CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

立合い(九州場所二日目)

2016-11-15 10:01:40 | お相撲(スポーツ)のこと
またまた、ブログをさぼってしまった(^^ゞ
昨日、TwitterとFBにつぶやいたように
やりたいことではなく、『やらなければならないこと』を優先して一日を始めてみた。
その仕上げが、少し残っている状態だが、ゴールが見えているので、ブログを書いてしまおう。
なにしろ・・・大相撲が始まっている。
同窓会で、「邦子の大相撲レポート楽しみにしているから」と言われているし・・・
いや、それだからではなく、書きたいから書くわけだけど
初日も二日目も、ゆっくり、しっかり観たわけではない。
結構バタバタ過ごしています、私。

二日間さらっと観て、家人が録画してくれたものだけなので、番数は少ないがさらっと見て・・・
なにしろ、幕下に我が阿武松部屋・・・大和富士しかいない。
午後一時からのBS放送から六時まで・・・多い日で三人な感じの寂しい日々なわけである。
我が部屋の子たちのこと書き出すと二日目なのにきりがないくらいな状況にはなるので、
とりあえずは、若山が番付外からの再スタートの場所となるようだ。
甘く見ることなく、一番一番絶対勝つぞ!のいつもの気合と集中で頑張って欲しい。

今日は、立合いについて触れておこう。
初日
御嶽海は、「立合いに迷った」らしい。
横綱相手に迷っている場合かってわけだけど、それは余裕からではなく萎縮からくる迷いだったのかもしれない。
当たった瞬間に勝負は決した。
番付を駆け上がって来る若い力士の力・・・経験・・・それが横綱には全く通用しなかったわけだ。
そのあとの玉鷲の立合い・・・完璧だった。
迷わず当たっていった。
これが三役経験とやはり自力がある関取の相撲ぞ!と思わせるいい内容だった。
こちらも当たった瞬間に決していた。

二日目、御嶽海は初日の迷いを払しょくして、いい立合いだった。

そう、相撲は立合いで決まる・・・と言っていいくらい立合いが重要だ。

初日玉鷲に敗れた日馬富士・・・体を開いた。
う~ん、いただけないなぁ・・・
初日黒星の横綱にとって、白星はどうしても欲しい・・・のは、よくわかるが、残念な相撲である。

気になるのは稀勢の里。
綱取りのプレッシャーから解放された・・・といって、二日間とも張り手できた。
これまた、どうかと思うわけで・・・
もともと腰高を指摘されている大関が立合いで張り手なんかしてたら、自分の腰が立ってしまう。
二日間勝っていて、解説はほめているが・・・私は、ほめる気にはならない。
綱取りがかかっていたころの立合いとはまったく違う・・・
今日以降、稀勢の里の立合い・・・注視していきたい。

さて、豪栄道。
いいねぇ・・・立合いがいい。
真っ向から当たっていく・・・その立合い。
角度もいい。
体を丸めてしっかり頭から・・・
『自分』を活かした相撲が取れている。
なんて、綱取りのかかる大関にとっては当たり前で失礼かもしれないが、
稽古場では強いんだけどと言われ続けた豪栄道が、これまでの稽古場の強さを本割で見せてくれている。
いいスタートとなっている。

白鵬は、何度も言うが、全盛期からみたら、他の力士との差がなくなっては来ている。
しかし、やはり、落ち着いていると言っていいだろう。
そして、今日は史上三人目の1000勝がかかるわけで、その強さは、私が語るまでもない。
偉業といえる1000勝目は、ぜひ・・・『張り差し』なんてことはないように・・・願っている。

私は相撲の『立合い』が大好きだ。

怪我を抱え乗り越え関取として頑張っている安美錦。
彼くらいになれば、立合いの変化も、『ベテランの味』と言えるし、
「うまい!」とつい声が出たりもする。

しかし、これから番付を上げる若い子たちが、張ったり、変化したり、
横綱が、大関が、下位の関取衆に張ったり、変化したり・・・これでは相撲がつまらなくなる。

ここ数年、スモジョなるものも登場し、その人気は不動のものになりつつある。
そんな中で、人気ばかりに浮かれずに、
古くからの相撲ファンが唸るような素晴らしい立合いが多く見られることに期待をしたい。
きっと、そういった立合いは、多くの新しい相撲ファンをも惹きつけること、間違いない。

今場所も、私は立合いに集中する相撲立会人・・・といったスタンスで今年最後の場所を楽しむとします(^.^)