続きです。書き始めたときはこんなに長くなるとは思いませんでした。
のんびりゆったりのオフシーズンを返せー!って、勝手に書いているだけですけれど。(汗)
3月2日 大ちゃん合宿地のオランダへ出発。オランダでの調整後スウェーデン入りすると報じられる。関西空港でもち入りカレーうどんを食べる大ちゃん、かわいい。<
asahi.com>
仕方がないかもしれないけれど、大ちゃんは本当は日本が好きなのにって私は思っていました。対照的に真央ちゃんは中京大のリンクで1人で黙々と練習。
3月8日 バーケルコーチのインタビューがicenetworkに掲載される。
Oda will compete in some major summer competitions in Canada to test drive the new programs so he will be competition ready for the start of the 2008-09 season.(織田は2008-09シーズンを切るにあたり、新しいプログラムのテストとしてカナダのサマースケートに出場するつもりだ。<icenetwork“
Canadians healthy,ready for worlds">
3月11日 icenetworkの記事の内容に対して、織田君の公式サイトのBBSで管理人さんが触れています。
要約すると、「この情報は少し古くて、現在は状況が変わっている。大会やショーへの参加は未定で、サマースケートは分からないし、もっと早い別のものに出るかもしれない。ただ織田君の練習が順調であることと、FSが新しくなったことは間違いない。」
織田君のコーチがバーケルからモロゾフにシフトしたことを伺わせる、記述です。
※この時期のスケート靴について
モロゾフ“His boots(skates) were not ordered on time.His agent didn't do it.(彼のスケート靴が予定通り注文されなかった。エージェントがしなかったからだ)"<Japan Times>
四大陸選手権で履いた靴がフィットせず、オランダで急きょ取り換えた靴の調整不足もあった。<4月18日
asahi.com>
モロゾフは大ちゃんがワールドで負けた原因を、エージェントのスケート靴の注文が遅れたせいにしています。靴の注文が遅れたのは本当のことだろうと思う。しかし敗因を全てそれになすりつけるのは・・・(汗)
そしてIFS誌のインタビューでは敗因をこう語っています。
Morozov said Takahashi's fourth-place finish at 2008 Worlds was a combination of boot problems, lack of proper preparation and too much international travel.(2008年の世界選手権で高橋が4位になったのは、スケート靴の問題、十分な練習の不足、海外への(ショーのための)渡航といった原因が重なったためだとモロゾフは語った。)<IFS誌 Aug.2008>
スケート靴のことはともかく、練習不足、海外へのショー出演はでたらめでは?
3月16日 大ちゃんオランダの合宿地からスウェーデンに現地入り
この日は大ちゃんの誕生日であり、公式練習の第一報があった日でもあります。ジャンプの調子もいいと報じられています。
今年のワールドは例年にない女子が先、男子が後。美姫ちゃんにつきそうモロゾフに合わせて現地入りを早くした大ちゃん。現地入りして2日ほどでピークを迎えると分かっていたのに・・・日を追ってジャンプの調子は落ちていきます。
3月18~23日 世界選手権
優勝候補筆頭の大ちゃん、まさかの4位。
3月31日 織田君の公式サイトの管理人さんのdiaryで、この日織田君と織田コーチが出発したことに触れています。目的地はまずトロントで、その後に向かうのはバリーでもカナダでもない、とのことです。
やはりモロゾフのところ、と考えるべきでしょうね。
4月1日 関西大学入学式
大ちゃん、一緒に卒業式を祝ってもらう。スピーチで、「大学院、大学在学中に1年後輩の織田信成君と一緒にバンクーバーオリンピックに出場したいと思います。」と自主謹慎中の織田君にエールを送る。
何も知らずに無邪気に後輩にエールを送った優しく男気ある大ちゃん・・・事態を知ったのはその数日後だよ。(涙)
4月6日前後(世界選手権の2週間後)
大ちゃん、スケート連盟から、織田君がモロゾフに師事したことを知らされる。
4月20日 ジャパンオープン
大ちゃんの演技、「爆弾もの」になる。
後になって、元気のなさにモロゾフ・織田君のことも響いていたのではと言われるが、関係は不明。
ただ、知ったのが6日前後、結論を出しモロゾフに話したのが29日前後、その間中悩んでいたに違いありません。
4月 ジャパンオープン後
“I asked him to call me after the Japan Open in April but he never did.(4月のジャパンオープンの後、大輔に電話するように頼んだが、彼は全く掛けてこなかった。"<IFS誌 Aug.2008>
