歌うのは楽しい。街を歩くとカラオケ店がある。
個室で甘んじられなくなると。小さなステージで発表する。
出たい・目立ちたい・・・・あわよくばプロに。
路上に出る人もいる。
安室奈美恵さんのDVDが量販店のDVDプレーヤーから流れていた。
いい、すべてにいいのだ。昔、私が声のトレーニングをしたことがある。娘の結婚式の披露宴にも参加してくれた。
その彼女も現在、苦戦している。CDが売れないという。
彼女よりもはるかに劣る少女がプロを目指す。
マイクでガンガン歌う。しかし声が出ない。
踊りも習う。体のキレ味が悪い。リズムに乗れない。
ただ人前で歌い・踊ることが目的か。
本当の地味な辛い勉強・訓練をしない。いやしたくない。
いち早く人目に付き、デビュウしたい。ただそれだけか。
しかしそんな若者が都心の芸能学院、養成所に数万人いる。
しかしそこではプロへの厳しい道を教えない。教えればみんないなくなる。
歌もさわり、踊りもさわりがいいのだ。
そして時々、人前に出る。
そこで止まる。何年か続き終わる。
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