桑名正博歌手がなくなられた。59才は今では若い方だ。随分豪快な生き方をなさったようだ。
私の耳からすれば彼の声は決していいほうではない。死者に鞭打つつもりはないが、いいものはいい、悪いものは悪いをはっきりさせたい。
大体、ロック歌手は「我武者羅に大声を張り上げ」、根性、気合、魂などと非科学的な声を出す。
思い切り走れば、はやく、強くなると思い込むのと同じだ。ジョギングでも走る姿勢などが悪いと膝や腰を痛める。ウオーキングの先生なるものも堂々と商売している。
ましてや声はもっとデリケートで複雑だ。声帯が毎日、振動して声を出すのは、ジョギングで100km走るぐらいよりも多い。少しの歪み、出し方の悪さで声帯は痛む。それでも無理に「根性」でがなりたてると、結節やポリープになる。これは職業病と言われているが、実は「無知病」である。
声は無知・非科学的なものを一番嫌う。端的に言うと声が一番嫌うことを、延々とやっているのが多くの歌手なのだ。
ボイストレーナーなる職業も「無知と非科学的」に落ちている。だからそんなトレーナーに学んでも声は悪くなるばかりだ。
女子アナで言えば、4ch早朝番組「Oha,4」の全員が間違った声を出している。これはトレーナーが無知なのだと思われる。
桑名正博さんの冥福を祈ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます