大人になる。
恋をしたり別れたり、それから仕事で成功したり失敗したり。
たまには、とても疲れることがある。ふーっと一息入れて休みたい。何処か遠い所に旅をしたい。あるいはまた、誰かと二人でゆっくりと過ごしたい。
誰にでもある、本当の自分に戻る瞬間だ。
映画「サイドウェイ」は、アカデミー賞5部門にノミネートされた。そして、ゴールデン・グローブ賞の作品賞と脚本賞も受賞した。なんと全部で84の映画賞に輝いたのである。
監督は、ジャック・ニコルソンが主演した「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン。
主人公は、離婚のショックから立ち直れない中年男性。
何事にも消極的で、全てを悲観的に考える。小説家を目指しているが、中々出版にまで漕ぎ付けない。
友達がいる。大学時代からの親友で、一週間後に結婚を控えている。プレイボーイで、結婚するまでに、何とか他の女性とアバンチュールを愉しみたいと思っている。
そして二人は、ワイン三昧の旅をすることに決める。ちょっとお互いの思惑は違っているのだけれど・・・。
カルフォルニアの二人旅。
ワインへの薀蓄を語る。時にはユーモラスに。そして時には恋愛に絡めて。
実在のビンテージ物がたくさん登場する。
ワインのピノ・ノワールについての語りが素晴らしい。飲みたくなる。映画を観ながら、何回、喉がゴクンと鳴った事か・・・。
今月号の「ミュージック・マガジン」をペラペラと捲っていたら、評論家の今野雄二がこの映画に何と「満点」をつけていた。
うーん。そこまでではないけれど・・・。
後半、俄然面白くなる。
少し笑わせ、少しほろりとさせられ、そして胸が熱くなる。
「寄り道」をしたっていいじゃないか。人生、少し休んだっていいじゃないか。そんなふうに思えてくるのである。
ラストもいい。
でもそれは、実際映画館で味わっていただきたい。
そのあとに、二人で美味しいワインでも飲んだなら、この映画の良さは何倍にも膨らむことだろう。
恋をしたり別れたり、それから仕事で成功したり失敗したり。
たまには、とても疲れることがある。ふーっと一息入れて休みたい。何処か遠い所に旅をしたい。あるいはまた、誰かと二人でゆっくりと過ごしたい。
誰にでもある、本当の自分に戻る瞬間だ。
映画「サイドウェイ」は、アカデミー賞5部門にノミネートされた。そして、ゴールデン・グローブ賞の作品賞と脚本賞も受賞した。なんと全部で84の映画賞に輝いたのである。
監督は、ジャック・ニコルソンが主演した「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン。
主人公は、離婚のショックから立ち直れない中年男性。
何事にも消極的で、全てを悲観的に考える。小説家を目指しているが、中々出版にまで漕ぎ付けない。
友達がいる。大学時代からの親友で、一週間後に結婚を控えている。プレイボーイで、結婚するまでに、何とか他の女性とアバンチュールを愉しみたいと思っている。
そして二人は、ワイン三昧の旅をすることに決める。ちょっとお互いの思惑は違っているのだけれど・・・。
カルフォルニアの二人旅。
ワインへの薀蓄を語る。時にはユーモラスに。そして時には恋愛に絡めて。
実在のビンテージ物がたくさん登場する。
ワインのピノ・ノワールについての語りが素晴らしい。飲みたくなる。映画を観ながら、何回、喉がゴクンと鳴った事か・・・。
今月号の「ミュージック・マガジン」をペラペラと捲っていたら、評論家の今野雄二がこの映画に何と「満点」をつけていた。
うーん。そこまでではないけれど・・・。
後半、俄然面白くなる。
少し笑わせ、少しほろりとさせられ、そして胸が熱くなる。
「寄り道」をしたっていいじゃないか。人生、少し休んだっていいじゃないか。そんなふうに思えてくるのである。
ラストもいい。
でもそれは、実際映画館で味わっていただきたい。
そのあとに、二人で美味しいワインでも飲んだなら、この映画の良さは何倍にも膨らむことだろう。