐々木君、SPは2位なんですよね。ミスなくまとめたようです。
でもFSが・・・。転倒が2回あり、回転不足もずいぶん取られたようです。彼は今年ジャンプの種類を増やしてきて、そういうときってジャンプ全体が崩れやすいようですね。来シーズンまでにしっかりと立て直してきてほしいです。

女子の優勝は全日本Jr.2位、世界Jr.代表の鈴木真梨ちゃん、おめでとう!石川翔子ちゃん4位、水津瑠美ちゃん6位。瑠美ちゃん、本調子ではないとはいえ、全日本Jr.のことを思えば、だいぶ調子を上げてきているのではないでしょうか。

女子        合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 鈴木真梨  142.71 52.38(1) 90.33(1)
2位 高山睦美  132.19 52.32(1) 79.87(2)
3位 國分紫苑  125.65 46.72(2) 78.93(3)
4位 石川翔子  115.64 49.06(2) 66.58(10)
5位 後藤亜由美 112.23 45.98(3) 66.25(11)
(※女子は予選AとBとに分かれているので、SPは各順位2名ずついます。)

真梨ちゃんはルッツにエッジマークが付くのですが、それ以外には大きなミスもないようです。世界Jr.もがんばってほしいです。

連盟さん、清く正しく美しく、そして強く賢くあれ!

2009-01-20 17:21:39 | スケート連盟
先日はブログが1年続いたお祝いのコメントをたくさん頂いて、どうもありがとうございました!こんなにたくさんの方に祝って頂けるとは思いませんでした。
「ヒーロー」にも賛成してくださる方が多くて。でも、スケーターとしての大ちゃんはみんなのもの、でもヒーローとしての大ちゃんは私だけのもの、と思っていた(爆)ので、「私のヒーロー」から「私達のヒーロー」になってしまったのがちょっぴり残念かも。(笑)なんて贅沢で我儘なんでしょうね。
これからも突っ込みどころの多い我らがヒーローを、ご一緒に応援していってくださいね~!

で、ヒーローものには悪役や不穏な雲行きが登場することが多いのですが、そんなときにこの記事。→毎日jp
え~い!削除されたときのために全文コピペしちゃえ~!

<12月26日深夜、長野市内のホテルの一室。フィギュアスケート関係者数人が集まり、ワインを傾けていた。中心は、かつてフィギュア界の「女帝」と呼ばれた城田憲子・元日本スケート連盟フィギュア強化部長。数時間前に同市で行われた全日本選手権男子で初優勝した織田信成の母・憲子コーチも同席し、城田氏に「息子は城田さんが考えた通りになった」と礼を言った。

織田は07年夏に飲酒運転で検挙され、昨季を棒に振った。しかし今季はNHK杯優勝など復活。荒川静香や安藤美姫を世界一に導いたニコライ・モロゾフコーチに師事したことが大きい。未成熟な部分があった織田の演技が、モロゾフ氏の指導で正統派の堂々たるものに変わった。そのモロゾフ氏と織田との橋渡しをしたのが城田氏だ。城田氏は「以前からニコライに『織田を教えたい』と頼まれていたし、織田も環境を変えた方がいいと思った」と明かす。

全日本選手権女子で2位と復調した村主章枝も、今季からモロゾフ門下生となった一人。不振に悩む村主から相談を受けた城田氏が「ニコライは少ないエレメンツ(演技要素)で点数を上げるのが得意。(跳べるジャンプが少ない)村主に合うかも」と紹介した。

城田氏は97年に強化部長に就任すると、全国有望新人発掘合宿や、小学生からの海外遠征など、才能ある選手に英才教育を実施。また豊富な人脈を生かし、選手個々に合った海外の名コーチを選んだ。98年長野五輪で入賞ゼロだった日本が、世界屈指の強豪国へと変わる原動力だった。

だが、06年3月に発覚した日本スケート連盟の不正経理事件に連座して失脚。連盟は理事復職の永久禁止を決め、連盟活動自粛も勧告した。「城田派」のスタッフの多くは強化の中枢を離れた。

だが、やはり城田氏の持つ強化ノウハウ、人脈は捨てがたかった。連盟は昨年2月の理事会で、城田氏らの連盟活動の一部容認を確認。同7月に就任した伊東秀仁・フィギュア部長は、城田氏の側近だった吉岡伸彦氏を強化部長に充てた。伊東部長は「昔の派閥や確執を引きずらず、日本を強くするために必要な人には活動してもらうべきだ」と話す。

一連の事件に関連した城田氏のイメージは良くない。しかし、バンクーバーに向けて強さを盤石にするため、連盟は城田氏の手腕も生かすことにした。復権しつつある城田氏は「次は高橋大輔よ」と、右ひざ手術で今季欠場中の「男子のエース」復活に意欲を燃やす。>

バンクーバーに向けての連載記事のようなのですが、元日本スケート連盟フィギュア強化部長の城田憲子さんにスポットを当てています。
織田君とモロゾフの橋渡しをしたのも彼女。私はスケ連、何やってるのよ!とあの頃思っていたのですが、黒幕は現連盟役員ではなく、元連盟役員だったのですね。当時フィギュア部長の平松さんや当時強化部長の伊東さんは、その動きを知っていても、「女帝」のやることだから傍観するしかなかったのかしら。(ため息)
まあ、それは済んだ話なのでどうでもいいです。

