ツークラ関東GUMI

ツーリングクラブ関東GUMI

バイク好き、ボルティー好きの仲間が集まって作ってます。
元Volty関東組

あめあめ~♪、ふるふる~♫  あめの山梨 2日目 前篇

2018年09月22日 | けんたの部屋

いやぁ~、今回の3連休もあめ始まりだねぇ。

ちび子がさ、ヒマに任せてお昼ご飯を作ると言い出したの。
作ってもらええるのは凄くうれしいのだけれど、
作るのは創作料理に近いの。

レシピを碌に読まず、写真を見ただけで作り始めるうえに、
思いつきでアレンジを加えるから、結構すごいのができる。

なので、
「とーちゃんは(スーパーなんかで売っている)冷凍パスタが食べたいなぁ~」
「何言っているの?人間何があるか分からないんだよっ!明日死んじゃうかもしれないし、そうしたら「あぁ、あの時ちび子の作ったご飯を食べていれば」って後悔するんだよ!」
「ちび子の作った創作料理を食べた後、おなかを壊して「あの時食べなければ」って後悔しない?」
ちび子は「うっしゃしゃしゃ」と笑いながらキッチンへ消えました。








あめあめ~♪、ふるふる~♫  あめの山梨 2日目 前篇


寝入りが遅いからと言って、その分起きる時間が遅くなるかと言えばそうでもない。
いつもの起床時間の5時過ぎに目が覚める。
テントにはまだあま粒が当たる音がバサバサとしている。
1日中やまなきゃ、テントに1日中お籠りになるのだけれど…。
予報では7時位には上がる予定になってる。
それまでゴロゴロするしかない。
昨日欲をかいて500mlのビールを飲んだせいか、寝不足なのか、百均で買ってきた簡易枕が原因かわからないけれど、頭が痛い。(´_`)


眠いけれど眠れない時間を過ごしていると、7時位にはかなり小雨となった。
今の内に朝ご飯にしよう。
 

屋根のある炊事場へコンロ、テーブルといすを持っていき、お湯を沸かしてカフェラテを入れて昨日買ったパンをパクつく。
このまま晴れてくれたらいいなぁと思うも、そうは上手くいかないのが常だよねぇ。

それでもかなり小雨になったけれど。

この小雨、後で分かったのだけれど、じつは雨は降っていなかったみたい。
じゃあなぜあま粒が落ちてきていたかというと、葉っぱにたまった水が落ちてきていたみたい。
木の下にテントを張っていたら、そりゃテントに当たるよね。



朝ご飯を終え、用具を片づけてバーグマンを取りに行く。
ここねー、テントに近くにバイクを置いておけないの。
木立のなかを抜け、歩いて2分程度の駐車場へバーグマンを取りに行き、テントの近くまで戻ってトップケースから雨具を取り出し着こむ。
今は降っていないけれど、路面がかなり濡れているだろうから、他車の飛沫がかかると嫌だからね。

9時過ぎ。あめが一休みしているうちに出発。
これから向かうのは「尾白川渓谷」。
きれいな清流が見れるらしいんだ。


20号を渡り、よく分からない道をうろつきながら行くと、雨粒が当たりだし、すぐに本格的にあめが降ってくる。
狭い道をくねくね登っていき、行き止まったところが大きな駐車場になっていた。
駐車場の入り口にはおとーさんが立っていて、一瞬有料かと思ったのだけれど、「バイクは奥に停めて」と案内だけ。
一番奥は登山口の目の前。
この奥に滝やら何やらあるのだろう。
見ていると、トレッキング装備をした人たちがまばらに入っていく。
僕はというと、30年前のオレンジ色したつなぎ型の雨具に黒のヘルメット。
これで登山道を行くと、明らかに異質なヒトだ。
せめて帽子でもあればよかったけれど、それもない。
登山口を「どうしようかなぁ」と出たり入ったりして、もっと変なヒトとなる。
まぁどうせ入口にバーグマンはあるのだし、ヘルメットを見れば「あぁ、バイクで来たんだね」って思うよね。
あめも盛大に降っていることだし、この格好で行こう。
看板には「10分程度で付くよ」ってあったしね。



