CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

『乳腺外科で経過観察中』これまでの経過をザックリまとめてみた(^.^)

2016-11-19 11:05:41 | 華麗なる加齢 あるいは 身体
『心配だから細胞診を』と言われて実施した細胞診。
ところが、私自身は、あまり心配していない。
それは、なぜかといえば、I先生を信頼しているから。
心配だからではなく、信頼してるから受ける細胞診である。

つまり、もし乳がんだったとしても、I先生がそばにいてくれる。
いろんな角度から、一緒に考えていただけると思っているということ。
それと、まぁ、大丈夫だろうと、どこかで思っていることかな。

待合室では、イアフォンを片耳にピアフを聴きながら爆睡。
早番で、睡眠不足だったからなぁ(^^ゞ
名前を呼ばれても、すぐに反応できず、
受付の方にもう一度名前を呼ばれて、目覚めた。

自分がどこにいるのか一瞬わからないくらいの爆睡・・・
なんとも、緊張感のかけらもないσ(^_^;)

器具が準備され、私は検査室の診察台に横になり、ドクターを待つ。
「さぁ、始めましょうかね・・・」と診察室からやって来るドクター。
エコーの画像を見ながら、針をポリープに向けて進める。
私も一緒にエコーを見ている。
「雪が降ってるみたいでしょ」と看護婦さんに。
「ほんとですね・・・」と看護師さん。
これはのう胞にうつる白いカス・・・石灰なのかなぁ・・・
いつも見ている私ののう胞は少し雪が多くなり、ポリープも大きくなった。
「あっ!」と言うと、
「あ、ごめん、痛かったかな・・・」
「ううん、針が見えた!」
と嬉々としている私にニッコリするドクター。
「細胞をとったら、のう胞の液体も抜いちゃうね。」
「あ~~~おっぱいが小さくなるぅ~」というと
「下手人は、私だぁ」と先生。
会話を聞きながら、笑う看護婦さん。

検査室は終始和やか。
ポリープの細胞を吸引した後、さらに針を進め、
ポリープの先に針が突き出て、のう胞の液を吸い始める。
のう胞が風船のように縮む・・・
「もう少ししっかり抜いておきたいなぁ・・・」とさらに吸引して・・・

2cc分おっぱい小さくなった(笑)

「結果は一週間後ね。勤務は?急がなくてもいいけど、いつがいいかな?」

我が職場の講師にいらしたすぐ後から、私はこのクリニックにお世話になっている。
私の仕事もよくご存知だ。28日が早番なので、その日の夕方に入れていただいた。

先生曰く『五分五分』
私の予測は『七三』つまり、多分大丈夫と思ってる。
もし癌でもI先生いるから安心。そう言うと、
看護師さん、微笑みながら「絶大なる信頼ね。」
「信頼に応えないとな。」とドクター。

穿刺吸引細胞診のための検体は取れた。
あとは、結果を待つだけ。

今は、こんな風に落ち着いているけど、
初めて『精検を』と言われた時には、慌てた。
職場の健康診断。
いつもの総合病院・・・マンモ後、内科問診の順番待ち・・・
看護師さんが慌ててやってきて、
「マンモに所見があるから、外科の予約をしてください。早い方がいいです。」
総合病院の外科予約をして・・・「え?私、乳がん?」と不安いっぱいで電車に乗った。
ふと、その一週間くらい前に受けた職場の研修を思い出す。
あ・・・あの講師のI先生、川崎で開業されていたなぁ・・・
帰宅途中に立ち寄って、検診で要精検と言われたと伝えると、予約がすぐに取れた。
総合病院の外科はキャンセルして、I先生にお世話になることに決めた。

自宅に戻って・・・不安で不安で仕方なかった。
パソコンで、乳房温存の方法を探ったり、その費用をどう捻出するかを考えたり・・・
考えたことは、とても重たくリアルで、落ち込んだ。
家人に内緒のクレジットどうしようとか、平気そうにしてたけど、かなりオロオロしてました。

I先生のクリニックで精検。
触診の際、研修を受けた直後でもあったからか、私が興味深げだったからか、
のう胞を確認させてくれながら、その形状や感触、動くかどうかなど私にも確認させてくれた。
「ほぼ大丈夫だと思う。悪性ではないと思うよ。念のためのう胞の中身を抜いて検査しておこうね。」
ということになり、検査をした。
先生の『ほぼ大丈夫だと思う』という言葉をすでに信じられる関係にあったから、
私が乳がんだったら・・・と真剣に悩んだ日は二日間くらいだったろうか・・・
それでも、本当に色々なことが頭を駆け巡った。
検査の結果、とくに心配なしということになったが、
他にものう胞がいくつかあり石灰化も見られるので、経過観察、一年に一回となった。

