気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

フランス選手権 ポンセロ優勝!

2008-12-21 15:19:36 | フィギュアスケート大会
GPFが終わると各国ナショナルが始まります。まずはフランス選手権大会。
ポンセロ選手、もといポンちゃん、優勝おめでとう!!!

GPFのFSをジュベールが棄権したときは、怪我は大したことがなくて、フランス選手権のために大事を取ったのであってほしいと思っていました。でも間もなく国内選手権も欠場、ヨーロッパ選手権に照準を合わせるとの報道が。
ジュベールなら国内選手権を欠場しても、世界選手権には出場できますよね?フランスは2枠だから、もう1枠の存在が気になっていました。
NHK杯以来にわかファンになったポンちゃんがナショナルで優勝してワールドに出てくれるといいなって。NHK杯でも表彰台に乗って実力をめきめき付けてきたポンちゃん、ここに来て実力を発揮してくれました。ユーロ、ワールドと彼を応援し続けたいと思います。
もちろんおじさん世代代表として、ジュベールも応援し続けます。大ちゃん不在の今、GPFやワールドの表彰台の真ん中に立って納得がいく選手は、4回転を跳んだ彼しかいないので。

男子シングル         合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Yannick PONSERO   221.19 71.20(4) 149.99(1)
2位 Florent AMODIO    215.32 72.60(2) 142.72(2)
3位 Alban PREAUBERT   200.41 76.47(1) 123.94(3)

ちょうど今の日本と同じで、エース不在の中、これまで2、3位の選手どちらにもチャンスがある状態でした。それにジュニア上がりの選手がからんできて。(日本なら小塚君、織田君、無良君と同じ構図ですね。3人目がシニアに移行してしまっているかの違いだけで)

ポンちゃん、SPは4位なんですよね。ただ1人4回転を入れてきていますが、セカンドの3Tが回転不足。転倒はしてないようですが、着氷が乱れたのでしょうか?それと3Aではなく2Aになってしまっています。
FSはGOEの高い(多分美しい)4回転を成功させています。2本目をコンボにすることができませんでしたが、3Aも2本入れています。スピンはSPもFSも全てレベル4です。

JGPFで優勝したアモーディオは2位です。1つは転倒したようですが、3A2本入れていて、ポンちゃんとの点差も5点ちょっと。

SPは1位だったのに、プレオベールにとっては厳しい試合となりました。FSの4回転は回転不足で転倒したようです。

大会リザルト フランススケート連盟

先程、CSでやっとGPFのSPのトマシュとジョニーを見ました。
頑固なまでにSPから4回転を入れ続けるトマシュ。今季まだSPでの4回転の成功はないというのに。昨季のようにSPは4回転をなしにしてしまったほうがいい成績が取れるだろうに、それをしない4回転時代の生き残りですね。失敗し続けた彼の4回転の上に、この後のヨーロッパ選手権と世界選手権できれいな花が咲きますように。
ジョニーはいつもは安定している3Aの失敗。キスクラでの2回の熱~い投げキッスに子供のような激しい手の振り方、彼の過剰なまでのファンサービスにはついくらくらしてはまりかけます。(笑)

今更ですがJGPF

2008-12-20 00:07:50 | フィギュアスケート大会
しばらく更新をさぼっていました。特に何もなさそうだし、全日本を観に行く前にやらなきゃいけないことがいっぱい。ここ数日は大掃除とHDDの整頓をしていました。HDDがとうとう一杯になっちゃって、DVDに落として行かないともう入れられません。それで2005GPF、2006GPF、2008ワールドの辺りを整理と称して観ていました。でも大ちゃんの演技に見入ってちっとも片付かないったら。(汗)

とんでもなく遅れてしまった話題で、今更ですがJGPFです。遅ればせながら、藤澤亮子ちゃん、2位おめでとう!!

男子シングル                  合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Florent AMODIO(FRA)          199.58 68.20(1) 131.38(1)
2位 Armin MAHBANOOZADEH(USA)   193.48 67.05(2) 126.43(2)
3位 Richard DORNBUSH(USA)       183.93 66.50(3) 117.43(4)

男子はフローラン・アモーディオ君の優勝です。FSで3Aを2回跳んでいて、TES高いです。表現力もある選手のようですね。フランスは個性的で素敵な選手が多いです。

女子シングル           合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Becky BERESWILL(USA) 146.69 48.68(4) 98.01(2)
2位 藤澤亮子(JPN)      145.92 44.48(7) 101.44(1)
3位 Alexe GILLES(USA)    144.49 54.24(1) 90.25(4)
4位 村上佳菜子(JPN)     141.63 51.04(2) 90.59(3)

藤澤さん2位、村上さん4位と日本の選手は好調です。そして男女ともアメリカ勢、相変わらず強いですね。
上位選手の順位が安定している男子と違って、女子はSPとFSで順位の変動が激しいです。全日本Jr.もそんな感じだったけれど、ジュニア女子は男子よりも演技にバラツキがあるのでしょうか?
藤澤さんFS1位、村上さんSP2位は立派です。でもそんな2人が世界Jr.には出場できないのだから、日本の選手層の厚さも中々ですね。

