おかんのネタ帳

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楢山節考

2018-08-07 23:13:32 | 演劇・舞台
近江高、勝ちましたね~!
なんと、4本の矢で!!
春の準優勝高に勝ちました!

そんな時に、今日は彦根に行ってました。
近江高のすぐそば、演劇鑑賞会の事務所ですけどね。

今月に上演されるひこね演劇鑑賞会の例会で、
劇団1980(通称ハチマル)の舞台「素劇 楢山節考」が上演されます。
今回の舞台を担当しているので(年に1回ですけど)
みんなで勉強会とか、いろいろやってます。
今日は、会議という名の茶話会~!(苦笑)
なんでも、楽しくしないとね~!



素劇、というのは、大がかりな舞台装置や美術を使わず、
役者の存在だけで表現する舞台です。
少ない小道具と俳優たちのカラダを使って様々な場面を描き、
観客の想像力を呼び起こすというものです。

「楢山節考」は、1957年に発表された深沢七郎の短編小説。
貧しい山村の因習に従い、年老いた母を背板に乗せて
真冬の楢山へ捨てにいくという物語は当時の社会に衝撃を与え、
ベストセラーにもなりました。
二度映画化され、1983年の今村昌平監督の作品は
カンヌ映画祭でグランプリを受賞しています。

先日、京都府立文化芸術会館へ、下見がてら、
京都の鑑賞団体「京都労演」の例会にお邪魔しました。

DVDも見たし、上演台本も読んだし、原作も読んだけど、
やはり、百聞は一見にしかず、ナマの舞台は最高でした! 

ロビーには作務衣姿の劇団員の方が、お客さん(会員ですけどね)
会場の席までエスコートしてくれるんですよ~
客席でパンフも販売されてて、誰かが買うと、

「お買い上げ、ありがとうございま~す!」 

大きな声でお礼を言ってカネを鳴らすんです。
・・・まるでココスでお誕生会をするような(苦笑)
ほんとに、劇団1980って、アットホームな劇団ですね!

そして時間が来ると、劇団員全員が舞台に上がり、
一礼して芝居が始まるのです。

まるで童話を読み聞かせるように。衣装も着けず、メイクもせず、
黒い箱と白いヒモ、木の枝、そして俳優のカラダを使って、
様々なシーンが描かれていきます。

シリアスな物語なのに、ギターや太鼓、歌声も賑やかで、どこか滑稽。
でも、後半から、一気にコワイ世界が見えて来るし、
母と息子のシーンには、思わずホロリとさせられるのです。

最後は、また一礼して、物語は終わります。

演劇らしい演劇、っていうのでしょうか。

70歳で主人公の「おりん」は山へ行く決心をします。

70歳ですよ~

おちおち生きてられへんやん!
なんて言うてる人も多いですけどね。

「姥捨て山」伝説は各地にあるようですが、
実際にあった話ではないみたいです。

8月21日(火)18:30~(18:00開館)
ひこね市文化プラザにて

興味のある方、観たい方は、ひこね演劇鑑賞会まで。
TEL/FAX : 0749-27-3739 
mail : h-enkan@maia.eonet.ne.jp

某紙面で、紹介記事を書きました。


※クリックすると大きくなります。

さてさて、今月号の紹介記事も、書かなくてはね・・・

資料が・・・少ないけど。





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