Vic's Weblog


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2008 年の BCL を振り返って。(2008年12月30日)

2008年12月30日 18時16分51秒 | Weblog
2008年12月30日
12月30日と言えば、私の誕生日です(笑)。
我が家の 2008 年の BCL は色々と進化?ひょっとして退化?がありました。

1 ΔLOOP7 を更に数台製作しました。
  ΔLOOP7 は総勢7台くらい作ったでしょうか?もうカウントする
  のをやめました。
  設置場所、保管場所もないので、予備も含めて、満足です。

2 Audio Box ( 影山さん設計 ) の製作。
  これも ΔLOOP7 同様素晴らしいです。Notch Filter, グライコも優秀です。
  Headphone 使用時だけでなくパソコンへ繋ぐのにも便利です。

3 Wellbrook ALA1530S+ の導入。
  主として 51S-1 専用に LW, MW, 120m, 90m で活用しています。
  と言いたいのですが LW, MW はあまり聴いていません。
  来年こそ TP 挑戦?.....

4 Collins 51S-1 の導入。
  51S-1 は我が家の一番の「癒し系ラジオ」です。
  購入当初トラブルがありましたが、修理して大切に使っています。
  LW, MW 専用プリセレクター 55G-1 が気になる所です。
  純正品はかなり高価でとても無理、英国の復刻品販売 を期待していますが。
  Net で見る限り TBA から変化しないですね。
  いつ完成するのでしょう?
  
  それにしても 51S-1 は約 50 年前の製品とは思えない性能にビックリです。

5 PALSTAR R30A の導入。
  使う度にアナログっぽい感覚を覚えます。私には十分です。
  更に愛着が湧いてきました。
  今後は R30A に相棒 ( Option ) として Sherwood SE-3 が気になる所です。

  さて一番大切な「 聴く BCL 」はどうだったのでしょう? そろそろ聴く方に
  集中しなければいけません。
  2008年は散財したので 2009年は " 超緊縮財政 " で Start します。
  といいながら Grundig G3 の発売時期などが大変気になる自分が居ます。

Vic's Weblog へお越しの皆様にとりまして 2009 年は良い年でありますよう、心から祈念致します。


51S-1 リモート出力の活用。(2008年12月29日)

2008年12月29日 09時40分01秒 | Collins 51S-1
(2008年01月08日に文章を追加)
上の写真中央は 51S-1 の AF リモート出力トランスです。51S-1 の AF 回路は平行 2 回路でしかも常時作動.....「この省エネの時代に、もったいない。」
通常の Speaker 用 AF 出力トランスはパネル下面の狭い場所に剥き出しで取り付けてあり、それに比べて、リモート AF 出力トランスはシールドされ、見えやすい場所にあり、こちらの方が遥かに高級感があります。
この 51S-1 のリモート出力をなんとか活用したいと思っていました。
51S-1 は良い音を出しますが、通常の 6BF5 の出力よりも、このリモートの 6AK6 の音声の方がより良い音がするとの OM の情報があります。確かにこの出力トランスを見ますと音が良さそうです。出力インピーダンスは 600 オームです。
通常の AF 出力は今まで通りスピーカーで聴いて Headphone 用にリモート出力を Audio Box ( 影山さん設計 ) に繋いでみました。
一石二鳥! Audio Box の恩恵で 51S-1 の音を Notch 付き、グライコ 付き、現代的な音へも加工できます。
もう一つの恩恵として 51S-1 から Audio Box 経由パソコンへ録音できます。
Collins 51S-1 は一部を除いて RF, IF, AF 回路外部接続は RCA 規格です。
Audio Box はアースから浮かせて RCA リセクタプルを使いました。

※ リモート出力のインピーダンスは 600オーム、そのまま Audio Box へ入力のマッ
  チングでいいのかな?ちょっと調べて見る必要がありそうです。出力はちょっと
  大きすぎるので 51S-1 リモート出力の VR は絞り気味です。実際に大変良い音で
  した。

P.S.
この2つの AF 回路の大きな違いの1つは NFB があるか無いかですね。リモート用 AF 回路には NFB が付いています。なるほど.....。

51S-1 のメーター交換 (2008年12月28日)

2008年12月27日 11時20分12秒 | Collins 51S-1
「とっぽ・じーじょ」の次は Collins 51S-1 の話題です。活躍した時代は同じです(笑)。

51S-1 のメーターが、かなり暗かったのでメーター本体を交換しました。
まだまだ暗く見えるかもしれませんが、間違いなくオリジナルでしょう。

以前の Blog にも書きましたが 51S-1 のメーター・ランプはヒーター回路と複雑に直列、並列で接続されているので、規格外ランプへの交換は「御法度」です。結局メーター交換となりました。
6.3V 0.15Aの規格です。またメーター板の暗い茶色?の影響も大きいようです。