ペア                                     合計点 SP FS
1位 Lubov ILIUSHECHKINA/Nodari MAISURADZE(RUS)     149.38 1 1
2位 Yue ZHANG/Lei WANG(CHN)                  137.92 4 3
3位 Ksenia KRASILNIKOVA/Konstantin BEZMATERNIKH(RUS)137.22 2 5
7位 高橋成美/マーヴィン・トラン(JPN)                106.04 8 7

ペアの高橋成美&マーヴィン・トラン組は惜しくも7位(1組棄権)でしたが、ペアのなかった日本から出たチームが、JGPFのこの舞台に立てただけでもすごいことだと思います。今季は世界ジュニア、世界チームトロフィーでの活躍が楽しみです。

アイスダンス                            合計点 OD FD
1位 Madison CHOCK/Greg ZUERLEIN(USA)        131.15 1 1
2位 Madison HUBBELL/Keiffer HUBBELL(USA)      124.68 6 2
3位 Ekaterina RIAZANOVA/Jonathan GUERREIRO(RUS) 124.30 2 4

アイスダンスは日系と思われるアメリカのshibutani兄妹のカップルが気になっていました。4位です。1、2位もアメリカのチームで、アメリカはアイスダンスの層もとても厚いですね。アメリカの現シニア選手達も、毎年のように優秀な後輩が出てくると、追い上げられて大変そうです。

公式リザルト

GPF EX

2008-12-14 23:54:39 | フィギュアスケート大会
今日、隣家に住む母に会ったら、「コスゲ君、よかったね」と言いました。コスゲ君!?コ、コヅカ君ですってば。大ボケの母につられて一瞬コヅカと発音できなくなった私。(汗)
母もテレビ放送を観ていたようです。時々しかフィギュアを観ない人にとっては、小塚君はまだまだなじみがないようです。
そういえば昨年の全日本から帰ってきて、帰省していた妹に「大ちゃん優勝!小塚君が2位だったよ。」と言ったら、「小塚君って誰?」という返事が返ってきたし。
2007ワールド前から妹は大ちゃんと織田君は知っていたようだったのに。これまで一般の人にとって男子の選手はこの2人だったのですね。でもこれからは小塚君も知名度が一気に高くなるはず。我が家での認知度の低さに負けず、頑張れ小塚君!とは言っても、うちの娘には小塚君は中々人気です。日本のトップスリーの中では一番好きみたい。

EXの地上波放送(BSは観ていませんが、同じ内容ですよね?)、期待してなかったので楽しめました。関係ない女優さん達のコメントがなくて、スタジオでの選手達のインタビューに代わっている分、昨年よりかなりマシな放送だったと思います。
スタジオでのヨナちゃんインタビューでは、草君の韓国語のうまさに驚きました。「うたばん」でしたっけ?あの時に大ちゃん以上の天然くんと思ってしまいましたが、しっかりとしているじゃありませんか。ヨナちゃんインタの話の進め方、質問の内容もよく、評価が一気に上がりました。

肝心のEX、まずは小塚君から。銀メダリストを最初に放送?なんて突っ込まず、心を広く持って見ることにします。この2日間で、韓国のファンへも小塚君は浸透したのでしょうか。堂々と演じているので、パンクに見られがちなリレイドアクセルもちゃんとそういう技なんだよ!とアピールできたのではないかと思います。
カロリーナは歌詞に合わせた動きがかわいかったな~。
トマシュのマイケル・ジャクソンメドレー、はまりすぎです。エヴァンと重なっていたらくどかったな~。荒川さんに試合よりもジャンプの調子がいいと言われていました。(汗)
ロシェットのこのナンバーはボンドガールだったんですね。やっと何を演じているのか納得。そう思って見ると、彼女がボンドガールそのものに見えてきます。かっこいいです。
ヨナちゃん、コンペ用のプロよりもアイメイクも表現も柔らかな印象のプログラム。
ドムニナ&シャバリン、「ロッキー」ですか。これまでのこの2人のイメージとは違っていましたが、観客を楽しませてくれます。
アボット、3Aを跳んでくれました。EXでもジャンプがなんて安定しているのでしょう。そしてスケーティングの滑らかなこと。彼も小塚君と同じですっかりトップ選手の仲間入りですね。2人とも昨年と比べて飛躍がすごいです。
デロベル&ショーンフェルダー、リボンどっから出てくるんだか。
真央ちゃん、またPor Una Cabezaでアンコールは仮面舞踏会のslst。何度見てもアンコールのストレートラインは後半で滑る試合とはまた一味違う迫力です。この衣装にも合っている気がします。

いくつかショーナンバーを持っている選手は、試合毎に違うのを滑ってくれると楽しいなと思います。

GPF男女FS 真央ちゃん優勝!小塚君2位!

