Vic's Weblog


FIAT 500
ラジオを聴く
通信型受信機を愛でる
ヘッドホン・オーディオ

51S-1 専用ブロック・コンデンサー入手 (2009年06月23日)

2009年06月23日 23時04分42秒 | Collins 51S-1
Collins 51S-1 電源回路に使用されているブロック・コンデンサーを探していました。
昨年 51S-1 を買って直ぐブロック・コンデンサーが壊れました。
壊れた原因が整流用ダイオードにありましたので、壊れたコンデンサーは、まだまだ使えたのでしょうけど。

このブロック・コンデンサーは3個複合タイプで、現在、互換部品は、なかなか見つかりません。
代わりにブロック・コンデンサーと同等のチューブラー・タイプの3個の電解コンデンサーに変えて、修理は完了しています。
ちなみにオリジナルのブロック・コンデンサーは外すと格好が悪いので " ダミー " として威厳を保っています(笑)。

やっと米国の Web Shop で復刻品を見つけて買いました。
世の中、あるところにはあるんですね。
写真は復刻 40μF, 40μF, 120μF の3個複合タイプです。
51S-1 専用でアダプター付き、加えて 51S-1 に使用されている他の全ての電解コンデンサーも含まれていました( オマケ? 本当はこっちのオマケの方が欲しかったりして、子供みたいですね)。

受け取ってみると、いわゆる " 叩き出し " のアルミケースでは無く、スチール管にスチールの丸い蓋を被せた入れ物です。
残念ながら " 叩き出し " ほどレベルの高い工業製品ではないようです。肝腎な中身のコンデンサーの性能は分かりませんが.....
中身は、ごく普通の電解コンデンサーが3個入っていたりして。これは笑えません。

オリジナルのダミー・コンデンサーと今回仕入れたブロック・コンデンサーを交換しますが、配線は現状のままにして、接続しない予定です。( 既に修理して取り付けた3個のコンデンサーがもったいないので。)
それより、オリジナルのダミーの方が " クール " かも知れませんね。

今回の " ポチリ " は無駄な買い物だったかな.....だんだんと、トーン・ダウン.....

Collins 51S-1 真空管を全数交換 (2009年06月20日)

2009年06月20日 21時09分54秒 | Collins 51S-1
一週間振りに帰宅しました。
Collins 51S-1 に使用している全数 17 本の真空管を交換しました。

これまで「刺さっていた」真空管には新しそうな真空管もありますが、中には寿命が近そうな真空管も多かったです。
本当に「刺さっていた」という表現がぴったりです。
数本は、凄まじく疲労していました。製造時から 50年弱、そのままなのでは?と思える真空管もありました。
また回路図とは違う互換性のある真空管も数本刺さっていました。
それでもちゃんと聞こえていた訳ですから、真空管というものは凄いです。

受信機の真空管を全数交換には賛否両論があるようですね。
交換後の古い真空管、これはこれまで使えた訳ですから、取り外した真空管は予備として保存します。
真空管は、一部オーディオ用を除けば今後生産されることはないでしょうから、無駄にしないことが大切ですね。

実は古い器材の場合、交換した後のリスクがあるようです。
今回は交換の後、ソケットの接触不良のため、一時は聴こえなくなり、どうなる事かと心配しましたが、すべての真空管ソケットを清掃して、今は交換前より快適です。

※ 真空管交換後は S メーターのゼロ点調整が必要になります。

Rollei 35 ウィルスに再感染か?(2009年06月16日)

2009年06月16日 16時21分06秒 | カメラ・写真
このご時世に " .....ウィルスに感染か? " という表現は好ましくないです。
が、お許しを。

先週、中古の古い BCL ラジオを物色に行った時に、ラジオとは全く関係ないカメラ Rollei 35S を衝動買いして、猛反省したばかりですが、
今日またやってしまいました.....この原因は病気ウィルス以外の何物でもないと自己反省のかけらもありません(笑)。

今回は何んと色違いだけで、先週買ったカメラと全く同じ Rollei 35S です。色が黒ということだけです。
同じカメラを2台も買ってどうすんの?と自問自答していますが、ウキウキ気分の方が大きいです。
反省している点と言えば「この2台の予算があれば 通信型受信機も買えたなあ。」程度です。

同軸ケーブル (2009年06月15日)

