淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「ほんの6時間だけの東京」

2009年07月30日 | Weblog
 毎日のように雨が降っている。
 ほとんど梅雨のない、こんな本州最北端の県庁所在地では珍しい現象だ。
 この街は、梅雨明け宣言がなされないまま、夏を迎えてしまうのだろうか。暑い夏が愛しい。

 仕事場が市内に2ヶ所あるというのも、中々不便なものだ。
 朝、ひとつの庁舎(そこがメインの執務室であるのだけれど)に出勤し、午後からもう1ヵ所(本丸)で執務するのも結構疲れる。
 そういう日々が連日続いているのだが、そこにこの降りしきる雨。自転車で行き来しているから、びしょ濡れになってしまう。

 今日は、東京出張。
 明日、どうしても出席しなければならない会議が入っているので、東京に泊まらずに日帰り出張と相成った。

 朝の6時に、眠い目を擦りながら起床。
 食欲がまったくないけれど、無理やりパンと珈琲を詰め込み、青森駅まで自転車を漕ぐ。何か、毎月毎月、東京に行っているような気がしてきた。

 列車に乗って八戸まで。
 朝靄が近くの山並みを這うように登ってゆく。まるで狼煙のようだ。
 三沢を過ぎた辺りで雨になる。
 八戸から新幹線に乗って東京を目指す。

 読売、毎日、朝日、日経を読み、あとは爆睡。久しぶりだ、車内でぐっすり寝込んでしまうなんて。
 盛岡を過ぎ、仙台。
 栃木県に入った頃には、日差しが差して来る。

 午前11時過ぎに東京駅に到着。
 新幹線から出た瞬間、物凄い熱風が飛び込んで来た。
 暑い!
 完全に真夏モード。天気もいい。

 この余りもの気温の落差に、体がついていかない。
 霞ヶ関のK省まで、炎天下の中、ゆっくり歩く。
 二重橋を通って皇居を抜け、国会議事堂を横目に、ひたすら緩い坂を登った。
 物凄い汗。猛烈な太陽の光。東京って、昨日まで梅雨状態じゃなかったっけ?

 重いテーマの打ち合わせ。
 それを終え、省内の関係部局を回る。
 すべてを終了し、今度は日比谷公園から帝国ホテルを横切り、銀座に出るコース。
 暑い! 喉が渇く。真っ白なシャツがびしょ濡れだ。

 新幹線まで、まだ若干の時間があったので、秋葉原に寄って、そのまま東京駅。
 東京の滞在時間、何と、たったの6時間!

 帰りの新幹線も、ひたすら眠る。
 八戸駅から函館行きの列車に乗って、車窓から夜の風景を眺めた。
 浅虫温泉駅に着き、陸奥湾内を望むと、ぽっかりと半月が西の夜空に浮かんでいた。
 綺麗な月だ。

 青森市内が見えて来た。
 また帰って来たね、この街に・・・。




この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 浜田省吾の楽曲を女性シンガ... | トップ | 「パリスマッチ」8枚目にな... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事