60歳からの視覚能力

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視線のスリップ

2006-05-15 23:57:43 | 視角能力

左の図には三つのパターンが埋め込まれています。
同心円と、右回りと、左回りのねじれながら広がる放射線です。
見ていると、同心円が浮き出たり、放射線が浮き出たりするように見えるため、図形がつれ動くように見えます。
同心円のパターンを確認しようとすると、視線がスリップしてなかなかうまくいかないでしょう。

ここで息を吸いながら目を閉じ、いったん息を止めてから、息を吐きながらゆっくり目を開けながら図全体を見ます。
そうすると、視線がスリップしないので、同心円のパターンが見て取れます。
呼吸によって意識が安定し、集中力が増しているためです。
いったん目を閉じてから開けていくと、視線が安定するので、ものの輪郭が少しはっきりするので、視力が上がったような感じがします。
もちろんこれは一時j的なものなのですが、目が安定してはっきり見えるようになった感覚が得られるので、時々実行してみる価値があります。

右の図は左よりやや複雑な図形で、四つのパターンが埋め込まれています。
同心円、直線の放射線、右回りと、左回りのねじれながら広がる放射線です。
一番見て取りやすいのは直線の放射線で、同心円は一番外側と真ん中の部分だけで、
後は視線がスリップするので、指でたどったりしなければ同心円であることを確認しにくいでしょう。
渦巻状の放射線パターンは線には支えられていなくて、白または黒のブロックの配置パターンによって支えられています。
この場合もいったん目を閉じ、ゆっくり息を吐きながら目を開けていくと、より視線が安定するので、パターンがよく見えます。
特に円形パターンを見ようとするときは、円形パターンを強く意識しないと中心に近い部分になるにつれ困難ですが、集中力の訓練にすることができます。。