kyoの今日を楽しく☆

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「ベンジャミン・バトン~数奇な人生~」

2009年01月29日 23時17分58秒 | 映画
今日は、絶対に観たかった映画
「ベンジャミン・バトン~数奇な人生~」の試写会へ。

F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を原作に、
80歳で生まれ、歳をとるごとに若返っていくという
特別な運命を生き抜いた男の物語。

『セブン』『ファイト・クラブ』のデイヴィッド・フィンチャー監督と、
ブラッド・ピットが三度目のコンビを組んだことでも話題。

ストーリーは・・・
1918年、ニューオーリンズ。黒人女性・クイニーはある日、
置き去りにされた赤ん坊を拾う。
“ベンジャミン”(ブラッド・ピット)と名づけられたその男の子は、
すんなりとクイニーが営む施設の老人たちの中に溶け込んでいった。
なぜなら、彼は80歳の老人の姿で生まれてきたから。
ベンジャミンは、クイニーの惜しみない愛情に包まれ、
日に日に若返っていく。
そんなある日、美しい青い瞳を持つ娘デイジーと出会う・・・。

最初、2時間47分という上映時間を聞いて
なかなかこれほど長い映画は無いので
間が持つのかと正直少し心配していた・・

が、そんな心配は杞憂のものだった。
映画が始まり、どんな展開になっていくのか読めずに
終始ワクワクし、
見終った時には、1人の数奇な男の壮大な人生を見届けたかのような
充実感と感動が胸に広がった。

確かにベンジャミンの人生は、他の誰とも違うものだけれど
愛する人との出会い・別れ・死など
どんな人にでも訪れるような経験を丁寧に描き出していて
それによって、見た人それぞれに人生の喜び・悲しみを
感じれる作品となっていると思う。

この作品では、ブラッド・ピットが演じる
老人から青年時代までの様々な姿にも注目が集まっていて、
現在の映像技術だからこそ蘇らせることの出来たという
20代の美しいブラピの姿には、惚れ惚れとしてしまう☆

ゴールデン・グローブ賞で、主演男優賞にノミネートされている
ブラピだけではなく、忘れてはならないのが
デイジー役を演じたケイト・ブランシェットの演技の素晴らしさ。

彼女の華々しいバレエダンサーとしての若く美しい時代から
病院でお迎えを待つばかりとなった老人役まで
さすがの演技力!!

デイヴィッド・フィンチャー監督が、
『通常の映画の2倍のスタッフとお金をかけて
 2倍の時間を費やして完成させた作品』と自信を見せるだけある
見ごたえのある作品。