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18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

はからずも明らかになった高野連の力

2007-01-14 19:31:55 | スポーツ
 フジテレビがまた、バラエティで問題を起こした。「笑わせる」のが笑いのプロだが、なんだかんだと「品格」がやっぱりある程度は必要。ソフトバンクの王監督のキャラをつかった「王シュレット」や今回の内容は、あまり品が無いとは思うが、いい大人がやいのやいの言うほどの事ではない。

 しかし、高野連という怪しい組織は、フジテレビに抗議文を送ったそうである。「純粋に白球を追っている高校生に対する侮辱」なのだそうだ。

 でも、ちょーっと待って欲しい。

 高校野球が加熱していた時、いわゆる甲子園常連校では何が行われてきたのかについては高野連は知らぬ顔をしていて、こんな時だけ「侮辱」という。

 甲子園に出られるかどうか関係なく、野球をいうスポーツが好きな学生が野球部に入学して、でも実力差で2軍、3軍扱いとなり、目も覆いたくなる格差をつけたり、ほぼ当たり前に行われる野球部内の先輩から後輩へのイジメなど、いじめられている本人が、申告しない事をいいことに、一切そういうことが無いかのような態度は、人に抗議している場合か?と言いたくなる、人格侮辱なのではないか?

 抗議はいいが、指定旅館を解くなんていうのも、明らかな過剰反応だし、言い換えれば弱い物いじめである。

 まあ、いじめを黙認する高野連だから、自身でイジメをしても、それをいじめだとは思わないからしかたない。

 そういう高野連に品格はまあ無いな。






 

ラグビー大学選手権大会スタート!

2006-12-18 01:36:28 | スポーツ
 ラグビーシーズンも真っ只中。そして大学選手権もスタート。12月17日の秩父宮ラグビー場では、2試合が開催され、早稲田、関東学院がそれぞれ次へと駒を進めた。

 ラグビーは、高校まではおおよそ関西、西日本が強く、大学ラグビーはやっぱり東京勢が圧倒的な強さを示している。

 早稲田の時代を作った清宮元早稲田大学監督は、現在社会人であるサントリーの監督を務めているが、かれは大阪の出身で、大阪府立茨田(まった)高校のラグビー部出身である。

 今日の試合も、予想はしていたが、早稲田と関西(かんせい)学院大学は、完全に横綱相撲で早稲田が勝利したが。関西学院も点差ほどのボロボロ感は無かった。勢いもあったし、果敢に攻めていた。ただ、早稲田に較べてメンツがそろっていないのが痛いのと、ゲームの理解度が早稲田とは際だって弱い点が今後の改善点だろうと思う。

 関西学院が点差が大きく開きながら、ボロボロ感が無かったのは、自分たちのやれるラグビーをやろうとしておおよそやれたからでは無いかと思う。早稲田のオープン攻撃に対して、最初から人数が不足しているのが分かるシーンが何度かあったのと、ブラインドサイドの隙をついて走られても、あわててチームとしての動きがバラバラになることもなく最後まで、チームとしてまとまっていた。

 試合終盤のワントライ、ワンゴールはその成果だと思う。

 第一回戦で、立命館、同志社が姿を消した。関西勢では京産大と大阪体育大学だけが二回戦に進んだ。

 12月24日の第二回戦では、早稲田対慶応の戦いが注目の試合となる。さあ、面白い試合を見せて欲しい。

 しかし秩父宮はいいラグビー場である。今回初めてバックスタンド側で観戦したが、グランドとの高さがほとんど無くて芝のにおいが心地よかった。

 ラグビーのルールはわかりにくいと言われるが、慣れると簡単。クリスマスイブに、男達の熱い戦いを観戦するのもいいだろう。


▲バックスタンド側からの眺め。緑の芝生がきれいだ。

ヴィッセル神戸J1昇格!

2006-12-17 20:54:52 | スポーツ
 無事にというか、なんとかというか、最後の最後までファンを楽しませてくれたヴィッセル神戸が一年でJ1に返り咲きました。

 とことん崖っぷちのチームであることを再認識させてくれた、入れ替え戦の2戦目ロスタイム。

 神戸っていっつもこういうのを乗り越えてJ1に残ってきたのだけど、去年は見事にJ2落ち。まあ一度先例を浴びないとダメだと思っていたのでそれほどショックではなかったが、やっぱり一年でJ1に戻れるか、きっかけがつかめずにJ2に残ったままになるかは気になっていた。

 ファンの間では有名な話だが、J2落ちが決まった試合の直後、キャプテンの三浦淳宏(アツ)選手が、奥さんに「俺、残るよ!」とすぐに電話したのだそうだ。奥さんは、「男だね。」と言ったらしい。


 これもあって殆どのメンバーは神戸に残った。

 今シーズンは、結局J2リーグ戦を48試合戦い、入れ替え戦2試合を凌ぎ、都合50試合をこなしたのだが、このシーズンに入る時に、グアムでの徹底的な走り込みがなかったら絶対に途中で息切れしていただろうと思う。