※IFS誌のインタビューにおける、コーチを引き受けた時期についての矛盾
When Oda first approached Morozov in early March about working together, Morozov said he could not commit.(一緒に練習したいと織田がモロゾフに最初にアプローチをしてきたのは3月初旬だが、モロゾフは引き受けなかったと言った。)
“Before Worlds Nobu asked me but I was unable to give him an answer. I made my decision after the Japan Open and told him yes.(世界選手権の前に信成は頼んできたけれど、僕は答えられなかった。僕が決心したのはジャパンオープンの後で、彼にyesと言ったよ。"<IFS誌 Aug.2008>
世界選手権の前にモロゾフが正式に引き受けなかったのは本当かもしれない。しかし3月31日に織田君は旅立っていて、目的地はまずトロントでその後別の場所に向かっています。この別の場所はモロゾフの元である可能性が高い。その直後の4月6日前後に大ちゃんは連盟から、モロゾフと織田君のことを聞かされています。ほぼ正式に決まっていないことを、関係者とはいえ当事者ではない大ちゃんに連盟が話すはずはありません。とすると4月初めには決まっていた可能性が高いと思われます。
ただ織田君がモロゾフの元へ練習のために再度旅立ったのは4月26日なので、書面による正式契約はJO後だった可能性もあるかも?モロゾフは自分が被害者面したいために話を巧妙にすりかえたのかもしれません。アメリカの雑誌と読者が日本の選手の細かい動向を押さえているわけがありませんからね、少々ならでたらめを話してもいいと思ったのでしょうか。
4月24日 DOIに織田君出場のニュース
併せて織田君が特別強化選手にも選ばれたという発表も。そのときはモロゾフ・大ちゃんが絡んでくるとは思わなかったから、単純に喜ばしいニュースとして捉えていました。
4月26日 モロゾフが織田君のコーチになるというニュース入る!(ファンが一連のことを知ったのはこの日が発端)
記者会見は連盟の伊東強化部長なども同席して成田空港で。この日織田君はアメリカのモロゾフの元へ飛び立つ。
4月26、27、29日、5月3~6日(7日間) 大ちゃんPIW横浜に出演
大ちゃんの元気のなさがファンの間で話題に。しかし後半に入るにつれて少しずつ元気になる。
4月28日 大ちゃん「花まるカフェ」に生出演
モロゾフのことも穏やかに話す大ちゃん、大人!しかしモロゾフの話題は衣装のときの1回きりしか出てこなかった。いつもと比べてずっと少ない。
4月29日前後(記者会見の1週間前&26日に旅立った織田君がモロゾフと練習を始めた2日後) 大ちゃんモロゾフに電話で決別を伝える。
29日はPIWが2公演あったので、その前後のオフ、28日の可能性が高い。
“Two days after I started working with Nobu, Daisuke called and said he did not want to work with me anymore.(信成と練習を始めた2日後、大輔から電話があり、もう僕と一緒にはやっていけないと言われた。)"<IFS誌 Aug.2008>
5月6日 PIW横浜最終日、コーチについて大ちゃん記者会見
「ライバルなので、一緒のコーチというのは自分自身ちょっときついというか、自分の中ではそれはないかなと。1週間前にニコライと話して3年間ありがとうと伝えた。織田君からは連絡はありません。」
ファンの心配、騒ぎピークに。
5月10日(PIW大津初日) 大ちゃんブログ更新
事態を鎮めようという大ちゃんの気迫に押されたのか、ファン落ち着く。
5月11日(PIW大津最終日) 織田君ブログ更新
大ちゃんに謝ったことで、ファンの気持ちはともかく決着は付く。
5月17、18日 韓国フェスタ・オン・アイス
大ちゃん・織田君出場。2人の仲の良さそうな姿を見て、双方のファンがやっと安心する。
5月25日 Japan Timesに“Morozov blames agent for breaking with Takahashi"の記事
モロゾフへのインタビュー時期は不明だが、5月6日以降に電話で。
モロゾフがインタビューに答えた時点で、大ちゃんのブログの英訳を読んでいないのは確か。インタビューがブログ更新の前なのか後なのかは分からないが、その日のうちに大ちゃんの英語のファンサイトには英訳が載っていた。
「今でも彼の事は尊敬していますし、大好きですね!!」この言葉はファンに対して、モロゾフを非難しないようにというメッセージだったのだと思うが、モロゾフ本人にも届いてほしかった。