迷った末、「行こう」と決めるちょっと前に、仲の良いカップルが入っていった。
その後をとぼとぼと一定の距離を保ちながら憑いていく全身オレンジの僕。
すごく嫌だ。
隙を見て追い越す。
とは言え、ヒトを追い越すために進んでいるのではないので、ちゃんとまわりも見ながら行くよ。
岩が大きい!
岩盤?




それを見ながら歩いて、5分程度で中間地点にあるお社に到着。








晴れた日であればそのように綺麗なのだろうけれど、あめの日もまたよい感じだと思う。
お社の先につり橋があり、そこを抜けて川の近くまで下り、ガレ場を歩いていくとその滝はある。






僕の足元はブーツカバーで、結構滑るんだよ。
あめ+滑りやすい岩の表面+ブーツカバーで危険度UP。
全体的にバランスを崩してコケると怪我をするけれど、一か所とても危険な場所があってさ。
引き返そうかと思ったのだけれど、先が見たい!
ヘルメットも被ったままだし、少しコケても大丈夫だろうけれど、無理せず、手をつくところは手をしっかりついて進むよ。


あめが降っているからだろう。
写真では透明度の高いグリーンな水は茶色く、静かなはずの水面は荒ぶっている。





だから、奥にある滝はすごい水量で落ちてくる。





あめの日じゃなきゃ見れない光景だ。
すごく良い。



ここから更に登ると何か見れるのだろうけれど、こんな装備じゃこれ以上は無理と思い、来た道を引き返す。



途中、先を見ると普通の格好で傘をさしてくる人がちらほらと見えるけれど、僕が危険だと思ったところでみんな引き返していく。
僕もふざけた格好だけれど、そのヒト達はもっとひどいね。
早々に引き返す判断は良かったと思う。



帰りの道中、湿度が高く、ヘルメットに雨具といういでたちではかなり暑いの。
汗でぬれるのがよいか、あめでぬれるのが良いかって感じ。
僕はあめで濡れる方を選びヘルメットを取り、つなぎ雨具の上半身を脱ぎ、腕の部分をお腹の辺りできつく縛り、来た道を戻る。



駐車場、バーグマンは入り口から見て一番奥に停めたのだけれど、中間あたりには茶屋があった。
暑いし「何か冷たい物でも」と思い、茶屋に行くと、瓶コーラがあるよ。
一瓶200円。
まぁ居酒屋さんなんかと同じだね。(ちなみに、ぼくの小学校のころは70円だった)
支払いをし、栓を抜いて外に出ようとすると、栗を3粒もらえたよ。
ちょっちびっくり。
外でコーラだけ飲もうと思っていたけれど、どうせ瓶も返さなきゃだし、店内のベンチに座り、栗とコーラを頂く。
栗を食べるのに苦戦をしていたら、スプーンを貸してくれたよ。
サービス良いね!
それに栗は美味しい。(*´∇`*)


この茶屋、常連さんが何人かいるようで、駐在さんもいた。
多分登山道の途中にある茶屋(山小屋?)のヒトもいたらしく、山の状況なんかを話している。
「今日は天候の割にヒトが多く登っている」みたい。
全国的にお天気が悪いのだけれど、ここが一番マシらしい。
夏が毎年早くなっているけれど、じゃあ秋も早く来るかと言えばそうではなくて、
夏はきっちりいつも通りか遅いくいらあって、秋は突然来てすぐ終わる。
なんて話を聞くともなく聞いていた。
あめも小雨になってきたので、お礼を言って出ようとすると、「また来てね」と声を掛けられる。
今度は晴れたさわやかな日が良いなぁ。




今度はトレッキング装備を持ってこなきゃ!
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