 来シーズンに向けてさらに走り込みを強化して、走り負けないチームにするのだそうだが、サッカーはそういうスポーツだから是非基本は徹底して欲しい。

 神戸の選手は、全体的に”あらっぽさ”が無い。だからイケナイという訳じゃなく、そのあらっぽさのなさをもっと活かした、走る、駆け抜ける、左右にパスを回して相手を振り回して戦うサッカーを目指してもいいかもしれない。

 選手の補強も必要だが、サッカーのスタイル造りはもっと欠かせない事だ。泥臭く勝つのは2006年のシーズンで学んだことだから、2007年は駆け抜けるスピードと、スペースを素早く付く広い視野を身につけて、チームが一つの生き物のように戦えるように目指して欲しい。

 J2に落ちた、京都パープルサンガ、セレッソ大阪も関西チーム。なんとか東高西低を解消したいものだ。


▲ヴィッセル神戸の選手、コーチ陣お疲れ様でした&ありがとう!

ここにも野球が大好きな男がいた

2006-10-11 23:41:19 | スポーツ
 2006年のセ・リーグ優勝を決めた中日ドラゴンズ監督落合博満。普段は”どっかのおっさん”のように振る舞い、ジャイアンツの原監督のような、熱血漢風でもなく、どちらかといえば、楽天監督の野村のような、パ・リーグの”野球職人”の雰囲気いっぱいの男が、優勝を目前にしたところから涙が止らなかったようだ。

 人は、男も女も、これ以上無いくらいに打ち込んで必死になってやり遂げた後は、なぜかしら涙があふれてくるものだ。言葉では表現しきれない何とも言えない感情。達成感と充実感と、安堵感と、それまでの道のりを乗り越えてきた苦労が報われたという感覚が混ざり合った上に、もうひとつか二つ、何かが加わったような感情である。

 どちらかと言えばクールだと想われている落合監督だが、この人も野球を愛する人の一人である。道具を大事にしない選手は認めない。グラブを丁寧に扱わない選手は絶対に大成しないという考えを持っていることからもそれがよく分かる。

 テレビで放映される落合語録は、どちらかと言えば、クールで冷めた人的な発言が目立つが、実際は野球が好きで好きでたまらない、純粋な人なのだ。

 そして、優勝して、流れる涙を隠すこともなくペナントレースを振り返った。ペナントレース終盤の阪神の猛追をかわしての優勝だからこそ、そういう戦いを乗り越えての優勝だからこそ、思わず涙が流れてきたのだろう。

 ちょっと早いけどプロ野球選手、監督、コーチは144試合大変お疲れ様でした。そしてまた新しい戦いに向けて、選手、監督は進んでいくのである。



甲子園

2006-08-20 21:21:49 | スポーツ

▲2006年8月14日の甲子園は一日中晴天に恵まれた

 野球はプロもアマチュアもあまり見ない方だし、ましてや球場にまで出かけることは殆ど無いのだけども、今年の夏は、本当に何十年ぶりに高校野球を観に甲子園に出かけた。

 初めての甲子園は春の選抜で、浜松商業が優勝した年だったから昭和53年。いまから28年前だ。甲子園の場外では出番を待つ他校の選手や、中学などの野球クラブの団体観戦客がいっぱいだった。初めて足を踏み入れたスタンド。たしか3塁側だった。初めて観る甲子園のグランドは本当に広くて、芝生がきれいだった。多くの高校球児があこがれ、自分たちの青春をかけて目指すにふさわしい風格があった。

 それから、高校野球はたくさんの歴史を刻み、多くの選手を生みだしながらもずっと続いてきた。この28年間にどんどんと時代が変わり価値観も変り、経済も人の考え方も、どんどん変ってきているのに、変らず続いている高校野球は本当にすごい事だと思う。

 今年2006年8月20日に開催された夏の甲子園決勝戦、駒大苫小牧と、早稲田実業はなんと15回でも決着がつかずに再試合になった。高校野球はなんだかんだと地元びいきになるし、大方の予想がなかなか当たらないものだが、決勝戦がこういう結果になるとは考えもしなかった。

 智弁和歌山対帝京の試合も、9回の裏表の逆転につぐ逆転というとんでもない試合展開でだれも想像できない展開だった。

 本当に観る人の想像を超えた、知らず知らずのうちに引き込まれてしまう試合が多い大会だった。

 低迷するプロ野球人気とテレビ視聴率と今大会が比較されるが、これは単に、1つ負けたら後がないトーナメント戦とリーグ戦の違いだけでは語れないと思う。プロ野球にはきっといま何かが足りないのだろう。

 職業野球として世間から一つも二つも低く観られていた時代から、メジャーでも通用する選手が出る時代になったにもかかわらず、なにかが足りなくなってきている。

 多くのプロ野球選手や関係者にとってある種の”原点”である甲子園に再度なにかを見つけられはしないだろうか?



▲外野席からホームベース側を観た。青い芝生が目にまぶしい