アルはやんちゃ坊主みたいな性格で、甘噛みって言葉を知らねえのか、といいたくなるほど強く噛むし(本人はそれでも手加減しているのだと思う)、ココちゃんに相手にされなくなるとかんしゃくを起こして、ぶんぶん飛び回ったりする。
ココちゃんはメガバクから立ち直り、あるときはアルとケンカして目を怪我したり、換羽で体調を崩した(というより、おそらく僕の見ていないところで骨折など何らかのケガをして、それがもとで体調を崩したらしい。それ以後、基本的に飛ぶのが下手になり、人前ではあまり飛ぼうとしない。全く飛べないわけではない)りしたが、ここ1年半ほどは目立って体調を気にかけなければならないようなことはない。
アルのほうは、その性格はおくとして、なんといっても体重の管理が問題だ。ココは35-37gで安定しているが、アルは適正体重が30gとお医者様に言われているのに、しばしば40g台半ばに達してこちらを慌てさせる。一度など50gを超えてしまった(2年前の夏)。このため、お医者様に相談して、一人住まいにさせて餌をあまり上げないように管理している。今は体重42-43gが普通だ。この夏も一度45gを超えた。餌箱がすぐ空っぽになるわけではない(ココのほうが、リザーブのペレットまでみんな食べてしまうことが多い)が、不思議と太るのだ。もう、見ればわかる。まるまるとしている。
はっきり言えば、アルはたぶん、内臓があまりよくないのだと思う。前回(昨年春)お医者様に診てもらったときも「羽根の質が良くないです。成長する羽根が、途中から悪くなっています。うんちに雑菌が多いので、それが関係していると思います」という診断だった。また、蝋幕に多少色の濁りがあり、お医者様に指摘された。その時はお薬(抗生物質を含む内服薬)をもらい、暫く飲ませたら次の診察では蝋幕、羽根の質共に回復していた。
オスの蝋幕は(オパーリンの場合)きれいな青色をしている。ペン殿も羽根の色合いは優しい色だが、蝋幕はとてもきれいなブルーだった。アルの場合、ふだんから多少色が抜けたような水色で、ときに濁った、ストーンウォッシュのジーンズみたいな色になるときがある。常にそうではなく、青がきれいに出ているときもある。いつも気にしてい見ているが、現宅に越してからは割と調子が良いようで、きれいな色を保っていた。
先週末にまた色が変わっていることに気づき、お医者様に電話をした。蝋幕の変色は、ネット上の記事では時に精巣腫瘍が疑われる、と言われているので、おいておくわけにいかないのだ。これまでかかっていたお医者様に診てほしいのだが、クリニックは前宅でもやや遠いところにあり、現宅ではさらにもう少し遠い。幸い、そのお医者様のもとの勤務先が、現宅の近くにある(そちらで修行して、独立されたようだ)ので、今回はそちらにお願いした。
一通り見ていただいたが(相変わらず元気で、キャリーケースから飛び出してしまった。先生は、ひょい、と両手で捕まえてみせた。あれ、まねできないな・・)、やはりうんちに雑菌が多い。ということでたぶん、ちょっと内臓とかが弱っていて、それが蝋幕に出ているのではないか。。おなかの上下、背中、羽根をまくってみると、余計なお肉がついている、とのこと。。
なので、整腸、内臓の除菌と、ダイエットを進めながら、落ち着いたらレントゲンで見てみるということに。
まだ若いが、それだけに今気づいたことはきちんと対応して、長く元気でいてくれるようにがんばろう。。
早速飲み薬投与。アルのいいところは、ちゃんとお薬が飲めるところ。小松菜はお預け。