交換した以前のメーターの行き先はあるのでしょうか?Lab で完全修復され、どこかでまた活躍してくれることを祈っています。

※ 以前 HIROKI さんのコメントから.....
 「 51S-1 の S メーター・ランプ点いていますか?他のサイトで見るともっと輝い
  ているように見えますが?」というご指摘(笑)により、交換に至りました。
  貴重なコメントに感謝致します。ご指摘がなければ暗いランプのままでした。
※ HIROKI 氏 : GTR'S Home Page 主催者

とっぽ・じーじょ... (2008年12月25日)

2008年12月25日 13時45分56秒 | Weblog
トッポ・ジージョ(Topo Gigio)と聞いて、懐かしがる方も多いと思います。
子供の頃大変好きなキャラクターでした。母親に「とっぽ・じーじょ」を産んで欲しいと、毎日お願いしていたそうです(笑)。
イタリア発のキャラクターでした。最近では2003年にも再デビューしたそうですが知りませんでした。

「とっぽ・じーじょ」と言えばネズミです。" Topo " はイタリア語でネズミ、
" Gigio " は彼の名前ということだそうです。
写真はありませんがトッポ・ジージョのガール・フレンドがロージー ( Rosy ) です。
アニメなど、ネズミのキャラクターって多いですね。しかも主人公がほとんどです。
[ ミッキーマウス ], トムとジェリーの [ ジェリー ], [ スチュアート・リトル ], [ グリとグラ ], [ ピカチュー ].....まだまだあります ( ネズミ男??)。十二支の最初もネズミです。

数年前、ジャンガリアン・ハムスターを 3匹飼っていましたが、芸?をさせたり、可愛いかったです。

以前、欧州へ出張の時 " Topo Gigio " というイタリアンのレストランがあり、玄関の大きな「とっぽ・じーじょ」が迎えてくれました。

ねずみ年もそろそろ終わり、丑年へ。
クリスマスの話題に....はい、結論のない、とりとめのない書き込みでした。

Merry Christmas!

Steak & Potetoes Radio - No Sauce, No Frills.

2008年12月19日 03時42分48秒 | PALSTAR R30 / SE-3
2008年12月19日 ( 12/23 一部記事の追加、一部削除 )
" Steak & Potetoes Radio - No Sauce, No Frills. "
なんて総評がありました。これは PALSTAR R30A のことです。なるほどです。
可能な限り最高の素材・調理、でも味付けは「塩と胡椒だけで、素材の良さを御召し上がり下さい。」と勝手に歪曲して解釈しています。

米国 eHam.Net で R30 に関する多くの Review が読めます。

R30 評価の平均獲得点は AR7030 と同じ、IC-R75 より少しだけ R30 の方が点数が高いようです。きっと米国人好みの受信機なのでしょう。なんといっても、
" Designed & Made in The U.S.A.! "
を強烈にアピールしていますから(笑)。
eHam.Net の Review 書き込みを読むと、満点が多く、こちらが恥ずかしくなるくらい褒めすぎかもしれませんね。

R30A は十分に BCL を楽しめますが、不満を代弁しますと TCXO が無い ( 周波数の安定度が低い )、周波数の表示が 0.1kHz までしかない、S-AM がない、Minimum Step が20Hz、Tuning ツマミが握れない、PBT がない、DSP がない、NR がない.....など色々不満がでることでしょう。
しかしながら、個人的に、好みのデザイン、こだわりがあって大変好きです。
....どこどこの性能が凄い!ということもないけど、個人的には十分以上の機能・性能です。
むしろ、いつも手元に置いて聴きたい、シンプルなラジオです。
デザインって大切ですね。車なども含めて、いくら性能が良くても最終的にはデザインで決める事って結構多いです。
当分 R30A で BCL を楽しみます.....。

緑の林 (2008年12月18日)

2008年12月18日 04時20分20秒 | PALSTAR R30 / SE-3

(12月25日 追加記事)
R30A の中に面白い部分を発見しました。およそメイン基板全体の 1/4 くらいを占めています。
このコンデンサの木は丸々と太っています(笑)。
タンタル? 積層セラミック? マイカ? 何コンデンサか分かりませんが、丸々と太っている所を見ますと容量が大きいのでしょう。
植林のように奇麗に並べてあります。良く見ますと、コンデンサに混じってコイル ( の木 ) もあるようです。
※ Input Filter Ban...と書いてあります。とても重要な部分のような気がします。

P.S.
写真は [ 6 Auto Switchable Input Filters ] 回路です。

ちなみに緑色の部品は コンデンサ ではなく インダクタ でした。


R30A 搭載の Collins Mechanical Filter. (2008年12月17日)

