少し早めに起きて窓を開ける。
今にも降り出しそうな雲だなぁ。
って路面ビシャビシャだよっ!!
後からfukuさんから聞いたら、夜中に大分降ったみたい。
まぁ走行中に降らなきゃいいや。
窓から入る空気はひんやりしている。
筑波で走るころには暑くなるだろう。
待ち合わせはウチの裏にある公園。
予定時間少し前に荷物を持って移動しておく。
ふと公園の中を見ると、ベンチに誰か寝てるよ。
暖かい時期だから死にゃーしないだろうけれど、
風邪を引くと悪いから、何か掛けた方がいいんじゃないかと思う。
予定時間。
fukuさん登場。
ボルティを2台積んだ1tトラックが頼もしいね。
ホントは、当初の予定では軽トラを借りる予定だったのだけれど、
リース屋の都合で1tトラックになっちゃった。
けれどこれが大正解!
つなぎとかの用品は余裕で載るし、
fukuさん得意の自転車だって1台載けて行けるしね。
ここからは僕の運転で
首都高→常磐道→筑波へと向かう。
いや~、普段の行いがいいから順調に進むね
到着予定時間の7時半に筑波へ到着!
関西へ行けと言われて半年。
6月のレースも見送りましたよ。
ここまで長かったなぁ
そして気合十分な人がもう一人。
昨日の積み込みの時点でいつでも走行できるように
ボルティを仕上げておいたfukuさんだよ。
その目は獲物を狙う鷹の目だ。(←言いすぎ)
ラッキーなことにピットにも入れて、そそくさと準備をする。
僕は昨夜は自走だったから何も用意していないからね。
まぁ用意ったってテーピングしてミラーを外すだけなんだけど。
8時30分。
本日の1本目スタート。
一番最初に関東組の2台がコースに入る。
なんてったって10月のレースの目標は
関東組による
1・2フィニッシュ
だもんね
1周目はタイヤの皮むきと温めをかねて流して走り、2周目からペースを上げる。
3周目からは1分30秒台。
これが6周くらいまで続く。
あれ?おかしいなぁ。
もう少し速いと思ってたんだけどなぁ。
原因→ステップを擦ると、昔原付小僧のときに散々ステップを軸に
コケていたトラウマがよみがえるから。
対策→気にしない。
7周目からタイムが上がってきて27秒台前半になってきたのだけれど、
26秒台に入れることができない。
ジタバタしているうちに1本目終了。
もう5分あれば26秒台に入れることができたのに!(←まぁわかってると思いますがウソです)
6月のレースの1位タイムは1分21秒台で、
最下位のタイムでも27秒台なんだよね。
これじゃあトップ争いじゃなくて
ブービーメーカー争いだよ
それにしても寒い。
誰だよ、気温が上がるなんて言ったのは!?
しかも霧雨が降ってきたじゃん!
次の走行枠まで1時間半待ち。
その間に上がるだろうなどといった甘い考えをあざ笑うように
雨脚が強くなっていく。
今日は後2本走行枠取ってあるのに。
10時30分。
2本目の走行時間。
路面はヘビーウエット。
まぁこれも本番で雨だったときの練習だと思って頑張ろう。
コースに入って第1コーナーを抜けて
第1ヘアピンへ入っていく。
ステップをすると同時にフロントが内側へ巻き込んでいく!
スリップダウンの典型的なパターンだよ。
慌てて車体を起こして何とかコケないですんだ。
あーー、危ぶねー危ぶねー。
考えてみれば当たり前の挙動で、
気温も路面温度も低くて、ましてやヘビーウエットなんだからコケる要素満載なんだよ。
けれど、ボルティは元々フロントが軽いから、
加重が掛かりにくいのかなぁとも思う。
この状況では怖くてフロントに加重できないけどね。
それにしても雨のサーキットがこんなに滑るとは思わなかった。
他にも第2ヘアピンもフロントが巻き込みマス。
こんな状況でも物好きは他にもいるもので、
走っているのは数台いたのだ。
後半その中の1台、スクエアー4のガンマと絡みはじめた。
コーナーで追いつく、タイミングがよければ抜けたりするのだけれど、
裏のストレートでいつも前に出られたりする。(←非常に悔しい)
後ろについて隙を狙っていたら、
ガンマが水溜りに入り、はねた水が僕を直撃!
キー!!!かんべんならんにゃーー!!
お前も同じ目に合わせてやるーー!!
そう思いアクセルを目いっぱい開けるも追いつかず。
悔しいまま2本目が終わる。
ちなみにタイムはドライの10秒落ちくらい。
こんなものかな。
失意の中ピットへ戻ると
fukuさんがもう着替えていた。
雨が降ってるから、早めに走行をやめたのかな。
「fukuさん、戻ってくるの早いですねー。雨降ってるから走るのやめました?」
「え~っと、コケました」
よく見るとfuku号の右側泥だらけだよ!
ハンドルは左右の高さが違ちゃってるし、ステップバーも何か短くなってるよ!
聞けば第2ヘアピンでやっちゃったみたい。
滑るんだよねぇ、あそこは。
不幸中の幸いで体は何ともなかったから良かった。
まぁサーキットはコケてタイムが上がっていくんだよ。
そうゆう事にしよう。
雨脚も弱まる気配がないし濡れたつなぎをまた着るのもいやだから、
3本目はキャンセルして引き上げることにする。
思ったような走りはできなかったけれど、
次への課題も見つかったから、実のある日でした。
fukuさんは東京へ戻ったその足で用品店へ行き、
ハンドルを手に入れたとのこと。
15日はボルラー写真館の写真に近い形に戻って参上することでしょう。
10月のレースにはまだ時間があるし、練習も始めたばかり。
やっぱり目標は1・2フィニッシュかな。
目標は高いほうがいいって言うしね。
みなさま、乞うご期待。