2008-12-13 23:06:24 | フィギュアスケート大会
放送が始まって最初のころ、男子を全員放送してくれるだろうか、と試合の行く末とは別のことが気に掛かって妙な緊張をしながら観ていました。(笑)ちゃんと全員放送してくれましたね。ただし、5人・・・。ジュベールが朝の練習で腰を痛めて棄権との知らせはショックでした。

パトリック、3Aを2つとも転倒してしまいました。フリーレッグの動き、佐野さんがまたもや絶賛です。今大会は彼には残念な結果でしたが、やっぱり彼はまだ17歳なんだなぁと変な安心をしてしまいました。今後活躍する機会はいくらでもあるのですから。

トマシュが登場しただけで喜んでしまいました。ショートを見られなかったのは寂しかった。私はやはりかなりトマシュが好きらしいです。4回転両足でしたね。アクセル2つともパンク。3Lz-3Tを2つ入れてきたのはルールからいけばもちろんOKですが、割と珍しい構成じゃないですか?

ジョニーの演技を見ながら、昨日Yukkarさんに教えて頂いた読売夕刊の彼の言葉が思い浮かびました。前の2人が失敗した3Aを2本ともきれいに決めました。着氷のポーズやイナバウアー、美しい動きや表情の1つ1つに演じている人物の感情を表現し、気持ちの込められた演技だと感じました。フィニッシュの劇的な表情、彼は魂を込めて滑っていたのですね。今回スポーツの範疇を超え、芸術といえたのは彼の演技だけだったと思います。

アボットのEight Seasons、しょっぱなからかっこいい振付ですよね。落ち着いて慎重にジャンプを跳んでいきました。3Aも2つともきれいです。3A-3Tの予定だったのが、3A-2Tになったようです。それを予定ではセカンドが2Tのはずだったコンビネーションを3Lz-3T-2Tにすることでカバー。彼の冷静な判断力による取りこぼしのなさと、それをきちんと成功させる実力には感動しました。159.46の高得点。私は予想していなかった結果だけど、優勝おめでとう!

私は放送を見る前から、もう小塚君の優勝でいいかなと思っていました。1つぐらい日本人男子初の称号を彼に譲ってもいいかなって。(笑)
小塚君、4T着氷は乱れたけれど成功と思ったら、また認定されていませんでしたね。(泣)でも毎回攻めてくる彼は偉いです。3A-3Tはきれいでした。昨日はジャンプの1つ1つに拍手していた私ですが、今日はこのあたりで息をするのも怖いほど緊張してみつめてしまいました。後半は疲れが来てしまったようで、3Lo、3Aと転倒。でも本当に攻め続け、がんばったと思います。2位、おめでとう!

ところで、男子5人のPCSを見比べると、ジョニーのPCSが一番低いのです。一番表現力豊かな感情のこもった演技をしたのは彼だと思ったのに。他の4人は皆スケーティングのとびきりうまい選手ばかりだから仕方がないのでしょうか。ジョニーはトランジッションが特に低く6点代なので、もう少し工夫する必要があるのかもしれませんが、今の採点方式でジョニーのようなタイプは、本当に「絶滅危惧種」ですね。

男子FS               TSS=TES+PCS-Ded.
1位 Jeremy ABBOTT(USA)  159.46=82.56+76.90
2位 Johnny WEIR(USA)    143.00=71.30+71.70
3位 小塚祟彦(JPN)       140.73=69.43+73.30-2.00
4位 Tomas VERNER(CZE)   137.31=63.21+74.10
5位 Patrick CHAN(CAN)    137.16=65.96+73.20-2.00

男子シングル           合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Jeremy ABBOTT(USA)  237.72 78.26(2) 159.46(1)
2位 小塚祟彦(JPN)      224.63 83.90(1) 140.73(3)
3位 Johnny WEIR(USA)    215.50 72.50(4) 143.00(2)
4位 Tomas VERNER(CZE)  206.65 69.34(5) 137.31(4)
5位 Patrick CHAN(CAN)   205.16 68.00(6) 137.16(5)
棄権 Brian JOUBERT(FRA)   -   75.55(3)   -

ロシェット、前半にはいくつか小さなミスがありましたが、後半になるほど緊張が解けたのか伸びやかに彼女らしく滑っていました。3T-3Sのシークエンスなど、見事でした。FSだけなら3位、SP6位からよくがんばりました。

プログラムを変えた美姫ちゃん、シックな紺色の衣装で登場。サンサーンスの交響曲第3番「オルガン付き」、緊張感に満ちたこの音楽は彼女に合っているのではないでしょうか。
そして4S、跳んできましたね!みどりさんの解説に惑わされ、実はよくわかりませんでしたが(後で録画を見てこなくちゃ)、認定されなかったとはいえきちんと着氷して、本当にがんばったと思います。あとも一見ノーミスの演技で、本人も喜んでいました。でもダウングレードされまくりで、きつい結果だったと思います。

カロリーナ、初めのほうのコンビネーションジャンプはきれいで迫力がありました。ミスもあったけれど全体に落ち着いて演技していたと思います。フィニッシュでポーズを取り損ねて取り直したのはご愛嬌ですね。

友加里ちゃん、3Aに挑戦してきましたがダウングレード、他にもちらほらダウングレードで、彼女にとっても厳しい結果のFSだったと思います。でもとても気持ちのこもった素敵な演技でした。

真央ちゃん、とうとう史上初3A2本が認定されましたよ!攻め続けた彼女の努力が報われましたね。3S、本当に苦手なジャンプなの?というぐらい鮮やかでした。3Fの転倒は残念。コンビネーションの数がおかげで減ってしまいましたし。3Fは彼女にとっては得意なジャンプかと思っていました。優勝おめでとう!

