joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

『カナダ・ロイヤル・ウィニペグ・バレエ「魔笛」』

2007年06月07日 | バレエ



先日NHKで『カナダ・ロイヤル・ウィニペグ・バレエ「魔笛」』を見ました。モーツァルトのオペラ「魔笛」を、あらすじを拝借して衣装などは1960年代のアメリカ若者文化風にしたものです。

舞台ではなく、セットの中でダンサーは踊っています。当然、一発撮りではなく、テレビ放送用に何度も撮り直して後で編集されているのでしょう。

私はバレエ鑑賞自体がまだまだ素人ですが、やはりカナダのバレエ団ということからか、あるいは衣装がそうだからか、踊る人たちの醸し出す雰囲気がヨーロッパのバレエ団とは違いますね。顔つきもヨーロッパのダンサーとは違っているし、だからこそ現代風に衣装やセットをアレンジしたこのバレエも、踊り手たちととても合っている。ジーンズを履いているダンサーが踊る姿というのも、なかなかカッコイイ。

例えば日本人が古典的なバレエの衣装を着て踊っていると、見ている側はどこかで「やっぱり日本人にはバレエは似合わないかなぁ」という想いがよぎりそうです。しかし、もし衣装を現代風に変えると、それも無理にアメリカン風なものではなく、現代的な日本のファッションに身を包むと、その上で振り付けはクラシックバレエから借用しても、意外とフィットするのかもしれない。

このウィニペグバレエ団の振り付けも、それほどクラシックバレエとかけ離れているようには感じませんでした。それでも、衣装が現代的になるだけで、バレエ=ヨーロッパという図式とはまた異なるバレエを見せてもらった感じです。

なかなか面白かったです。

絵本 『ふたりの雪だるま』 M・B・ゴフスタイン

2007年06月07日 | 絵本・写真集・画集
M・B・ゴフスタインの絵本『ふたりの雪だるま』を見ました。

私が今まで読んだゴフスタインの絵本はすべて1970年ごろに書かれたものなのですが、この絵本は1985年に書かれています。それだからか、画風がかなり変化しています。あとがきには、美術学校でデザインを教えていた彼女が、学生と一緒に新しい手法を試みていたとのこと。

彼女の絵本作品の変遷は分かりませんが、この絵本は他の彼女のものとは少し違う。他の絵本のように、彼女が何かを感じて描いたというより、もっとリラックスした雰囲気が漂っています。

誰もが感じやすいことを、描いています。


ふたりの雪だるま

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