この頃ののう胞にはポリープはなかった。

その後、ポリープが出現し、造影剤MRIで悪性化良性かを見極め。
この時に入管乳頭腫との診断に至る。つまり、良性の診断。

半年に一度の経過観察をしながら過ごしたが、
今まで変化のなかったポリープが少し大きくなっていることと、
他ののう胞にも小さなポリープの芽みたいなものが見える。
で、細胞診をすることにした。

造影剤MRIの時には「多分『白』だと思うけど念のため」とドクターは言った。
今回は『五分五分』かぁ・・・と帰りにふと思った。

でも本当に不思議なことに慌てていない。
今回より、造影剤MRIの時の方が『覚悟』してたかもしれない。

いろんなことを経験して、なんとなく慣れた・・・と言うことと、
I先生との信頼関係が、私を慌てさせない。

最近は乳がんが話題になることが多い。
若年性の乳がんもあり、かなり話題になっている。
注意は必要だと思うが、過敏になりすぎてもいけないかな。
マンモは被ばくを考えると一年に一回は多いかも。
二年に一回が基本かな。心配な人は、年に一回エコーで。
若い人は特に乳腺の発達もあって、マンモよりエコーの方がいいみたい。
それと・・・生理の時には乳腺の状態が変わるから、判断しづらくなるらしい。
心配な人は、生理を避けて、健診するように・・・かな。
それと過敏になりすぎないと同時に心配ならきちんと・・・
この塩梅が難しいけど、進行の早い乳がんもあることは確かだから。。。

40代からは、自治体などからも健診の案内があると思う。
是非、健診を受けましょう。
乳がんは早期発見できるけど判断が難しい場合が多いので、
『精検を』と言われることがよくある。
『精検を』と言われたらかならず『乳がん』なのではないから、
心配し過ぎないで、検査を受けること。。。かな。

乳がんは早期発見すれば生命予後は良好。

昔は、切除を考え躊躇するひとも多かったと思うけど、
今は、形成の技術も高くなっている。

乳がん検診は、40歳を過ぎたら、必ずかな。

そうそう、それと殿方の皆さま。。。
パートナーがもし乳がんとなったときには、寄り添ってくださいね、その心に。
日本人の男性って、「もう、必要ないんだからとっちまえ。」なんて言語道断!
「お前のおっぱいに惚れてるわけじゃないから大丈夫だ!」とかって言い放ちそうで・・・
これも、ちっとも寄り添ってないですからね。
その通りなんだろうけど、「おっぱいじゃないぞ、お前が好きなんだ」
「命とおっぱいどっちが大事なんだ」そういうことなんだろうけど、
そんな言葉で片付けないように・・・お願いします。
襲い来る不安や切なさは言いようもないものなんです。
手を握り、背中をさすって・・・そばに寄り添ってあげてくださいね。
ちっとも大丈夫じゃないんです・・・うまく言えないけど。

まぁ、私はいろいろ過ぎてきたから大丈夫な状態なんですけどね。

さて、最近の私・・・
夜中に、寝返りを打つとき・・・なぜか関節が固まったりしていて・・・
急に動かすのが怖くて、そぉっと動かしながら、足を延ばしたりして・・・
老眼になり、今まで見えていたものが見えづらくなったり・・・
高いところのものをとるときに苦労したり・・・
楽にもてていたお鍋が重く感じたり・・・
加齢により、変化する身体を少しずつ感じながら受け入れながら、華麗に加齢したいものです。

アンチエイジングが叫ばれる中、アンチエイジングでサプリメントを飲みあさることより、
散歩をしたりしながら、少しずつ老いを感じながら、ゆったりと加齢を受け入れていけたら・・・

乳腺外科に通うことで、自分の身体の変化を見続けているので、
なんとなく受け入れることができる私です。

急激な変化には、すっかりついていけなくなっている自分ですが、
ゆっくり、ゆったりなら、素敵に老いることも可能なのではないかなぁ・・・なんて思ってます。

あ・・・もちろん、ワンダーコアスマートも、ぼちぼちですが頑張ってます。
転ばないように筋肉を鍛える・・・が目標でしょうか(笑)

九州場所もいろいろあって書きたい事いっぱいあるけど、
今日は穿刺吸引細胞診もあったので、これまでの経過まとめました(^.^)

医療の専門家ではないので、あくまで素人患者のつぶやきでありあます。

夜は川崎の『ぴあにしも』に行く。
とあるJazz同好会の例会を覗いてきます。
プライヴェーとで川崎に行くなんて、珍しいなぁ・・・

それまで、部屋の片づけ・・・寒いけど、今日は頑張っちゃう(^.^)
頑張らなきゃいけないくらい・・・限界だってことなんですけどね(笑)