2009年06月15日 21時06分21秒 | BCL周辺機器/雑音対策
我が家では Antenna と受信機の距離が近い場所で 15m, 遠い場所では 20m ほどあります。
家は小さく狭いのですが、なるべく同軸ケーブル、配線を目立たなくするため、屋根裏を使って配線しているために配線が長くなります。

先日、何気なく ALA1530S+ に繋いでいる同軸ケーブルを見たら 3C-2V と書いてあります?? なんか違うなあと思って調べると 3C-2V は TV 用に使われる 75Ω ではありませんか。
はてな?以前このケーブルを 50Ω と勘違いして買ってきていたのかと思うとちょっと自分のことながら悔しい気分です。

そしたら 隣の ΔLOOP7 のケーブルは 1.5C-2V で、こちらも 75Ω ではありませんか!我ながら初心者は困ったものです。

ベランダは現在 3本のケーブルを配線しているのですが、4本目 50Ω を配線することに決め 3D-2V を 25m ほど買ってきて配線しました。末端は M-Plug を付けしました。

インピーダンス自体、受信機ではあまり気にすることはないそうですが、自分のミスなので気分が悪いです。
ということで ΔLOOP7 に、この 3D-2V ( 50Ω) を繋ぎました。

屋根裏をネズミのように這い回って、配線したのですが、大汗をかきました。昼間の屋根裏って相当に熱くサウナの様でした。
(昨日、日曜の昼間に取り付けました。)

Collins Mechanical Filter 特性 その2 (2009年06月14日)

2009年06月14日 11時52分55秒 | Collins 51S-1
Collins Mechanical Filter 特性 その2 です。
やっと装着が終わり Collins 51S-1 AM 6kHz Mechanical Filter の音を聞いています。
昼間なので、取りあえず 810kHz AFN で音楽です。
今日は私の好きなカントリー・ミュージックの番組があります。

以前の 5kHz LC Filter よりエネルギッシュに感じます。
昼間ですからまだまだ確認には不足ですし、
色々な状況で Collins 51S-1 AM 6kHz Mechanical Filter の実力を確認してみようと思います。

Rollei 35S の S メーター? (2009年06月13日)

2009年06月13日 17時20分53秒 | カメラ・写真
なぜ BCL ラジオを見に行ったのに Rollei 35S を衝動買いしたのか?考えてみました。
間違いなく「 S メーターの癒し。」です。
カメラでは S メータとは言いませんが、カメラ上部にある小さいメーターがそれです。
露出計ですが、これが小さくて可愛いこと。
でも性能はバッチリです。ドイツの名門ゴッセン社の設計です。
光を感じて振れる理屈ですが、これがなんとも言えず癒しです。
R30A BCL と通じる感覚です。

写真右には Film を置いて、Rollei 35S の小ささを強調してみました。

Rollei 35S (2009年06月12日)

2009年06月12日 18時02分58秒 | カメラ・写真
Rollei 35S が我が家にやってきました。
びっくりするほどコンパクトなカメラです。これ以上は小さくできないと言い切りたいくらいです。

昔 Rollei 35 を 2台 ( 1台はモノクロ、1台はカラー用 ) として使っていました。資金難で売ってしまい、寂しい思いをしていました。
今日、昼間に古い BCL ラジオを売っている店に行ったのですが、なぜか帰りのバッグの中には古い Rollei 35S カメラが(笑)。

レンズは定評の Rollei Sonar 40mm/ F2.8 コンパクトなのに明るいです。
以前は Tessar レンズの Rollei 35 しか使ったことがなく「いつかは Sonnar 」と思っていました。
色の表現が Tessar レンズより 1 色多いと言われています。
レンズに赤い字で " Rollei HFT " と誇らしげです。( レンズのコーティング )

Rollei 35 式カメラで撮るには「儀式」があります。
1 沈銅のレンズを引き出して回転固定する。
2 シャッター速度を決定して合わせる。
3 内蔵の露出計を見ながら絞りを合わせる。
4 目視式(笑)距離計で距離 ( ピント ) を合わせる。
5 ここでやっとファインダーで構図を決める。
6 シャッターを押す。
7 フィルムを巻く。
※ 最初にフィルムを巻き上げるのではなく、写真を撮った後にフィルムを巻くのが特徴です。

