70才。役に立つ話が次々現われる。

世界で最低の日本人の声を改善する方法を95%まで独自に確立しました。

別荘地獄。販売員、買主、売主。

2005年11月05日 13時52分17秒 | 生活・文化
 熱海を中心に30km圏内、特に西・南の超悲惨物語。

 伊豆の入り口といえる別荘地でも哀れだ。

 先ず販売員が一番、悲惨である。固定給が低いか、歩合制。携帯電話や車も自己負担。仲介手数料の何十パーセントの歩合。もし1,000万円の別件を仲介すれば、約40万円が売主、買主からもらえ、合計80万円となる。この内の10%、15%とか20%とかが歩合となる。固定給をゼロとしている業者もいるので、売れなければ販売員の収入はない。一年中同じ背広を着用している人も多い。
 僅かに固定給を支払うところもあるが、歩合は少ない。だから販売員の出入りが激しい。

 次に売主。地震が近いと報道されている伊豆では、たたき売りが激しい。特に年老いてほかに移るや連れ合いに死なれた人は、売り急ぐために極端に叩かれる。たたき買い業者がいて、100坪の土地、50平米の古屋付きで150万円なんてケースもある。これに多少の修繕を加えて450万円から550万円ぐらいで仲介業者に出す。これでもバブル期には6、500万円もお値が付いていた。築25、30年になり捨て値である。一番売れているのがこの手の捨て値物件である。

 他の少しましな別件でもリホームに200万円ぐらい掛けて1,500万円で売りに出しても1,000万円以下に値切られる。バブル期8,500万円もしていた物がである。

 買主も天国ではない。地震は覚悟していても、予期せぬ事態が起きる。管理会社が夜逃げ、倒産である。大体、大手の別荘地でも2,3回は管理会社が倒産して変わっている。酷いケースでは管理会社の資本金が2億円、親会社の資本金が1,000万円なんて逆転しているところもある。これは大変危険だ。
 
 大きな別荘地で管理がなくなると、1,2年でスラム化する。持ち主が集まり自主管理をしているところもある。しかし負担は前よりも大きく、管理はお粗末である。

 見落としがちなものに、大きな部屋、吹き抜けの天井、大きな岩風呂などがある。殆どの人は別荘に夢がある。小さい保養所なでを買うと哀れだ。風呂沸かしはボイラーであると大体壊れている。これで何百万円もいる。しかも毎年、検査がある。そこで風呂の中に小さなポリ風呂桶を入れて家庭用の風呂沸かし器で済ませる。それでも冬場は寒く、次の人は沸かさないと入れない。

 部屋も30帖や10帖と大きく、天井が吹き抜けだと冬場は物凄い暖房費となる。そこで4・5帖ぐらいにベニヤ板で仕切りみんなが4・5帖で集まるなんて、哀れなことも起こる。

 まだこの話は続けます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