kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

京都大原観光

2009年05月04日 20時34分36秒 | 旅行
今日は、京都大原観光へ。

途中からバスで行く予定だったけれど
お友達の旦那さんがすごく良い人で
大原まで車で送ってもらえることに。

かなり北の山奥なのに、さすが気候の良いGW!
沢山の観光客が訪れていた。

私はもっと何もないところに、お寺が存在すると思っていたけれど
三千院までの道沿いには、沢山のお土産物やさんや
お漬物屋さんなどがあって楽しい雰囲気。

大原バス停から、少し山道を登った所にある
三千院へ。

三千院は、比叡山延暦寺を開かれた伝教大師が、
東塔南谷に草庵を開いたのに始まるらしい。

結構中は広くて、お庭を眺められる部屋では
お抹茶も頂けるみたい(有料)

一番印象的だったのは、「往生極楽院」
とても大きな、慈悲深いお顔の阿弥陀三尊。

お坊さんが説明して下さったとこに寄ると・・
この建物を建てた後に、阿弥陀三尊を入れようとしたところ
思っていたよりも大きく天井につかえて入らないので
天井裏を広げ船底天井にしたと思われるらしい。
なるほど、本当にギリギリいっぱいで入っている感じがする。

両脇に控えているのは、右に観世音菩薩・左に大勢至菩薩。
あぐら座りが一般的だけど、正座のような大和座りという
珍しい座り方をしている。
往生者を迎えて立ち上がろうとする瞬間の姿と考えられているらしい。

境内には、小さいおっさんチックな
お地蔵様が可愛らしいポーズで鎮座しているのも楽しい。

三千院境内を堪能した後は、
そこから徒歩でスグのところにある
「宝泉院」へ。

とてもこじんまりしたお寺だけど
天然記念物の大きな松の木があり
遠くには比叡山も眺められるお庭がとても有名で
紅葉の季節などには素晴らしい景色が堪能出来るスポット。

この時期は、新緑が綺麗で観光客が多いものの
意外と静かで落ち着く。

嬉しいのは、拝観料の中にお抹茶とお菓子代も入っていて
お庭を眺めながら頂ける!!
ニッキの入ったモチっとしたお饅頭、なかなか美味しい♪

そして、ここもお坊さんが解説してくれていたが
血天井なるものがあって、歴史を感じる。
関が原の戦いで破れた武士達が一斉に自害し、
その武士達の霊を弔う為に
血の海となった床を、分けて各寺院の天井に使わせたらしい。

本当に血だまりが出来ていたらしき跡をみることが出来て
なんだか武士の時代を少し身近に感じた。

お昼休憩を挟んで、大原バス停から三千院とは反対方向に
約20分ほど歩いたところにある「寂光院」へ。

ここは何年か前に火事で全焼してしまったお寺。
その原因が放火によるものということで、
罰あたりな奴がいるものだとニュースを見て憤ったことを思い出した。
(平成12年5月9日)
(現在は、六万体地蔵菩薩本尊、本堂ともに再建されている。)

六万体地蔵菩薩も焼けてしまったけれど、
その中から、焼け残った小さい地蔵菩薩が沢山出てきたようで
(六万体というだけあって、菩薩の周りと体内に六万体納められていたらしい)
今は宝物殿の中に収められていた。

今日はあいにくの曇り空で・・・晴天とまではいかなかったけれど
雨にも降られず爽やかな新緑の季節の中
京都大原観光を堪能した~。