撮りたい時にすぐに撮れなくて、事前に予測して準備しておいて、タイミングを捉える、なんか Collins 51S-1 の受信に近い感じです。

色々と特徴がありすぎて紙面では書き切れませんが、写りがよい(ハズ)、コンパクトに尽きます。
Rollei 35 は 1967 年に誕生しましたので、このカメラも古いですね。
[ Rollei 35S は 1974年以降の生産。]
当時の庶民の生活から、かけ離れた値段だったようです。
ドイツらしい機械式精密カメラです。

今でも熱狂的な Rollei 35 ファンが精力的に Rollei 愛好会の活動をされているようです。

Collins Mechanical Filter 特性 その1 (2009年06月08日)

2009年06月08日 17時18分11秒 | Collins 51S-1
やっと入手した Collins 51S-1 用 6kHz AM Mechanical Filter 特性を計測してもらいました。
上のグラフ、素人なので、よく理解できませんが、専門家のご意見では、

「挿入損失 8dB 程度と良好、
キレも極自然で -60dB での巾は 11.88kHz,
とてもよい Filter. 」

という評価を戴きました。一安心です。
早く聴きたいなあ.....。
週末には Weblog で試聴報告できればいいのですが。

と、仕事に戻ります。
外は大雨の予感! ヒンヤリ暗くなってきました。

パソコン・メモリー (2009年06月07日)

2009年06月07日 11時10分41秒 | Weblog
家族用 iBOOK G4 を久しぶりに使ってみて、動きが大変遅くなっていることに気づきました。
アプリケーションの Up Date だけは頻繁に行っているのですが、長時間使ってみると、遅くてかないません。
長い時間使うほどに仮想メモリー ( 用語が古い? ) で HD が頑張っているようです。
調べてみるとメモリーが 256MB しかありません。
( 256MB しか...という表現が気になるところです。)
遅すぎて、寝て.....しまいそうです。
先ほど、この iBOOK G4, 1.1GHz にメモリー 512MB を増設して 768MB としました。

16年前、初めて買ったデスクトップ・パソコンの標準搭載メモリーが 8MB でした。
ワープロのアプリケーションの容量もフロッピー1枚だけ。
それでも快適にサクサク動いていました。

現在、自分で使っているパソコン MACBOOK も最近 2GB Dual メモリーに変えました。
買った時だけサクサク動いて、だんだんと遅くなる......パソコン、ウーーン。

BlackBird (2009年06月06日)

2009年06月06日 08時37分43秒 | Weblog

久しぶりに PowerBook 550c ( 俗称 BlackBird ) の取り出して ON にしてみました。
これは 14 年前のラップトップです。当時の性能としては凄かったです。
Sony がハードウェアーを設計した?という噂も流れましたが真実は分かりません。
それでも当時 ラップトップ 界の " Ferrari. " と言われました。私が言った訳ではありません(笑)。

・32,768色 10.4インチのアクティブ・マトリックス方式カラー液晶。
・CD と同等の高品質16ビットステレオサウンド。
・バッテリーは2個搭載、それでも 3.1kg で 6時間駆動。

この当時、ラップトップはまだまだモノクロ液晶が全盛時代に、カラー液晶しかも 10.4 インチは衝撃でした。東芝製の最新型液晶でした。
PowerBook 550c の最後の Suffix である " C " はカラーを示しています。
ステレオサウンドで Speaker も 2個付いていると言っても、本物を見るまで信じてもらえない時代でした。。
確か本体だけで 55 万円程度でした。
購入当時の CPU ( キーボード上の基盤 )は Motorola 68040 です。懐かしい.....。
この Motorola 68040 の CPU ( MPU? ) に憧れて買ったのですが、後に 米国から Power PC 603e を仕入れて交換しました。
当初のメモリーは 4MB+8MB, 後から 4MB に36MB を追加して 40MB にしています。
36MB メモリーだけで 20万円前後でしたね。今では考えられません。
HD も 750MB を 4GB へ交換。
モデムは後付け Global Village GlobalFax 2.5.5 でした。

当時、開けてみて、中身のパーツのほとんどが Made in Japan であることに誇りに思ったものです。

いったいこの PowerBook 550c にはいくらお金をかけたのでしょう?
毎日この PowerBook 550c に、かかりっきりでした。

現在は、カメラ用乾燥庫 ( 常時湿度50% ) の特等席で余生をおくっています。

[ この金銭感覚から考えると BCL 機材は 10年前、20年前、いえ 50年前の機材でも現役で十分使えるので無駄な買い物では無い気がします。 ]