My Pug Log

「MY PUG」は、生前のパグの名前『舞』から摂ったものです。
これからは夫婦二人を、気ままに綴っていきます。

七草粥

2015-01-07 18:06:27 | ちまたの話
七草粥の由来
正月行事の一つ「七草がゆ」は、五節句の一つ「人日の節句」として一月七日(人日)に行われていたと謂われています。「人日」とは中国の前漢の時代に元日は酉(とり)、2日には狗(いぬ)、3日には亥(いのしし)、4日には未(ひつじ)、5日は丑(うし)、6日は午(うま)、7日は人の日としてそれぞれの占をたて、8日に穀を占って新年の運勢を見たことに由来しています。それから唐の時代になり「人日の日」に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という七種類の若菜を入れた汁物を食べ、無病息災を願うようになりました。羹はあつもの、汁という意味です。また、官吏昇進を1月7日に決めたことから、その日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願ったといいます。この風習が日本へ伝来し、年のはじめに若菜を摘んで食し自然界から新しい生命力をいただく「若草摘み」という日本古来の風習と結びついて「七草粥」となり、平安時代の宮中行事として七草粥を食べるようになります。さらに、江戸時代に「人日の節句」(七草の節句)として五節句のひとつに定められ、定着していきました。又、7日といえば松の内(一般的には1月1日~1月7日)の最後の日にあたります。七草粥が定着した背景には、正月のご馳走に疲れた胃腸を労わり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、この日に七草粥を食べることで、新年の無病息災を願うようになり今日に至っています。因みに我が家の朝食はトースト・サラダ・コーヒーでした。

春の七草とは、
せり(芹、なずな(薺)、ごぎょう(御形)、はこべら(繁縷)、ほとけのざ(仏の座)、すずな(菘)、すずしろ(蘿蔔)の七種。
「 せり (芹) 」

せり科 セリ属
学名:Oenanthe javanica。


「 なずな(薺) 」

あぶらな科 ナズナ属
学名:Capsella bursa-pastoris

別名:ペンペン草、三味線草

「 ごぎょう(御形) 」

きく科 ハハコグサ属
学名:Gnaphalium affine

別名:母子草、ほうこぐさ

「 はこべら(繁縷) 」

なでしこ科ハコベ属
 学名:Stellaria media

別名:朝しらげ、日出草

「 ほとけのざ(仏の座) 」

きく科 ヤブタビラコ属
学名:Lapsana apogonoides
 
別名:田平子、鬼田平子、小鬼田平子

「 すずな(菘) 」

あぶらな科 アブラナ属
学名:Brassica rapa

別名所謂 : 蕪

「 すずしろ(蘿蔔) 」

あぶらな科 ダイコン属
学名:Raphanus sativus

別名所謂 : 大根

「 ななくさがゆ(七草粥) 」


因みに「秋の七草」を書いておきます。
はぎ(萩),すすき(薄),ききょう(桔梗),なでしこ(撫子),くず(葛),ふじばかま(藤袴),おみなえし(女郎花)
(萩の花 尾花 朝貌(あさがお) 撫子の花 葛花 藤袴 女郎花)
相変わらず寒い日が続いています。外出後は風邪を引かないよう手洗い、嗽(うがい)をしましょう。

コメント
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