淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「金曜日、夜、マーヴィン・ゲイ、伊集院静『美の巨人』、SIGHT24号」

2005年06月10日 | Weblog
 明日は雨らしい。それから明後日の前半も。
 雨の週末か・・・。
 と言う事は、ジョギングも無理だな。映画と音楽と本を読んでゆっくり過ごそう。
 仕事も残っているから、早朝に出勤してサクサクと片付けよう。いくら休日とはいえ、日中の仕事場の空気は、ただ吸うだけでも厭になるから。

 今日は金曜日。とても体が疲れてる。
 朝から、どうでもいいような案件を100倍ぐらいにまで膨らませた、ほんとに無益な仕事に走り回る。砂を食べているよう。実体のない幽霊と議論を繰り返しているよう。
 ここに、素晴らしい果実など一つもない。
 砂を齧(かじ)る。ガリガリ・・・ガリガリ・・・。むしゃむしゃ・・・。

 仕事を終えて、スイッチを切り替えた。ON!
 まずは「マーヴィン・ゲイ」。「LET’S GET IT ON」。スイート&セクシー。大体、この歌詞はもろ卑猥。でもとても美しい。
 伊集院静の「美の巨人」。その分厚い本のページをめくる。
 ゴヤ、ダリ、ミロ、ピカソ、スペインを巡る旅の本。この重くて大きな本は、ゆっくりと、そしてじっくりと読もう。
 曲は2曲目に。「PLEASE STAY」。
 これもソウルの名曲。甘い。切ない。
 愛こそすべてだね!
 
 珈琲を沸かそう。
 「SIGHT」の最新号をぺらぺらと。
 1975年の特集。表紙がまた懐かしい。ブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走」のジャケット写真。
 東京の板橋のアパートでよく聴いたっけ。何度も何度も聴いたっけ。
 あの頃、世界は僕中心に周っていて、想像する未来はいつも光り輝いていた。

 僕は今、少し窓を開け、コーヒーを啜りながらマーヴィン・ゲイのアルバムを聴いている。
 
 暗闇に包まれた外は初夏の鎧を纏い、そして僕は少しずつ老いてゆく・・・。
 

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