Vic's Weblog


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ヘッドホン・オーディオ

真空管式のヘッドホン・アンプ製作、第 1 話

2011年05月31日 03時55分56秒 | オーディオ

折角、木製のヘッドホンを買ったので、ヘッドホン専用のアンプを製作します。

木製のヘッドホンなら、真空管式のアンプがお似合いかと .....



↑ この真空管は Collins 51S-1 でも使用されている GE 製の高信頼管 5670W です。

ふっくらしていて可愛い体型です。

出力は 200mW × 2, 真空管も可愛いですが、出力もそれに似合っています。

双三極管なので、それぞれの中に2つの真空管が入っています。

二球ですが、四球式と見栄を張りたいところです。




↑ 出力トランスと電源トランスは、こんな感じです。↑



↑ 一部ですが部品です。↑

ヒーターはブリッジ整流の直流点火です。
しかも ヒーター電源のリップルを減らすための電解コンデンサが 6,800 μF と大容量です。
ヘッドホンで聴くのでハムは御法度なのでしょう。

キットなので勢い良く製作すると楽しい時間があっと言う間に終わるので、時間をかけて造ります。

いえ、はい、暇なので、じっくり造ります。

 

Collins 51S-1, GE 5670W の記事


木製のヘッドホン ATH-W1000X

2011年05月29日 03時30分06秒 | オーディオ

家電量販店でヘッドホンの聴き比べをしました。

これはいい音!と思ったのは、ブラック・チェリーの無垢削り出し、

↓ このヘッドホンです。何といっても国産品。

↑ 削り出しにしては、とても軽量です。分かりにくいですが、四角い スリット が見えます。

これは改修された タイプ だそうです。

ジャックも木製のスリーブ ↓ です。

こういう手造りっぽい商品に弱い私は衝動買いしました。

 

アンプは?何に繋ぐのか?という疑問?

専用アンプは高価なので、手も足も出ないというのが正直なところ。

仕方ない、自作するか~

と言いながら、本心はヘッドホン・アンプの製作が目的だったりします。


自作ループ・アンテナ始動、その 1

2011年05月28日 06時51分01秒 | 自作 ML Antenna

巧くいくかな?

超高性能・広帯域増幅器

今流行の低利得 タイプ

 

恥ずかしいので成功するまで アンプ の詳細は聞かないでくださいませ。



入力は、いきなり トロイダル・コア の トランス です。

出口も トロイダル・コア の トランス です。


WSM PCL の アンプ 部分だけを入れ替えてみる予定です。

机の中の材料だけで作る予定だったけど、やはり不足の部品があります。
完成までには来週までかかりそうです。

 

「 なんちゃって ループ 」 になりそうな予感!

 

※ 真空管式 アンプ では知らない人はいない 「 佐久間駿 」 氏がいらっしゃいます。

彼の設計製作される アンプ は カップリング・コンデンサー を使わず、

接続は全て高額な TAMURA 製の特注?トランス です。

ふと回路の共通点を思い出しました。

↓ 佐久間駿氏設計の真空管 アンプ の回路図の例 ↓

http://www10.big.or.jp/~dh/work/87082.html

ここまで贅肉を落としたシンプルな回路は凄い!と思います。


しみる言葉

2011年05月26日 05時32分38秒 | Weblog

高校生の時以来、かなり久しぶりに大河ドラマにハマっています。

江 ( ごう ) 演じる上野 樹里の演技が素晴らしいです。

本能寺の変も過去となり、もう織田信長は見れませんが、織田信長と江の会話に惹かれてしまった私です。

 

田渕久美子氏の小説上の会話でしょうけど、

場面場面に「 しみる言葉 」 が出てきます。

織田信長 が 江 ( ごう ) に対して、

「 江、己を信じて生きろ ( 信念に生きよ! )

とか千利休の、

「 無理 は人が作りし言葉 」

こっちも、身にしみる言葉です。

 

 「 人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け 」

これはあまりに有名です。

そろそろ新しい人生の方向変換の時期かな~、と思う今日このごろです。


携帯 ΔLOOP7 で屋外 BCL.

2011年05月25日 18時04分17秒 | ΔLOOP7

3年半ほど前に 携帯 ΔLOOP7 を製作しました。

この携帯 ΔLOOP7 は都心のビルの谷間で生活した時、使った事があります。

キャンプやモビで使いたいと思いながら3年間、ほぼ机の中に埋もれていました。

近所の BCL 公園へ持って行き、どんな感じなのか?検証を行ってみました。

 

↓ 木にエレメントとアンプ部を吊るしたところです。

アンテナが小型 ( 直径 35 cm, 2 Turn ) なのでオリジナル ( 直径 100 cm, 1 Turn ) より少しゲインが小さいです。

ですが ΔLOOP7 差動アンプはハイ・ゲイン 2SK439 仕様なので ラジオ側の ATT は LOCAL で十分です。

 

↓ ちょっと離れた椅子に同調箱兼電源部の設置

Grundig G3 とのペア、いい感じです。

ポーダブル・ラジオの場合、非同調型 Active Antenna との組み合わせは混変調を起こし易いので ΔLOOP7 のような同調型 Active Antenna が向いていると思います。

今回は検証のみ、 磁界から 次回から Dx に挑戦してみます。

Dx ? 口先だけは何とでも ...

 

※  電源は ↑ の ミッキー弁当箱の中にあり、 ニッケル水素 006P 充電タイプを2個直列 ...