ヨナちゃんが登場すると、昨日に続きバナーがいっせいに振られます。プリントされたものってのがちょっとな~。バナーは1枚ずつ違っているほうが愛がこもっていて好きです。最初の3F-3T、またもやため息ものの美しさでしたが、パンクや転倒もあり、自国開催は彼女にとって有利に働かなかったような気がしました。自国での激しい応援も、力になる応援の仕方とプレッシャーになる応援の仕方があるのだと思いました。選手の受け取り方ではなく、今回は観客の応援の仕方のほうに問題があるように感じました。

女子シングル           合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 浅田真央(JPN)      188.55 65.38(2) 123.17(1)
2位 Yu-Na KIM(KOR)     186.35 65.94(1) 120.41(2)
3位 Carolina KOSTNER(ITA) 168.01 55.88(4) 112.13(4)
4位 Joannie ROCHETTE(CAN)166.36 50.48(6) 115.88(3)
5位 中野友加里(JPN)     161.93 62.08(3) 99.85(6)
6位 安藤美姫(JPN)      158.25 55.44(5) 102.81(5)

ペア                                合計点 SP FS
1位 Qing PANG/Jian TONG(CHN)             191.49 3 1
2位 Dan ZHANG/Hao ZHANG(CHN)            188.22 2 2
3位 Aliona SAVCHENKO/Robin SZOLKOWY(GER)   185.09 1 3
4位 Tatiana VOLOSOZHAR/Stanislav MOROZOV(UKR)175.83 4 5
5位 Yuko KAWAGUCHI/Alexander SMIRNOV(RUS)   167.45 6 4
6位 Maria MUKHORTOVA/Maxim TRANKOV(RUS)   153.16 5 6

CS放送待ちなのでまだ演技を見てないのですが、高度な技を織り込んでいながら情感あふれる演技で魅せてくれたNHK杯でのパン&トンの演技が心に残っています。悠子ちゃん達は5位なのですね。残念です。

アイスダンス                           合計点 OD FD
1位 Isabelle DELOBEL/Olivier SCHOENFELDER(FRA) 156.10 1 1
2位 Oksana DOMNINA/Maxim SHABALIN(RUS)     152.95 2 2
3位 Meryl DAVIS/Charlie WHITE(USA)          148.04 5 3
4位 Federica FAIELLA/Massimo SCALI(ITA)       145.12 3 4
棄権 Tanith BELBIN/Benjamin AGOSTO(USA)       -  4 -
棄権 Jana KHOKHLOVA/Sergei NOVITSKI(RUS)

アイスダンスは2組も棄権なのですね。上位2組は貫禄のチームです。3位のメリル&チャーリー、このカップルは独特の雰囲気があり、惹かれるものがあって好きなのですが、今年ここまで上位に上がってきたのですね。この先が楽しみです。

公式リザルト

GPF男女SP 小塚君、首位発進!

2008-12-12 23:38:11 | フィギュアスケート大会
男子の放送、4人だけでしたね。NHK杯の真央ちゃんとSAのヨナちゃん映像を流すなら、なぜあと2人放送してくれない。ジョニーとトマシュも見たかった。2人とも大好きだし、日本で人気あるのに。

まずアボット君、緊張してるのかな?と思いましたが、ジャンプも他もほぼノーミスのいい演技でした。長い手足を優雅に動かして、流れるように氷の上を滑っていく様が美しかった。

ジュベール、4-2にしましたね。毎回SPから4回転を跳んでくるところはさすがです。3Aはきれい。3F転倒は惜しい。SP3位です。おじさん世代代表として、FSぜひぜひがんばってほしいです。しかし、今季ここまでジュベールを応援することになるとは思いませんでした。(汗)
彼の演技のときの会場の悲鳴はすごかった。振付のアピールする仕草の1つ1つに大きな悲鳴。相変わらず韓国のフィギュアファンは熱い。国民性でしょうか。まあ、きゃーきゃー言う気持ちはわかります。私だって、彼の筋肉が動くのを目の当たりにしたら叫んじゃいそうだもん。(笑)

小塚君、私はやはり彼に一番力を入れて応援していたようで、ジャンプの1つ1つ、そして演技直後にもテレビの前で思わず拍手をしてしまいました。昨日読んだニュースでは緊張で調子がよくないようだったので、「いつも通りにやればいいんだよ」とテレビの中の彼に話しかけてしまって。試合で応援するときはいつも祟彦と呼び捨てになってしまうし。
出てきたときは緊張した表情をしていたのに、落ち着いた演技。ほぼノーミスのいい演技だと思ったけれど、83.90の高得点には驚きました。SP首位発進です!
SP1位だとFSで変なりきみが出てしまわないか却って心配ですが、いつも飄々とした彼なら大丈夫でしょうか。2位との5点以上の点差があるから表彰台は確実かしら?
しかし、私は小塚君を応援しているけれど、もし優勝したら大ちゃんファンとしてはちょっぴり(いや、かなりかな?)複雑です。でも小塚君なら許す。(←何様?)

