漫画が原作である。島本和彦がサンデーで連載していた漫画を映画化した。
それが「逆境ナイン」。
配役も濃い。主演の玉山鉄二も、藤岡弘も、そのほかの出演者も、判で押したような過剰演技。まるで昔の大映テレビの乗りである。
でもはっきり言って、この映画にはそこまで過剰に演ずるしか道はないようにも思える。
兎に角、「カンフー・ハッスル」ではないけれど、「ありえねー!」破天荒な作りに徹しているのである。
藤岡弘の熱血校長のもと、負けは絶対に許されない高校で野球部だけが連戦連敗を続けていて、廃部の危機に瀕している。
キャプテンの玉山鉄二は校長の前で「甲子園に必ず行ってみせる!」と豪語してしまい、やる気のないナインは猛練習に励むことを強いられる。
2時間の間、画面いっぱいに、叫び続ける男たちが何度も何度も大写しされ、漫画のような在り得ない展開が、これでもかこれでもかと描かれる。
でも、館内では、何度も笑いが湧き上がっていた。
そうなのだ。たかが、映画である。愉しんだもん勝ちなのだ。
観客は貪欲である。何せ自腹を切って映画を観るのである。面白がって払った分だけ楽しめたらそれでいいのである。
それもまたアリではないか?
ポジティブで在り続ける事。
その方が悲観主義で生き続けるより、本当は何倍ものエネルギーを要するのかも知れない。
楽しいことは正しい。それでいいんじゃない?
それが「逆境ナイン」。
配役も濃い。主演の玉山鉄二も、藤岡弘も、そのほかの出演者も、判で押したような過剰演技。まるで昔の大映テレビの乗りである。
でもはっきり言って、この映画にはそこまで過剰に演ずるしか道はないようにも思える。
兎に角、「カンフー・ハッスル」ではないけれど、「ありえねー!」破天荒な作りに徹しているのである。
藤岡弘の熱血校長のもと、負けは絶対に許されない高校で野球部だけが連戦連敗を続けていて、廃部の危機に瀕している。
キャプテンの玉山鉄二は校長の前で「甲子園に必ず行ってみせる!」と豪語してしまい、やる気のないナインは猛練習に励むことを強いられる。
2時間の間、画面いっぱいに、叫び続ける男たちが何度も何度も大写しされ、漫画のような在り得ない展開が、これでもかこれでもかと描かれる。
でも、館内では、何度も笑いが湧き上がっていた。
そうなのだ。たかが、映画である。愉しんだもん勝ちなのだ。
観客は貪欲である。何せ自腹を切って映画を観るのである。面白がって払った分だけ楽しめたらそれでいいのである。
それもまたアリではないか?
ポジティブで在り続ける事。
その方が悲観主義で生き続けるより、本当は何倍ものエネルギーを要するのかも知れない。
楽しいことは正しい。それでいいんじゃない?