最近手に入れた三菱 JEAGAM FIC-404 ですがタイマー ( 画像一番左 ) が固着して動きません。
タイマーを回した状態で動かなくなると、電源 ON - OFF が逆になります。
ネットで JEAGAM FIC-404 の記事をを探して読むと FIC-404 はタイマー不良が多いようです。
タイマー付ポーダブル・ラジオならタイマーを活用して電源入れっぱなしを防ぎたいものです。
使ったことはありませんが「 お休み寝ラジオ 」にもタイマーは活躍するはずです。
気合いで荒療治を行いました。
右へ一杯 ( 60 分 ) へ回してから強制的に元 ( ゼロ ) へ戻すことを数回、繰り返してタイマーが動くようになりました。
( 特に元に戻すのにかなりの力が必要なので勇気が要りました。 )
理想的なラジオの修理とは、かけ離れた方法でした。
タイマー機構自体は透明なプラスチックのケースに入っていて、錆などもなさそうなので、敢えて挑戦しました。
その後、何回もタイマーを使っていますが、ちゃんと動くようになりました。
JEAGAM FIC-404 ..... スッキリしたデザインで卓上に馴染んでいます。
※ 同じような症状がある筐体をお持ちの方、壊れても保証致しません.....
掃除のために開けてみたら、興味深いパーツが組み込まれていました。
長波のフェライト・バー・アンテナです。
はい、分解したのは「 電波時計 」です。
最新の ( 目覚まし ) 時計でも、昔ながらのフェライト・バー・アンテナで電波を受信しているんですね。
昔 5MHz, 10MHz などの短波 JJY を受信していた時代が懐かしいです。
( 短波 JJY は 2001年3月31日に廃止 )
※ 現在の JJY 標準周波数局は、福島県大鷹鳥谷山 ( 40kHz 50kW ),
南は福岡県と佐賀県との県境に位置する羽金山 ( 60kHz 50kW )
から送信されています。[ Wikipedia ]
「 三菱 JEAGAM FIC-404 」を見れば、肝付兼太の NSB「 ハロー・ジーガム 」 BCL 番組を思い出します。
目立たない「 作業場の据え置きラジオ 」という感じです。
しかし回路はダブル・スーパー・ヘテロダイン、しかも BFO 付き。
「 羊の皮を被ったオオカミ 」とでも申しましょうか。
この FIC-404 のようなすっきりしたデザイン、実用的な雰囲気があります。
中を開けてみると、お金をかけていることが感じ取れます。
たとえば、大きなタイプの通信機用?ヴォリューム、機能的なバンド・セレクター機構。
横型でもポップ・アップ式のロッド・アンテナ。
フィルム式ダイアルは上部にあるので使い難いですが、視差がとても少なく、かなり拡大してあり、遊びはほとんどありません。
何気ないヴォリュームのツマミはプラスチックですが、ツマミの裏側取り付け部分は金属です。( 通信機用ヴォリューム形状のため? )
頻繁に取り外すことはないツマミですが、金属の方が耐久性があり、抜け難くなります。
また整備性が良いように裏蓋の外部接続のアンテナ端子や電池からの配線は、ハンダ直付けではなくピン接続です。
フェライト・バー・アンテナには中波だけなく短波のコイルも奇麗に巻いてあります。
こんなに長くて、しっかりしたフェライト・バー・アンテナは見たことがありません。
このラジオが横長な理由はフェライト・バー・アンテナを基準にデザインしたためかも?しれません。
アンテナに投資することは正解でしょう。
まずい、ポーダブル・ラジオが、どんどん増え、置き場が ..... 無い。
と思います。
逆に Passive Antenna ってどうだったかな?と思い返すこともあります。
我が家のベランダは屋根の庇が長く延びているせいか?ベランダ設置 303WA-2 だと Gain が小さく厳しいことが多いです。
改造して水平 ( 建物に垂直外側 ) に出してみました。( 上の画像のように赤い方向へエレメントへ曲げた。 )
中波なら 10dB 以上の効果がありました。( IC-R75 で計測 )
5020kHz Solomon Islands BC でも比較してみました。
( ALA1530S+ と 303WA-2 の比較 )
ALA1530S+ は Active Antenna なので Gain は大きいですが、303WA-2 で IC-R75 内蔵の P-AMP を使えば Gain に遜色はありません。
現時点の聴覚では、多少 Noisy ではありますが、想像ほど劣るようには思えません。
早速 「 癒しの コリン's 51S-1 」へ 改造した 303WA-2 を直結しました。
これはいけそうです。
303WA-2 にプリ・セレクターとプリ・アンプ経由 51S-1 へつなげたら ( 仮定 ) Dx も期待できそうな予感!
303WA-2 純正のエレメントを曲げるのはもったいないので自作のエレミントへ交換し水平に出しました。
ApexRadio の 303WA-2 は Vertical Antenna ではなく Horizontal Antenna になりました。
※ 他の RRI なども聴いてみました。ALA1530S+ と比較した結果なんとか 303WA-2 でも対抗できそうです。
ならば、プリアンプ・プリセレクターの選定という楽しい作業が待ち構えています。どれにしよう?
まずは予算の獲得から.....
