おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

両親の話

2014-09-12 23:20:55 | My Family
さすがに涼しくなってきましたね。
夜も寝苦しくなくなったし、過ごしやすいです。

某季刊紙も、やっと校了。
今回は、諸般の事情で、かなり発行が遅れました。
私のせいちゃうからね~ 原稿はちゃんと予定通りにできあがってたから。

そのおかげで、9月がかなり忙しいです。
講演やら落語会やら、早めにチケットを買ってるものとかもあるけど、
仕事の忙しさは、予定とはかなり違ってくるから。

それと、今年は9月にイベントが多すぎ。
趣味とはいえ、笛吹もかなり忙しいです・・・がんばるけど。

そうそう、10日に姉が、お赤飯を持って来てくれました。



誕生日やから。姉の。
自分のために、毎年、お赤飯炊かはるねん~


そういや今日は、箸休め?に、両親の話をしてました。
前にも書いたけど、父親が趣味でバイオリンをひいてたこと。歌謡曲やけどね。

戦地から帰ってから、九州の海辺の町で漁師をしてた頃、
網元のお嬢さんとつきあってて、そのお嬢さんにもらったのが
「おじさんが置いていった」というストラリヴァリウスの贋作バイオリン。
ま、紆余曲折を経て、それは音楽家という人に、
スズキのバイオリン+1万円で、譲ってしまうねんけどね。

母と知り合った頃の話。
子どもを連れてダンナさんと別居してたという母が、
父の「水色のワルツ」の弾き語りで恋に落ちたこと ← 母がそう言うねんもん。
二人が交換したラブレターの話 ← 母が読んでくれてんもん。

文学少女で、林芙美子にあこがれてた母。
戦争が激しくなって、女学校をやめて奉公に出るんやけど、
大きな病院の跡取り娘さんが婿養子をとって、その新婚さんの住まいの上女中になるねん。
なんせ、婿養子さんが京大の学生さんやったから、その住まいは京都の百万遍。
あこがれの京都やし、行きたかったんやろね。

でも、戦時中のことやし家族が心配して、楽しい京都生活はすぐに終わったらしい。
都会は危ないからって、2ヶ月ほどで実家に帰らされることになるねん。

結婚後の、父と母のビンボー話。
お金のことでよくケンカしたらしい。
ある夜、布団に入ってから母の口答えに怒った父が母をなぐって。
それに腹を立てた母が、鼻血を出しながら
”死んだふり”して、父をオロオロさせたんですね。
・・・この話も、なんべんも、母から聞かされた~

でも、仲良しな二人でした。
田舎生まれの二人が、縁があって滋賀に来たことは幸せやったと思う。
晩年は穏やかでした。友だちも多かったし。

ウチのダンナが結婚させてくださいって言った時、父は言いました。

「(私が)母親に似てたら、おもろい人生が送れるで」


まぁ、面白くなくはない、とは思うけどね~