kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「クロスロード」

2007年11月23日 18時29分11秒 | 映画
大阪ヨーロッパ映画祭で2本目に見た作品は・・・

「クロスロード」
2006年ロカルノ国際映画祭金獅賞受賞作品

ドイツ・スイス・ボスニア・ヘルツェゴビナの作品だとか!
ミリャナ・カラノヴィッチは、去年の映画祭で上映していた
「グルビバッツア」でも出演していた女優さんです。

ストーリーは・・・
ベオグラード出身のルジャは、鉄道の社員食堂をきりまわすやり手の女性。
スイスに来て、自分だけを信じ
働きに働いてやっとこの地位を得ることが出来たのだ。
そんなルジャの前に、ボスニア出身の少女アンが現れた。
自由奔放で明るいアンに影響されて、
今まで人を寄せ付けなかったルジャが、
次第に周りの人達に心を開いていく。
しかし、明るく振舞うアンは、
戦争の悲惨な思い出と重い病気を抱えていたのだった・・・

設定場所は、スイスということなのですが
あのスイスといえば思い浮かべる牧歌的な雰囲気は全くなく
冬の寒く暗いヨーロッパそのものを表しています。

その中で、誰に対しても頑なだったルジャの心が
本当に少しづつ溶けていく様子が
上手く演じられていました。

1本目に観た「あたたかな場所」でも取り上げられていたように
移民の問題は、ヨーロッパでは身近な問題なんだろうなぁ~と。
島国の日本人にとっては、なかなか実感がないテーマですが・・
同じようなテーマの作品を観たことで、
とても興味深く感じました!


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