速水御舟の翠苔緑芝(すいたい りょくし)を久しぶりに見ることができた。この作品は山種美術館の所蔵品なのでミュージアムショップでは何度も絵葉書を見ているけれど、実物は屏風に描かれていて、立体感、遠近感がある。
今回の発見は、右側の苔と左側の芝とで描き方が違うことと、左側のウサギの睫毛まで細かく描かれていたこと。
御舟の作品でもうひとつ、「桃花」という作品に出会えたのも今回の収穫のひとつ。娘の節句のために描いたという、小さな絵。この絵の解説で、御舟が北宋の皇帝・徽宗の書画に影響を受けたことを知った。落款も痩金体(徽宗が考案した字体)だったし。
今回出会った絵が、もうひとつ。上村松篁(しょうこう)の「白孔雀」という絵。雰囲気は日本画なのにハイビスカスが描かれているのは、熱帯の動植物を描きたいと画家が10代の頃から切望してきたからだそう。(ちなみに作品が描かれたのは71歳のとき!)
とても幻想的で、妖気をまとった絵だった。こんな絵、どう描いてるんだろう?!と近づいたり離れたりしたけど、さっぱりわからなかった。
絵のサイズも大きいし、数メートル離れたところからぼんやり眺めるのが心地よい。(この絵、寝室に飾りたいなーと思った。すごく広い寝室じゃないといけないけど)
展覧会の後は、併設の「cafe 椿」でお抹茶と和菓子を。ここでは展覧会ごとに展示作品をモチーフにした和菓子を作っていて、いつも楽しみにしている。今回は「桃花」をモチーフにした「春の予感」という和菓子。(「翠苔緑芝」をモチーフにした「華とみどり」と迷ったけど、そちらは品切れだった)
なんだか日本画の愉しさも和菓子の良さも、この数年で山種美術館に少しずつ教えてもらったような気がします。
次は来週末からの上村松園展。これまた楽しみ。(作品も和菓子も!)
昨年の5月に大阪で買った、みずいろのグラス
一目ぼれして、悶絶して、いったんお店を離れてみたけど、やっぱり欲しかったので戻って購入した
光に透かすと黄色っぽい色も入っていて、まるで朝陽を浴びる海面のような
いろいろ撮ってみたけど、なかなか透明感を出せない
お店の人は、底の部分がすぼまっているところが気に入ってる様子
湯呑茶碗のように、手のひらにすっぽりおさまる
大きさはこのくらい
買った時は、これでアイスコーヒーを飲みたい!と思ったけど、1年ちかく使ってみると、いちばんたくさん注いだのは炭酸水だった
(でもきっと、この器にいちばん合うのは黒糖焼酎だと思う。前にこれが食卓にぽつんと置かれてるのを見たとき、突然「黒糖焼酎が合うな」と直感したから)
一目ぼれして、悶絶して、いったんお店を離れてみたけど、やっぱり欲しかったので戻って購入した
光に透かすと黄色っぽい色も入っていて、まるで朝陽を浴びる海面のような
いろいろ撮ってみたけど、なかなか透明感を出せない
お店の人は、底の部分がすぼまっているところが気に入ってる様子
湯呑茶碗のように、手のひらにすっぽりおさまる
大きさはこのくらい
買った時は、これでアイスコーヒーを飲みたい!と思ったけど、1年ちかく使ってみると、いちばんたくさん注いだのは炭酸水だった
(でもきっと、この器にいちばん合うのは黒糖焼酎だと思う。前にこれが食卓にぽつんと置かれてるのを見たとき、突然「黒糖焼酎が合うな」と直感したから)