おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

蘇州夜曲

2008-05-22 23:54:34 | 日々のつれづれ
田んぼの稲苗の青さが目につくようになりましたね。
この景色を見ると、母のことを思い出します。あれから、3年です。
黄金色の麦の穂と、対照的に瑞々しい稲の青さ。
一昨年、この景色を見ながら病院へ通いました。亡くなった時、私は、なぜかテンションが高くて、張り切って葬儀やらをこなしてたような気がします。なんか、私って、冷たい人間なんかな?って思うくらい、サクサク、淡々と過ごしてたような気も。なんか、今でもそうやけど、実感できないんですね。

今日は笛吹の練習日やったのですが、吹きながら両親のことを思い出してしまいました。
別に、何か直接両親と関係のある曲を吹いたワケはないんですよ。
でも、今日、初めて練習した「蘇州夜曲」を吹きながら、なんか涙が出てきそうになったんです。なんでやろう・・

以前、ここで書いたことがあったけど、音楽好きな父は我流でバイオリンをやってたんですね。クラシックではなくポピュラー。
ギターを弾く仲間といわゆるバンドを組んでたんですよ。あの時代に。昭和20年代後半の頃~。
だから、私の子守唄は「古賀メロディ」です(笑)
母と結婚するきっかけも、バイオリンで「水色のワルツ」を演奏しながら歌ったからやそうな。母は、上原謙似の? バイオリンを弾きながら上手に歌う父に、すっかり魅せられたんやそうです。

昔、「蘇州夜曲」を父が歌ったかどうかあまり記憶はないけど、あの時代の曲はよく歌ってくれました。だから、なんか、思い出してしまったんですね。
「蘇州夜曲」と言えば、この人、「山口淑子」さんですね。一番最初にレコードに吹き込まれたのは、霧島昇さんと渡辺はま子さんのデュエットらしいですが、この曲は、日中合作の映画『支那の夜』の劇中主題歌で、作曲者の服部良一さんが、主演で劇中歌を歌う山口淑子(李香蘭)さんのために作ったそうです。
日本の曲なんやねぇ・・・

もうすぐ、母の命日。
私の笛吹もまだまだやけど、というかこれ以上は上手くなれへんけど、音楽を楽しんでるっていう意味では、きっと喜んでくれてるやろうな~
しみじみ・・・

画像は、全く関係ないけど昨日の昼食。
打ち合わせ先の某事務所でごちそうになった、宅配「天とく」の「鰻丼」。
ゴチです!