気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

WFS No.35

2008-12-06 23:25:29 | フィギュアスケート雑誌・本
前使っていた星空のテンプレート、気に入っていたのにクリスマスだからという理由で、娘に強制的に変えさせられてしまいました。(泣)
テンプレートは柄が気に入るだけじゃなくて、本文部分の幅も大事。狭いとやたらと縦長になってしまい、私のように長文だと読みにくくなってしまうのです。
それで幅を考えてこの柄になりました。特に気に入っているわけじゃないけれど、クリスマスまでだからいいかなと思って。
テンプレートを選ぶの、苦手です。

この雑誌はNHK杯に出発する前日に届きました。
大ちゃんはどうかなとさらさらっと見たら、小さくいくつかありました。
「NHK杯を彩ったスケーターたち」に2箇所、そして嬉しかったのが大ちゃんのトレーニング公開の記事で、「道」についてけっこう詳しく載っていました。写真も小さく白黒だけれど、ここだけで4枚。短パンから出た右膝を見ると、治れ治れとそこに念を送りたくなります。
出発の用意で忙しかったけれど、このページだけ読みました。そしてブログに手短かに書こうかなと思って、まだ一般発売はされてないだろうと思い直してやめました。

歌子先生がこの曲が好きで大ちゃんに勧めたようですね。ジェフの演技が好きだったので、大ちゃんは初めは乗り気じゃなくて。
大ちゃんが自分で選ぶにしては古すぎる映画だと思っていました。歌子先生、納得です。
2つ作ったFPのうちGPS用に選んだのは「道」のほうで、その理由はこちらのほうがすごく難しいと感じたので、早いうちから1度やっておきたかったらしいです。
観客の反応はOcean Wavesのほうが気になっても、演じるプログラムの難しさは「道」のほうが上なんですね。
確かに断片を見ただけでも、動きが細かくて激しい、いかにも難しそうなプログラムでした。

そしてさまざまなキャラクターの感情をマイムをまじえて表現しているようです。綱渡り芸人だけでなく、ザンパノやジェルソミーナも入っているのでしょうね。
すごく楽しい部分、悲しいけれど笑顔を見せる部分、心の痛みを感じながら滑る最後のステップ・・・どれも見たかった~。
「心の痛みを感じながら」この言葉、今の大ちゃん、そしてファンにこれほど合ったものはない気がします。きっと復帰後の彼は、このプログラムの世界を今まで以上に深く表現してくれますね。そしてこちらも胸の奥深くで受け止められそうな気がします。

カメレンゴさんの大ちゃんへの誉め言葉も嬉しいです。「人間としてもスケーターとしても素晴らしいと感じた。」
でも次の言葉、「この両面をもっている選手はなかなかいない(笑)」、私には大抵のトップ選手が若いのに人間的にも素晴らしく思えるけれど、そうじゃないのね?
私はインタビューからぐらいしか選手のことを知る機会がないけれど、直に接しているカメレンゴさんは地の部分も見ているからだろうなぁ。
日本人から見ても謙虚で礼儀正しく気配りのできる大ちゃんの人柄は、カメレンゴさんから見るとさらに素晴らしいのでしょうね。

そういうわけでそんな素晴らしい大ちゃんに、カメレンゴさんは潜在能力を引き出すような難しいステップを作ってくれたようです。周りの選手たちも思わず見入ってしまうステップ。しばらくお蔵入りだけど、そのうち見せてくれますね。それまで大ちゃんの胸の中で、じっくりと熟成させてくださいね。

大ちゃんの話が先になりましたが、この雑誌の表紙のヨナちゃん、表情も素敵ですが私はSP衣装の飾りのゴージャスさに見入ってしまいました。開いて数ページ目に今度はFP衣装がくっきりと。ラインストーンやビーズ刺繍ばかり見つめてしまう私です。
そのページの一方には小塚君のFP衣装で飾りの有無の対比がくっきり。やはりこの衣装はもう少しなんとかならないのでしょうか。大ちゃんのロミジュリまで行くとやりすぎかなと思うけれど、足して2で割る程度に・・・。

インタビューも小塚君、エヴァン、ジョニー、パトリック、ジェフと好きな男子スケーター中心で読み応えがありました。
やはりタラソワさんに少しも逆らえなかったらしかったエヴァン・・・FP衣装、この後どうなるでしょうね。

前後のWFSから、田村さんのインタビューには刊毎に一貫したテーマがあるような気がするのですが、今回は旧採点方式世代vs新採点方式世代でしょうか?
特にエヴァンとパトリックのインタビューを読み比べると、旧採点方式で育ったおじさん世代の哀愁が漂います。(笑)

反面、パトリックはちゃきちゃきの新採点方式世代ですね。考え方もライトでクールです。
「ぼくたちは戦争に行かされた兵士ではありません。失敗したって命がかかっているわけではない。」
確かにその通り。それが当たり前なんだけれど、思いつめてしまう選手もファンもいる。彼のように気楽に、それでいて貪欲に行くのがいいのでしょうね。
「五輪のメダルも自分はまだ若いのだから、人にゆずってもまあいいかとは決して思いません。」
本当に恐すぎる17歳です。口だけでなく、GPFに堂々の1位通過ですよ。4回転はまだながら、あのPCSの出方と老成したスケーティングと演技。
同じような世代でも、チュッキョフィギュアの小塚君のインタビューとは対照的。でも若いのに老成しているように感じてしまい、飄々としているところは似ています。

今回は大ちゃんの記事もあったけれど、しばらくの間は少なかったりなかったりするのでしょうね。でもWFS年間購読しちゃっています。