パトリック、2試合優勝してファイナルの舞台に立ったのは彼だけですからね、プレッシャーも大きかったのでしょうか。2回転倒はきついですね。でも彼はまだ17歳。これからまだどれだけだってチャンスはあります。とりあえずFSがんばって!

男子SP               TSS=TES+PCS-Ded.
1位 小塚祟彦(JPN)       83.90=47.00+36.90
2位 Jeremy ABBOTT(USA) 78.26=42.46+35.80
3位 Brian JOUBERT(FRA)  74.55=39.80+35.75-1.00
4位 Johnny WEIR(USA)    72.50=37.50+36.00-1.00
5位 Tomas VERNER(CZE)  69.34=37.34+34.00-2.00
6位 Patrick CHAN(CAN)   68.00=33.30+36.70-2.00

女子は日本からは3人出場でこれはすごいことですが、もし織田君に昨年の事件がなく、今年大ちゃんに怪我がなかったら、きっと男子も日本から3人出場していたことでしょう。そう考えると今の日本の選手の層の厚さはすごいですよね。

美姫ちゃんは最初のルッツで転倒してコンビネーションにできず。3F、2AはOK。でもインタのときの表情がよくて安心しました。きっと精神状態も調子もいいのでしょうね。

友加里ちゃん、NHK杯から2週間しか経ってないので心配していましたが、ノーミスのいい演技。ステップのときの笑顔が美しかった~。SP3位、このまま表彰台に乗れるといいな。

カロリーナも3F転倒でコンビネーションにできず。他のジャンプはきれいでした。長身の繰り出す高いジャンプ、長い手足のスパイラル、美しいスケーティング、彼女の演技は生で見るとすごい迫力なのでしょうね。一度生で見てみたいです。印象変わりそう。

真央ちゃん、慎重にパーフェクトな演技に見えましたが、3F-3Loのセカンドの回転が認定されなかったのですね。演技を見た限りでは、彼女がSP1位だと思ったのに。残念です。FSでまた3Aを2回跳ぶのかしら。彼女のアスリート魂が好きです。ぜひ優勝してほしいです。

ジョアニー、最初の2Aきれいでした。この着氷の仕方、ドラマティックで美しく、いつも見とれてしまいます。でも他のジャンプは2F-2Tと1Lzに。ほとんど点数もらえません。体調でも悪かったのでしょうか。SP6位、カナダ勢にとっては厳しい出だしとなりました。

ヨナちゃんが登場すると、歓声もさることながら、印刷されたお揃いのバナーがいっせいに振られたのには迫力ありすぎました。あそこまでやられると選手にはプレッシャーでは?
いつも3F-3Tは本当に美しいです。さすがにプレッシャーが大きかったのかルッツはパンク、2Aはきれいです。

公式リザルト

美姫ちゃん、フリー変更 他

2008-12-12 00:32:32 | フィギュアスケートその他
美姫ちゃんがFPを「ジゼル」からサンサーンスの交響曲第3番「オルガン付き」に変更したようです。→SANSPO
友加里ちゃんとのジゼル対決、やはり友加里ちゃんのほうに軍配が上がっていましたものね。
GPFだけでなく、全日本、その後と試合は重なり続けるのですから、変えてよかったのではないでしょうか。
FSで彼女の新プロを見る楽しみも増えましたね。

おじさん世代と平行して応援している小塚君、GPFの舞台に緊張しちゃっているようです。→MSN産経ニュース
勝ち抜いてきたたった6人しか立てない大舞台、世界選手権とはまた違った緊張感があるのでしょうね。
小塚君、気楽に特別な舞台を楽しんで、自分らしい演技をしてね!

ジュニアのSP、結果が出たようです。→sportsnavi
村上佳菜子ちゃん2位、藤沢亮子ちゃん7位。
男子はフランスのアモーディオ君が1位
ペアは高橋成美&マービン・トラン組が8位。
みんなFSもがんばって!

大会リザルト

明子ちゃんのNHK杯に向けた想い

2008-12-11 23:50:26 | 女子選手
東海テレビにて、今晩26:35~27:35、全日本Jr.が放送されます。私も今日テレビ欄にて知りました。多分7日に関東地方で放送されたものと同じだと思います。佐々木君なしですね・・・。(泣)

昨日、中京テレビのみだったようですが、リアルタイムで明子ちゃんの約10分間の特集がありました。NHK杯に向けた彼女の想いを伝える内容です。

~病を乗り越え憧れの大舞台へ~
鈴木明子選手(23)感謝の舞
という題でした。地の文はナレーションです。

(NHK杯EXリベルタンゴの映像)
2001年ジュニアグランプリシリーズSBC杯優勝、2000年、2001年全日本4位。
2003年GPSカナダ大会派遣が決まっていた。その年仙台の長久保コーチの元へ。
明子ちゃん「今まで生きてきて、あのとき初めて私はもう死ぬのかなって。もう毎日朦朧としちゃってるっていうか。でも気持ちではあせりがあって、このままもう滑れないんだなって思ってしまった部分も確かにありました。」
摂食障害、拒食症のため食べ物を受け付けなくなって、体重は32kgにまで落ち、国際舞台への切符もその手からこぼれおちた。GPS棄権。

