おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

伝統と文化を守る

2015-04-24 23:30:11 | お仕事メモ
今日は、暖かかったですね!
でも、黄砂かなんか飛んでいるのか、時々、咳き込むねんな~ 

風邪はなかなか治らへんし、
こんなに、ひ弱になったのも、トシですかね・・・

会う人ごとに、言われます。

「還暦ごろになると、なんでも治りが遅くなるねん」

そうなんですか~?
歯医者も、まだ通ってますしね・・・

そう言いながら、来週はもう、GWが始まりますよ!

相変わらず、わが家のGWは、娘たちは暦通りですが、
サービス業のダンナは仕事やし、私も原稿書き三昧です、が、
そのお合間を縫って、今年も祭りに行きます!

先日、取材で幸津川(さづかわ)の自治会長さんにお会いして、
自治会のことでいろいろお話を聞いたんですが、
幸津川といえば、国の無形民俗文化財に洗濯されている、
「すし切り祭り」で有名なところなんです。

200戸ほどの町で、伝統あるこの祭りを継続させていくことが、
なかなか大変なようです。どこも、同じですけど。

すし切りの主となるのは、昔で言う元服をする男子。
今は、高校生ぐらいの男子(しかも長男でないとあかんとか)が、
裃姿で、大きな刀で「ふなずし」を切るという儀式です。

「守山も人口が増えて発展してるというけど、それは駅前周辺。
 このへん(琵琶湖に近い中洲地区)は、人口も減ってきて、
 少子高齢化が止まらないんですよ。二極化してるね」

自治会長さんの言葉です。
駅まで車で20分ほどやのに、人口は減ってるんやね。
確かに、新しい住宅とかは建ってないけど・・・

「すし切りに出た子どもらは、祭りが誇りやというてくれるけど、
 他の人らからすると、それほどでもないんかも知れんね」

神社委員の方の言葉です。

住民の意識も、変わってきたと、いうてはりました。

「親の世代、もっと前の世代から、私らは言い聞かされてきたのに、
 自分の子どもに、ちゃんと言い聞かせてこなかったんやな・・」

伝統を守り、次世代につないでいくことを、
地域全体で考えていかないといけないのに・・・
ちょっと、身につまされるようなお話でした。

似たような話を、そのあとに、聞きました。
水環境関連のNPOで活動してる方の取材です。

「使い捨ての時代があったでしょ。
 あの頃は、未来のために、琵琶湖や川を守らなあかん、
 なんて、誰も思ってなかったんやね~」

高度成長期に、日本人はいろんなことを忘れたのかな・・・

それを胸に刻みつつ、「すし切り祭り」に行ってきます。



幸津川の農業地域センターのところにあったしだれ桜。
もう、散ってしまってるやろうな~