でも「次は高橋大輔よ」って何よ!私は大ちゃんが怪我をした原因のうちの1つはがんばりすぎかなと思い込んでいるんだけれど、もし大ちゃんがモロゾフがいなくても立派な演技をしていい成績を出せるところを見せたくてがんばりすぎていたのだとしたら、彼が怪我をした遠因は彼女にあると言えないこともないぐらいなのに。
大ちゃんのことは彼と周囲が考えるだろうから、どうかそっとしておいてほしい。
私達のヒーローに女帝の魔手が伸びないように祈ります。守りに行きたいぐらいよ。(笑)

そして連盟さん、時代を逆行させるような、再び腐敗の種を撒くようなことはやめてほしい。新しい人材、新しい体制を強化して、ISUとも堂々と渡り合い、日本の選手たちを守っていけるような組織に生まれ変わってください。
GPS出場条件緩和とか、最近の連盟の変化を評価していただけに今回の記事にはがっかりです。

気分を変えて、こちらは真央ちゃんの筋トレの記事。→asahi.com
筋トレ前、腹筋・背筋が同年代の女子高校生並みだったなんてびっくり。スパイラルとかで足を持ち上げるのには、腹筋や背筋が強くないとできなさそうなのに。

そして、キミー・マイズナーやエミリー・ヒューズが怪我のため全米を欠場。→sportsnavi
世界選手権や四大陸の代表にはもう選ばれないのかしら。

カナダ選手権

2009-01-19 14:42:20 | フィギュアスケート大会
カナダ選手権、終わりましたね。男子、女子、ペア、アイスダンスとどれも優勝は予想通りのメンバーでした。おめでとう!!!!

男子            合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Patrick Chan    254.82 88.89(1) 165.93(1) 
2位 Vaughn Chipeur  206.30 71.89(2) 134.41(3)
3位 Jeremy Ten     204.03 69.06(4) 134.97(2)
4位 Kevin Reynolds   201.97 70.00(3) 131.97(5)
5位 Shawn Sawyer   201.24 66.88(6) 134.36(4)

パトちゃん、高得点ですね。フリーで3Aを2つとも成功させたようです。GPFのように変な緊張感なく実力を出し切ったのでしょうね。これからしばらくパトちゃん連覇の時代が続きそうですが、カナダはいい選手が多いので、他の選手もがんばってほしいです。
チッパー君とテン君はがんばりましたね。でも私が好きなレイノルズ君とソーヤー君が・・・。
ケヴィンは果敢に4回転に挑戦しまくって自爆気味です。本当に4回転は諸刃の剣ですね。
ショーンは3AをSP、FS両方とも失敗しています。3Aが苦手なんですよね。スピンやスパイラルの美しさで魅せる選手だし。彼にとっては男子もエレメンツにスパイラルがあればよかったね。(でも大ちゃんが・・・汗)

発表待ちですが、3枠あるカナダの代表、この表彰台メンバーに決まるのでしょうか?どう代表が決まったとしても、どの選手も怪我や病気なくがんばってほしいです。

女子はジョアニー・ロシェット優勝!当然というか、さすがというか。

ペアはジェシカ・デュベ&ブライス・デヴィソン優勝!NHK杯よりも調子が上がってきているでしょうか?

アイスダンスはテッサ・バーチュー&スコット・モイア優勝!テッサが怪我から復帰して、益々華麗なリフトを見せてくれます。四大陸や世界戦選手権で活躍してほしいな。

公式リザルト

サンピア倉敷の再入札&悠子ちゃんロシア国籍取得

2009-01-18 00:56:25 | リンク問題
倉敷のリンクの再入札が決まったようです。→MSN産経ニュース

2月24日に東京で入札は行われるのですね。落札してくれる企業が現れるといいです。「倉敷のスケートリンクの存続を願う会」の皆様や練習している選手達、どんなにか嬉しいでしょう。そして「ホームリンク」の行方を案じている大ちゃんも、どんなにかほっとするでしょう。

最低売却価格が前回の3億5300万円から2億7000万円へと、8300万円も引き下げられたようです。

この金額を見て、宝くじで3億当たっていたら、買えた額じゃん!と思った私はバチ当たりですね。実際は300円しか当たりませんでした。(汗)
買ったのではなく、定期預金をしてサービスでもらった宝くじなので、欲張ってはいけませんが。

今は経済がこんな状況ですが、リンクを買ってくれる太っ腹な企業が現れてくれないでしょうか。改修や経営資金も必要とはいえ、3億は中規模以上の企業にとって出せない額ではないし、うまくやれば黒字経営も可能ではないかと思うんですよね。
いいニュースが入ることを期待しましょう!

川口悠子ちゃんがロシア国籍を取得したのは、日本語のニュースにもなりました。→sportsnavi
<川口は「国籍が日本でなくなるということは重大な決断なので、そうするからには五輪でメダルを取りたい」と話している。>

川口&スミルノフペア、応援しています!本当に、国籍まで変えたからには五輪でメダルを獲ってほしいですね!がんばれ、悠子ちゃん&サーシャ!