しかしスケートへの想いがとぎれることはなかった。その想いに応え、長久保コーチも筋力の衰え歩くのもやっとという鈴木選手を再び受け入れたのです。
長久保コーチ「また戻ってきて、まだスケートやりたいって言われるともう涙が出るくらい嬉しいですよね。やっぱり戻ってきてくれるということに関しては。何とかしてやろうという気持ちで。」
明子ちゃん「あの状態の私を見てもう一度やりたいって言って引き受けてくれたことは先生ってすごいなって今思うんですね。この状態の私を見て言ってくれるのは世界で先生しかいないなってその時に感じて、もう先生に着いて行こうって決めましたね。」
初めは氷の上に立つのもやっとという状態だった鈴木選手。長久保コーチと2人、ゆっくりとしかし確かな足取りで復活への道を歩み始めました。
かつてのライバルや後輩達が大きな国際舞台で華々しい活躍を見せる中、観客もまばらな地方大会に出場、その中で精一杯の演技を続け、着実に実績を重ねていきました。

今年6月、2人の元に嬉しいニュースが。NHK杯へのエントリーが決まったのです。摂食障害のために棄権したカナダ大会から5年、再び世界の舞台へ羽ばたくチャンスが巡ってきました。
明子ちゃん「決まればいいなと思っていたので、もうとにかく嬉しくて、周りもすごく喜んでくれて。とにかく憧れだった大会なので、NHK杯は。」
その憧れだった舞台に支えてくれた長久保コーチと共に臨みます。
明子ちゃん「先生も一観客として、引き付けられる演技がしたいですね。コーチっていう枠を払って、見ていて引き込まれるような演技がしたいなと思います。」
長久保コーチ「あんまりいい成績じゃなくてもいいよっていうわけじゃないんですけど、笑って演技ができたらいいかなって思います。」

NHK杯まで1ヵ月を切りました。最後の調整に励む鈴木選手。
(ラ・カンパネラのステップ)
本番に向け彼女の最も力を注いでいたのはステップ。力強いステップを通して、滑ることができる喜び、そして感謝の気持ちを伝えるために。そこには妥協を許さない強い想いがありました。
(ステップの後、明子ちゃんはリンクサイドの長久保コーチに近付く)
長久保コーチ「悪くないとは思うんだけど、あなたがどういうふうに感じるかだと思うね。」
明子ちゃん「悪くないじゃイヤだ。いいってわけじゃないってことでしょ。」
長久保コーチ「ちょっと欲が出てきていいことだ。」
(黒い瞳のステップ)
スケートを始めて7年、やっとつかんだ夢の大舞台、そこで悔いの残る演技だけは絶対にしたくない。そんな想いでひたすら滑り続ける鈴木選手。
(長久保コーチの拍手の音が響く)
長久保コーチ「よかったよかった、なんか別人28号だったよ。すごい軽くなってきたよ。」
悔いのない演技を、その想いは長久保コーチも同じです。

(リンクサイドで本田恵美アナウンサーと明子ちゃん)
本田アナ「お疲れ様でした。」
明子ちゃん「疲れました。」
本田アナ「どうでしたか?」
明子ちゃん「後半だいぶよくなってきたので、いい感じになったんじゃないかなって言ってくれたのでよかったです。」

(NHK杯SP映像、SP4位後インタ)
明子ちゃん「氷の上に立てるってことが、なんかすごく嬉しくて、お客さんの拍手もすごく暖かくて、それをかみしめながら。」
(FS映像、演技後のキスクラでのインタ)
明子ちゃん「今日こんなにたくさんのお客さんの前で滑ることができて、本当に私は幸せだなと感じました。」
感謝の気持ちは長久保コーチにも伝わりました。
長久保コーチ「よくがんばったね、としか言えないかな。」
スケート選手としては決して若くない23歳という年齢で、初めて大きな国際舞台に立った鈴木選手、でも彼女はまだまだ滑り続けます。スケートができる喜びと感謝の気持ちを込めて。
(リベルタンゴの演技後、両手を合わせる姿で番組終わり)

この2人の師弟愛、絆の強さはすごいですね。明子ちゃんの「先生も一観客として、引き付けられる演技がしたい」という言葉の激しさ。
ほんわかした笑顔と話し方の彼女ですが、あれだけ迫力のある演技をする人だから、激しい内面も持っているんだろうなと思いました。
そして選手にとってNHK杯という舞台の大きさを改めて感じさせられました。ついこの間、この場に私も居合わせたんだね。
明子ちゃんの想い、この段階では何も知らなかったけれど演技から伝わってくるものは大きくて、ショートもフリーもすごく感動しました。
しかし、「別人28号」って・・・古すぎて元ネタわからないよ、長久保先生・・・。(汗)

