男子の2日間を見て、23日に帰って参りました。→公式サイト
冬の札幌、覚悟をして行ったせいか、寒さも雪も平気でした。これは靴についてアドバイスしてくださったぎっちょんさんのお陰が大きいですね。滑り止め仕様の冬靴、気に入りすぎて2足も買ってしまいました。
一日余裕を持って20日に現地入りしたので、21日の午前中は小樽観光もしました。
順位順に気が向いた選手だけ書きますね。
結弦君、まずは優勝おめでとう!彼はあの激闘を制して優勝した自分自身を誇っていいです。SP、FSの両方をよくまとめたなと思います。しかもどちらも最終滑走という難しい局面で、よくあれだけ落ち着いて自分の演技をできたと思います。
SPはきれいにまとめて高得点。ブルースのけだるさのようなものも表現できていて、このプログラムに関してはPCSが高いのも納得かなと思いました。
FSの6分間練習ではきれいな4Tを降りていたので、本番で着氷が乱れたのにはびっくりでした。でも4Sも回転しているし、転倒してないし、凄いですよね。その後のジャンプは全部成功させて、体力が最後までもつようになったのも成長ですね。コリオステップは体力配分をしながら淡々と滑っているように見えたのですが、またロミジュリのような激しいプログラムを見たいなと思いました。
大ちゃん、SPの6分間練習に何度も4回転に挑戦していましたが、3Tになっていました。本番では回転が足りませんでしたが、6分間練習のことを思うと、根性であそこまで回転したなと思うほどです。観客は大ちゃんファンが多く、一生懸命に盛り上げている感じでした。
FSも6分間練習で4回転の調子は良くない感じでした。それが本番で2回も成功(2回目は回転が足りませんでしたが)するなんて!FSは大ちゃん自身が観客を熱狂させて盛り上げていました。
FSはテレビの映像でも気迫が伝わってきますが、会場での迫力は凄かったです。前日の晩に友人とのメールで2年前の全日本のピアソラのフリーの話をして思い出していましたが、あの時を彷彿とさせられる感じでした。大ちゃんって追い詰められると力を発揮しますね。
ステップの足さばきは華麗を通り越して、豪奢という言葉が浮かびました。プログラムのストーリーがどうとかじゃなくて、豪華絢爛な絵巻物を見ているような感じ。
演技後のガッツポーズ、しつこかったですね。(笑)4回転を2度降りたということが本人にとってどれほど大きかったかがあれだけでもわかります。
無良君はフランス大会のときのインタビューから、きっと全日本にはきっちりと合わせてくるだろうなと思っていたのですが、とうとう4年ぶりの表彰台に乗りましたね!この激戦の中、実力で表彰台に乗ったのは本当に凄い!心からおめでとうを言いたいです。
彼は日本の男子選手中、一番男っぽいタイプなのですが、SPのマラゲーニャ、FPのshogunと力強い彼の良さが出るプログラムだったのも良かったなと思います。4回転、さすがでした。
表彰式では彼の登場に意外なほど大きな歓声が上がっていました。芽が出なくて悔しい思いをし続けてきた日々を知っているからこそ、祝福しずにはいられない、そんな気持ちを多くの人が持っていたのでしょう。
健人君、今回は本当に頑張ったなと思います。昨年は気持ちが上滑りしていた印象で、ミスが多くて一昨年よりも順位を落としてしまいましたが、今年はSPもFSもミスを最小限に抑えることができました。過去最高の6位、その上のそうそうたるメンバーを見ると、本当によくやったと思います。でもこれが限界だなんて思いませんよ。今回はFSで3Aを転倒しています。苦手なジャンプではないのだから、これを成功させたらと考えると、さらに伸び代があるということ。PCSもこれまでより高く、かなり評価してもらえるようになりました。
デイビッド・ウィルソン振付のVizirはエキゾチックな雰囲気が彼に合ったプログラムですが、魅力的な観客アピールが所々に入っています。ジャッジ裏のアリーナ席側に向かってのアピールなので、テレビでは表情が映ってないのが残念です。観客をしっかりと見て、表情もきちんと作ってアピールしていたんですよ。表現面でも成長を感じました。
