ライブドアーの堀江社長は、何であんなにお金に執着したのか。
人生の途中では右か左の選択を迫られることがある。
その時に堀江氏はすべて「お金が儲かる」方を選択した。
迷う時に選択肢にお金が儲かるを選べば単純明快だ。美学だ、哲学だ、人間性だなんて雲を掴むような面倒な判断をしなくて済む。
現代の日本ではお金があるとないとでは天国と地獄の差がある。お金がないと全てに惨めである。人間関係においても馬鹿にされる、見下される、クズ扱いされる。
表参道あたりを歩いていると2,000万円は超えると思われる外車が横を走る。つい運転されている人の顔を見てしまう。
そんな車の助手席に座っていると、なんだか自分が大変えらくなった気がする。
私の昔の生徒で有名な劇画の作家の運転手兼用の秘書がいた。いつも作家を乗せて3,000万円ぐらいのベンツーを運転していた。作家が海外などに出ると、彼だけでベンツーを乗り回していた。
それから10年、彼は会社を興し事業に成功したかに見えた。1,000万円ぐらいのベンツー、ゴルフ三昧であった。そして3年後ぐらいに大きな負債を抱えて倒産した。
いい生活、どんどんお金が入るは人間を狂わせる。堀江氏に向かって誰も「狂い始めている」とアドバイスできなかった。いや、聞く耳を持たなかっただろう。
世界一の時価総額の会社になる・・・地獄への道だ。
22万人という個人投資家をまとめて地獄に落ちてい行くのか。
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