淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「パリスマッチ」8枚目になるニュー・アルバム「Passion8」を聴く。

2009年07月31日 | Weblog
 とりあえず夏である。
 まだまだ本来の真夏の熱狂は感じられないけれど、今日(7月31日)は久しぶりに夏らしい天候に恵まれ、昼休み、海の望む「青い海公園」のベンチに寝そべって、青い空と白い雲と輝く太陽を仰いでいた。

 とても気持ちよかった。
 海と空が、きらきらと光り輝いていた。
 このまま時間が止まってくれたら、なんて幸せなんだろう。そんなことをふと思った。

 やはり、夏には夏に聴くアルバムというものが存在する。
 1年4ヵ月ぶりにオリジナルアルバムを出した、「パリスマッチ」の醸し出す音もまた、夏の香りがプンプン漂っている。

 今作は、全12曲。
 いつものように、ジャズ、ヴォサノヴァ、ソウル、ラテン、ロックなど、様々なジャンルの音を、自分たちの好きなようにアレンジして、都会的で洗練された音楽を提示している。

 僕がこの「Passion8」で特に気に入った曲は、2曲目の「プラネタリアム・シンドローム」、3曲目の「ヨコハマ・シティ」、それから6曲目の「タイムシェイド」。

 「パリスマッチ」の魅力は、なんといってもミズノマリの、ちょっと倦怠的な大人の女っぽいハスキーな声と、ソフィスティケートされてメロディアスでオッシャレーな楽曲との融和にある。

 楽曲自体がよくて、そこに都会の華やかさやアンニュイな恋愛模様が映し出されてこそ、「パリスマッチ」は輝く。
 その点、この「プラネタリアム・シンドローム」、「ヨコハマ・シティ」、「タイムシェイド」は、その条件をすべて満たしているといっていい。
 なので、何度も何度も、これら3曲だけを連日連夜聴いている。

 つまり、はっきり言えば、今回の「Passion8」、その他の楽曲がイマイチよくないのである。とても残念なことに・・・。
 もちろん、基準点は楽々クリアしているのだけれど、何度も繰り返して聴きたくなるような、素晴らしい曲が少ないのである。
 1年4ヵ月ぶりにオリジナルアルバムなんだから、もう少し曲を練り上げて欲しかった。

 ミズノマリのソロアルバムも、何かもう一つピンとこなかったしなあ。どうしたんだろう、「パリスマッチ」。
 こんな貴重なデュオ、今の日本の音楽シーンで中々いないと思っている。
 だから、ほんと頑張って欲しい。こういう都会的な音楽を奏でる人たち、いないもん。
 いや、ほんと。



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