と言っても、少し古い情報になります。
久しぶりに聞きました。
「 太鼓 」の音がなんともいえません。
以前とほぼ同じ周波数 9704.99kHz で受信です。
この前後の周波数は、
9704.18kHz R.Ethiopia
9704.99kHz Radiodiffusion Televison du Niger ( ORTN )
があります。
上の2つの周波数はかなり近いのでそれぞれ LSB/USB で切り替えると奇麗に分離できます。
2年ほど前に書いた記事 → この2つの周波数の混信の分離画像 の方法を使って IC-R75 受信状況をパソコンで見ています。
これは PERSEUS を買えない貧乏人の抵抗でもあります。(笑)
画像は円形に配置された鉄塔のアンテナ施設です。
北側には Niger の Diori Hamani 国際空港があります。
02 11.2E, 13 28.5N
ここからの送信かな?
Data.....
Stn ; Radiodiffusion Televison du Niger ( ORTN )
Freq ; 9704.99kHz/ USB
Lang ; French 他、たぶん。
SINPO=25442
Time ; 0520 JST
Date ; 18. Apr. 2010
Antenna ; ΔLOOP7
Receiver ; ICOM IC-R75
Received in.... Chiba JAPAN
米国では、あの話題作「 アバター 」を抜いて1位になったとか。
「 謎解き映画 」というより「 重い.....重い映画 」でした。
それ以上書けません.....
★ 広帯域受信機 VR-500, VR-5000 製造終了です ★
まだ バーテックス・スタンダード WEBサイト に製造終了の情報は無いようです。
私の場合 BCL 再開のために最初に購入したのが VR-500 でした。( 短波しか聴かないのに? )
VR-500 のカタログのよると、
「 優れた SSB 技術を誇る八重洲無線の最新テクノロジーを凝縮しコンパクトにまとめたハンディタイプのレシーバー VR-500 です。」
と書いてあります。
最近 VR-500 に Narrow AM 4kHz IF Filter を装備 してから、出張には毎回持参しています。
受信機が次々と製造終了.....寂しい限りです。
※ さて、話は変わって「 八重洲 」の語源は...
夕方 NHK第1の「 つながるラジオ」を聴いていたら「 八重洲 」の語源はオランダ人の名前と言っていました。
「 八重洲の地名は、この地に住んでいたオランダ人 ヤン=ヨーステン・ファン・ローデンスタイン( Jan Joosten van Lodensteyn )の和名「耶楊子(やようす)」に由来する。彼は、江戸時代に日本に漂着し、後に徳川家康の国際情勢顧問や通訳として活躍し、家康からこの地に邸を与えられた。」
[ Wikipedia ]
太平洋に浮かぶ珊瑚礁の小さな島国。
アホウドリの糞の堆積によってできたリン鉱石の生産でお金持ちでした。( 過去形 )
20 世紀末にリン鉱石が枯渇し、現在は深刻な経済破綻に見舞われています。
ナウル共和国が、お金持ちの時代 ( 私が子供の頃 )、ナウル共和国から鹿児島空港へ定期便が飛んで来ていました。
Air Nauru の Boeing 727 です。
前日の記事 Air Niugini の Port Moresby - 鹿児島空港定期便で思い出しました。
残念ながら小さな島国なので短波放送局はないようです。
3315kHz Radio Manus が良好です。
Papua New Guinea の、とても小さな Manus 島からの放送です。
話題は BCL から Papua New Guinea へ変わって、
子供の頃、鹿児島に住んでいましたが Papua New Guinea の Port Moresby から鹿児島空港へ定期便がが飛んで来ていた時期がありました。
Air Niugini の Boeing 707 という スマート な飛行機 でした。
( 参考 ) ↓ の画像は後日 2012 年 12 月に オーストラリア で私が撮影した最新の機体 Boeing 767 です。
当時、あまりに カッコ いいので、何回も鹿児島空港の展望 デッキ まで見に行きました。
上の画像 ( 国旗 ) のように奇麗な「 赤飾風鳥 (アカカザリフウチョウ ) 」と「 南十字星 」を描いた デザイン に憧れ、いつか Papua New Guinea へ行ってみたいと思っていました。
※ 赤・黒・黄の組み合わせは、1918 年まで Papua New Guinea を占領した ドイツ 帝国の旗の色だそうです。
Data.....
Stn ; Radio Manus, Papua New Guinea.
Freq ; 3315kHz/ AM.
Lang ; Pidgin.
SINPO=34443.
Time ; 2210 JST.
Date ; 06. Mar. 2010.
Antenna ; ΔLOOP7.
Receiver ; ICOM IC-R75.
Received in.... Chiba JAPAN.
使用されている IC とトランジスタは以下です。
( HIROKI さん から戴いた資料から拾い出し。HIROKI さん、資料ありがとうございます。)
CX-025E ( IC ) × 1
2SK42 × 1
2SC710 × 9
2SC633A × 4
2SC1429 × 2
特に 9 個 使用されている 2SC710 には不良が起きている例が多いようです。
幸いにも私の ICF-5800 は問題ありませんが、将来の故障に備えてトランジスタを入手しました。
SONY 製 2SC710 は製造終了品、代替として 2SC1675 も使えるようです。
2SC710 大量の故障原因はトランジスタの耐久性の問題ではなく、
「 製造当時のフラックス?か何か?使用された薬品が原因で腐食が進むのであろう。 」
ということらしいです。
( ICF-5800 解体新書より抜粋 )
仕入れたのは 2 台分の...
2SC1675 ( 2SC710 代替 ) × 20 個
2SC633A × 10 個