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韓国の俳優、マ・ドンソクが大好きだ。
彼が主演した映画や、主演はしていないものの脇役にまわった映画も含め、日本で封切られた映画はほとんど観ている。
とにかく巨体で、しかも一見強面の風貌をしているけれど、時々スクリーンで見せる笑顔がまた何とも言えずにいい味を醸し出すのだ。
今年の冬に公開された「犯罪都市 NO WAY OUT」は残念にも見逃してしまったけれど、早く配信されないかとこちらも今から心待ちにしている。
この映画、日本からは青木崇高(狂暴な悪役らしい)とヤクザの親分役として國村隼が出ているということなので、とにかく観たい。
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また、マ・ドンソクは、「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台にした、長きにわたって人類を守ってきた超能力者たちが世界の危機に立ち向かう姿が描いた「エターナルズ」というハリウッド映画にも出演している。
ただこの映画、「ノマドランド」でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオが監督したということで、大いに期待して観たのだけれど、内容は間延びしていてちょっとイマイチだった。
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それから、北朝鮮と中国の国境付近に位置する火山・白頭山で、観測史上最大の噴火が発生したことから起こる大パニックを描いた、イ・ビョンホンとハ・ジョンウ共演のディザスターパニックアクション映画、「白頭山(ペクトゥサン)大噴火」。
ここではマ・ドンソク、ゲスト共演者の扱いではあったけれど、映画自体も面白く、彼がスクリーンに登場しただけで盛り上がるのだ。さすがである。
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とにかくこの韓国で大人気の俳優は、映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」で大きくブレイクし、その後、熱血漢溢れる刑事役や、それとは真逆のヤクザ役、高校の熱血教師にスポーツマンと、色んな役をこなし続けてきた。
そして演じるどの役も、マ・ドンソクそのものであり、それ以上でもそれ以下でもない。
それって別な言い方をすれば「ワンパターン」ということになるのだろうが、いつ観てもそこにマ・ドンソクとしての類まれなる存在感が漂っていて、それが彼の一番の魅力になっているのだ。
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昨日、数年前に「シネマ・ディクト」で上映していた映画で、当時観に行けなかった、彼が主演した「守護教師」(2018年)という映画を、やっと「ネットフリックス」で観ることが出来た。
女子高生失踪事件に挑む、かつてボクシングのチャンピオンである熱血教師という役だった。
映画的にいって、素晴らしい傑作とかアクション映画の佳作だとか、そういう映画ではなかったけれど、マ・ドンソクがいつものアクションでいつものパフォーマンスを演じていると、なぜか最後まで安心して映画を観ていられる。そこがいいのだ。
まるで「水戸黄門」だ。偉大なるワンパターンである。
好きだなあ、マ・ドンソク。