FSは大ちゃんの後で、プレゼントの嵐をよけながらの足慣らしでした。でも昨年の最終滑走よりもマシ、誰の後でも滑れなきゃ、これも成長していくための試練だな、なんて思いながら見ていました。3A転倒のあと、少しも崩れずに落ち着いていましたね。ジャンプの成功を祈りながらハラハラして見ていたのですが、危なげなく跳んでいました。
キスクラでは点が出て笑って泣いて。今年見られたのが嬉し泣きで嬉しいです。やっぱり繊細すぎ、と思ったけれど。
やはりこの順位だと来年のグランプリ出場を期待します。NHK杯の地元枠に彼を派遣してください、スケート連盟様。(←初めての様付け 笑)
彰生君、SPでもFSでも3Aを成功させました!他のジャンプも調子よかったし、彼の場合コケまくっても盛り上がるのだから、これで盛り上がらない訳がない。すごく成長を感じさせてくれましたが、彼は今大学4年生、どうしてもっと早く覚醒しなかったのよ、と思ってしまいます。
そして今年のプログラムは2つともストレートに格好いい。元々私は彼のコーヒールンバが好きで、最近のウケ狙い路線のプログラムより、格好いい彰生が見たいなと思っていたので、嬉しいです。
大学4年生といえば、SPでブレードが折れて棄権した堀之内君も4年生。彼の演技も好きなんですよね。もう見られないのでしょうか。
吉田君も4年生。彼は昨年の全日本でも3Aを成功させていましたが、今年はSPでもFSでも成功させていました。私は小柄だけど男らしくてめりはりの利いた彼の演技が好きなんですよ。彰生君と同じく、どうしてもっと早く覚醒しなかったのかと苦言を呈しておきます。(笑)
あと郡山君も4年生。昨年はSP落ちして楽しみにしていたFSが見られず残念でしたが、やっと待望のリバーダンスを見ることができました。プログラムが始まったときから期待の拍手が大きく、ジャンプはイマイチだったけれど、コリオステップでは大盛り上がり。このクラスの選手がこんなにもファンに愛されるプログラムを持っているのは本当に素敵なことだと思いました。
その時点での1位と点が出たときに泣いていました。
新人賞を取ったまだ中2の本田太一君、私は彼の演技を生で初めて見ました。テレビでもエキシビションしか見たことありませんでしたが。
伸び伸びしたいい演技をしますね。そして素直な高さのあるジャンプを跳びます。将来が楽しみな選手です。
冬の札幌、覚悟をして行ったせいか、寒さも雪も平気でした。これは靴についてアドバイスしてくださったぎっちょんさんのお陰が大きいですね。滑り止め仕様の冬靴、気に入りすぎて2足も買ってしまいました。
一日余裕を持って20日に現地入りしたので、21日の午前中は小樽観光もしました。
順位順に気が向いた選手だけ書きますね。
結弦君、まずは優勝おめでとう!彼はあの激闘を制して優勝した自分自身を誇っていいです。SP、FSの両方をよくまとめたなと思います。しかもどちらも最終滑走という難しい局面で、よくあれだけ落ち着いて自分の演技をできたと思います。
SPはきれいにまとめて高得点。ブルースのけだるさのようなものも表現できていて、このプログラムに関してはPCSが高いのも納得かなと思いました。
FSの6分間練習ではきれいな4Tを降りていたので、本番で着氷が乱れたのにはびっくりでした。でも4Sも回転しているし、転倒してないし、凄いですよね。その後のジャンプは全部成功させて、体力が最後までもつようになったのも成長ですね。コリオステップは体力配分をしながら淡々と滑っているように見えたのですが、またロミジュリのような激しいプログラムを見たいなと思いました。
大ちゃん、SPの6分間練習に何度も4回転に挑戦していましたが、3Tになっていました。本番では回転が足りませんでしたが、6分間練習のことを思うと、根性であそこまで回転したなと思うほどです。観客は大ちゃんファンが多く、一生懸命に盛り上げている感じでした。
FSも6分間練習で4回転の調子は良くない感じでした。それが本番で2回も成功(2回目は回転が足りませんでしたが)するなんて!FSは大ちゃん自身が観客を熱狂させて盛り上げていました。
FSはテレビの映像でも気迫が伝わってきますが、会場での迫力は凄かったです。前日の晩に友人とのメールで2年前の全日本のピアソラのフリーの話をして思い出していましたが、あの時を彷彿とさせられる感じでした。大ちゃんって追い詰められると力を発揮しますね。
ステップの足さばきは華麗を通り越して、豪奢という言葉が浮かびました。プログラムのストーリーがどうとかじゃなくて、豪華絢爛な絵巻物を見ているような感じ。
演技後のガッツポーズ、しつこかったですね。(笑)4回転を2度降りたということが本人にとってどれほど大きかったかがあれだけでもわかります。
無良君はフランス大会のときのインタビューから、きっと全日本にはきっちりと合わせてくるだろうなと思っていたのですが、とうとう4年ぶりの表彰台に乗りましたね!この激戦の中、実力で表彰台に乗ったのは本当に凄い!心からおめでとうを言いたいです。
彼は日本の男子選手中、一番男っぽいタイプなのですが、SPのマラゲーニャ、FPのshogunと力強い彼の良さが出るプログラムだったのも良かったなと思います。4回転、さすがでした。
表彰式では彼の登場に意外なほど大きな歓声が上がっていました。芽が出なくて悔しい思いをし続けてきた日々を知っているからこそ、祝福しずにはいられない、そんな気持ちを多くの人が持っていたのでしょう。
健人君、今回は本当に頑張ったなと思います。昨年は気持ちが上滑りしていた印象で、ミスが多くて一昨年よりも順位を落としてしまいましたが、今年はSPもFSもミスを最小限に抑えることができました。過去最高の6位、その上のそうそうたるメンバーを見ると、本当によくやったと思います。でもこれが限界だなんて思いませんよ。今回はFSで3Aを転倒しています。苦手なジャンプではないのだから、これを成功させたらと考えると、さらに伸び代があるということ。PCSもこれまでより高く、かなり評価してもらえるようになりました。
デイビッド・ウィルソン振付のVizirはエキゾチックな雰囲気が彼に合ったプログラムですが、魅力的な観客アピールが所々に入っています。ジャッジ裏のアリーナ席側に向かってのアピールなので、テレビでは表情が映ってないのが残念です。観客をしっかりと見て、表情もきちんと作ってアピールしていたんですよ。表現面でも成長を感じました。
FSは大ちゃんの後で、プレゼントの嵐をよけながらの足慣らしでした。でも昨年の最終滑走よりもマシ、誰の後でも滑れなきゃ、これも成長していくための試練だな、なんて思いながら見ていました。3A転倒のあと、少しも崩れずに落ち着いていましたね。ジャンプの成功を祈りながらハラハラして見ていたのですが、危なげなく跳んでいました。
キスクラでは点が出て笑って泣いて。今年見られたのが嬉し泣きで嬉しいです。やっぱり繊細すぎ、と思ったけれど。
やはりこの順位だと来年のグランプリ出場を期待します。NHK杯の地元枠に彼を派遣してください、スケート連盟様。(←初めての様付け 笑)
彰生君、SPでもFSでも3Aを成功させました!他のジャンプも調子よかったし、彼の場合コケまくっても盛り上がるのだから、これで盛り上がらない訳がない。すごく成長を感じさせてくれましたが、彼は今大学4年生、どうしてもっと早く覚醒しなかったのよ、と思ってしまいます。
そして今年のプログラムは2つともストレートに格好いい。元々私は彼のコーヒールンバが好きで、最近のウケ狙い路線のプログラムより、格好いい彰生が見たいなと思っていたので、嬉しいです。
大学4年生といえば、SPでブレードが折れて棄権した堀之内君も4年生。彼の演技も好きなんですよね。もう見られないのでしょうか。
吉田君も4年生。彼は昨年の全日本でも3Aを成功させていましたが、今年はSPでもFSでも成功させていました。私は小柄だけど男らしくてめりはりの利いた彼の演技が好きなんですよ。彰生君と同じく、どうしてもっと早く覚醒しなかったのかと苦言を呈しておきます。(笑)
あと郡山君も4年生。昨年はSP落ちして楽しみにしていたFSが見られず残念でしたが、やっと待望のリバーダンスを見ることができました。プログラムが始まったときから期待の拍手が大きく、ジャンプはイマイチだったけれど、コリオステップでは大盛り上がり。このクラスの選手がこんなにもファンに愛されるプログラムを持っているのは本当に素敵なことだと思いました。
その時点での1位と点が出たときに泣いていました。
新人賞を取ったまだ中2の本田太一君、私は彼の演技を生で初めて見ました。テレビでもエキシビションしか見たことありませんでしたが。
伸び伸びしたいい演技をしますね。そして素直な高さのあるジャンプを跳びます。将来が楽しみな選手です。