 8.4 V × 2個 = 16.8 V, これをレギュレータ IC で 12 V へ下げて安定化して供給しています。

 

 


HAYABUSA はやぶさ

2011年05月22日 18時37分38秒 | Weblog

感涙の映画 「 HAYABUSA はやぶさ 」 を見てきました。

横で見ていた妻は始まって半分頃から涙を流し、

私も最後は涙が止まりませんでした。

HAYABUSA., 機械とは思えない、人間以上に人間らしい生き様、

HAYABUSA., 人間以上の生命力と使命感に満ちた行動、

HAYABUSA., その最後は .....

 

こんな素晴らしいハヤブサを産んだ技術陣に、日本人として誇りを持ちました。

ハヤブサに生き様を教えてもらいました。

HAYABUSA., ありがとう!

 

↓ ハヤブサが地球へ帰還して最後に撮った画像 ↓

 

※ このハヤブサの命名の語源となったのは、戦闘機「 隼 」です。

 「 隼 」を設計されたのは、 糸川英夫氏  です。 

 探査した小惑星 " ITOKAWA " は、糸川氏の名前にちなんで命名されたとか。

糸川英夫氏は「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれる。

糸川氏は、日本BCL連盟の会長、「 月刊短波 」の発行人も歴任されたそうです。


大量のフェライト・コア

2011年05月21日 08時19分22秒 | BCL周辺機器/雑音対策
大量の TDK 製フェライト・コアを手に入れました。



これだけ使い切れるか?
それ以前に、使い方が分からない。

仕方なく遊びで ↓ こんなことをしてみました。
( ΔLOOP7 に付いたではありません、エレメントに直付けしたフェライトコア )
凄い!
小さなフェライトコア1個だけで、
こんな劇的な変化があるとは!
お遊びの内容は後日 ...

( 翌日の追加記事 )
上手く説明できないのですが、グラフにするとこんなイメージです。

赤実線 がΔLOOP7オリジナル、青実線 がフェライト・コアを付けた様子

ΔLOOP7 の高い Q が押しつぶされました。
ノイズ・フロアーもかなり下がりました。
同調点が高い方へ移動しました。
増幅なしの非同調アンテナのイメージに近いです。
理論的には至極当然のことなのだと思います。

ちなみに 非同調の WSM Loop のエレメントに付けても、
ほとんど変化は感じませんでした。

BCL では使えないでしょうけど、
研究課題が増えまし

DRAKE R8B の印象

2011年05月20日 05時09分00秒 | Drake R8B

↑ Front End にある 9 Pole BPF ( Band Pass Filter ) 群 ... 水色の木々 ↑

※ 取説には 8 Pole と書いてあり、回路図は 9 Pole, 回路図を正解としましょう。

R8B を使い始めてからまだ日が浅いですが、印象を書いてみます。

 

長所;

1 S-AM は上等、また片側の側波帯選択による S-AM は混信除去の切れが良く音も良い。

2 長波帯の混変調が非常に少ない。※1

3 LC Filter の肩特性が良い。IF を 50kHz まで下げた成果? ※2

4 1,000 ch のメモリー ※3

 

短所; 

1 SSB の復調、音があまり良くない? PBS ( ← 間違い PASSBAND OFFSET のこと ) の微調整不足

  という基本的な操作ミスでした。

  しかし USB / LSB が混ざる?AFRTS USB 放送が LSB でも聴こえる、ちょっと原因不明 ※4

  どうも Wide Filterだけの現象のようです。SSB 用 2.3kHz / 1.8kHz Filter では問題なし。

2 ゴム製の押しボタンが押し難い、クルクル・ダイアルがプラスチック製で玩具っぽく、回転が軽過ぎる。

3 電源を遮断 ( 電源の元を OFF ) にすると時計がリセットされて、

  毎回 " PWRLOS " ( Power Lost の意味 )  という嫌な表示が出る。※5

 

以下は短所には入りませんが、気に入らない点 ;

1 周波数の精度と安定度に問題は感じないが TCXO が無い。

2 金属製ケースの造りが薄く安っぽい。※6

 

※ 以下注釈

※1 R8B の回路図を見ると Front End にある 9 Pole BPF の内、

  長波用に 10kHz ~ 500kHz 専用 BPF が割り当てられています。

  の効果が大きいのでしょう ( 一番上の画像 )。

※2 切れの良さは R30A のメカフィルと同等!

※3 メモリーに青木 OM の周波数帳で中南米全部の周波数を入れても、まだ 2/3 余る。

※4 SSB は IC-R75 ( Option TCXO と SSB 3.3kHz Filter の組み合わせ ) が優秀であると、

  再認識しました。

※5 スイッチをオフでも結構な電気を消費し多少の熱を持つ、

  節電のため使わないときは電源を元から絶つようにしています。

  電源の元を切ると時計はリセットされるが、周波数などのメモリーは消えないで残る。

※6 戦車のようにガッチリした R30A との比較。


R8B 全般としては、良い受信機だと思います。

噂通り 「 音が良い! 」

でも、音の良さだけで比較したら PALSTAR R30A / SE-3 と同じか、

または受信の場面によっては、少しだけ R30A / SE-3 の音の方が良い感じがします。

( 好みの違いでしょう。)

いえいえ、音は ST 管ラジオ の方が遥かに良いです。( 笑 )

 

サーチには R8B を使って, じっくり聴くには R30A という感じで使っています。

( R30A と SE-3 の組み合わせは操作が面倒で時間が掛かるけど、じっくり操作するには面白いので。 )