もうGPF、すでに始まっていますね。明日からの放送が楽しみですが、地上波とBSで去年のようにまた3人しか男子を放送してくれなかったら、怒っちゃうかもです。

由希奈ちゃんMOI出場取り消し

2008-12-10 23:52:54 | 女子選手
残念なお知らせですが、MOIの由希奈ちゃんの出場が取り消しになりました。→sportsnavi
楽しみにしてらっしゃったファンの方々は本当にがっかりしたことでしょう。ファンサイトを読むと、チケットを購入された方もいらしたようです。情報が出たあとの購入については、払い戻しの対応もあるようですが。
由希奈ちゃん本人も出場が決まって喜んでいたようですから、本当に残念なことです。ファンサイトにファンを心配させないようにとの気遣いの籠もった彼女からのメッセージがありました。

出場が決定する前に情報が洩れたためのようですが、何だかCOIの1日のみの大ちゃん出演情報のときのことを思い出してしまいました。
ところで、MOI出場の決定はスケ連ではなく興行主のCICが決めるようですね。
お知らせくださったkumさん、ありがとうございました。

今日のチュッキョフィギュアはクリスマス・オン・アイス特集で、シェーリーンさんメインの映像でした。動画は探したけれどみつかりませんでした。まだ上げられてないだけかもしれませんが、先週の小塚君のインタの動画も削除されてしまったようだし、NHKのオンデマンド導入を前に各局とも規制を強化しているのでしょうか。著作権があって仕方がないこととはいえ、これも残念です。
3分ほどの映像ですが、クリスマス・オン・アイスがクリスマスプレゼントの箱をいくつも開けたような、とても楽しそうなショーだということが伝わってきました。

ジャンプのないプログラム

2008-12-07 21:58:33 | フィギュアスケートその他
MOIにランビエールだけでなく、太田由希奈ちゃんも出場するようですね。→sportsnavi
今年は大ちゃんの欠場で男子が寂しいからランビエールを呼んだのかなと思っていました。由希奈ちゃんの出場も決定したなんて、スケ連も味なことをやってくれるではありませんか。彼女にとってもファンにとっても本当に嬉しいことですね。
残念ながら私は全日本は最初の2日間を観て帰ってしまうので、MOIはテレビ放送でしか観られませんが、とても楽しみです。
気になるのはそのテレビ放送。彼女の引退を寂しがっている全国のファンのために、ぜひ地上波でも由希奈ちゃんをフル放送してほしいです。

由希奈ちゃんは何を滑ってくれるのかしら。あの表現力にステップにスピン(特にレイバックの美しさは溜息もの)にスパイラル、彼女の演技はジャンプがなくても十分に魅せられ美しい。転倒したりすると、ジャンプがないほうが彼女の演技はより素敵なんじゃ・・・とちょっと失礼なことを思ってしまったりしてしまいます。だから本当はジャンプなしのプログラムをやってほしいぐらい。
でもジャンプなしでも十分魅せられるとはいえ、アスリートとしての矜持があるから、ジャンプなしのプログラムはやってくれないでしょうね。

ジャンプなしのプログラムといえば・・・
大ちゃんの怪我は全治6ヵ月、ちょうどDOIの頃ですね。本人の身体に負担がかからなければ、そこでジャンプなしのプログラムが見たいな、なんて思ってしまいます。ある程度ジャンプが跳べるようになっていても、心配だからジャンプなしのプログラム。ステップも無理せずにゆったりしたものを。ノクターンをジャンプを抜いてやってくれたら、彼の復帰にふさわしく最高なんだけれどな、と思います。

でも彼はアスリートとしての意識とプライドが高いから、半端な状態では人前で滑らないでしょうね。ジャンプなしで魅せられる人とは言え、ジャンプなしのプログラムなど滑ってはくれないことでしょう。
DOIもちょっと書いてみただけで、別に期待はしていません。あくまでも彼の身体と心に一番いいように。

でももしジャンプなしのプログラムをやってくれたら?
そのときは彼の中で何かが大きく変わったということだろうなと思います。
怪我を乗り越える過程において、何かが柔軟に変化したのかなと。
そんな彼も見てみたい気がするけれど、きっとないですよね~。
怪我が完治すれば、また青い炎を燃やしてジャンプを跳びまくるんだろうな。以前よりは慎重にならざるを得ないだろうけれど。

全日本ですが、NHK杯で意外にも女子が一番おもしろかったので、全日本ももう1日延ばして女子FSも観たいなと思ったんですよ。
でもホテルが取れませんでした。それで昨年のスケジュールを参考に、最終電車で帰ることにすれば、表彰式を見るのは無理でも女子FSはぎりぎり見られるかなと思っていたのですが、スケ連から発表されたスケジュールによると昨年よりも終了時刻が10分遅いではありませんか。出場アイスダンスチームが増えたためだと思うのですが。
最終滑走者を見逃すわけにはいきませんし、駅で一夜を明かす勇気もありません。泣く泣くあきらめました。おうちに早く帰って、おとなしくテレビ観戦しますね。
とか言いつつ、始発電車の時間を調べてしまいました。(汗)

WFS No.35

2008-12-06 23:25:29 | フィギュアスケート雑誌・本
前使っていた星空のテンプレート、気に入っていたのにクリスマスだからという理由で、娘に強制的に変えさせられてしまいました。(泣)
テンプレートは柄が気に入るだけじゃなくて、本文部分の幅も大事。狭いとやたらと縦長になってしまい、私のように長文だと読みにくくなってしまうのです。
それで幅を考えてこの柄になりました。特に気に入っているわけじゃないけれど、クリスマスまでだからいいかなと思って。
テンプレートを選ぶの、苦手です。