2008年12月17日 08時21分58秒 | PALSTAR R30 / SE-3
R30A に搭載されている公称 5.8kHz と2.5kHz の Collins Mechanical Filter について。
肩特性、切れ、は間違いなく優秀です。専門誌で Filter の肩特性は " Superb ", 回路全体の歪率も " Superb " なんて書いてあると嬉しくなります。
通信機用の Kenwood HS-5 Headphone で聴き込んでいます。内蔵の Speaker は別として、外付けの Speaker でも同じ印象です。
音は「聴き易い。」です。「フラット」と言いますか「ドライ」って表現でいいのか分かりませんが、とても了解度が高いと思います。ICOM の FL-257 の良さとは違う方向付けですね。 FL-257 も間違いなく " Superb " の評価でしょう。
Collins Mechanical Filter 5.8kHz と ICOM FL-257 SSB 3.3kHz は同じ帯域幅の Filter ではありませんので単純比較はできませんね.....。

2.5kHz ( SSB Narrow ) は、まだ十分に聴き込んでいませんが、Africa の常連局 ORTN を USB で聴いていますと、こちらも聴き易いです。「スッキリ」した、籠らない音質と言えると思います。

※ 購入してまだ4日、まだこれから聴き込んでみます。印象が変われば、書き加えて
  行きます。ちなみに米国の書き込み Review を見ますと R30 は SSB の評価が高
  いようです。他人事みたいですが.....。

R30A の中身 (2008年12月16日)

2008年12月16日 04時18分47秒 | PALSTAR R30 / SE-3
R30A の中身の写真です。軽い割に、中身は結構詰まっています。外見、軽さからは意外でした。
基板の上に電池ケースが乗っています。一時的に電池を入れてみました。
電池の駆動に関して Battery 交換に手間を要する事、充電機能がないことで PWR 2009 誌では評価が低いようです。
私の場合 Battery Operation の頻度 ( ほとんどないこと ) から言えば、全く気にならないのですが、Battery Operation ができること自体、楽しみな予感があります。
開けた感じですが、シンプルな外観の割に、吟味した丁寧な造りの印象です。Collins Mechanical Filter にも、期待させられます。。
Mechanical Filter の切れや音質については次回に.....。

R30A の Tuning Knob なぜ握れない?(2008年12月15日)

2008年12月15日 02時25分46秒 | PALSTAR R30 / SE-3
R30A は Tuning Knob 表面の凹み ( エクボ ) を利用して指を使って早く回すには、使い易いです。Tuning Knob 自体見た目はプラスチックっぽいですがアルミ削り出しの、しっかりした Parts で、重さもあり、回すフィーリングはいい感じです。
ところが細かい SSB 20Hz Step の操作となると Knob を握りたくなりますが、突起している Knob 部分がほとんどパネルから出ていないので握れません。
Tuning Knob 奥の構造を公開します。写真(上)を見ますと、突起させることができるほど十分な奥行きがあるにも関わらず、敢えて内側に引っ込んでいます。
この Knob 自体は押す機能もありますので、そのせいかな?と勝手に思っています。

よーく見ますと Knob をもう少し前面へ移動させれば握って回転できそうな気もします。

R30A の Tuning. (2008年12月14日)

2008年12月14日 07時22分58秒 | PALSTAR R30 / SE-3
第一印象の R30A は Tuning 方法に限らず、設計者には、かなり「こだわり」があるようです。
機能盛りだくさんの受信機に対して、敢えて操作を単純化することへの「こだわり」を、かなり感じます。

Tuning にも慣れが必要です。PLL Tuning とは思えないくらいアナログっぽい感覚です。
一番右にある上下のボタン ( 100kHz 単位 ) で、大まかな周波数を合わせてから、その隣の Tuning Knob を回して Tuning します。
「くるくるくる........」とダイアルを回すところが 51S-1 と似ています。
Tuning Knob を押す度に最小 Step を変える機能 ( 0.02kHz と 0.1kHz ),
回す速度で Tuning Rate を変える機能 ( 0.02kHz ~ 0.5kHz ) があります。
PWR 2009本に書いてある通りです。アナログのラジオ ( 51S-1 と同じ ) と思い込んで操作することにしました。

メモリーは 100 ch です。IC-R75 で使っていた周波数を全て入れました。メモリー入力は思ったより簡単です。
Display が限定されているので周波数、またはメモリーの CH しか表示できません。これも「こだわり?」
最小周波数表示は 0.1kHz, これ以下は不要とでも言わんばかりです。
ゼロ・ビートは LSB/USB Step 0.02kHz 単位ですが 0.1kHz 未満の表示がないので「耳だけで調整」となります。

※ 一番早く所望の周波数を Tuning する方法は、各 Band 毎に適当な周波数を
  メモリーに入れておき、そこから Tuning を開始するとよいです。
  100 ch しかないメモリーがもったいないですが、それが一番便利です。