6月 International Figure Skating誌の8月号のweb版に“Oda is ready to take on the world"という記事が。(日本で雑誌が手に入るのは7月)
“It was for me a very big surprise because I was so close to Daisuke. I put everything I had into him, all my energy. I even took dancing classes for two months with him in New York to get him ready for his short program last season. I am so sad about this, I can't even tell you. I really love him. He was one of my favorite syudents ever.(それはとても大きな驚きだった。なぜなら僕は大輔をとても大切に思っていたから。僕は自分の持てるもの全て、全エネルギーを大輔に注いだ。ニューヨークのダンス教室に2ヵ月間一緒に通うことすらしたよ。彼の昨シーズンのショートプログラムの準備のためにね。余りに悲しくて言葉にできないくらいだ。本当に彼を愛している。これまで教えてきた中でも、大好きな生徒だ。)"<IFS誌 Aug.2008>
モロゾフ大ちゃんに熱~いラブコール。とっくに振られているんだからしつこいよ!
しかも「大きな驚きだった」ってJapan Timesで言っていることと矛盾しまくり。何ヵ月も前からこうなることは分かっていて、自分には「選択の余地」がなかったんじゃ…
ダンス教室に一緒に通ったのは、自分の引き出しを増やすためでもあったでしょ。村上君もHip Hopだし、これからの振付にも使えるじゃない。
7月23日(日本時間24日) icenetworkに“Suguri and Oda get down to work"の記事。
モロゾフの話す内容が、Japan Times路線に戻っています。時期的な矛盾の多いIFSのインタが取り繕ったもので、Japan Timesとこの記事がモロゾフの心情に近いのかな。織田君のインタと噛み合わなくなってくるけれど。
“I didn't feel comfortable working with Daisuke anymore, because his agent really made everything so that he [the agent] could control the situation. I decided this before [taking on] Nobunari. It was not after Nobunari. I was actually very happy to end up with Nobunari because I had been thinking to stop working with Takahashi anyway.(大輔と働くのはもう快適に感じられなくなっていた。彼のエージェントが本当に何もかも決めて状況を仕切っていたから。これは信成を迎える前に決心していた。迎えた後ではない。信成とやっていくことになって、実際僕はとても幸せだ。どちらにしろ高橋と働くことをやめようと考えていたからね。)”
最後まで表面には出てこなかった連盟、織田君とモロゾフが接触し始めた時点で知らなかったはずはない。知っていただけで何もしなかったか、何かをしたがうまく立ち回ったので表面に出てこなかったのか、ここが謎。
きちんとした日本の記者さんが取材したものを読みたい。田村明子さんを希望します。
しかしJapan Timesの記事への怒りから書いた3部作(ってほどのものでもないけれど)ですが、書いてよかった。私1人だけ納得してしまって申し訳ないけれど、すっきりしました。
それに最初は引っかき回されただけと思っていた記事でしたが、見えなかった色々なことも見えてきて、マイナス面ばかりってわけじゃないのかもしれない。
何でも前向きに考えてみることにします。大ちゃん並みに立ち直り早っ!
まー、なんにしろ、モロゾフみたいな男とは切れて良かったと改めて思いました。あとは結果を出すだけ。大ちゃん、がんばれーーー!!!
関連情報を見落としていたり、私の解釈が変すぎる場合は遠慮なくご指摘くださいね。皆さんのご意見もお待ちしております。
ただ関係者に対する度を過ぎた暴言だけはご遠慮ください。私の言葉も他人から見たら相当ひどいかもしれませんが。
追記:cocoさんが教えてくださった織田君の関連情報を追加しました。cocoさん、ありがとうございました。
追記2:7月16日にIFS誌8月号の記事“Oda is ready to take on the world"よりモロゾフのインタビューを追加しました。
追記3:7月25日にicenetworkの“Suguri and Oda get down to work"より、モロゾフのインタビューを追加しました。