淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

映画「サハラ 死の砂漠を脱出せよ!」。これが全米ボックス・オフィス第1位?ちょっと信じられない。

2005年06月21日 | Weblog
 アメリカの全米ボックス・オフィスで初登場第1位に輝いた「サハラ 死の砂漠を脱出せよ!」。
 ところが、二週目からは失速、結局1億ドルには届かなかったのではないだろうか。
 映画そのものよりも、話題は、この映画で競演したマシュー・マコノヒーと、トム・クルーズの前の恋人ペネロペ・クルスとの熱愛だったというのも皮肉な話ではあるけれど・・・。
 
 原作はクライヴ・カッスラーの冒険小説「死のサハラを脱出せよ!」。
 この小説は全世界で大ベストセラーを記録したものだが、そこはやはり、原作がよくても映画も素晴らしいとは限らない。
 兎に角、前半の30分、何のアクションシーンもなく、淡々と進む。
 まあ別にそれは構わない。それなりの緊張感と伏線がありさえすれば・・・。
 ただ、観客は、この映画、アドベンチャーとかジェットコースター的展開を求めて観に来ているのである。
 実際、前に陣取っていた若いアンチャン二人組、途中で痺れを切らしたのか、席を立って最後まで戻ってこなかった。
 ようやく、後半からアクションシーンの連続とはなる。
 ても、話そのものも平坦で、特にひねりを効かせたものでもなく、環境問題とかアフリカの独裁政治体制とかを散りばめ、それなりに工夫をしているのは解るのだが、何となくチグハグに最後まで進んでしまう。
 全体の流れも明るく肯定的に描かれていて、どちらかと言えばスカッと爽やか系統アクション映画なのだが、余りにも濃淡が有り過ぎた。
 
 お宝探しとサハラ砂漠という小道具は揃っているのに、それを使い切ることが出来なかった、脚本と監督の責任ですね。はい。
 

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