この雑誌はNHK杯に出発する前日に届きました。
大ちゃんはどうかなとさらさらっと見たら、小さくいくつかありました。
「NHK杯を彩ったスケーターたち」に2箇所、そして嬉しかったのが大ちゃんのトレーニング公開の記事で、「道」についてけっこう詳しく載っていました。写真も小さく白黒だけれど、ここだけで4枚。短パンから出た右膝を見ると、治れ治れとそこに念を送りたくなります。
出発の用意で忙しかったけれど、このページだけ読みました。そしてブログに手短かに書こうかなと思って、まだ一般発売はされてないだろうと思い直してやめました。

歌子先生がこの曲が好きで大ちゃんに勧めたようですね。ジェフの演技が好きだったので、大ちゃんは初めは乗り気じゃなくて。
大ちゃんが自分で選ぶにしては古すぎる映画だと思っていました。歌子先生、納得です。
2つ作ったFPのうちGPS用に選んだのは「道」のほうで、その理由はこちらのほうがすごく難しいと感じたので、早いうちから1度やっておきたかったらしいです。
観客の反応はOcean Wavesのほうが気になっても、演じるプログラムの難しさは「道」のほうが上なんですね。
確かに断片を見ただけでも、動きが細かくて激しい、いかにも難しそうなプログラムでした。

そしてさまざまなキャラクターの感情をマイムをまじえて表現しているようです。綱渡り芸人だけでなく、ザンパノやジェルソミーナも入っているのでしょうね。
すごく楽しい部分、悲しいけれど笑顔を見せる部分、心の痛みを感じながら滑る最後のステップ・・・どれも見たかった~。
「心の痛みを感じながら」この言葉、今の大ちゃん、そしてファンにこれほど合ったものはない気がします。きっと復帰後の彼は、このプログラムの世界を今まで以上に深く表現してくれますね。そしてこちらも胸の奥深くで受け止められそうな気がします。

カメレンゴさんの大ちゃんへの誉め言葉も嬉しいです。「人間としてもスケーターとしても素晴らしいと感じた。」
でも次の言葉、「この両面をもっている選手はなかなかいない(笑)」、私には大抵のトップ選手が若いのに人間的にも素晴らしく思えるけれど、そうじゃないのね?
私はインタビューからぐらいしか選手のことを知る機会がないけれど、直に接しているカメレンゴさんは地の部分も見ているからだろうなぁ。
日本人から見ても謙虚で礼儀正しく気配りのできる大ちゃんの人柄は、カメレンゴさんから見るとさらに素晴らしいのでしょうね。

そういうわけでそんな素晴らしい大ちゃんに、カメレンゴさんは潜在能力を引き出すような難しいステップを作ってくれたようです。周りの選手たちも思わず見入ってしまうステップ。しばらくお蔵入りだけど、そのうち見せてくれますね。それまで大ちゃんの胸の中で、じっくりと熟成させてくださいね。

大ちゃんの話が先になりましたが、この雑誌の表紙のヨナちゃん、表情も素敵ですが私はSP衣装の飾りのゴージャスさに見入ってしまいました。開いて数ページ目に今度はFP衣装がくっきりと。ラインストーンやビーズ刺繍ばかり見つめてしまう私です。
そのページの一方には小塚君のFP衣装で飾りの有無の対比がくっきり。やはりこの衣装はもう少しなんとかならないのでしょうか。大ちゃんのロミジュリまで行くとやりすぎかなと思うけれど、足して2で割る程度に・・・。

インタビューも小塚君、エヴァン、ジョニー、パトリック、ジェフと好きな男子スケーター中心で読み応えがありました。
やはりタラソワさんに少しも逆らえなかったらしかったエヴァン・・・FP衣装、この後どうなるでしょうね。

前後のWFSから、田村さんのインタビューには刊毎に一貫したテーマがあるような気がするのですが、今回は旧採点方式世代vs新採点方式世代でしょうか?
特にエヴァンとパトリックのインタビューを読み比べると、旧採点方式で育ったおじさん世代の哀愁が漂います。(笑)

反面、パトリックはちゃきちゃきの新採点方式世代ですね。考え方もライトでクールです。
「ぼくたちは戦争に行かされた兵士ではありません。失敗したって命がかかっているわけではない。」
確かにその通り。それが当たり前なんだけれど、思いつめてしまう選手もファンもいる。彼のように気楽に、それでいて貪欲に行くのがいいのでしょうね。
「五輪のメダルも自分はまだ若いのだから、人にゆずってもまあいいかとは決して思いません。」
本当に恐すぎる17歳です。口だけでなく、GPFに堂々の1位通過ですよ。4回転はまだながら、あのPCSの出方と老成したスケーティングと演技。
同じような世代でも、チュッキョフィギュアの小塚君のインタビューとは対照的。でも若いのに老成しているように感じてしまい、飄々としているところは似ています。

今回は大ちゃんの記事もあったけれど、しばらくの間は少なかったりなかったりするのでしょうね。でもWFS年間購読しちゃっています。